9 / 14
先生編1-1
しおりを挟む
前世の記憶が戻って、今生きてるのがエロゲーの世界だってわかっても情報を整理する暇もなかった。
状況は目まぐるしく変化して、初体験から一週間経たない内に経験人数四人とか笑えない。
二人に連続でされたせいか、気持ちの問題か、翌日は怠いし熱っぽいしで学校を休むことになって、嬉しいやら後ろめたいやら。
慧斗君は心配してメッセージをくれたし、通話もしてくれた。その声を聞いて胸を締め付けられる一番大きな理由が何なのか、今の私にはわからない。
お兄ちゃんは桃の缶詰とか買ってきてくれて、りんごもすり下ろしてくれて、お母さん達の前ではいいお兄ちゃんアピールしてたみたいだけど、ちょっと過剰にも感じた。しかも、親の目が届かないところでは『あーん』しないと食べさせてくれなかった。
夜這いされたとか二人がかりで襲われたって言っても快楽に流されてるのは否めない。
慧斗君のことにしたってそう。ちゃんと話さなきゃいけないはずなのに、怖い。
凌辱ありのエロゲーの世界だし、慧斗君はその主人公らしく鬼畜なとこあるし……多分、シナリオに狂いが生じてるから先の展開が予測不能。
そんなこんなで水曜は気が重かったけど、熱は出なくて、渋々登校して……正直拍子抜けした。
慧斗君はいつも通りだったし、瀬良君も何事もなかったかのように絡んでくる。
全部夢だったみたいなのに、夢じゃない怠さが残ってる。
その放課後、私は沢城先生に呼び出されて、化学準備室に向かってた。
印象は違ってもゲームキャラの先生の呼び出しが怖い。瀬良君と違って、先生だから断りにくいところはあるけど、誰かに一緒に来てもらうこともできたはずだった。
それなのに、一人で向かってしまうってことは、やっぱりゲームの強制力が働いてると思う。
やばいって感じてるのに、行かずにはいられない。
準備室で先生は悠々と座って、コーヒーを飲んでいた。しかも、眼鏡を外して髪を整えたイケメンモードで。
ビーカーでコーヒー入れてるって言うと、ゲームの世界らしい期待を裏切らない変人ぶりを発揮しているように聞こえるけど、実際は結構お洒落だったりする。
前に助けてもらった後、コーヒーを入れてもらったけど、大量に砂糖を入れないと飲めなくて、お子さまだって笑われた。
先生が実はイケメンだと知ったのはその時。今にして思えばおかしなこと。
「なぜ、呼び出されたかはわかるな?」
「わ、わかりません……」
いきなりそう問いかけられても心当たりがないから怖かった。
化学の成績はそんなに悪くないし……
そして、先生はスマホを出して、その画面を私に見せてきた。
「なっ……!」
それは動画で、映っているのが何かなんてすぐにわかった。私と瀬良君と武藤君、一昨日のあれ。
それは恐れていたことであり、忘れていた大事なことの正体でもある。
準備室には大抵先生がいるってことを忘れてた。
やばい、これで脅されて調教されて、先生に快楽堕ちしちゃうバッドエンド……?
「お前は馬鹿じゃないからわかるだろ?」
手が震えて、スカートを握り締めても止まらない。それどころか足も震えてる。
これって、どう考えても脅されて泣く泣く……のパターン。
バレたら私はどうなるか考えるだけで怖い。瀬良君と武藤君は退学になる?
「そんなに震えるな。悪いようにはしない」
先生はそう言って私の手に自分の手を重ねてくるけど、なかったことにしてくれるほど優しい先生じゃないのはわかってる。
いくら実はイケメン設定がついたからって先生だって元はJKを調教しちゃう鬼畜キャラなんだし……
「じゃあ、どうすれば……?」
聞くのは怖いけど、聞かないのも怖い。何をされるかわかったものじゃない。
どうにか絞り出した声は震えてて消え入りそう。
「俺にも抱かせろ。それだけだ」
それだけって先生は言うけど、私には全然それだけじゃない。
減るもんじゃないしって言われても、確実に何か減る気がするあの感じ。
だって、先生は緊縛とかしたりする。慧斗君と武藤君にネクタイで縛られたのなんて可愛いもの。
「先生も、バレたらまずいですよね……?」
先生を逆に脅そうなんて思ってなかったけど、この人には立場ってものがある。私より失うものは多いはず。
「お前が言わなきゃバレない」
「か、彼氏がいるんです……!」
とにかくこれ以上流されたらダメ。
私には慧斗君がいる。自分の意思じゃなくても、これ以上慧斗君を裏切るわけにはいかない。
「知っている。問題ない」
「問題あります! 問題だらけです! 生徒を丸め込もうとしないでください!」
慧斗君にバレたら困るのに、先生は平然と言い放った。
先生にとっては問題じゃないのかもしれないけど、私にとっては問題しかない。
「お前の彼氏は相当なくせ者だと思うが」
「先生に言われたくないと思います」
確かに慧斗君は結構鬼畜だけど、エロゲーのキャラとしては先生も人のこと言えないって言うか、謎の改変が行われてる時点でむしろ癖しかない。
そんな先生は溜息を吐いて、それからじっと私を見た。
「お節介なんて柄じゃねぇが……あいつにバレても問題ねぇから黙って俺に抱かれて気持ち良くなってろ」
それは、瀬良君が言ってた慧斗君が何があっても私を嫌いになったりしないってことと同じ?
でも、どういう意味なのか先生に尋ねることはできなかった。
「ん……っ!」
急に引き寄せられて、唇が重ねられる。
慌てて離れようとするのに、気付けば先生の膝の上に跨がらされている。
「んっ、はっ、ぁんっ! せんせっ、ゃっ!」
慧斗君とは違う。大人のキスだなって思うのは単にコーヒーの苦さを感じるからじゃない。
多分、先生は圧倒的にキスが上手い。
舌を受け入れるつもりなんてなかったのに、それだけは拒もうとしてたのに、無駄だった。滑り込んできて、探るように擽るように口の中をなめ回されて、舌を絡め取られて離れられない。
激しいキスをされながら腰に回された手がいやらしく這って、お腹の奥がきゅうっとして、あそこが濡れてる感じがした。本当に恨めしい体。
「早く堕ちちまえ」
やっとキスが終わったと思えば今度は耳元で悪魔の囁き。低くて深い声を耳に直接吹き込まれるようで、ぞくぞくする。先生は自分がいい声だとわかっててやってる。絶対に。
「やっ……ずる、いぃっ……」
「大人だからな」
ニヤリと笑う先生は本当にずるい。
私が逃げられないってわかってる。わかってるから、するりとスカートの中に手を入れてくる。先生の上に跨がってるせいで開かれた足は容易に中心部分に触れることを許してしまう。
「ひぁぅっ! ゃ、んんっ、ん、ぁふぅっ……!」
「こんなに濡らして、嫌はねぇだろ」
首を横に振るけど、先生は許してくれない。
「俺のキスが良かったか? それとも、ヤられたこと思い出して濡らしてんのか?」
「ちがっ、ぁあっ!」
まるで尋問されるみたいで、それにすら感じてる。希々花はドMキャラじゃなかったはずなのに。
濡れてるのは自分でもわかってる。でも、それを認めてしまったらどこまでも堕ちていってしまう気がする。
状況は目まぐるしく変化して、初体験から一週間経たない内に経験人数四人とか笑えない。
二人に連続でされたせいか、気持ちの問題か、翌日は怠いし熱っぽいしで学校を休むことになって、嬉しいやら後ろめたいやら。
慧斗君は心配してメッセージをくれたし、通話もしてくれた。その声を聞いて胸を締め付けられる一番大きな理由が何なのか、今の私にはわからない。
お兄ちゃんは桃の缶詰とか買ってきてくれて、りんごもすり下ろしてくれて、お母さん達の前ではいいお兄ちゃんアピールしてたみたいだけど、ちょっと過剰にも感じた。しかも、親の目が届かないところでは『あーん』しないと食べさせてくれなかった。
夜這いされたとか二人がかりで襲われたって言っても快楽に流されてるのは否めない。
慧斗君のことにしたってそう。ちゃんと話さなきゃいけないはずなのに、怖い。
凌辱ありのエロゲーの世界だし、慧斗君はその主人公らしく鬼畜なとこあるし……多分、シナリオに狂いが生じてるから先の展開が予測不能。
そんなこんなで水曜は気が重かったけど、熱は出なくて、渋々登校して……正直拍子抜けした。
慧斗君はいつも通りだったし、瀬良君も何事もなかったかのように絡んでくる。
全部夢だったみたいなのに、夢じゃない怠さが残ってる。
その放課後、私は沢城先生に呼び出されて、化学準備室に向かってた。
印象は違ってもゲームキャラの先生の呼び出しが怖い。瀬良君と違って、先生だから断りにくいところはあるけど、誰かに一緒に来てもらうこともできたはずだった。
それなのに、一人で向かってしまうってことは、やっぱりゲームの強制力が働いてると思う。
やばいって感じてるのに、行かずにはいられない。
準備室で先生は悠々と座って、コーヒーを飲んでいた。しかも、眼鏡を外して髪を整えたイケメンモードで。
ビーカーでコーヒー入れてるって言うと、ゲームの世界らしい期待を裏切らない変人ぶりを発揮しているように聞こえるけど、実際は結構お洒落だったりする。
前に助けてもらった後、コーヒーを入れてもらったけど、大量に砂糖を入れないと飲めなくて、お子さまだって笑われた。
先生が実はイケメンだと知ったのはその時。今にして思えばおかしなこと。
「なぜ、呼び出されたかはわかるな?」
「わ、わかりません……」
いきなりそう問いかけられても心当たりがないから怖かった。
化学の成績はそんなに悪くないし……
そして、先生はスマホを出して、その画面を私に見せてきた。
「なっ……!」
それは動画で、映っているのが何かなんてすぐにわかった。私と瀬良君と武藤君、一昨日のあれ。
それは恐れていたことであり、忘れていた大事なことの正体でもある。
準備室には大抵先生がいるってことを忘れてた。
やばい、これで脅されて調教されて、先生に快楽堕ちしちゃうバッドエンド……?
「お前は馬鹿じゃないからわかるだろ?」
手が震えて、スカートを握り締めても止まらない。それどころか足も震えてる。
これって、どう考えても脅されて泣く泣く……のパターン。
バレたら私はどうなるか考えるだけで怖い。瀬良君と武藤君は退学になる?
「そんなに震えるな。悪いようにはしない」
先生はそう言って私の手に自分の手を重ねてくるけど、なかったことにしてくれるほど優しい先生じゃないのはわかってる。
いくら実はイケメン設定がついたからって先生だって元はJKを調教しちゃう鬼畜キャラなんだし……
「じゃあ、どうすれば……?」
聞くのは怖いけど、聞かないのも怖い。何をされるかわかったものじゃない。
どうにか絞り出した声は震えてて消え入りそう。
「俺にも抱かせろ。それだけだ」
それだけって先生は言うけど、私には全然それだけじゃない。
減るもんじゃないしって言われても、確実に何か減る気がするあの感じ。
だって、先生は緊縛とかしたりする。慧斗君と武藤君にネクタイで縛られたのなんて可愛いもの。
「先生も、バレたらまずいですよね……?」
先生を逆に脅そうなんて思ってなかったけど、この人には立場ってものがある。私より失うものは多いはず。
「お前が言わなきゃバレない」
「か、彼氏がいるんです……!」
とにかくこれ以上流されたらダメ。
私には慧斗君がいる。自分の意思じゃなくても、これ以上慧斗君を裏切るわけにはいかない。
「知っている。問題ない」
「問題あります! 問題だらけです! 生徒を丸め込もうとしないでください!」
慧斗君にバレたら困るのに、先生は平然と言い放った。
先生にとっては問題じゃないのかもしれないけど、私にとっては問題しかない。
「お前の彼氏は相当なくせ者だと思うが」
「先生に言われたくないと思います」
確かに慧斗君は結構鬼畜だけど、エロゲーのキャラとしては先生も人のこと言えないって言うか、謎の改変が行われてる時点でむしろ癖しかない。
そんな先生は溜息を吐いて、それからじっと私を見た。
「お節介なんて柄じゃねぇが……あいつにバレても問題ねぇから黙って俺に抱かれて気持ち良くなってろ」
それは、瀬良君が言ってた慧斗君が何があっても私を嫌いになったりしないってことと同じ?
でも、どういう意味なのか先生に尋ねることはできなかった。
「ん……っ!」
急に引き寄せられて、唇が重ねられる。
慌てて離れようとするのに、気付けば先生の膝の上に跨がらされている。
「んっ、はっ、ぁんっ! せんせっ、ゃっ!」
慧斗君とは違う。大人のキスだなって思うのは単にコーヒーの苦さを感じるからじゃない。
多分、先生は圧倒的にキスが上手い。
舌を受け入れるつもりなんてなかったのに、それだけは拒もうとしてたのに、無駄だった。滑り込んできて、探るように擽るように口の中をなめ回されて、舌を絡め取られて離れられない。
激しいキスをされながら腰に回された手がいやらしく這って、お腹の奥がきゅうっとして、あそこが濡れてる感じがした。本当に恨めしい体。
「早く堕ちちまえ」
やっとキスが終わったと思えば今度は耳元で悪魔の囁き。低くて深い声を耳に直接吹き込まれるようで、ぞくぞくする。先生は自分がいい声だとわかっててやってる。絶対に。
「やっ……ずる、いぃっ……」
「大人だからな」
ニヤリと笑う先生は本当にずるい。
私が逃げられないってわかってる。わかってるから、するりとスカートの中に手を入れてくる。先生の上に跨がってるせいで開かれた足は容易に中心部分に触れることを許してしまう。
「ひぁぅっ! ゃ、んんっ、ん、ぁふぅっ……!」
「こんなに濡らして、嫌はねぇだろ」
首を横に振るけど、先生は許してくれない。
「俺のキスが良かったか? それとも、ヤられたこと思い出して濡らしてんのか?」
「ちがっ、ぁあっ!」
まるで尋問されるみたいで、それにすら感じてる。希々花はドMキャラじゃなかったはずなのに。
濡れてるのは自分でもわかってる。でも、それを認めてしまったらどこまでも堕ちていってしまう気がする。
14
お気に入りに追加
1,562
あなたにおすすめの小説
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
目が覚めたら男女比がおかしくなっていた
いつき
恋愛
主人公である宮坂葵は、ある日階段から落ちて暫く昏睡状態になってしまう。
一週間後、葵が目を覚ますとそこは男女比が約50:1の世界に!?自分の父も何故かイケメンになっていて、不安の中高校へ進学するも、わがままな女性だらけのこの世界では葵のような優しい女性は珍しく、沢山のイケメン達から迫られる事に!?
「私はただ普通の高校生活を送りたいんです!!」
#####
r15は保険です。
2024年12月12日
私生活に余裕が出たため、投稿再開します。
それにあたって一部を再編集します。
設定や話の流れに変更はありません。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる