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転校生
33.再会
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「副会長!?」
「私だけではありませんよ」
ギュッ
「うわっ」
後ろから抱きついてきたのは
「紅葉!?黄葉!?それに、会長、なっちゃんも」
双子の後ろから2人も顔を出していた
「「久しぶり~」」
「久しぶりだな雪」
「ひさし、ぶり」
「え?なんで?」
「お前が何度招待状送ってもこういう集まりに来ねぇから理事長に相談したんだよ」
「あぁ、ちょっと仕事が忙しくてそれどころじゃなかったので」
「それは知ってますよ。雪の会社、歴代1位を軽く超える業績らしいじゃないですか」
「そうなんですね。最近はがむしゃらに働いていたので」
「ゆきゆきは社長なのに?」
「社長とかは関係ないんじゃない?部下に任せっきりよりも、まずは自分で動かないと行けないかなって、まぁ自論なんだけどね」
「へぇ、ゆきゆきは相変わらずすごいね」
「そんなことないよ」
「あ、雪、他の人達と話してきたらどうですか?蒼さん達も来ているようですから」
「来てるんだ。分かった話してくる」
雪は他の人の所に行こうとしたすると
「ゆーくん」
「ん?」
「後で話したいことがあるんだけどいい?」
「?、分かった。じゃあ行ってくるね」
雪はそう言って他の人のところに歩いていった
「いよいよ言うんですか?」
「雪にぃ、相変わらず波留にぃのことが好きみたいだけど?」
「それでも言う、もうチャンスないかもだから」
「黄葉頑張れ!」
「まぁ当たって砕けろ」
「がんば、て、」
「うん」
黄葉は雪の歩いていった方を見ていた
数十分後
「ごめん黄葉、ちょっと話し込んじゃって」
「全然大丈夫!あ、大事な話だから向こう行こ、」
黄葉はバルコニーの方に雪を連れていった
「で、話って何?なんか、悩み事?」
「その、そういうのじゃなくて」
「?」
「あのっ、ゆーくんつ、月が綺麗ですねっ、!」
「!、………………まだ、死にたくないありません」
「それは、波留くんが居るから?」
「うん。それに、人の命を奪った僕には……幸せになる資格なんてないから、黄葉にはもっといい人g((僕は!」
ビクッ
「僕は!ゆーくんが好きなの!もっといい人なんていない!人の命を奪った?それはゆーくんが望んでしたことじゃないでしょ!?幸せになる資格がないわけない!波留くんもゆーくんに幸せになって欲しいって思ってるよ!」
「………そんなわけないよ。それに僕は波留を忘れられないし」
「忘れなくてもいいと思うよ、」
「え?」
「波留くんのことも忘れないで、その思いも大切にして生きていっていいと思う。それに愛した人にはきっと幸せになって欲しいと思うよ。だから、ゆーくん、僕の事も見て欲しい!僕、諦めないから!」
「………考えとくね」
そのあと二人はパーティーに戻った。結局、数年後黄葉の粘り勝ちで雪の隣には黄葉がいたとか、?
「波留、良かったのかな?僕が本当に幸せになって」
『なぁ、雪、俺はさ、お前が幸せなら隣が俺じゃなくてもいいと思ってるんだ』
雪の脳内のその時の映像が流れた
「そういえば、波留が死ぬ数日前にそんなこと言ってたな、今までなんで、忘れて」
「ゆーくんそろそろ行くよー」
「あ、うん。わかったー」
雪はお墓の前から立ち上がると黄葉の方に行った
『俺を愛してくれてありがとう、さようなら雪』
「?」
雪は後ろを振り返ったが、そこには誰もいなかった
「ゆーくん行くよー」
「あ、うん」
幸せになる権利はきっと誰にでもある。雪にも俺にも、来世では一緒に幸せになろう。俺はその時まで待つよ。だから今世は隣が俺じゃなくても幸せになってね [完]
「私だけではありませんよ」
ギュッ
「うわっ」
後ろから抱きついてきたのは
「紅葉!?黄葉!?それに、会長、なっちゃんも」
双子の後ろから2人も顔を出していた
「「久しぶり~」」
「久しぶりだな雪」
「ひさし、ぶり」
「え?なんで?」
「お前が何度招待状送ってもこういう集まりに来ねぇから理事長に相談したんだよ」
「あぁ、ちょっと仕事が忙しくてそれどころじゃなかったので」
「それは知ってますよ。雪の会社、歴代1位を軽く超える業績らしいじゃないですか」
「そうなんですね。最近はがむしゃらに働いていたので」
「ゆきゆきは社長なのに?」
「社長とかは関係ないんじゃない?部下に任せっきりよりも、まずは自分で動かないと行けないかなって、まぁ自論なんだけどね」
「へぇ、ゆきゆきは相変わらずすごいね」
「そんなことないよ」
「あ、雪、他の人達と話してきたらどうですか?蒼さん達も来ているようですから」
「来てるんだ。分かった話してくる」
雪は他の人の所に行こうとしたすると
「ゆーくん」
「ん?」
「後で話したいことがあるんだけどいい?」
「?、分かった。じゃあ行ってくるね」
雪はそう言って他の人のところに歩いていった
「いよいよ言うんですか?」
「雪にぃ、相変わらず波留にぃのことが好きみたいだけど?」
「それでも言う、もうチャンスないかもだから」
「黄葉頑張れ!」
「まぁ当たって砕けろ」
「がんば、て、」
「うん」
黄葉は雪の歩いていった方を見ていた
数十分後
「ごめん黄葉、ちょっと話し込んじゃって」
「全然大丈夫!あ、大事な話だから向こう行こ、」
黄葉はバルコニーの方に雪を連れていった
「で、話って何?なんか、悩み事?」
「その、そういうのじゃなくて」
「?」
「あのっ、ゆーくんつ、月が綺麗ですねっ、!」
「!、………………まだ、死にたくないありません」
「それは、波留くんが居るから?」
「うん。それに、人の命を奪った僕には……幸せになる資格なんてないから、黄葉にはもっといい人g((僕は!」
ビクッ
「僕は!ゆーくんが好きなの!もっといい人なんていない!人の命を奪った?それはゆーくんが望んでしたことじゃないでしょ!?幸せになる資格がないわけない!波留くんもゆーくんに幸せになって欲しいって思ってるよ!」
「………そんなわけないよ。それに僕は波留を忘れられないし」
「忘れなくてもいいと思うよ、」
「え?」
「波留くんのことも忘れないで、その思いも大切にして生きていっていいと思う。それに愛した人にはきっと幸せになって欲しいと思うよ。だから、ゆーくん、僕の事も見て欲しい!僕、諦めないから!」
「………考えとくね」
そのあと二人はパーティーに戻った。結局、数年後黄葉の粘り勝ちで雪の隣には黄葉がいたとか、?
「波留、良かったのかな?僕が本当に幸せになって」
『なぁ、雪、俺はさ、お前が幸せなら隣が俺じゃなくてもいいと思ってるんだ』
雪の脳内のその時の映像が流れた
「そういえば、波留が死ぬ数日前にそんなこと言ってたな、今までなんで、忘れて」
「ゆーくんそろそろ行くよー」
「あ、うん。わかったー」
雪はお墓の前から立ち上がると黄葉の方に行った
『俺を愛してくれてありがとう、さようなら雪』
「?」
雪は後ろを振り返ったが、そこには誰もいなかった
「ゆーくん行くよー」
「あ、うん」
幸せになる権利はきっと誰にでもある。雪にも俺にも、来世では一緒に幸せになろう。俺はその時まで待つよ。だから今世は隣が俺じゃなくても幸せになってね [完]
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