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「……………どうして、僕の名前を?」
「だって、俺達は」
《怜くん!!》
木から妖精達が出てきた
「え、あなた達は?みんな、どうして僕の名前を知ってるの?どうして!?なんで!?」
《れいれい落ち着いて!》
「分かんない!分かんないよ!!」
ブワァッ
「っ、セーラ!!」
植物の蔦がセーラを覆った
「セーラ、俺達だよ。あの時はごめん、守れなかった。怖かったんだ。ずっと」
ズサッ
「いっ、」
ローズが蔦に触れようとすると風のカマがローズの手に傷をつけた
「ローズ!っ、セーラ俺らや日向と桃兎や!ホンマにごめん!俺らは前世と同じことをしてしまった!っ、今度こそ助ける言うとったのに、裏切るようなまねしてもうた、セーラこんな時ゆうのもアレやけど好きや、ホンマに大好きなんや、俺もローズも、やから落ち着いて、話を聞いて!それから戻ってきてや、!頼むから、もう離れんどいてや!」
「ひな、た?ももと、?」
「!そうだよ!俺らだよ。セーラ、この世界、この小説の主人公であるローズは本当はセーラいや、怜がなりたかった姿なんだろ?ルクス先輩は日向、ユーランは俺、この小説のラスト投稿はされてなかったけど教えてくれたよね?この話では唯一ユーランとルクスだけが主人公を二人で愛するルートがあるって、そしてこのルートが1番好きだって言ってたよね?それって自分がなりたい形だったからじゃない?」
「違っ、」
「俺は前世から怜が好きだよ?怜は違うの?」
「っ、あ、え、ちがく、ない……」
植物の蔦が消えて、セーラは恥ずかしそうに顔を赤くしていた
「セーラ」
「っ、久しぶり、ローズ、ルクス……先輩」
「今は別に前世の名前でもええんちゃう?」
「………もも、日向」
「おかえり怜」
「待っとったで、怜」
ギュッ
二人はセーラを抱きしめた
「久しぶり。やっと会えた、もう痛いとこない?怪我は治ったの?髪伸びたね、すごく綺麗になった」
「ふふ、一気に話しすぎだよもも。ん?そういえばどうして傷がないんだろう?僕、あの黒いやつに胸を貫かれたはずじゃ……?」
《れいれいの怪我はミーラー様が僕らの世界で療養することで治してくれた。後遺症はなさそうだね》
《目覚めるのに5年以上もかかるなんて誰も思ってなかったでしょうね》
《とにかくれーちゃんが起きてくれて本当によかった》
「ヴェン、アイビー、テラ……だよね?」
妖精三人も髪の長さ、身長などが変わっていてセーラは誰か分かっていなかった
《さて、この約6年で何があったかちゃんと話さないとね》
「だって、俺達は」
《怜くん!!》
木から妖精達が出てきた
「え、あなた達は?みんな、どうして僕の名前を知ってるの?どうして!?なんで!?」
《れいれい落ち着いて!》
「分かんない!分かんないよ!!」
ブワァッ
「っ、セーラ!!」
植物の蔦がセーラを覆った
「セーラ、俺達だよ。あの時はごめん、守れなかった。怖かったんだ。ずっと」
ズサッ
「いっ、」
ローズが蔦に触れようとすると風のカマがローズの手に傷をつけた
「ローズ!っ、セーラ俺らや日向と桃兎や!ホンマにごめん!俺らは前世と同じことをしてしまった!っ、今度こそ助ける言うとったのに、裏切るようなまねしてもうた、セーラこんな時ゆうのもアレやけど好きや、ホンマに大好きなんや、俺もローズも、やから落ち着いて、話を聞いて!それから戻ってきてや、!頼むから、もう離れんどいてや!」
「ひな、た?ももと、?」
「!そうだよ!俺らだよ。セーラ、この世界、この小説の主人公であるローズは本当はセーラいや、怜がなりたかった姿なんだろ?ルクス先輩は日向、ユーランは俺、この小説のラスト投稿はされてなかったけど教えてくれたよね?この話では唯一ユーランとルクスだけが主人公を二人で愛するルートがあるって、そしてこのルートが1番好きだって言ってたよね?それって自分がなりたい形だったからじゃない?」
「違っ、」
「俺は前世から怜が好きだよ?怜は違うの?」
「っ、あ、え、ちがく、ない……」
植物の蔦が消えて、セーラは恥ずかしそうに顔を赤くしていた
「セーラ」
「っ、久しぶり、ローズ、ルクス……先輩」
「今は別に前世の名前でもええんちゃう?」
「………もも、日向」
「おかえり怜」
「待っとったで、怜」
ギュッ
二人はセーラを抱きしめた
「久しぶり。やっと会えた、もう痛いとこない?怪我は治ったの?髪伸びたね、すごく綺麗になった」
「ふふ、一気に話しすぎだよもも。ん?そういえばどうして傷がないんだろう?僕、あの黒いやつに胸を貫かれたはずじゃ……?」
《れいれいの怪我はミーラー様が僕らの世界で療養することで治してくれた。後遺症はなさそうだね》
《目覚めるのに5年以上もかかるなんて誰も思ってなかったでしょうね》
《とにかくれーちゃんが起きてくれて本当によかった》
「ヴェン、アイビー、テラ……だよね?」
妖精三人も髪の長さ、身長などが変わっていてセーラは誰か分かっていなかった
《さて、この約6年で何があったかちゃんと話さないとね》
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