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第一章
エンシャントスライム
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「何でこんなところにエンシャントスライムが…?」
流石のルナでもこれには茫然としてる。
「ハク、何でエンシャントスライムがいるの?普通なの?」
「普通なわけありません!!本来ならもっと奥にいるような大物ですよ!主様!!」
かなり慌てたハクが叫ぶように言う。でも…
「ハクは幻獣なのにどうしてそんなに慌ててるの?相手は魔物でしょ?」
「確かにそうですが魔物と幻獣は一応区別されていますが、エンシャントスライムともなれば意味ありません。相手の方が強いです。違うのは神獣だけです。どんなに神獣の中で弱いでも幻獣も魔物も勝てません。次元が違うのです」
つまり、魔物と幻獣は区別されてるだけで力関係は無く実力がものを言う…と。
そんなことをしていると遂にエンシャントスライムが目の前に来た。
「…金色?」
「特異体のスライムだったのね」
金色のスライムはプルプルしていてドラ〇エのスライムかと思った。
「…攻撃してこないね」
「そうね、敵意が無いのかしら?」
一応神楽月を構えていたけど意味なかったかな?
「ヨウ、従魔にしない?」
「出来るの?」
「ええ、契約を意識しながら『テイム』って言うの」
契約を意識しながら?よく分からないけど一緒に来たらこんなことがあるよって思いながらすればいいのかな?
「…『テイム』」
魔法がエンシャントスライムに吸い込まれて額?の所に紋章が出る。ナニコレ?
「従魔契約をした魔物にだけ出る紋章よ、自分から従魔になった魔物は出ないわ。」
「従魔契約をして無いからね~」
へぇ~、異世界は面白いね。ま、それはともかく
「私はヨウ、これからよろしくね。あなたの名前は…」
しまった、考えてなかった。エンシャントスライムだから…
「…『ライム』よ」
『…ライムの名前はライム!!ヨウ、ありがと!』
嬉しさを表現するかのように縦に伸びた。
「!?今のは…?」
「今のは『心話』ね」
「『心話』?」
「心で話すで『心話』だよ~」
あ~成程。ライムはそれを使えると。
「鑑定してもいい?」
『いいよー』
「鑑定」
名前 ライム
年齢 1歳
種族 エンシャントスライム
職業 ヨウの従魔
レベル 5
HP :52
MP :15
攻撃力:10
防御力:36
スキル:温存 心話 毒素生成(酸 毒 麻痺 睡眠)
備考 特異体のエンシャントスライム。群れから捨てられた。
「…思っていたよりも普通のステータスね」
「そうなの?」
「これはエンシャントスライムとしては普通…いえ、よりも劣っている?」
ハクが「おかしい…」と言いながら考え込んでしまう。『劣っている』って言ってたからもっと強いのかな?
「ハク、説明」
「え、あっはい。エンシャントスライムはごく少数ですが存在します。この森の主は人に追われ逃げてきたエンシャントスライム達を人の立ち入らない森の奥に保護しました。なのでエンシャントスライムの住処は森の奥です。そして、人に追われてこの森に来たエンシャントスライム達は奥から出ようとしません。見つかればどうなるかは1番知っていますから。このエンシャントスライム…ライムは生まれたての様ですがレベルは5。エンシャントスライムは『HP』と『防御力』が異常といっても過言でないくらい特化しています。レベルは5なら『HP』は200超え『防御力』は300を超えているはずです。なので逆にライムのようにレベル5でどちらも100に達していないのは異常。エンシャントスライムの固有スキル『擬態』すら持っていないのもおかしな点です」
長いけど詳しい説明ありがとう!確かに変ね。
「ルナ、エンシャントスライムの固有スキル『擬態』は生まれつき?」
「普通はそうなんだけど、エンシャントスライムは親が譲渡するわ。大体エンシャントスライムが子供を産むのは死期が近かったり、緊急時の時よ」
「…群れから捨てられたって書いてあるから譲渡されなかった?」
「その可能性が高いわね」
クウウゥゥ―――。
お腹の音?誰の?
『…お腹空いた』
「ご飯にしようか」
「そうね」
焚き火の周りに座って
「いただきます」
「「「いただきます」」」
『いただきます??』
「いただきますは――」
ルナが説明してくれているのでこっちは食べよう。肉串を取って一口。
ジュッワ――
「っつ!!…美味しい!」
昔食べたイノシシ肉に近いけど固くなく、臭みもない。何よりジュウシ―!!
「美味し~」
「美味い!」
「これは当たりね♪ヨウ」
『うまうま』
「そうだね!って凄いいきよいで食べるね。そんなにお腹空いてたの?ライム」
『久しぶりのご飯だから…』
「…そう」
良くない扱いを受けていたのね。ん?いつの間にかライトがいない。てか、誰この人?何で素っ裸で肉串食べてるの?
「あなた誰?」
「何言ってんだヨウ?」
「?…!?ライト!?」
「そうだけど?」
「言ったでしょ?銀髪青目か白髪青目だって」
「言ったけど何時なったの?」
「今」
目の前に白髪青目の15歳くらいの少年がいます。これってイケメンって奴なんじゃ?耳と尻尾付き。獣人?
「何でなったの?」
「食べにくいから!!」
ああ、うん。犬の時だとお皿が無いから食べにくいよね。ルナは…起用に尻尾を使って食べてる。
「とりあえず、服を買うまでは『変化』使わないでね」
「分かった~」
「分かった!!」
その後、「肉が足りない!!」と言われたので追加で肉串40本を焼いた。本当によく食べるなぁ…。食事も終わり急に眠くなってきた。夜番を決めようとすると「夜番は4人でするからヨウとライムは寝て・ろ・~!!」と言われてしまった。仕方ないから顔と串を洗って、串をストレージに入れたところで限界が来た。
「ちゃんと…寝て‥ね」
そこまで言って、意識が無くなったので、
「お休み、ヨウ」
「しっかり休めよ」
「お休み~」
「お休みなさい、主様」
「ライム、ヨウの傍にいて」
『分かった』
皆が私を護るように寄り添ってくれたことに気がつかなかった。
流石のルナでもこれには茫然としてる。
「ハク、何でエンシャントスライムがいるの?普通なの?」
「普通なわけありません!!本来ならもっと奥にいるような大物ですよ!主様!!」
かなり慌てたハクが叫ぶように言う。でも…
「ハクは幻獣なのにどうしてそんなに慌ててるの?相手は魔物でしょ?」
「確かにそうですが魔物と幻獣は一応区別されていますが、エンシャントスライムともなれば意味ありません。相手の方が強いです。違うのは神獣だけです。どんなに神獣の中で弱いでも幻獣も魔物も勝てません。次元が違うのです」
つまり、魔物と幻獣は区別されてるだけで力関係は無く実力がものを言う…と。
そんなことをしていると遂にエンシャントスライムが目の前に来た。
「…金色?」
「特異体のスライムだったのね」
金色のスライムはプルプルしていてドラ〇エのスライムかと思った。
「…攻撃してこないね」
「そうね、敵意が無いのかしら?」
一応神楽月を構えていたけど意味なかったかな?
「ヨウ、従魔にしない?」
「出来るの?」
「ええ、契約を意識しながら『テイム』って言うの」
契約を意識しながら?よく分からないけど一緒に来たらこんなことがあるよって思いながらすればいいのかな?
「…『テイム』」
魔法がエンシャントスライムに吸い込まれて額?の所に紋章が出る。ナニコレ?
「従魔契約をした魔物にだけ出る紋章よ、自分から従魔になった魔物は出ないわ。」
「従魔契約をして無いからね~」
へぇ~、異世界は面白いね。ま、それはともかく
「私はヨウ、これからよろしくね。あなたの名前は…」
しまった、考えてなかった。エンシャントスライムだから…
「…『ライム』よ」
『…ライムの名前はライム!!ヨウ、ありがと!』
嬉しさを表現するかのように縦に伸びた。
「!?今のは…?」
「今のは『心話』ね」
「『心話』?」
「心で話すで『心話』だよ~」
あ~成程。ライムはそれを使えると。
「鑑定してもいい?」
『いいよー』
「鑑定」
名前 ライム
年齢 1歳
種族 エンシャントスライム
職業 ヨウの従魔
レベル 5
HP :52
MP :15
攻撃力:10
防御力:36
スキル:温存 心話 毒素生成(酸 毒 麻痺 睡眠)
備考 特異体のエンシャントスライム。群れから捨てられた。
「…思っていたよりも普通のステータスね」
「そうなの?」
「これはエンシャントスライムとしては普通…いえ、よりも劣っている?」
ハクが「おかしい…」と言いながら考え込んでしまう。『劣っている』って言ってたからもっと強いのかな?
「ハク、説明」
「え、あっはい。エンシャントスライムはごく少数ですが存在します。この森の主は人に追われ逃げてきたエンシャントスライム達を人の立ち入らない森の奥に保護しました。なのでエンシャントスライムの住処は森の奥です。そして、人に追われてこの森に来たエンシャントスライム達は奥から出ようとしません。見つかればどうなるかは1番知っていますから。このエンシャントスライム…ライムは生まれたての様ですがレベルは5。エンシャントスライムは『HP』と『防御力』が異常といっても過言でないくらい特化しています。レベルは5なら『HP』は200超え『防御力』は300を超えているはずです。なので逆にライムのようにレベル5でどちらも100に達していないのは異常。エンシャントスライムの固有スキル『擬態』すら持っていないのもおかしな点です」
長いけど詳しい説明ありがとう!確かに変ね。
「ルナ、エンシャントスライムの固有スキル『擬態』は生まれつき?」
「普通はそうなんだけど、エンシャントスライムは親が譲渡するわ。大体エンシャントスライムが子供を産むのは死期が近かったり、緊急時の時よ」
「…群れから捨てられたって書いてあるから譲渡されなかった?」
「その可能性が高いわね」
クウウゥゥ―――。
お腹の音?誰の?
『…お腹空いた』
「ご飯にしようか」
「そうね」
焚き火の周りに座って
「いただきます」
「「「いただきます」」」
『いただきます??』
「いただきますは――」
ルナが説明してくれているのでこっちは食べよう。肉串を取って一口。
ジュッワ――
「っつ!!…美味しい!」
昔食べたイノシシ肉に近いけど固くなく、臭みもない。何よりジュウシ―!!
「美味し~」
「美味い!」
「これは当たりね♪ヨウ」
『うまうま』
「そうだね!って凄いいきよいで食べるね。そんなにお腹空いてたの?ライム」
『久しぶりのご飯だから…』
「…そう」
良くない扱いを受けていたのね。ん?いつの間にかライトがいない。てか、誰この人?何で素っ裸で肉串食べてるの?
「あなた誰?」
「何言ってんだヨウ?」
「?…!?ライト!?」
「そうだけど?」
「言ったでしょ?銀髪青目か白髪青目だって」
「言ったけど何時なったの?」
「今」
目の前に白髪青目の15歳くらいの少年がいます。これってイケメンって奴なんじゃ?耳と尻尾付き。獣人?
「何でなったの?」
「食べにくいから!!」
ああ、うん。犬の時だとお皿が無いから食べにくいよね。ルナは…起用に尻尾を使って食べてる。
「とりあえず、服を買うまでは『変化』使わないでね」
「分かった~」
「分かった!!」
その後、「肉が足りない!!」と言われたので追加で肉串40本を焼いた。本当によく食べるなぁ…。食事も終わり急に眠くなってきた。夜番を決めようとすると「夜番は4人でするからヨウとライムは寝て・ろ・~!!」と言われてしまった。仕方ないから顔と串を洗って、串をストレージに入れたところで限界が来た。
「ちゃんと…寝て‥ね」
そこまで言って、意識が無くなったので、
「お休み、ヨウ」
「しっかり休めよ」
「お休み~」
「お休みなさい、主様」
「ライム、ヨウの傍にいて」
『分かった』
皆が私を護るように寄り添ってくれたことに気がつかなかった。
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