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精霊の里
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青く輝く星を眼下に見据えた精霊の里……
その昔、人によって精霊達が乱獲される事件が起こった。
精霊達は次々に魔道具の原動力として利用された。それを見かねた神が一度、人間に罰を与え、滅ぼし、こんにちの魔石を利用した魔道具文化が出来上がった。
それに伴い、神はダンジョンを作り、精霊に人間の目が向かないようにし、精霊王によって精霊達は灰色の星へと移り住んだ。
「って、精霊王のじいちゃんに聞かされたことあったけど……あってる?」
私は、ドールハウス並みの小さな家の中を覗き込み、中にいる人物に聞く。
「ああ。よく覚えていたな……偉いぞ!乳揉み聖女!」
ベッドで寝ている、頭に包帯を巻いた妖精王……仙人みたいな。おじいちゃん……小人だから、人形みたいで可愛いんだよね。見るのはこれが初めてだけど、声は昔からずっと聞いてたから、なぜか緊張しない。
「だからさぁ……元!聖女だよ。やめてきたんだって!」
精霊の里についてから2時間、何度も何度も説明しているが、
「いや。聖女になれるのは神とわしに認められた奴しかなれんからな!称号じゃからな。職業と勘違いしとる奴がいるが……辞めるとかないから!……たく、聖女になれるのは神候補の人間じゃと言うのに」
と、髭を撫でて諭すように話すじいちゃんに何度も言われた。
「いや、神とかいいんで辞退します!それに私が神になったら世界がめちゃくちゃになると思うぞ?……例えば、金に飢えたゾンビのような奴しかいない世界とか?」
自分が神になり、世界を管理する所をリアルに想像してみたが……
世紀末だ!待っているのは、やばい未来しかない!
「……ああ、確かにぃぃ……マジやべぇ……うん。認めるわ。聖女やめていいわ。今から神にもそのことを伝えるから待ってろ……あ、神ぃ?もっしー、今、暇?」
念話を始めたと思ったら、威厳ある態度から、一気に落下してなんかよくわからん喋り方になるじいちゃん……
「さすがは精霊王だ!これが神に並ぶ存在……皆から敬われる存在かぁ!」
私の体の中心を電気が突き抜ける。
そうか!これが人から敬われる存在!
メモとペンを取り出して気づいたことを書いていく。
こう言う所からアイデアの種が生まれんだよなぁ……上に立つ人間は、親近感が大事と!
「ええ!ま!で、お!……あいつ彼氏できたの!」
途中の言葉を省略する精霊王
ふむふむ……ま!で、お!……って!意味わからねえわ!ちゃんと略さずに話しなさい!
私は、7万年だったか?生きていると言う精霊王にツッコんでしまう。
ちなみにま!は「まじで!」、お!は
「驚きだわ!」だそうです。
神達の間で流行ってるからか知らんけど、進化しすぎると言葉まで略称すんのか?
もはや暗号だわ……
「ま!お!ひ!け!ねぇ……」
→(マジで驚きだわ!火の神が結婚するって、ねぇ……)
意味わかんねぇ!どんな会話してんのか気になるぅぅぅ!
なんか私のことを話してるはずなのに蚊帳の外に追い出された感じがしてイライラする!私、13歳!
最先端!をじいちゃんが使いこなしてると若い身としては、
「自分も使いこなさなくちゃ!」
と、なんか焦りも出てきたし。
「り!じゃ!……ああ……だりぃわぁ」
神との念話を終えた、じいちゃんはベッドから起き上がって化粧台に座る。
「うわぁ……マジ最悪だわぁ……包帯を頭に巻けば髪がサラサラになるとか言ってたのデマじゃん……あ、ごほん!」
ん?と一度、私をみてからしばらくして咳払いする精霊王の……じいちゃんなのか?
なんか若くね?
「神は了承したと言っとったぞ……さあて……寝ようっと……21時から2時の間はゴールデンタイム。これを逃すと肌荒れがマジヤバぁ……zzz」
帽子をかぶって寝巻きに着替えた妖精王はベッドに横になり夢の世界へ。
ああ……めっちゃ気持ちよさそうに眠るなぁ……うとうと、
「ムニャーー……って、しとる場合か!……あ、やべ……よだれが」
私は妖精王の帽子を借りて綺麗に口の周りを拭く。
えっ……め、めちゃくちゃ……
「ふれぐら~んす!な香り……女子力たけぇぇ!」
星々に向かって叫ぶ。
それから、7万年生きていると言うじいちゃんを驚きの目で見る。
女より女だ……私も、もっと頑張らないと、
「とりあえず、あの宇宙語から始めるか……と言うか、おーい!起きろ!ジジィ」
フレグランスな帽子を完眠寸前のじいちゃんに向けて投げる。
「……な!な!……お、び、さ!」
→(なんだ!何が起こった!……お前かよ!びっくりさせるなよ!)
慌てて起き上がる、じいちゃんは、宇宙語を話す。
「何を言ってるか全くわからん。普通に喋れ……私を呼ぶ程の原因って、なんなんだ?」
私は、いまだに、若干、寝ぼけ眼のじいちゃんに尋ねる。
「ん?ああ……ゴールデンタイムが近づいていたから忘れたわ……実は、」
妖精王のじいちゃんは片目が二重のまま、真剣な顔で切り出す。
じいちゃんの緊張が伝わり、私も真剣な顔で身構えて聞く。
「……神龍が攻めてきおった」
……な、なんだってぇぇぇ!
じいちゃんの言葉に我が耳を疑う。
「……もう一回、言ってくれ」
私は、もう一度、確認の意味も込めて聞き返す。
「じゃからな……神龍が攻めてきたんじゃ!……まあ、あの龍達の神だからな。ほぼ、神と言っても良い実力のお前でも驚くのは」
「ふ……てる」
「あ?声が小さくてよく聞こえんかった!もう一度言ってくれ」
妖精王はベッドに座ったまま、こちらに耳を向けてくる。
「普通に喋んじゃねぇ!そこは流れ的に宇宙語で話してこいよ!……やり直し!テイク2!もう一回、理由を聞く所から始めるからちゃんと宇宙語で答えろよ!いいか?」
じいちゃんに伝わるように優しく話す。
物事には流れというものがあるのだよ?それを無視してはいけないよ。じいちゃん。
こっちは宇宙語を期待していたんだからね!
「はーい!それじゃ、テイク2!準備はいいですかぁ!……本番!用意!…3、2、1!」
わたしの視線がじいちゃんへと向く。
「……いや、メンドくせぇぇ!」
と、じいちゃんが叫ぶ。
おおい!……やっぱりか!私もそう感じてたぜ!じいちゃん!宇宙語で話してた時の仕返しじゃあ!置いてけぼり感…
「辛いだろ?」
私はじいちゃんに聞く。
「……」
じいちゃんはキョトンとした顔で頷く。
はい!素直!……でも、気持ちが伝わってよかったぁぁ!
と、一安心の私だった。
その昔、人によって精霊達が乱獲される事件が起こった。
精霊達は次々に魔道具の原動力として利用された。それを見かねた神が一度、人間に罰を与え、滅ぼし、こんにちの魔石を利用した魔道具文化が出来上がった。
それに伴い、神はダンジョンを作り、精霊に人間の目が向かないようにし、精霊王によって精霊達は灰色の星へと移り住んだ。
「って、精霊王のじいちゃんに聞かされたことあったけど……あってる?」
私は、ドールハウス並みの小さな家の中を覗き込み、中にいる人物に聞く。
「ああ。よく覚えていたな……偉いぞ!乳揉み聖女!」
ベッドで寝ている、頭に包帯を巻いた妖精王……仙人みたいな。おじいちゃん……小人だから、人形みたいで可愛いんだよね。見るのはこれが初めてだけど、声は昔からずっと聞いてたから、なぜか緊張しない。
「だからさぁ……元!聖女だよ。やめてきたんだって!」
精霊の里についてから2時間、何度も何度も説明しているが、
「いや。聖女になれるのは神とわしに認められた奴しかなれんからな!称号じゃからな。職業と勘違いしとる奴がいるが……辞めるとかないから!……たく、聖女になれるのは神候補の人間じゃと言うのに」
と、髭を撫でて諭すように話すじいちゃんに何度も言われた。
「いや、神とかいいんで辞退します!それに私が神になったら世界がめちゃくちゃになると思うぞ?……例えば、金に飢えたゾンビのような奴しかいない世界とか?」
自分が神になり、世界を管理する所をリアルに想像してみたが……
世紀末だ!待っているのは、やばい未来しかない!
「……ああ、確かにぃぃ……マジやべぇ……うん。認めるわ。聖女やめていいわ。今から神にもそのことを伝えるから待ってろ……あ、神ぃ?もっしー、今、暇?」
念話を始めたと思ったら、威厳ある態度から、一気に落下してなんかよくわからん喋り方になるじいちゃん……
「さすがは精霊王だ!これが神に並ぶ存在……皆から敬われる存在かぁ!」
私の体の中心を電気が突き抜ける。
そうか!これが人から敬われる存在!
メモとペンを取り出して気づいたことを書いていく。
こう言う所からアイデアの種が生まれんだよなぁ……上に立つ人間は、親近感が大事と!
「ええ!ま!で、お!……あいつ彼氏できたの!」
途中の言葉を省略する精霊王
ふむふむ……ま!で、お!……って!意味わからねえわ!ちゃんと略さずに話しなさい!
私は、7万年だったか?生きていると言う精霊王にツッコんでしまう。
ちなみにま!は「まじで!」、お!は
「驚きだわ!」だそうです。
神達の間で流行ってるからか知らんけど、進化しすぎると言葉まで略称すんのか?
もはや暗号だわ……
「ま!お!ひ!け!ねぇ……」
→(マジで驚きだわ!火の神が結婚するって、ねぇ……)
意味わかんねぇ!どんな会話してんのか気になるぅぅぅ!
なんか私のことを話してるはずなのに蚊帳の外に追い出された感じがしてイライラする!私、13歳!
最先端!をじいちゃんが使いこなしてると若い身としては、
「自分も使いこなさなくちゃ!」
と、なんか焦りも出てきたし。
「り!じゃ!……ああ……だりぃわぁ」
神との念話を終えた、じいちゃんはベッドから起き上がって化粧台に座る。
「うわぁ……マジ最悪だわぁ……包帯を頭に巻けば髪がサラサラになるとか言ってたのデマじゃん……あ、ごほん!」
ん?と一度、私をみてからしばらくして咳払いする精霊王の……じいちゃんなのか?
なんか若くね?
「神は了承したと言っとったぞ……さあて……寝ようっと……21時から2時の間はゴールデンタイム。これを逃すと肌荒れがマジヤバぁ……zzz」
帽子をかぶって寝巻きに着替えた妖精王はベッドに横になり夢の世界へ。
ああ……めっちゃ気持ちよさそうに眠るなぁ……うとうと、
「ムニャーー……って、しとる場合か!……あ、やべ……よだれが」
私は妖精王の帽子を借りて綺麗に口の周りを拭く。
えっ……め、めちゃくちゃ……
「ふれぐら~んす!な香り……女子力たけぇぇ!」
星々に向かって叫ぶ。
それから、7万年生きていると言うじいちゃんを驚きの目で見る。
女より女だ……私も、もっと頑張らないと、
「とりあえず、あの宇宙語から始めるか……と言うか、おーい!起きろ!ジジィ」
フレグランスな帽子を完眠寸前のじいちゃんに向けて投げる。
「……な!な!……お、び、さ!」
→(なんだ!何が起こった!……お前かよ!びっくりさせるなよ!)
慌てて起き上がる、じいちゃんは、宇宙語を話す。
「何を言ってるか全くわからん。普通に喋れ……私を呼ぶ程の原因って、なんなんだ?」
私は、いまだに、若干、寝ぼけ眼のじいちゃんに尋ねる。
「ん?ああ……ゴールデンタイムが近づいていたから忘れたわ……実は、」
妖精王のじいちゃんは片目が二重のまま、真剣な顔で切り出す。
じいちゃんの緊張が伝わり、私も真剣な顔で身構えて聞く。
「……神龍が攻めてきおった」
……な、なんだってぇぇぇ!
じいちゃんの言葉に我が耳を疑う。
「……もう一回、言ってくれ」
私は、もう一度、確認の意味も込めて聞き返す。
「じゃからな……神龍が攻めてきたんじゃ!……まあ、あの龍達の神だからな。ほぼ、神と言っても良い実力のお前でも驚くのは」
「ふ……てる」
「あ?声が小さくてよく聞こえんかった!もう一度言ってくれ」
妖精王はベッドに座ったまま、こちらに耳を向けてくる。
「普通に喋んじゃねぇ!そこは流れ的に宇宙語で話してこいよ!……やり直し!テイク2!もう一回、理由を聞く所から始めるからちゃんと宇宙語で答えろよ!いいか?」
じいちゃんに伝わるように優しく話す。
物事には流れというものがあるのだよ?それを無視してはいけないよ。じいちゃん。
こっちは宇宙語を期待していたんだからね!
「はーい!それじゃ、テイク2!準備はいいですかぁ!……本番!用意!…3、2、1!」
わたしの視線がじいちゃんへと向く。
「……いや、メンドくせぇぇ!」
と、じいちゃんが叫ぶ。
おおい!……やっぱりか!私もそう感じてたぜ!じいちゃん!宇宙語で話してた時の仕返しじゃあ!置いてけぼり感…
「辛いだろ?」
私はじいちゃんに聞く。
「……」
じいちゃんはキョトンとした顔で頷く。
はい!素直!……でも、気持ちが伝わってよかったぁぁ!
と、一安心の私だった。
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