30 / 57
初めてのアルバイト「壊滅!闇武器商人」②
しおりを挟む
剣や斧、ハンマー、魔法の杖、メリケンサック……
一人一人、それぞれの体格や職業に合わせた武器を構え、全身鎧から最低でも革の軽鎧と万全の戦闘体制で戦いに臨む相手。
対するは……
「ほっ!よっ!……おーし!準備運動おわり!」
サンダル、半袖、半ズボンと超軽量の
「過ごしやすさー」を重視した格好の私。
「うっし!……かかってきな!」
そして、最強の武器「拳」を構え、どんな相手も向けられたら最後。一発でハートを射抜かれて私にメロメロになってしまうウインクを前方の男達に放つ。
私に惚れた瞬間に、取り合いだけ始めるなよ?
セクシーさを意識してウインクする。
「ひ!…ぁ…」
前方の3人が気を失って倒れる。
それを見た周りの者達は
「え!」
と、顔を驚愕で染め上げる。
その中の1人、ピーク・マッケンリーは逮捕されたのちにこう語っている。
「噂には聞いたことがあった。でも、単なる作り話だと思っていた」
震え上がるピーク……
兵士は酒を呑ます……アル中!
「おおー。これこれ。酒が抜けるとどうも震えるんだよな……で、話を戻すけどあれは武術の極みと呼ばれるS級冒険者「牧師のセラス」が一睨みでB級冒険者を気絶させたって噂を聞いたことがあったけどまさにそれと同じだったぜ」
と、のちに彼は供述する。
「な、」
固まったまま動きを見せない警備兵達……
「なぜだ……私はハートを射抜くつもりでやったのに……あれだけ「セクシィ」について勉強したのに……」
そんな警備兵達を置き去りにして、クミは絶望に顔を染め、血の涙を流す。
「どうしてだぁ!どうしてどいつもこいつも!私がウインクを飛ばした奴は全員!片っ端から気を失ってしまうんだぁ!」
両手を握りしめて、吹き付ける突風に抗う時のように踏ん張り、空に向かって叫ぶ。
「1人くらい顔を染める奴がいてもいいだろう!というか!照れろ!もう演技でもいいから!照れてくれ!お願いします!」
自身を囲む警備兵達にキレながら頭を下げる。
「…え…えっ…え?」
戸惑いを見せる警備兵達。
いつもなら、敵が攻撃を仕掛けてきた時点で生死をかけた戦いが始まるという流れがあった。
しかし、現在。仲間がやられて戦闘意欲満々で仕掛けようとしたら、急に血の涙を流し、よくわからん理由で空に向かって叫び、よくわからないお願いをしてくる女
……戦う気あんの?
「…え?これって仕掛けていいの?」
戸惑う男達はキョロキョロしながら、クミに指をさして、自身の右隣の奴に確認する。
「え?わからねぇよ!なぁ、お前はどう思う?」
聞かれたやつは更に右隣のやつへ聞いていく。
山手線ゲームのように隣から隣へと一周し、最終的に一番初めに質問した男へ質問が返ってくる。
「え?どうしたらいいの?」
困り果てる警備兵達……
「な、なぁ……」
困り果てる警備兵の中で、
ビクトリア・ラッセル(25)が話し始める。
「とりあえず武器は捨ててさ、話を聞いてやろうぜ?なんか見てたら可哀想な奴な気がしてきた」
ラッセルは武器をその場に投げて、クミの元へ歩き出す。
「……ラッセルが話を聞くっていうなら、行くか?」
他の警備兵達も武器を捨て、クミの元へ集まり、皆が集まったところでその場に腰掛ける。
「ほら、何があったか知らなぇけどさ。元気だせって!」
「そうだぜ。おじさん達もみんな辛いことばかりだけどなんとか生きてるからよ」
「そうそう!辛いことがあったら、聞いてくれる人にぶちまけちまえばいいんだよ」
「おーい!誰か酒、持ってたよな?」
「ああ、少しだけならあるぜ」
ピーク・マッケンリーは、懐から鉄製携帯酒瓶を、
「えっと袖口の裏、胸ポケットに2つ、背中、襟首の裏、裾の裏、おっと!靴の中だ!」
合計10個も取り出した。
「お前……靴の中から取り出した奴は自分で飲めよ!」
「ええ!バジリスク酒と同じで俺の足で熟成されてうまいぜ!そこらの酒なんかより奥深くて臭くてたまらねぇー1品なんだぞ!街に出て酔っ払った奴に飲ませたら逆に金をよこせぇ!って迫られたほどの一品だぞ!」
自身の足によって熟成された「ピーク足酒」の出来に自信があるようでみんなに飲ませようとする。
「……普通の酒にするわ」
勧められた足酒を断って少し臭う方の酒瓶を手にする兵士たち。
「……ああ!ずりぃ!みんなで酒飲んでるじゃねぇか!私も晩酌したい!」
怒りの治ったクミは楽しそうに酒を飲む警備兵達を見て羨ましくなり、亜空間から酒瓶を取り出して一緒に飲む。
「ぷはぁ!良いねぇ!大勢で飲む酒はやっぱり美味いぜ!」
そして、綺麗な月を眺める。
「お!そーだ!」
酒のつまみとしてハンナが大量に持たせてくれた弁当10コ、取り出す。
「ウヒョオ!うまそうだぜ!お前達も食おうぜ!」
「おお!いいのか!」
「いやぁ、ちょうど腹が減ってたんだわ」
「上がらせてもらうぜ」
警備兵達と酒とつまみを食べて満月を楽しむ。
「ぷはぁ!」
「この料理うめえな!」
ハンナの料理を褒めてくれる警備兵達。
「だろ!うちの自慢シェフの料理だからな!」
嬉しくてついつい自慢しちゃう私。
「くー羨ましいぜ。うちのシェフはピークだからよ。臭い!けど、うまーい……って料理が多くて困ってんだよ」
肩を落とす警備兵のおっちゃん。
「ふーん。大変だなー知らんけど」
鼻をホジホジ……うおぉぉ……小せぇなぁ
「でも、それなら、もっと食えって!たくさんあるから!お前達も食えよ!」
鼻ホジホジした手で肩を叩く。
「「「侵入者さん!ありがとう!」」」
警備兵一同からお礼を言われた。
「おお!いいって事よ!」
侵入者と警備兵による満月鑑賞会&酒盛りがスタートする。
と、その頃の館……
「くそ!ここもハズレか」
館の取引名簿を見たクラウドは目的の商人ではなかったようだが、それでも証拠の一つなので懐にしまう。
「しかし、武器を秘密裏に売っていた商人の大元だ!これを潰せば技術の流出がしばらくはなくなる」
館の主人が過ごすであろう広々とした部屋を後にしようとすると、入り口のところにクラウドと変わらぬ体格の男が仁王立ちしていた。
一人一人、それぞれの体格や職業に合わせた武器を構え、全身鎧から最低でも革の軽鎧と万全の戦闘体制で戦いに臨む相手。
対するは……
「ほっ!よっ!……おーし!準備運動おわり!」
サンダル、半袖、半ズボンと超軽量の
「過ごしやすさー」を重視した格好の私。
「うっし!……かかってきな!」
そして、最強の武器「拳」を構え、どんな相手も向けられたら最後。一発でハートを射抜かれて私にメロメロになってしまうウインクを前方の男達に放つ。
私に惚れた瞬間に、取り合いだけ始めるなよ?
セクシーさを意識してウインクする。
「ひ!…ぁ…」
前方の3人が気を失って倒れる。
それを見た周りの者達は
「え!」
と、顔を驚愕で染め上げる。
その中の1人、ピーク・マッケンリーは逮捕されたのちにこう語っている。
「噂には聞いたことがあった。でも、単なる作り話だと思っていた」
震え上がるピーク……
兵士は酒を呑ます……アル中!
「おおー。これこれ。酒が抜けるとどうも震えるんだよな……で、話を戻すけどあれは武術の極みと呼ばれるS級冒険者「牧師のセラス」が一睨みでB級冒険者を気絶させたって噂を聞いたことがあったけどまさにそれと同じだったぜ」
と、のちに彼は供述する。
「な、」
固まったまま動きを見せない警備兵達……
「なぜだ……私はハートを射抜くつもりでやったのに……あれだけ「セクシィ」について勉強したのに……」
そんな警備兵達を置き去りにして、クミは絶望に顔を染め、血の涙を流す。
「どうしてだぁ!どうしてどいつもこいつも!私がウインクを飛ばした奴は全員!片っ端から気を失ってしまうんだぁ!」
両手を握りしめて、吹き付ける突風に抗う時のように踏ん張り、空に向かって叫ぶ。
「1人くらい顔を染める奴がいてもいいだろう!というか!照れろ!もう演技でもいいから!照れてくれ!お願いします!」
自身を囲む警備兵達にキレながら頭を下げる。
「…え…えっ…え?」
戸惑いを見せる警備兵達。
いつもなら、敵が攻撃を仕掛けてきた時点で生死をかけた戦いが始まるという流れがあった。
しかし、現在。仲間がやられて戦闘意欲満々で仕掛けようとしたら、急に血の涙を流し、よくわからん理由で空に向かって叫び、よくわからないお願いをしてくる女
……戦う気あんの?
「…え?これって仕掛けていいの?」
戸惑う男達はキョロキョロしながら、クミに指をさして、自身の右隣の奴に確認する。
「え?わからねぇよ!なぁ、お前はどう思う?」
聞かれたやつは更に右隣のやつへ聞いていく。
山手線ゲームのように隣から隣へと一周し、最終的に一番初めに質問した男へ質問が返ってくる。
「え?どうしたらいいの?」
困り果てる警備兵達……
「な、なぁ……」
困り果てる警備兵の中で、
ビクトリア・ラッセル(25)が話し始める。
「とりあえず武器は捨ててさ、話を聞いてやろうぜ?なんか見てたら可哀想な奴な気がしてきた」
ラッセルは武器をその場に投げて、クミの元へ歩き出す。
「……ラッセルが話を聞くっていうなら、行くか?」
他の警備兵達も武器を捨て、クミの元へ集まり、皆が集まったところでその場に腰掛ける。
「ほら、何があったか知らなぇけどさ。元気だせって!」
「そうだぜ。おじさん達もみんな辛いことばかりだけどなんとか生きてるからよ」
「そうそう!辛いことがあったら、聞いてくれる人にぶちまけちまえばいいんだよ」
「おーい!誰か酒、持ってたよな?」
「ああ、少しだけならあるぜ」
ピーク・マッケンリーは、懐から鉄製携帯酒瓶を、
「えっと袖口の裏、胸ポケットに2つ、背中、襟首の裏、裾の裏、おっと!靴の中だ!」
合計10個も取り出した。
「お前……靴の中から取り出した奴は自分で飲めよ!」
「ええ!バジリスク酒と同じで俺の足で熟成されてうまいぜ!そこらの酒なんかより奥深くて臭くてたまらねぇー1品なんだぞ!街に出て酔っ払った奴に飲ませたら逆に金をよこせぇ!って迫られたほどの一品だぞ!」
自身の足によって熟成された「ピーク足酒」の出来に自信があるようでみんなに飲ませようとする。
「……普通の酒にするわ」
勧められた足酒を断って少し臭う方の酒瓶を手にする兵士たち。
「……ああ!ずりぃ!みんなで酒飲んでるじゃねぇか!私も晩酌したい!」
怒りの治ったクミは楽しそうに酒を飲む警備兵達を見て羨ましくなり、亜空間から酒瓶を取り出して一緒に飲む。
「ぷはぁ!良いねぇ!大勢で飲む酒はやっぱり美味いぜ!」
そして、綺麗な月を眺める。
「お!そーだ!」
酒のつまみとしてハンナが大量に持たせてくれた弁当10コ、取り出す。
「ウヒョオ!うまそうだぜ!お前達も食おうぜ!」
「おお!いいのか!」
「いやぁ、ちょうど腹が減ってたんだわ」
「上がらせてもらうぜ」
警備兵達と酒とつまみを食べて満月を楽しむ。
「ぷはぁ!」
「この料理うめえな!」
ハンナの料理を褒めてくれる警備兵達。
「だろ!うちの自慢シェフの料理だからな!」
嬉しくてついつい自慢しちゃう私。
「くー羨ましいぜ。うちのシェフはピークだからよ。臭い!けど、うまーい……って料理が多くて困ってんだよ」
肩を落とす警備兵のおっちゃん。
「ふーん。大変だなー知らんけど」
鼻をホジホジ……うおぉぉ……小せぇなぁ
「でも、それなら、もっと食えって!たくさんあるから!お前達も食えよ!」
鼻ホジホジした手で肩を叩く。
「「「侵入者さん!ありがとう!」」」
警備兵一同からお礼を言われた。
「おお!いいって事よ!」
侵入者と警備兵による満月鑑賞会&酒盛りがスタートする。
と、その頃の館……
「くそ!ここもハズレか」
館の取引名簿を見たクラウドは目的の商人ではなかったようだが、それでも証拠の一つなので懐にしまう。
「しかし、武器を秘密裏に売っていた商人の大元だ!これを潰せば技術の流出がしばらくはなくなる」
館の主人が過ごすであろう広々とした部屋を後にしようとすると、入り口のところにクラウドと変わらぬ体格の男が仁王立ちしていた。
0
お気に入りに追加
982
あなたにおすすめの小説
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
芋くさ聖女は捨てられた先で冷徹公爵に拾われました ~後になって私の力に気付いたってもう遅い! 私は新しい居場所を見つけました~
日之影ソラ
ファンタジー
アルカンティア王国の聖女として務めを果たしてたヘスティアは、突然国王から追放勧告を受けてしまう。ヘスティアの言葉は国王には届かず、王女が新しい聖女となってしまったことで用済みとされてしまった。
田舎生まれで地位や権力に関わらず平等に力を振るう彼女を快く思っておらず、民衆からの支持がこれ以上増える前に追い出してしまいたかったようだ。
成すすべなく追い出されることになったヘスティアは、荷物をまとめて大聖堂を出ようとする。そこへ現れたのは、冷徹で有名な公爵様だった。
「行くところがないならうちにこないか? 君の力が必要なんだ」
彼の一声に頷き、冷徹公爵の領地へ赴くことに。どんなことをされるのかと内心緊張していたが、実際に話してみると優しい人で……
一方王都では、真の聖女であるヘスティアがいなくなったことで、少しずつ歯車がズレ始めていた。
国王や王女は気づいていない。
自分たちが失った者の大きさと、手に入れてしまった力の正体に。
小説家になろうでも短編として投稿してます。
【完結】婚約破棄された令嬢が冒険者になったら超レア職業:聖女でした!勧誘されまくって困っています
如月ぐるぐる
ファンタジー
公爵令嬢フランチェスカは、誕生日に婚約破棄された。
「王太子様、理由をお聞かせくださいませ」
理由はフランチェスカの先見(さきみ)の力だった。
どうやら王太子は先見の力を『魔の物』と契約したからだと思っている。
何とか信用を取り戻そうとするも、なんと王太子はフランチェスカの処刑を決定する。
両親にその報を受け、その日のうちに国を脱出する事になってしまった。
しかし当てもなく国を出たため、何をするかも決まっていない。
「丁度いいですわね、冒険者になる事としましょう」
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
【完結】人々に魔女と呼ばれていた私が実は聖女でした。聖女様治療して下さい?誰がんな事すっかバーカ!
隣のカキ
ファンタジー
私は魔法が使える。そのせいで故郷の村では魔女と迫害され、悲しい思いをたくさんした。でも、村を出てからは聖女となり活躍しています。私の唯一の味方であったお母さん。またすぐに会いに行きますからね。あと村人、テメぇらはブッ叩く。
※三章からバトル多めです。
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる