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初めてのホームルーム
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波乱の「洗礼」によって臨時収入を得たクミ達は一路、担任の案内で各教室へと向かう。
「ぬはは!お前達も一緒の組だったなんて奇遇だね!さっきは気絶させて悪かったね!まあ、今後は気をつけることだね!」
臨時収入も相まっていつも以上にテンションの高い私は、さっき体育館裏で気絶させた3人とは同じクラスだったようで遅れてやってきた3人と共に教室へと向かいがてら背中をバシバシ叩く。
「う、うっす!気をつけます!な!おまいら!」
「は、はい!良い勉強になりました!」
「ありがとうございます!クミの姐御!」
息ぴったりに頭を下げる。
おお!聖騎士達が式典の時に息ぴったりに行進してて気持ち悪いと思ったけど、こいつらのは見てて気持ちいいな。
「うむ。くるしゅうないぞ。ピーチク、パーチク、ドゥウェイン」
3人の頭を撫でてやる。
「ありがとうございます!俺の名前は「ビーク」です!」
「俺の名前は「マイヤ」です!」
「俺は「エンド」です!」
頭を上げた3人が真ん中の奴から順に名前を教えてくれる。
そういえば、まだ名前聞いてなかったな。まあ、教えられても人の名前と顔を覚えるの苦手だから意味ないんだけど……
「そうか。なら、お前達のことは今日から「三兄弟」と名前を変更する!真ん中のお前が長男!左隣のお前…ま、まい…「次男」だ!残りのお前…エンド?」
私は名前が合っているか確認するようにエンドに目を向ける。
「そうっす!俺の名前はエンドです!」
おお!初めてだ!どうでもいいやつの名前覚えたの!
「よし!お前の名前は覚えられたからエンドのままだ!よし!長男!」
「は、はい!」
おお!元気のいい声だ!反応も早くて見所があるぞ。
「はい!次!次男!」
「……あ!はい!」
うーん……声はいいけど反応が遅いな。
「はい!最後!エンド!」
「はい!」
うん。こいつは反応を見てる限りそのままでも良さそうだな。矯正するのは次男だけだな……
「次男!」
私は、長男の左にいる次男に近寄る。
私が近づくと次男はビクビクしながら、
「は、はい!」
と、私ではなく天井を見て返事をする。
「お前……」
私が喋ると次男の体が震え出す。
ん?どうしたんだ。こいつ?
私はなぜ次男が震え出したのか疑問に思ったが、構わずに話を続ける。
「感じから言って魔法使いか?」
滝のように流れる汗で服を濡らす次男は予想外の質問だったようで、
「へ?……そうですけど」
と、天井を見上げたまま答える。
「磨いてるのは攻撃系?それとも回復系どっちだ?」
「えっと……両方です」
「ふーん……」
私は下を向いて考え事をしながら次男から離れて、エマ達の元に戻る。
「なに?どうしたの?」
そんな私にユリが質問してくる。
「ん?ああ。次男の反応を見て思ったことがあって」
「思うこと?」
「うん。思うことっていうか気づいたこと。ここまで私を慕ってくれるから少しだけレクチャーしてあげたいと思ったんだけど、でも、大きなお世話になるかなと思って迷ってる……」
率直な気持ちを口に出すと「え!」とユリが見つめてくる。
なんだよ……私にだって人を思いやる気持ちくらいあるからな。
「根はいい子なんだよねー」
シルフィからもフォローが入る。
エマ達には聞こえないけど……ありがとう!
「いいんじゃないか?それを判断するのは本人だから」
お金を眺めていたエマが真顔でアドバイスをくれる。
この人はこういう時にいつもさらっと核心をつく言葉を……サンキュー!
「そうだな……次男!」
「はい!」
すっかり「次男」呼びが定着し、さっきよりも早い反応を見せてくれる。
「お前って予想外の出来事に直面すると反応が遅れるタイプか?」
「え……はい!そうです!」
今の反応……先の展開を予想してから動く癖があるから毎回毎回、頭の中の予想した展開と違って反能が遅れてる感じだな。
「お前……ビビリだろ?」
次男は私の言葉にビクッと反応する。
「え!なんでわかるんですか?」
「私にも似たような時があった……」
「え!姐御にもそんな時期があったんですか!ドラゴンでも気絶しそうなウインクを放つ姐御に!」
「……」
次男の一言で心の傷口が抉られる。
こいつ……
私の体から放たれる絶大な魔力とプレッシャーに一瞬にして空気が凍りつく。
「……あ!ごめんなさい!」
空気を察した次男が遅れて謝ってくる。
「はぁ、怒ってもしょうがない……周りよりも少し強いだけで、私も人間だからな」
「は、はい!気をつけます!」
凍りついた空気は溶け、春の常温へと戻っていく。
「私がどうやって克服したのかだけど……」
私はかつてドラゴンと戦いながらリサに愚痴った時のことを思い出す。
あの時は、1日のお勤めの時間がさらに伸ばされたのと魔物被害が多発していて、治療をした後は魔物討伐と、睡眠が取れず働き通しで精神的におかしくなっていた時期だった。
その事を愚痴るとリサは笑って……
「今、この瞬間に星が爆発して死ぬ事より最悪なことってある?」
それを聞いた瞬間に
「確かに!それが一番最悪だわ」
と思ってなんか軽くなってドラゴンも瞬殺できた。
しかし、私が何を言いたいのか伝わらずキョトンとする次男。
「まあ、要するに「最悪の想像を超える事なんてなかなかないよ」って事!」
「……ああ!そういう事か!想像するのは最悪なことだけにして、後のことは無意識で話せって事ですね!」
「そうそう……人間なんてほとんど無意識で生きてんだからさ!人に迷惑かけてる部分だけ意識して直せばいいよって話」
「勉強になります!」
話が終わると校内にチャイムが鳴り響く。
「え?もしかして……」
校門の方を見ると帰宅していく生徒達の姿。
「はい……たった今、終わりました」
私たちを先導していた担任の先生が次男と私の間に現れる。
って!顔が近い!
幽霊のように現れた。まだ名前も知らない先生は、冒険者コース専用の荒れた校舎へ続く渡り廊下に出てから、私たちの方へ向き直る。
「私の名前はヨハネスです。B級冒険者をしております。剣士です。剣以外には興味ないです。授業は一日6時間です。荷物は特にありませんので手ぶらで来てください」
ヨハネス先生はそれだけ言うと私達に背を向ける。
「私からの説明は以上です。解散」
荒れた校舎の方へと消えていった。
「……とりあえず終わりってことだよな?」
「たぶん……」
次男は私の質問に即座に返答してきた。
「なら、帰りますか」
「うん」
こうして初めてのホームルームは終わった。
「ぬはは!お前達も一緒の組だったなんて奇遇だね!さっきは気絶させて悪かったね!まあ、今後は気をつけることだね!」
臨時収入も相まっていつも以上にテンションの高い私は、さっき体育館裏で気絶させた3人とは同じクラスだったようで遅れてやってきた3人と共に教室へと向かいがてら背中をバシバシ叩く。
「う、うっす!気をつけます!な!おまいら!」
「は、はい!良い勉強になりました!」
「ありがとうございます!クミの姐御!」
息ぴったりに頭を下げる。
おお!聖騎士達が式典の時に息ぴったりに行進してて気持ち悪いと思ったけど、こいつらのは見てて気持ちいいな。
「うむ。くるしゅうないぞ。ピーチク、パーチク、ドゥウェイン」
3人の頭を撫でてやる。
「ありがとうございます!俺の名前は「ビーク」です!」
「俺の名前は「マイヤ」です!」
「俺は「エンド」です!」
頭を上げた3人が真ん中の奴から順に名前を教えてくれる。
そういえば、まだ名前聞いてなかったな。まあ、教えられても人の名前と顔を覚えるの苦手だから意味ないんだけど……
「そうか。なら、お前達のことは今日から「三兄弟」と名前を変更する!真ん中のお前が長男!左隣のお前…ま、まい…「次男」だ!残りのお前…エンド?」
私は名前が合っているか確認するようにエンドに目を向ける。
「そうっす!俺の名前はエンドです!」
おお!初めてだ!どうでもいいやつの名前覚えたの!
「よし!お前の名前は覚えられたからエンドのままだ!よし!長男!」
「は、はい!」
おお!元気のいい声だ!反応も早くて見所があるぞ。
「はい!次!次男!」
「……あ!はい!」
うーん……声はいいけど反応が遅いな。
「はい!最後!エンド!」
「はい!」
うん。こいつは反応を見てる限りそのままでも良さそうだな。矯正するのは次男だけだな……
「次男!」
私は、長男の左にいる次男に近寄る。
私が近づくと次男はビクビクしながら、
「は、はい!」
と、私ではなく天井を見て返事をする。
「お前……」
私が喋ると次男の体が震え出す。
ん?どうしたんだ。こいつ?
私はなぜ次男が震え出したのか疑問に思ったが、構わずに話を続ける。
「感じから言って魔法使いか?」
滝のように流れる汗で服を濡らす次男は予想外の質問だったようで、
「へ?……そうですけど」
と、天井を見上げたまま答える。
「磨いてるのは攻撃系?それとも回復系どっちだ?」
「えっと……両方です」
「ふーん……」
私は下を向いて考え事をしながら次男から離れて、エマ達の元に戻る。
「なに?どうしたの?」
そんな私にユリが質問してくる。
「ん?ああ。次男の反応を見て思ったことがあって」
「思うこと?」
「うん。思うことっていうか気づいたこと。ここまで私を慕ってくれるから少しだけレクチャーしてあげたいと思ったんだけど、でも、大きなお世話になるかなと思って迷ってる……」
率直な気持ちを口に出すと「え!」とユリが見つめてくる。
なんだよ……私にだって人を思いやる気持ちくらいあるからな。
「根はいい子なんだよねー」
シルフィからもフォローが入る。
エマ達には聞こえないけど……ありがとう!
「いいんじゃないか?それを判断するのは本人だから」
お金を眺めていたエマが真顔でアドバイスをくれる。
この人はこういう時にいつもさらっと核心をつく言葉を……サンキュー!
「そうだな……次男!」
「はい!」
すっかり「次男」呼びが定着し、さっきよりも早い反応を見せてくれる。
「お前って予想外の出来事に直面すると反応が遅れるタイプか?」
「え……はい!そうです!」
今の反応……先の展開を予想してから動く癖があるから毎回毎回、頭の中の予想した展開と違って反能が遅れてる感じだな。
「お前……ビビリだろ?」
次男は私の言葉にビクッと反応する。
「え!なんでわかるんですか?」
「私にも似たような時があった……」
「え!姐御にもそんな時期があったんですか!ドラゴンでも気絶しそうなウインクを放つ姐御に!」
「……」
次男の一言で心の傷口が抉られる。
こいつ……
私の体から放たれる絶大な魔力とプレッシャーに一瞬にして空気が凍りつく。
「……あ!ごめんなさい!」
空気を察した次男が遅れて謝ってくる。
「はぁ、怒ってもしょうがない……周りよりも少し強いだけで、私も人間だからな」
「は、はい!気をつけます!」
凍りついた空気は溶け、春の常温へと戻っていく。
「私がどうやって克服したのかだけど……」
私はかつてドラゴンと戦いながらリサに愚痴った時のことを思い出す。
あの時は、1日のお勤めの時間がさらに伸ばされたのと魔物被害が多発していて、治療をした後は魔物討伐と、睡眠が取れず働き通しで精神的におかしくなっていた時期だった。
その事を愚痴るとリサは笑って……
「今、この瞬間に星が爆発して死ぬ事より最悪なことってある?」
それを聞いた瞬間に
「確かに!それが一番最悪だわ」
と思ってなんか軽くなってドラゴンも瞬殺できた。
しかし、私が何を言いたいのか伝わらずキョトンとする次男。
「まあ、要するに「最悪の想像を超える事なんてなかなかないよ」って事!」
「……ああ!そういう事か!想像するのは最悪なことだけにして、後のことは無意識で話せって事ですね!」
「そうそう……人間なんてほとんど無意識で生きてんだからさ!人に迷惑かけてる部分だけ意識して直せばいいよって話」
「勉強になります!」
話が終わると校内にチャイムが鳴り響く。
「え?もしかして……」
校門の方を見ると帰宅していく生徒達の姿。
「はい……たった今、終わりました」
私たちを先導していた担任の先生が次男と私の間に現れる。
って!顔が近い!
幽霊のように現れた。まだ名前も知らない先生は、冒険者コース専用の荒れた校舎へ続く渡り廊下に出てから、私たちの方へ向き直る。
「私の名前はヨハネスです。B級冒険者をしております。剣士です。剣以外には興味ないです。授業は一日6時間です。荷物は特にありませんので手ぶらで来てください」
ヨハネス先生はそれだけ言うと私達に背を向ける。
「私からの説明は以上です。解散」
荒れた校舎の方へと消えていった。
「……とりあえず終わりってことだよな?」
「たぶん……」
次男は私の質問に即座に返答してきた。
「なら、帰りますか」
「うん」
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