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初めての馬車旅と学園都市
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その後、無事に目を覚ましたおっちゃん。
名前は、ダン・マーク(52)
何でも、世界一のマーク商会という所の会長なのだとか。
聖国の支店を視察に行った帰り道に襲われたそう。護衛にC級冒険者を四人つけていたらしいが、山賊を見た途端に金目のものを持って逃げてしまったらしい。
「君のおかげで大事な従業員が助かった。本当にありがとう」
「ぬははは!私ごの……じゃなかった……気にすんな!おっちゃん!」
「お、おっ…まあ、いいか」
おっちゃんは自分のことではなく、私の大好きなアメリアさんとその妹ソフィーさんが助かったことを何よりも喜んでいた。
ふむ……わかっているなぁ。この二人のお胸は世界の宝だからねぇ……特にアメリアさん!
一応は女の子なので髭はないがある程であごを撫でる。
ツルツルだぜぇ~
しかし、このおっちゃん良いやつである。教皇ですら、汚い一面があるのに、大きな組織のトップに立つ人でこんなに闇の部分を感じない人間を初めて見た。
こういうのがトップに立つべくして立った人だというのだろうな。
教皇の場合は、
「おら!どろんこの汚い手をして!ちゃんと洗ってきな!ドラ息子!」
と、母ちゃんに叱られることは間違いないな。
「私達からもお礼を申し上げます。旦那様を救っていただき感謝します」
美少女二人からお礼を言われた。
輝く笑顔があるって聞いたことあったけど伝説は本当に実在するんだな!輝く笑顔はここにあった!……眩しいぜぇ!
「……いえいえ、綺麗な二人を見れるだけで眼福です」
思わずニヤケが止まらない。
私の視線に気がつき頬を染め、素早い動きで胸を両手で隠してしまう。
うおお!いい!可愛いよ!その反応が見たかったんだよ!
「おおー変態だねー」
二人の反応を楽しみつつ馬車を起こし、怪我をしていた馬達も治療した。
お礼に金貨100枚入った袋をよこしてきたが断った。
なぜなら、私は元!聖女だからね!…… まあ、本音は金よりも食糧が欲しかったから。
代わりにとおっちゃんに頼んでみた。
学園都市へ行くなら馬車に乗せて欲しいこと、食糧とアメリアさんとソフィーさんのお胸様を……
「いやです」
「私もです」
さすが双子の姉妹。息ぴったりで首を横に振られた。
しかし、私が求めていたのは、二人のこの反応。
ああ!いいよ!赤く染めたすまし顔で断る姿が可愛くてたまらん!病みつきになりそう!
「末期だねーもっと抑えな?」
と、シルフィからの一言。
「だ、そうだ。二人以外ならお安いご用ださ!それと……もっと紳士になった方がいいよ?」
私にだけ聞こえるように耳打ちしてくるおっちゃん。
はい!その通りです!すみません!
その後、起こした馬車に乗り込みソフィーさんが指揮する四頭の馬達によって馬車は動き始める。
動き出したと共に揺れるアメリアさんのお胸様……ありがたや、ありがたや~
「拝まないでください!」
ご開帳されていたお胸様がしまいこまれてしまう。
むうー!もう少しだけ拝んでいたかったぁ
おっちゃん達の助言もすっかりと忘れてエンジン全開の私……
なんせ、野に放たれた元!聖女ですから
軟禁生活が長すぎて!
「あははは!私も拝んでおこう」
ノリのいいおっちゃんは私と一緒にアメリアさんのお胸様に向かって両手を合わせる。
おお!信者が増えた!
おっちゃんの拝む姿を見て、
教会が崇めるのが神様ではなくお胸様なら私も、もう少し辞職せずにいたんだろうな……
と、思ったが、やはりあの4畳部屋見張りつき軟禁生活で一生を終えるのは嫌じゃ!
「旦那様まで!やめてください!」
アメリアさんは恥ずかしそうに両手で胸を隠して椅子へとうずくまる。
その顔は半分泣きそうになっていた。
おっとやりすぎたな……
おふざけはそこまでにして苦笑いするおっちゃんが差し出したクッキーを貪る。
うまし!これがクッキーというのかぁ……うまし!パンと野菜スープ以外を初めて口にしたぜ!うまし!……野に放たれたよかったぁ!
生まれて初めて食べるクッキーはとても美味だった。
ーーそれから馬車に揺られること2日
「起きてください。クミさん。学園都市に着きましたよ」
気持ちの良い日差しと座り心地の良い椅子によって夢の世界へ誘われていたわたしは愛しのアメリアさんの声に現実へと戻る。
「ええー!まだ寝てたーい!」
今日も健在であるお胸様にダイブする。
ああ……一生アメリアさんの胸に埋もれていたいなぁ
「もう!起きて!」
「ああ!お胸様!」
引き剥がされてしまった。
もう……ぶぅーー
しょうがないから体を起こし、窓の外を見る。
「え……」
窓の外に広がる光景にショックを受けた。
「ええ!人が多い!……田舎に帰りてぇ」
冗談は、そこまでにして、人の多さに加えて、街の発展具合にも驚いた。
まず街の大きさだ。聖都の倍はあろう広い街。
さらに5階建ての大聖堂に匹敵する高い建物が街の中にゴロゴロある。
その間をぬって進む馬車よりも沢山の人を乗せた乗り物。
「あれは一体……」
思わず口に出てしまう。
「ああ。あれはね。魔道列車って言ってお金を払うと誰でも乗れる乗り物だよ。あれ以外にも魔道大型陸上車ーー通常「バス」が街の中を走っているよ」
魔道列車、バス……
人の多さに目を回している私の頭には、それらの単語が入ってこない。
聖都だってそれなりに発展してると思っていたけど。全然話にならない……
「これが学園都市かぁ……可愛い子多いな!」
名前は、ダン・マーク(52)
何でも、世界一のマーク商会という所の会長なのだとか。
聖国の支店を視察に行った帰り道に襲われたそう。護衛にC級冒険者を四人つけていたらしいが、山賊を見た途端に金目のものを持って逃げてしまったらしい。
「君のおかげで大事な従業員が助かった。本当にありがとう」
「ぬははは!私ごの……じゃなかった……気にすんな!おっちゃん!」
「お、おっ…まあ、いいか」
おっちゃんは自分のことではなく、私の大好きなアメリアさんとその妹ソフィーさんが助かったことを何よりも喜んでいた。
ふむ……わかっているなぁ。この二人のお胸は世界の宝だからねぇ……特にアメリアさん!
一応は女の子なので髭はないがある程であごを撫でる。
ツルツルだぜぇ~
しかし、このおっちゃん良いやつである。教皇ですら、汚い一面があるのに、大きな組織のトップに立つ人でこんなに闇の部分を感じない人間を初めて見た。
こういうのがトップに立つべくして立った人だというのだろうな。
教皇の場合は、
「おら!どろんこの汚い手をして!ちゃんと洗ってきな!ドラ息子!」
と、母ちゃんに叱られることは間違いないな。
「私達からもお礼を申し上げます。旦那様を救っていただき感謝します」
美少女二人からお礼を言われた。
輝く笑顔があるって聞いたことあったけど伝説は本当に実在するんだな!輝く笑顔はここにあった!……眩しいぜぇ!
「……いえいえ、綺麗な二人を見れるだけで眼福です」
思わずニヤケが止まらない。
私の視線に気がつき頬を染め、素早い動きで胸を両手で隠してしまう。
うおお!いい!可愛いよ!その反応が見たかったんだよ!
「おおー変態だねー」
二人の反応を楽しみつつ馬車を起こし、怪我をしていた馬達も治療した。
お礼に金貨100枚入った袋をよこしてきたが断った。
なぜなら、私は元!聖女だからね!…… まあ、本音は金よりも食糧が欲しかったから。
代わりにとおっちゃんに頼んでみた。
学園都市へ行くなら馬車に乗せて欲しいこと、食糧とアメリアさんとソフィーさんのお胸様を……
「いやです」
「私もです」
さすが双子の姉妹。息ぴったりで首を横に振られた。
しかし、私が求めていたのは、二人のこの反応。
ああ!いいよ!赤く染めたすまし顔で断る姿が可愛くてたまらん!病みつきになりそう!
「末期だねーもっと抑えな?」
と、シルフィからの一言。
「だ、そうだ。二人以外ならお安いご用ださ!それと……もっと紳士になった方がいいよ?」
私にだけ聞こえるように耳打ちしてくるおっちゃん。
はい!その通りです!すみません!
その後、起こした馬車に乗り込みソフィーさんが指揮する四頭の馬達によって馬車は動き始める。
動き出したと共に揺れるアメリアさんのお胸様……ありがたや、ありがたや~
「拝まないでください!」
ご開帳されていたお胸様がしまいこまれてしまう。
むうー!もう少しだけ拝んでいたかったぁ
おっちゃん達の助言もすっかりと忘れてエンジン全開の私……
なんせ、野に放たれた元!聖女ですから
軟禁生活が長すぎて!
「あははは!私も拝んでおこう」
ノリのいいおっちゃんは私と一緒にアメリアさんのお胸様に向かって両手を合わせる。
おお!信者が増えた!
おっちゃんの拝む姿を見て、
教会が崇めるのが神様ではなくお胸様なら私も、もう少し辞職せずにいたんだろうな……
と、思ったが、やはりあの4畳部屋見張りつき軟禁生活で一生を終えるのは嫌じゃ!
「旦那様まで!やめてください!」
アメリアさんは恥ずかしそうに両手で胸を隠して椅子へとうずくまる。
その顔は半分泣きそうになっていた。
おっとやりすぎたな……
おふざけはそこまでにして苦笑いするおっちゃんが差し出したクッキーを貪る。
うまし!これがクッキーというのかぁ……うまし!パンと野菜スープ以外を初めて口にしたぜ!うまし!……野に放たれたよかったぁ!
生まれて初めて食べるクッキーはとても美味だった。
ーーそれから馬車に揺られること2日
「起きてください。クミさん。学園都市に着きましたよ」
気持ちの良い日差しと座り心地の良い椅子によって夢の世界へ誘われていたわたしは愛しのアメリアさんの声に現実へと戻る。
「ええー!まだ寝てたーい!」
今日も健在であるお胸様にダイブする。
ああ……一生アメリアさんの胸に埋もれていたいなぁ
「もう!起きて!」
「ああ!お胸様!」
引き剥がされてしまった。
もう……ぶぅーー
しょうがないから体を起こし、窓の外を見る。
「え……」
窓の外に広がる光景にショックを受けた。
「ええ!人が多い!……田舎に帰りてぇ」
冗談は、そこまでにして、人の多さに加えて、街の発展具合にも驚いた。
まず街の大きさだ。聖都の倍はあろう広い街。
さらに5階建ての大聖堂に匹敵する高い建物が街の中にゴロゴロある。
その間をぬって進む馬車よりも沢山の人を乗せた乗り物。
「あれは一体……」
思わず口に出てしまう。
「ああ。あれはね。魔道列車って言ってお金を払うと誰でも乗れる乗り物だよ。あれ以外にも魔道大型陸上車ーー通常「バス」が街の中を走っているよ」
魔道列車、バス……
人の多さに目を回している私の頭には、それらの単語が入ってこない。
聖都だってそれなりに発展してると思っていたけど。全然話にならない……
「これが学園都市かぁ……可愛い子多いな!」
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