37 / 100
第二章
第36話 警察署
しおりを挟む
「もしかして監獄プレイのお店と間違えて来たのかな?」
「「ごめんなさい、違います」」
「えっ……出頭?」
「「いえ、違います」」
今もお兄ちゃんを探すための捜査が行われていることだろうから、それを中止するために警察署へ来たのだが――。
「やだなぁ、このお方は変態シスコンで業界を騒がしてるレースフェルトのアニキですよー」
「オイテメェ何言って……ッ!」
「ああ、ノート・レースフェルトさんですね。見つかったのですか。ご報告ありがとうございます」
「なああああああああああああああああああああああああああっ!?」
嘘でしょ、お兄ちゃんって警察の人には『変態シスコン』で通っちゃうの……?
いや、でもカイルが『レースフェルトのアニキ』って言ったからよね! ……そうよね? ねっ?
「ところで……」
お巡りさんがニコニコした笑顔のまま続ける。
「どうしてあなたたちは全裸とパンイチで警察署に来たのですか?」
「全裸でいることに、理由なんている?」
「いります」
『カチャッ』
お兄ちゃんのストーカーは謎理論を炸裂させるも、そのまま手錠を掛けられ奥の方へ行ってしまった。そのまま戻ってこなくてもいいんだよ?
「まあ、こんな形とは言え会えたからには言っておくが……。たまには帰って来いよ」
「まだこっちに来て二週間も経ってないんだけど」
私は一体どんな頻度で母国へ帰らなければならないのだろう。
「国王も『ラミちゅわんのムレムレ靴下をはやく拝みたい』って言ったたし……。別に俺が帰ってきて欲しいわけじゃないんだからな!?」
ツンデレみたいなこと言ってるなこの人。
あと国王様、拝ませませんよ? 私王城に行ってもそのまま洗濯をしてもらっている人たちに靴下洗ってもらいますからね?
「ラミちゅわん、はやくここから出ないと今度はパンイチのシスコンのほうが捕まっちゃうよ?」
「それもそうね。さっさと出ましょう」
なお、さっき捕まったストーカーは侯爵家の跡継ぎでもあり、保釈金をたんまり積んで出てきたらしい。マジで私の国大丈夫なの?
「「ごめんなさい、違います」」
「えっ……出頭?」
「「いえ、違います」」
今もお兄ちゃんを探すための捜査が行われていることだろうから、それを中止するために警察署へ来たのだが――。
「やだなぁ、このお方は変態シスコンで業界を騒がしてるレースフェルトのアニキですよー」
「オイテメェ何言って……ッ!」
「ああ、ノート・レースフェルトさんですね。見つかったのですか。ご報告ありがとうございます」
「なああああああああああああああああああああああああああっ!?」
嘘でしょ、お兄ちゃんって警察の人には『変態シスコン』で通っちゃうの……?
いや、でもカイルが『レースフェルトのアニキ』って言ったからよね! ……そうよね? ねっ?
「ところで……」
お巡りさんがニコニコした笑顔のまま続ける。
「どうしてあなたたちは全裸とパンイチで警察署に来たのですか?」
「全裸でいることに、理由なんている?」
「いります」
『カチャッ』
お兄ちゃんのストーカーは謎理論を炸裂させるも、そのまま手錠を掛けられ奥の方へ行ってしまった。そのまま戻ってこなくてもいいんだよ?
「まあ、こんな形とは言え会えたからには言っておくが……。たまには帰って来いよ」
「まだこっちに来て二週間も経ってないんだけど」
私は一体どんな頻度で母国へ帰らなければならないのだろう。
「国王も『ラミちゅわんのムレムレ靴下をはやく拝みたい』って言ったたし……。別に俺が帰ってきて欲しいわけじゃないんだからな!?」
ツンデレみたいなこと言ってるなこの人。
あと国王様、拝ませませんよ? 私王城に行ってもそのまま洗濯をしてもらっている人たちに靴下洗ってもらいますからね?
「ラミちゅわん、はやくここから出ないと今度はパンイチのシスコンのほうが捕まっちゃうよ?」
「それもそうね。さっさと出ましょう」
なお、さっき捕まったストーカーは侯爵家の跡継ぎでもあり、保釈金をたんまり積んで出てきたらしい。マジで私の国大丈夫なの?
0
お気に入りに追加
1,060
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる