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第七章 玄徳のロマン
四台の自転車
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ポワソンは「また来るわ」と言って出て行ったが……なんか隣でキャッキャする声がしたと思ったら、ユキちゃんに引っ張られ、そのまま空き地でバトミントンを始めた。
魔道具の始祖なんだよな……ああして見ると、ただの子供にしか見えん。
まあ、楽しそうだしいいか。
「さて、イベント回避したし、バイクの最終チェックして、ヘルメットとプロテクター作るか」
と、一階に置いてあるバイクの元へ向かうと、声が聞こえてきた。
「おっさん……」
「おじさん……」
「おじさま……」
「ん? おお、お前たちか」
ロッソ、アオ、ブランシュ。そして三人の後ろにいるヴェルデだ。
三人は俺の前に来ると、頭を下げる。
「「「ごめんなさい」」」
「お、おいおい。別に謝るようなことしたわけじゃないだろ? ほら、頭上げろって」
びっくりした。
三人は沈んだ顔だ。ロッソが俯いたまま言う。
「アタシたち、おっさんに失礼なことしちゃった……おっさん、いつも優しくて、面白くて、一緒にいて楽しくて……でもそれ、アタシたちだからじゃなくて、おっさんだから、みんなに優しいおっさんだからで……だから、バレンたちと仲良しのおっさん見て、嫌な気持ちになっちゃった」
「……同じく。おじさん、私……おじさんのこと、取られたくないって思った」
「わたくしもですわ。嫉妬……醜い感情に支配されてましたわ」
「お、大げさだぞ。それに……」
俺は、ロッソ、アオ、ブランシュの頭を順番に撫でた。
「お前たちは子供なんだし、そういう感情を持つのが普通なんだよ。俺みたいなおっさんにはわからん感情だ。とりあえず、もう気にするな。俺も気にしていないから」
「「「…………」」」
三人は無言で頷いた。
まだ気にしているようだ……あ、そうだ。
「なあ、お前たちにプレゼントがあるんだ」
「え?」
「……私たちに」
「プレゼント、ですの?」
「ああ」
作業場の隅っこに、布を掛けた物体が置いてある。
俺はそこに行き、布をバサッと外した。
「ほらこれ、お前たち専用の『自転車』だ」
マウンテンバイクみたいな自転車だ。
フレームの色は赤、青、白。前方にカゴ、後部には鍵付きのカゴを付けた。
試作車よりも頑強になるよう、メタルオークの骨を溶かし、アイアンコングというメタルオークよりも硬い骨を持つ魔獣の骨を混ぜ合わせた特注の合金で作った。
タイヤも、ロッソたちなら大丈夫と、若く弾力があり頑丈なラバーコブラの皮を使い、タイヤのリムに巻き付け、さらに溝を彫って滑り止め加工もした。
「完成形の自転車、俺カスタムだ。こっちのカゴに荷物とか入れられるし、頑強さもあるから無茶な走行しても平気だぞ。チェーン外れとかはあるかもしれんけど、それくらいならまあ、直せるだろ」
「「「…………」」」
「仲直り、って言い方は変かもしれんが……これ、お前たちにやるよ。冒険に役立ててくれ」
そう言った瞬間、ロッソが飛びついて……いや、しがみ付いてきた。
「おっさああああん!! ごめん、ありがとおおおおお!! ううう、おっさんになら抱かれてもいいいいい!!」
「いでででで!? おま、しま、締まってる!?」
背骨が折れんばかりに締められた!! ヴェルデが割って入り拘束を解除。泣きじゃくるロッソ。そして今度はアオが腕にしがみ付く。
「おじさん……大好き」
「あ、ああ。その、補助輪必要なら言えよ?」
「おじさん……」
「あの、顔近い……お、おいマテ、待った!!」
俺はアオの頭を押さえ、キスから身を守る。
するとブランシュ、アオを引っぺがし、俺の両手を包み込むように掴む。
「おじさま……あなたに感謝を。わたくし、あなたを本気で好きになりそうですわ」
「お、おう。それは友達として……だよな」
「ふふ、どちらがいいですか?」
て、手が離れないんだが……なんだろう、ハーレム展開なのか?
でも俺、ハーレム展開はイヤなんだが。というか!!
「なあ!! お前たち、自転車乗ってくれ!! 乗り心地とか知りたいんだが!!」
「そーね。よし、泣くの終わり。『鮮血の赤椿』準備開始!!」
「「「おー!!」」」
三人は自転車へ……そして、ヴェルデが気付いた。
「……ゲントク」
「ん、どうした?」
「……私の自転車は?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
静寂、そして俺は頭を下げた。
「……すまん、素で忘れてた」
「ちょっとふざけないでよおおおおおおおお!! なんで私がそういう役回りなのよおおおおおお!!」
こうして、俺はロッソたちと大笑い……すまんヴェルデ、お前専用の自転車は苦労をかけたぶんカスタムに力入れてやるからな。
◇◇◇◇◇◇
さて、ロッソたちが自転車に乗ると、それを見たユキちゃんたちも三輪車に乗り、六人で走り出した。
残ったのは、ヒコロクとヴェルデ、そしてまだバドミントンで遊んでいたポワソン。
ポワソンは、やや恥ずかし気に俺の元へ。
「こほん。年甲斐もなく熱中したわ……あの遊具、面白いわね」
「バドミントンな。なあポワソン、お前もあれ欲しいか?」
指差したのはユキちゃんの三輪車。
ポワソンはジッと見て「……欲しいわね」とつぶやく。
ヴェルデは俺をジト目で見てるし、やるしかないな。
「せっかくだ。ヴェルデのと合わせて、お前の分も作ってやるよ」
「い、いいの? 魔道具、高いんでしょう?」
「魔道具じゃなくて乗り物だしな。それに予備パーツあるし、組むだけなら時間かからんし」
「……じゃあ、お願いしようかしら。お値段は? 確か、ラスラヌフとエアリーズは、あなたの仕事に十億セドル払ったのよね?」
「いらん。プレゼントみたいなモンだし、気にすんな」
また十億もらうわけにはいかん。
俺は、自転車を作った時の予備パーツを組み上げ、色を緑に塗る。
同じく、ポワソンの三輪車も色を緑に塗り、十五分ほどで二人の元へ。
「ほれ、お待たせ」
「待っていたわ!! よーし、あいつらに追いついてやるわ!! ヒコロク、行くわよ!!」
『ワオーン!!』
「三輪車……へえ、これを足で回すのね」
「ああ、ゆっくり漕ぐと動き出す」
ヴェルデ、ヒコロクはロッソたちに追いつこうと走り出し、ポワソンはゆっくりと走り出した。
誰もいなくなり、俺は大きく伸びをする。
「はぁ~……やっと一人になった。って……何をしようとしてたんだっけ」
一分ほど考え……思い出した。
「そうだ、ヘルメットとプロテクター!! それ作ったら、服屋にジャケットをオーダーメイドしに行かないとな!!」
さて、忙しい忙しい。
電気、雷関係のイベントを回避したのはいいけど……なんだかんだで忙しい俺だった。
魔道具の始祖なんだよな……ああして見ると、ただの子供にしか見えん。
まあ、楽しそうだしいいか。
「さて、イベント回避したし、バイクの最終チェックして、ヘルメットとプロテクター作るか」
と、一階に置いてあるバイクの元へ向かうと、声が聞こえてきた。
「おっさん……」
「おじさん……」
「おじさま……」
「ん? おお、お前たちか」
ロッソ、アオ、ブランシュ。そして三人の後ろにいるヴェルデだ。
三人は俺の前に来ると、頭を下げる。
「「「ごめんなさい」」」
「お、おいおい。別に謝るようなことしたわけじゃないだろ? ほら、頭上げろって」
びっくりした。
三人は沈んだ顔だ。ロッソが俯いたまま言う。
「アタシたち、おっさんに失礼なことしちゃった……おっさん、いつも優しくて、面白くて、一緒にいて楽しくて……でもそれ、アタシたちだからじゃなくて、おっさんだから、みんなに優しいおっさんだからで……だから、バレンたちと仲良しのおっさん見て、嫌な気持ちになっちゃった」
「……同じく。おじさん、私……おじさんのこと、取られたくないって思った」
「わたくしもですわ。嫉妬……醜い感情に支配されてましたわ」
「お、大げさだぞ。それに……」
俺は、ロッソ、アオ、ブランシュの頭を順番に撫でた。
「お前たちは子供なんだし、そういう感情を持つのが普通なんだよ。俺みたいなおっさんにはわからん感情だ。とりあえず、もう気にするな。俺も気にしていないから」
「「「…………」」」
三人は無言で頷いた。
まだ気にしているようだ……あ、そうだ。
「なあ、お前たちにプレゼントがあるんだ」
「え?」
「……私たちに」
「プレゼント、ですの?」
「ああ」
作業場の隅っこに、布を掛けた物体が置いてある。
俺はそこに行き、布をバサッと外した。
「ほらこれ、お前たち専用の『自転車』だ」
マウンテンバイクみたいな自転車だ。
フレームの色は赤、青、白。前方にカゴ、後部には鍵付きのカゴを付けた。
試作車よりも頑強になるよう、メタルオークの骨を溶かし、アイアンコングというメタルオークよりも硬い骨を持つ魔獣の骨を混ぜ合わせた特注の合金で作った。
タイヤも、ロッソたちなら大丈夫と、若く弾力があり頑丈なラバーコブラの皮を使い、タイヤのリムに巻き付け、さらに溝を彫って滑り止め加工もした。
「完成形の自転車、俺カスタムだ。こっちのカゴに荷物とか入れられるし、頑強さもあるから無茶な走行しても平気だぞ。チェーン外れとかはあるかもしれんけど、それくらいならまあ、直せるだろ」
「「「…………」」」
「仲直り、って言い方は変かもしれんが……これ、お前たちにやるよ。冒険に役立ててくれ」
そう言った瞬間、ロッソが飛びついて……いや、しがみ付いてきた。
「おっさああああん!! ごめん、ありがとおおおおお!! ううう、おっさんになら抱かれてもいいいいい!!」
「いでででで!? おま、しま、締まってる!?」
背骨が折れんばかりに締められた!! ヴェルデが割って入り拘束を解除。泣きじゃくるロッソ。そして今度はアオが腕にしがみ付く。
「おじさん……大好き」
「あ、ああ。その、補助輪必要なら言えよ?」
「おじさん……」
「あの、顔近い……お、おいマテ、待った!!」
俺はアオの頭を押さえ、キスから身を守る。
するとブランシュ、アオを引っぺがし、俺の両手を包み込むように掴む。
「おじさま……あなたに感謝を。わたくし、あなたを本気で好きになりそうですわ」
「お、おう。それは友達として……だよな」
「ふふ、どちらがいいですか?」
て、手が離れないんだが……なんだろう、ハーレム展開なのか?
でも俺、ハーレム展開はイヤなんだが。というか!!
「なあ!! お前たち、自転車乗ってくれ!! 乗り心地とか知りたいんだが!!」
「そーね。よし、泣くの終わり。『鮮血の赤椿』準備開始!!」
「「「おー!!」」」
三人は自転車へ……そして、ヴェルデが気付いた。
「……ゲントク」
「ん、どうした?」
「……私の自転車は?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
静寂、そして俺は頭を下げた。
「……すまん、素で忘れてた」
「ちょっとふざけないでよおおおおおおおお!! なんで私がそういう役回りなのよおおおおおお!!」
こうして、俺はロッソたちと大笑い……すまんヴェルデ、お前専用の自転車は苦労をかけたぶんカスタムに力入れてやるからな。
◇◇◇◇◇◇
さて、ロッソたちが自転車に乗ると、それを見たユキちゃんたちも三輪車に乗り、六人で走り出した。
残ったのは、ヒコロクとヴェルデ、そしてまだバドミントンで遊んでいたポワソン。
ポワソンは、やや恥ずかし気に俺の元へ。
「こほん。年甲斐もなく熱中したわ……あの遊具、面白いわね」
「バドミントンな。なあポワソン、お前もあれ欲しいか?」
指差したのはユキちゃんの三輪車。
ポワソンはジッと見て「……欲しいわね」とつぶやく。
ヴェルデは俺をジト目で見てるし、やるしかないな。
「せっかくだ。ヴェルデのと合わせて、お前の分も作ってやるよ」
「い、いいの? 魔道具、高いんでしょう?」
「魔道具じゃなくて乗り物だしな。それに予備パーツあるし、組むだけなら時間かからんし」
「……じゃあ、お願いしようかしら。お値段は? 確か、ラスラヌフとエアリーズは、あなたの仕事に十億セドル払ったのよね?」
「いらん。プレゼントみたいなモンだし、気にすんな」
また十億もらうわけにはいかん。
俺は、自転車を作った時の予備パーツを組み上げ、色を緑に塗る。
同じく、ポワソンの三輪車も色を緑に塗り、十五分ほどで二人の元へ。
「ほれ、お待たせ」
「待っていたわ!! よーし、あいつらに追いついてやるわ!! ヒコロク、行くわよ!!」
『ワオーン!!』
「三輪車……へえ、これを足で回すのね」
「ああ、ゆっくり漕ぐと動き出す」
ヴェルデ、ヒコロクはロッソたちに追いつこうと走り出し、ポワソンはゆっくりと走り出した。
誰もいなくなり、俺は大きく伸びをする。
「はぁ~……やっと一人になった。って……何をしようとしてたんだっけ」
一分ほど考え……思い出した。
「そうだ、ヘルメットとプロテクター!! それ作ったら、服屋にジャケットをオーダーメイドしに行かないとな!!」
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