38 / 53
第三章
『鎌』の魔人ヴァルケンと『壺』の魔人カトレア
しおりを挟む
砂漠にある小さな岩石地帯の岩陰に、二人の魔人がいた。
白い髪、赤い瞳、病的なまでに白い肌を持つ男女。年齢は互いに二十代になるかならないか。
特徴的なのは、アルビノのような風貌だけではない。二人の顔にはそれぞれ、蛇のような刺青があった。
青年……ヴァルケンは、欠伸をしながら岩に寄りかかる。
「ったく、カス装備のくせに面倒くせぇ砂嵐なんか起こしやがって……おいカトレア」
「うるさいわね。私の『壺』でも限界はあるのよ」
現在、二人は砂嵐のほぼ中心にいた。
砂漠にある呪装備の回収に来たのだが。
「これ、邪悪級か凶悪級だよな? クケケ、オレらで食っちまうか?」
「大馬鹿。凶悪級だったら、エクスパシオン様に献上……それがルールでしょ。それに『蛇』が見てる以上、変なことしたら殺されるわよ」
「わーってるよ。くそ、忌々しい」
ヴァルケンは、自分の顔にある蛇の刺青を指でなぞる。
魔人の最高戦力『冥府六将』にはそれぞれ、三人の部下がいる。
ヴァルケン、カトレアは『罪滅』のエクスパシオンという六将の部下。今はここにいないが、蛇という魔人が見張っていた。
ヴァルケンは言う。
「にしても……ヘンな野郎だったな」
「何が?」
「あの鎧野郎だよ。全身鎧……なんだっけ? 『暗黒鎧』のダンテだっけ?」
「そうね。それがなに?」
「魔人のクセに、人間界で、人間の味方してるんだぜ? 人間も人間だ。なんであんなオレらですら知らねぇ呪装備の魔人がいるんだ?」
「……確かに、妙ね。見た感じ凶悪級……ううん、凶悪級寄りの極凶悪級ってところかしら。なぜあれほどの呪装備が人間界に……冥府六将の誰も気付いていないのかしら」
「魔界にある呪装備は狩り尽くして、あとは人間界にあるクソ雑魚呪装備だけだもんな。久しぶりにそこそこの強さを感じて出向いてみれば、意味不明な黒鎧野郎が破壊、んで食っちまったときたもんだ」
「…………」
現在、カトレアの手には『壺』があり、周囲の砂を吸い込んでいた。
カトレアの呪装備、半魔神である『紺玄金斗』アズロナである。
カトレアは壺に話しかける。
「アズロナ。あのダンテとかいう呪装備のこと、何か知ってる?」
『さあ。言っておくけど、半魔神の名前なんていちいち覚えてないから』
壺からは女の声。
ヴァルケンは「はっ」と鼻で笑い、岩壁に立てかけてある『鎌』に言う。
「まあ、どうでもいい。なあマンティス。何であろうとブチ斬ればいいよなあ?」
『応よ。楽しい狩りまでもう少し……キキキ、楽しみだぜ』
ヴァルケンの呪装備、『次元蟷螂』マンティスは甲高い声で鳴いた。
半魔神の意思。これこそ、呪装備のあるべき姿。
魔人が手にすることで最大の進化を発揮する、魔人専用の武具。
「………」
「ん、どうしたカトレア。まだ気にしてんのか?」
「気になること、あるでしょ……あの鎧が言った『器』のこと」
『器』。
その言葉が出た時、ヴァルケンとカトレアは黙りこむ。
二人は、静かに怒りを募らせていた。
「あの鎧野郎、殺す前に聞くことあるな。いや……生け捕りにして拷問か?」
「魔界に連れ帰って、エクスパシオン様に直接やってもらうしかないわね。それに『蛇』もいるし……あいつの拷問、凄惨だからね」
「ああ。オレら魔人が長年探している『器』……あの鎧野郎、どこで知りやがった。『器』の情報は冥府六将とその直属の魔装者しか知らねぇはず」
「……もしかして、冥府六将の三魔装者の誰かが、あの鎧なのかもね」
「おいおいおい、じゃあ、エクスパシオン様以外の五将の誰かの部下ってことか?」
「まあ、聞けばわかるわ。恐らくだけど、あの鎧もこの砂漠にある呪装備を狙ってる。初見で私とアンタに勝てないってのは理解できたはずだし、強くなるためには呪装備を喰らうしかないからね」
「クケケ、そこを迎え撃つ、ってか? でもよ、女神の神器も来るんじゃねぇか? さすがに城でドンパチやるわけにはいかなかったけどな」
カトレアは、壺をお手玉のように弄び笑う。
「問題ないでしょ。今の六神器でヤバイのは、『炎』と『雷』くらい。他の四人は大した解放もできないわ……来ても、簡単に殺せる」
「ま、確かにな。クケケ……なあ、今のうちに決めないか?」
「何を?」
「オレ、お前、どっちが鎧野郎とヤるかだよ。タイマンで遊ぶ方が楽しいぜ」
「……アンタに譲る。私は神器の方でいいわ」
「あ? なんだ、弱腰じゃねぇか。なあマンティス」
『キキキ、どうでもいい。オレぁ斬れればなあ』
ヴァルケンは鎌を弄ぶ。するとカトレアは言う。
「あんた、知ってるでしょ? 私は男より……女を相手にする方が残酷になれるのよ」
「ほほ、そういやそうだったなあ」
カトレアは、冷たくゆがんだ笑みを見せ、ヴァルケンはブルっと震える真似をして笑い出すのだった。
そして、砂嵐が少しずつ収まり始め……カトレア、ヴァルケンは同時に明後日の方向を見た。
「……来やがったな」
「ええ。あーもう、向こうのが早く接触するんじゃない? 砂嵐の呪装備」
「まあいいじゃん。あれを喰らったところで、オレよか強くなるわけじゃねぇ。むしろ、少しは楽しい戦いになるかもなあ?」
「じゃあ……待つ?」
「ああ。戦い終わるまで、の~んびり行こうぜ」
カトレア、ヴァルケンの二人は、弱まった砂嵐の中を、のんびり歩いて進むのだった。
白い髪、赤い瞳、病的なまでに白い肌を持つ男女。年齢は互いに二十代になるかならないか。
特徴的なのは、アルビノのような風貌だけではない。二人の顔にはそれぞれ、蛇のような刺青があった。
青年……ヴァルケンは、欠伸をしながら岩に寄りかかる。
「ったく、カス装備のくせに面倒くせぇ砂嵐なんか起こしやがって……おいカトレア」
「うるさいわね。私の『壺』でも限界はあるのよ」
現在、二人は砂嵐のほぼ中心にいた。
砂漠にある呪装備の回収に来たのだが。
「これ、邪悪級か凶悪級だよな? クケケ、オレらで食っちまうか?」
「大馬鹿。凶悪級だったら、エクスパシオン様に献上……それがルールでしょ。それに『蛇』が見てる以上、変なことしたら殺されるわよ」
「わーってるよ。くそ、忌々しい」
ヴァルケンは、自分の顔にある蛇の刺青を指でなぞる。
魔人の最高戦力『冥府六将』にはそれぞれ、三人の部下がいる。
ヴァルケン、カトレアは『罪滅』のエクスパシオンという六将の部下。今はここにいないが、蛇という魔人が見張っていた。
ヴァルケンは言う。
「にしても……ヘンな野郎だったな」
「何が?」
「あの鎧野郎だよ。全身鎧……なんだっけ? 『暗黒鎧』のダンテだっけ?」
「そうね。それがなに?」
「魔人のクセに、人間界で、人間の味方してるんだぜ? 人間も人間だ。なんであんなオレらですら知らねぇ呪装備の魔人がいるんだ?」
「……確かに、妙ね。見た感じ凶悪級……ううん、凶悪級寄りの極凶悪級ってところかしら。なぜあれほどの呪装備が人間界に……冥府六将の誰も気付いていないのかしら」
「魔界にある呪装備は狩り尽くして、あとは人間界にあるクソ雑魚呪装備だけだもんな。久しぶりにそこそこの強さを感じて出向いてみれば、意味不明な黒鎧野郎が破壊、んで食っちまったときたもんだ」
「…………」
現在、カトレアの手には『壺』があり、周囲の砂を吸い込んでいた。
カトレアの呪装備、半魔神である『紺玄金斗』アズロナである。
カトレアは壺に話しかける。
「アズロナ。あのダンテとかいう呪装備のこと、何か知ってる?」
『さあ。言っておくけど、半魔神の名前なんていちいち覚えてないから』
壺からは女の声。
ヴァルケンは「はっ」と鼻で笑い、岩壁に立てかけてある『鎌』に言う。
「まあ、どうでもいい。なあマンティス。何であろうとブチ斬ればいいよなあ?」
『応よ。楽しい狩りまでもう少し……キキキ、楽しみだぜ』
ヴァルケンの呪装備、『次元蟷螂』マンティスは甲高い声で鳴いた。
半魔神の意思。これこそ、呪装備のあるべき姿。
魔人が手にすることで最大の進化を発揮する、魔人専用の武具。
「………」
「ん、どうしたカトレア。まだ気にしてんのか?」
「気になること、あるでしょ……あの鎧が言った『器』のこと」
『器』。
その言葉が出た時、ヴァルケンとカトレアは黙りこむ。
二人は、静かに怒りを募らせていた。
「あの鎧野郎、殺す前に聞くことあるな。いや……生け捕りにして拷問か?」
「魔界に連れ帰って、エクスパシオン様に直接やってもらうしかないわね。それに『蛇』もいるし……あいつの拷問、凄惨だからね」
「ああ。オレら魔人が長年探している『器』……あの鎧野郎、どこで知りやがった。『器』の情報は冥府六将とその直属の魔装者しか知らねぇはず」
「……もしかして、冥府六将の三魔装者の誰かが、あの鎧なのかもね」
「おいおいおい、じゃあ、エクスパシオン様以外の五将の誰かの部下ってことか?」
「まあ、聞けばわかるわ。恐らくだけど、あの鎧もこの砂漠にある呪装備を狙ってる。初見で私とアンタに勝てないってのは理解できたはずだし、強くなるためには呪装備を喰らうしかないからね」
「クケケ、そこを迎え撃つ、ってか? でもよ、女神の神器も来るんじゃねぇか? さすがに城でドンパチやるわけにはいかなかったけどな」
カトレアは、壺をお手玉のように弄び笑う。
「問題ないでしょ。今の六神器でヤバイのは、『炎』と『雷』くらい。他の四人は大した解放もできないわ……来ても、簡単に殺せる」
「ま、確かにな。クケケ……なあ、今のうちに決めないか?」
「何を?」
「オレ、お前、どっちが鎧野郎とヤるかだよ。タイマンで遊ぶ方が楽しいぜ」
「……アンタに譲る。私は神器の方でいいわ」
「あ? なんだ、弱腰じゃねぇか。なあマンティス」
『キキキ、どうでもいい。オレぁ斬れればなあ』
ヴァルケンは鎌を弄ぶ。するとカトレアは言う。
「あんた、知ってるでしょ? 私は男より……女を相手にする方が残酷になれるのよ」
「ほほ、そういやそうだったなあ」
カトレアは、冷たくゆがんだ笑みを見せ、ヴァルケンはブルっと震える真似をして笑い出すのだった。
そして、砂嵐が少しずつ収まり始め……カトレア、ヴァルケンは同時に明後日の方向を見た。
「……来やがったな」
「ええ。あーもう、向こうのが早く接触するんじゃない? 砂嵐の呪装備」
「まあいいじゃん。あれを喰らったところで、オレよか強くなるわけじゃねぇ。むしろ、少しは楽しい戦いになるかもなあ?」
「じゃあ……待つ?」
「ああ。戦い終わるまで、の~んびり行こうぜ」
カトレア、ヴァルケンの二人は、弱まった砂嵐の中を、のんびり歩いて進むのだった。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
彼女の浮気相手からNTRビデオレターが送られてきたから全力で反撃しますが、今さら許してくれと言われてももう遅い
うぱー
恋愛
彼女の浮気相手からハメ撮りを送られてきたことにより、浮気されていた事実を知る。
浮気相手はサークルの女性にモテまくりの先輩だった。
裏切られていた悲しみと憎しみを糧に社会的制裁を徹底的に加えて復讐することを誓う。
■一行あらすじ
浮気相手と彼女を地獄に落とすために頑張る話です(●´艸`)ィヒヒ
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ブラフマン~疑似転生~
臂りき
ファンタジー
プロメザラ城下、衛兵団小隊長カイムは圧政により腐敗の兆候を見せる街で秘密裏に悪徳組織の摘発のため日夜奮闘していた。
しかし、城内の内通者によってカイムの暗躍は腐敗の根源たる王子の知るところとなる。
あらぬ罪を着せられ、度重なる拷問を受けた末に瀕死状態のまま荒野に捨てられたカイムはただ骸となり朽ち果てる運命を強いられた。
死を目前にして、カイムに呼びかけたのは意思疎通のできる死肉喰(グールー)と、多層世界の危機に際して現出するという生命体<ネクロシグネチャー>だった。
二人の助力により見事「完全なる『死』」を迎えたカイムは、ネクロシグネチャーの技術によって抽出された、<エーテル体>となり、最適な適合者(ドナー)の用意を約束される。
一方、後にカイムの適合者となる男、厨和希(くりやかずき)は、半年前の「事故」により幼馴染を失った精神的ショックから立ち直れずにいた。
漫然と日々を過ごしていた和希の前に突如<ネクロシグネチャー>だと自称する不審な女が現れる。
彼女は和希に有無を言わせることなく、手に持つ謎の液体を彼に注入し、朦朧とする彼に対し意味深な情報を残して去っていく。
――幼馴染の死は「事故」ではない。何者かの手により確実に殺害された。
意識を取り戻したカイムは新たな肉体に尋常ならざる違和感を抱きつつ、記憶とは異なる世界に馴染もうと再び奮闘する。
「厨」の身体をカイムと共有しながらも意識の奥底に眠る和希は、かつて各国の猛者と渡り合ってきた一兵士カイムの力を借り、「復讐」の鬼と化すのだった。
~魔王の近況~
〈魔海域に位置する絶海の孤島レアマナフ。
幽閉された森の奥深く、朽ち果てた世界樹の残骸を前にして魔王サティスは跪き、神々に祈った。
——どうかすべての弱き者たちに等しく罰(ちから)をお与えください——〉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる