46 / 73
第六章
超カッコいい種族
しおりを挟む
「きんちゃん!」
ある日、俺はマオと天仙猫猫を連れ、突貫工事で作った家にやってきた。
家の中にいるのは、半透明の『猫』が数十匹、そして大量の書類に囲まれた金華猫、そしてサモエドのマイケルだ。
きんちゃん……そう、金華猫こと金華さん、そしてマオが呼んだ人。
眼鏡を掛けたクール美女こと金華さんは、俺たちを見るなり顔を上げる。
「ご主人様。それに、猫娘と天仙猫猫……」
「久しいの、金華猫」
「きんちゃーん」
金華さんは立ち上がると、走ってきたマオを受け止め抱っこした。
マオは金華さんの胸に顔を埋め、ネコミミをぴこぴこ動かしている。
俺は金華さんに聞いてみた。
「忙しいみたいだけど……」
「ええ。ここを『村』として機能させるため、この世界における最低限の手続きの最中です。今は『村』ですが、いずれ『国』になるなら、今からすべきことは山のようにあるので」
俺の足元に、半透明に輝く金色の猫がいる。
これ、何なんだろう……金華さんの能力なんだろうけど。
すると天仙猫猫が言う。
「ご主人。その猫は金華猫の『仙術』で作られた猫じゃ。害はないから安心せい」
「あ、はい」
「天仙猫猫。もっと言い方はあるでしょう。害とはなんですか害とは」
「ほほほ、すまんすまん」
「……あの、やっぱ知り合い……って言っていいのかわからんけど、知り合いなんですね」
「まあの。我ら『仙獣』は一つの意思から産まれた同種……ご主人の言葉で言えば、姉妹……家族……うーむ、難しいの」
「あ、とりあえず知り合いってことで大丈夫っす」
難しいのはごめんだ。
さて、こうして村に超頼れる事務担当のお姉さんが来てくれた。
運ばれてくる物資の振り分け、管理、ついでにフォルテとの交渉や、マイケルの『国建設計画』について話をしたり、金色の半透明の猫……正式名称は『火猫』っていう使い魔みたいな猫が村を回って住人たちの要望を聞いたりと、一気に村っぽくなった。
さて、ここまで来ると俺の存在意義がない。
「あの、金華さん。その~……俺、何かやることない?」
「何か、とは?」
「にゃうー」
まだマオを抱っこしてる金華さん。頭を撫でている姿はどこかお母さんに見えなくもない。
そう……俺、なんにもしてない。
異世界あるある……こういう開拓系の主人公って、普通はチートを駆使して村を広くしたり、困りごとをチートで解決したり、チートで近くの超強い魔獣を狩ってみんな驚かせたりするモンじゃないのか?
俺、みんなを召喚してから何もしてない。
ドラゴニュート族、ドワーフ族は家を作ったり街道を広げたりしてる。
ハーフの子供たちはドワーフに弟子入りしたり、編み物とか縫物始める子もいる。
エリやミュウは猫たちと狩り、犬たちも建設で頑張ってる。
さすがに微妙なやる気の俺でも、何もしてないと心苦しい。
そりゃスローライフしたいけど……頑張ってるみんなを横に、ビーチチェアに寝そべってトロピカルドリンクを飲むみたいな真似できないぞ。
そう思っていると、金華さんが言う。
「ご主人様には、この村に来る種族との交渉などをお願い致します。これから更なる住人を迎え入れる場合、この地の主であるご主人様の許可が必要なので」
「は、はあ……」
ここ、俺の地なんだ……うーん。
まあ、俺にできることは頑張るけど……もっと肉体的に頑張りたいな。
◇◇◇◇◇◇
さて、俺がこの地に来て一か月ほど経過。
廃村から始まったここも、少しずつにぎやかになっていった。
アグニルーン王国の勇者や、黒鉄レオンたちの襲撃事件もあったが……今のところ、再襲撃とか、別の勇者の襲撃とかもない。
俺は食っちゃ寝生活……いやいやいや、そんなことない。ちゃんと頑張ってる!!
そう思いながら起床。調理担当猫のミザリーと執事見習いのレクスが作った朝食を食べ終え、さっそく村の見回りにでかけようとした……ちなみにエリとミュウ、この二人は俺の護衛のはずなのだが、最近は二人で猫たちと狩りしまくってる。
と、家を出るなり、村で最速の猫であるハヤテが俺の元へ。
『ご主人様!! 虫がいっぱい来ました!!』
「…………は?」
むし……虫だよな。
来るって、虫?
『おっきな虫さんたちが来たんです!!』
「…………」
おい、おい。
嫌な予感してきた。いや、デカい虫……虫は嫌いじゃないが好きでもない。
カブトムシとか眺めるのはいい。でも触るのとかちょっと怖い。
『ささ、案内します』
「えと、まあ、その……う、うん」
くそう……『俺にも何かできることない?』って言った手前、行くしかない。
ハヤテと一緒に村の入口に行くと、そこにはケルベロス、天仙猫猫、ドラゴニュート族の警備隊さん、犬猫たち、エリにミュウもいた。
そして金華さんが……え、なにあれ。
「ご主人様。早速ですが移住希望です。こちら、『蟲族』の方々です」
「……よろしく頼む」
頭を下げたのは……確かに、『虫』だった。
いや、ちょっと待て。
こ、これは俺の想像をはるかに超えていた。
「オレは蟲族代表、コーカサスオオカブト種のギルティアス。ガイアルーン王国の勇者たちに迫害され、この地に逃げてきた……どうか、オレたちを受け入れて欲しい」
「…………」
俺の目の前にいたのは、滅茶苦茶カッコいい『虫型の人』だった。
人の骨格に昆虫の外殻を纏った人、みたいに言えばいいのか?
二足歩行の虫を想像していたが、その姿を数千倍カッコよくしたような、人がベルトを装着して昆虫型のキーアイテムを掲げて『変身!!』って叫んだあとの姿みたいな……『昆虫型アーマーを纏った人』みたいな、とにかくカッコいい人だった。
すまん。実は俺……ニチアサは見てるんだ。
「……すまん、蟲族に偏見を持つ気持ちはわかる。村の片隅でいい、どうか我らに慈悲を」
コーカサスオオカブト。
頭にツノが三本生えてる。身長も二メートル以上あるし、とにかくカッコいい。
というか、人間の勇者に負けないくらいカッコいいし強そうなんだが……って、見惚れてる場合じゃない!!
「あの!!」
「っ、な、なんだ?」
「偏見とかないです!! 蟲族……めちゃくちゃカッコいいです!!」
為朝いたら興奮しそうなビジュアルだぞ。
腰を見たが、ベルトが巻かれてるわけじゃないし、バックルもない。人間が変身している可能性はないな……安心したような、残念なような。
「か、かっこ、いい?」
「はい。俺……上手く言えないんですけど、蟲族の皆さん滅茶苦茶カッコいいと思ってます!! マジで!!」
「あ、ありが……とう? えと」
ギルティアスさん、ちょっと返答に困っているのかザレフェドーラさんを見た。
「か、カッコいい……くっ、我も主にそう言われたいものだ」
すみませんザレフェドーラさん。これは好みの問題です。
すると、エリが俺の隣に。
「で、受け入れんの?」
「当然だろ。むしろ、こっちからお願いしたいレベル」
「意味わかんない……」
「うるさい。金華さん、いいですよね!!」
「もちろんです。では、それぞれの名前と種を教えていただけますでしょうか」
金華さんにあとは任せよう。
すると、ギルティアスさんが数人連れて俺の元へ。
「感謝する、シャオルーンの王よ」
全員、跪いた!!
こんなカッケェ人たちが俺に……!! なんだこの気持ちは!!
「王よ、紹介したい。こちらはオレの弟だ」
「初めまして。ヘラクレスオオカブト種のヘグドと申します」
「おおお……」
へ、ヘラクレスオオカブト!! かっけえ!!
「そして、オレの妻と息子です」
「初めまして。同じくコーカサスオオカブト種のミグネルです」
「初めまして。コーカサスオオカブト種ギルティアスの息子、ヘイザムです」
くぉぉ……コーカサスオオカブト種っていちいち言うところもいいな!!
息子さんはツノが少し短い。これから成長するのだろうか。
「ケイ、あんた何興奮してんの?」
「あ、いや……と、とにかく皆さん、よろしくお願いします!!」
こうして、村に新たな超カッコいい種族、蟲族の皆さん総勢四十名を受け入れることになった!!
うーん、かっこいい。いつか為朝に見せてやりたいぜ!!
ある日、俺はマオと天仙猫猫を連れ、突貫工事で作った家にやってきた。
家の中にいるのは、半透明の『猫』が数十匹、そして大量の書類に囲まれた金華猫、そしてサモエドのマイケルだ。
きんちゃん……そう、金華猫こと金華さん、そしてマオが呼んだ人。
眼鏡を掛けたクール美女こと金華さんは、俺たちを見るなり顔を上げる。
「ご主人様。それに、猫娘と天仙猫猫……」
「久しいの、金華猫」
「きんちゃーん」
金華さんは立ち上がると、走ってきたマオを受け止め抱っこした。
マオは金華さんの胸に顔を埋め、ネコミミをぴこぴこ動かしている。
俺は金華さんに聞いてみた。
「忙しいみたいだけど……」
「ええ。ここを『村』として機能させるため、この世界における最低限の手続きの最中です。今は『村』ですが、いずれ『国』になるなら、今からすべきことは山のようにあるので」
俺の足元に、半透明に輝く金色の猫がいる。
これ、何なんだろう……金華さんの能力なんだろうけど。
すると天仙猫猫が言う。
「ご主人。その猫は金華猫の『仙術』で作られた猫じゃ。害はないから安心せい」
「あ、はい」
「天仙猫猫。もっと言い方はあるでしょう。害とはなんですか害とは」
「ほほほ、すまんすまん」
「……あの、やっぱ知り合い……って言っていいのかわからんけど、知り合いなんですね」
「まあの。我ら『仙獣』は一つの意思から産まれた同種……ご主人の言葉で言えば、姉妹……家族……うーむ、難しいの」
「あ、とりあえず知り合いってことで大丈夫っす」
難しいのはごめんだ。
さて、こうして村に超頼れる事務担当のお姉さんが来てくれた。
運ばれてくる物資の振り分け、管理、ついでにフォルテとの交渉や、マイケルの『国建設計画』について話をしたり、金色の半透明の猫……正式名称は『火猫』っていう使い魔みたいな猫が村を回って住人たちの要望を聞いたりと、一気に村っぽくなった。
さて、ここまで来ると俺の存在意義がない。
「あの、金華さん。その~……俺、何かやることない?」
「何か、とは?」
「にゃうー」
まだマオを抱っこしてる金華さん。頭を撫でている姿はどこかお母さんに見えなくもない。
そう……俺、なんにもしてない。
異世界あるある……こういう開拓系の主人公って、普通はチートを駆使して村を広くしたり、困りごとをチートで解決したり、チートで近くの超強い魔獣を狩ってみんな驚かせたりするモンじゃないのか?
俺、みんなを召喚してから何もしてない。
ドラゴニュート族、ドワーフ族は家を作ったり街道を広げたりしてる。
ハーフの子供たちはドワーフに弟子入りしたり、編み物とか縫物始める子もいる。
エリやミュウは猫たちと狩り、犬たちも建設で頑張ってる。
さすがに微妙なやる気の俺でも、何もしてないと心苦しい。
そりゃスローライフしたいけど……頑張ってるみんなを横に、ビーチチェアに寝そべってトロピカルドリンクを飲むみたいな真似できないぞ。
そう思っていると、金華さんが言う。
「ご主人様には、この村に来る種族との交渉などをお願い致します。これから更なる住人を迎え入れる場合、この地の主であるご主人様の許可が必要なので」
「は、はあ……」
ここ、俺の地なんだ……うーん。
まあ、俺にできることは頑張るけど……もっと肉体的に頑張りたいな。
◇◇◇◇◇◇
さて、俺がこの地に来て一か月ほど経過。
廃村から始まったここも、少しずつにぎやかになっていった。
アグニルーン王国の勇者や、黒鉄レオンたちの襲撃事件もあったが……今のところ、再襲撃とか、別の勇者の襲撃とかもない。
俺は食っちゃ寝生活……いやいやいや、そんなことない。ちゃんと頑張ってる!!
そう思いながら起床。調理担当猫のミザリーと執事見習いのレクスが作った朝食を食べ終え、さっそく村の見回りにでかけようとした……ちなみにエリとミュウ、この二人は俺の護衛のはずなのだが、最近は二人で猫たちと狩りしまくってる。
と、家を出るなり、村で最速の猫であるハヤテが俺の元へ。
『ご主人様!! 虫がいっぱい来ました!!』
「…………は?」
むし……虫だよな。
来るって、虫?
『おっきな虫さんたちが来たんです!!』
「…………」
おい、おい。
嫌な予感してきた。いや、デカい虫……虫は嫌いじゃないが好きでもない。
カブトムシとか眺めるのはいい。でも触るのとかちょっと怖い。
『ささ、案内します』
「えと、まあ、その……う、うん」
くそう……『俺にも何かできることない?』って言った手前、行くしかない。
ハヤテと一緒に村の入口に行くと、そこにはケルベロス、天仙猫猫、ドラゴニュート族の警備隊さん、犬猫たち、エリにミュウもいた。
そして金華さんが……え、なにあれ。
「ご主人様。早速ですが移住希望です。こちら、『蟲族』の方々です」
「……よろしく頼む」
頭を下げたのは……確かに、『虫』だった。
いや、ちょっと待て。
こ、これは俺の想像をはるかに超えていた。
「オレは蟲族代表、コーカサスオオカブト種のギルティアス。ガイアルーン王国の勇者たちに迫害され、この地に逃げてきた……どうか、オレたちを受け入れて欲しい」
「…………」
俺の目の前にいたのは、滅茶苦茶カッコいい『虫型の人』だった。
人の骨格に昆虫の外殻を纏った人、みたいに言えばいいのか?
二足歩行の虫を想像していたが、その姿を数千倍カッコよくしたような、人がベルトを装着して昆虫型のキーアイテムを掲げて『変身!!』って叫んだあとの姿みたいな……『昆虫型アーマーを纏った人』みたいな、とにかくカッコいい人だった。
すまん。実は俺……ニチアサは見てるんだ。
「……すまん、蟲族に偏見を持つ気持ちはわかる。村の片隅でいい、どうか我らに慈悲を」
コーカサスオオカブト。
頭にツノが三本生えてる。身長も二メートル以上あるし、とにかくカッコいい。
というか、人間の勇者に負けないくらいカッコいいし強そうなんだが……って、見惚れてる場合じゃない!!
「あの!!」
「っ、な、なんだ?」
「偏見とかないです!! 蟲族……めちゃくちゃカッコいいです!!」
為朝いたら興奮しそうなビジュアルだぞ。
腰を見たが、ベルトが巻かれてるわけじゃないし、バックルもない。人間が変身している可能性はないな……安心したような、残念なような。
「か、かっこ、いい?」
「はい。俺……上手く言えないんですけど、蟲族の皆さん滅茶苦茶カッコいいと思ってます!! マジで!!」
「あ、ありが……とう? えと」
ギルティアスさん、ちょっと返答に困っているのかザレフェドーラさんを見た。
「か、カッコいい……くっ、我も主にそう言われたいものだ」
すみませんザレフェドーラさん。これは好みの問題です。
すると、エリが俺の隣に。
「で、受け入れんの?」
「当然だろ。むしろ、こっちからお願いしたいレベル」
「意味わかんない……」
「うるさい。金華さん、いいですよね!!」
「もちろんです。では、それぞれの名前と種を教えていただけますでしょうか」
金華さんにあとは任せよう。
すると、ギルティアスさんが数人連れて俺の元へ。
「感謝する、シャオルーンの王よ」
全員、跪いた!!
こんなカッケェ人たちが俺に……!! なんだこの気持ちは!!
「王よ、紹介したい。こちらはオレの弟だ」
「初めまして。ヘラクレスオオカブト種のヘグドと申します」
「おおお……」
へ、ヘラクレスオオカブト!! かっけえ!!
「そして、オレの妻と息子です」
「初めまして。同じくコーカサスオオカブト種のミグネルです」
「初めまして。コーカサスオオカブト種ギルティアスの息子、ヘイザムです」
くぉぉ……コーカサスオオカブト種っていちいち言うところもいいな!!
息子さんはツノが少し短い。これから成長するのだろうか。
「ケイ、あんた何興奮してんの?」
「あ、いや……と、とにかく皆さん、よろしくお願いします!!」
こうして、村に新たな超カッコいい種族、蟲族の皆さん総勢四十名を受け入れることになった!!
うーん、かっこいい。いつか為朝に見せてやりたいぜ!!
32
お気に入りに追加
1,523
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
見よう見まねで生産チート
立風人(りふと)
ファンタジー
(※サムネの武器が登場します)
ある日、死神のミスにより死んでしまった青年。
神からのお詫びと救済を兼ねて剣と魔法の世界へ行けることに。
もの作りが好きな彼は生産チートをもらい異世界へ
楽しくも忙しく過ごす冒険者 兼 職人 兼 〇〇な主人公とその愉快な仲間たちのお話。
※基本的に主人公視点で進んでいきます。
※趣味作品ですので不定期投稿となります。
コメント、評価、誤字報告の方をよろしくお願いします。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
科学チートで江戸大改革! 俺は田沼意次のブレーンで現代と江戸を行ったり来たり
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第3回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
天明六年(1786年)五月一五日――
失脚の瀬戸際にあった田沼意次が祈祷を行った。
その願いが「大元帥明王」に届く。
結果、21世紀の現代に住む俺は江戸時代に召喚された。
俺は、江戸時代と現代を自由に行き来できるスキルをもらった。
その力で田沼意次の政治を助けるのが俺の役目となった。
しかも、それで得た報酬は俺のモノだ。
21世紀の科学で俺は江戸時代を変える。
いや近代の歴史を変えるのである。
2017/9/19
プロ編集者の評価を自分なりに消化して、主人公の説得力強化を狙いました。
時代選定が「地味」は、これからの展開でカバーするとしてですね。
冒頭で主人公が選ばれるのが唐突なので、その辺りつながるような話を0話プロローグで追加しました。
失敗の場合、消して元に戻します。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる