2 / 73
第一章
ようこそ勇者パーティー
しおりを挟む
さて、『ようこそ召喚者パーティー』の時間になった。
本来はドレスとか礼服だが、俺たちはそんなもんない。ふつーに制服だ。
パーティー会場に案内されるとドアが開き、会場内にいた人たちが拍手で出迎える。
「ようこそ!!」「勇者さま~!!」「あれが伝説の……」
「世界の平和を!!」「ありがとうございます!!」
大歓迎ムードだ。
クラスメイトたちも困惑半分、浮かれ半分ってところだ。
「うっほぉぉ!! 注目、注目されてるよ慧くん!!」
為朝……こいつは完全に浮かれてるな。
「俺が見るに、お前はクラスのお調子者枠で、ざまあ対象にはならないが主人公の仲間にもならないモブキャラってところだな」
「き、気にしてることを!! だからこうして異世界でキャラづくりを始めたのにっ!!」
会場内に入ると、王様と、その隣にいるお姫様三人……あれ、なんかお姫様増えたな。がいる。
王様が立ち上がると、両手を広げた。
「勇者諸君!! この度、召喚に応じてくれて感謝する!!」
あー……長くなりそうだ。
俺は聞いてるフリをしつつ、クラスメイトたちを観察した。
まずカースト上位連中。黒鉄レオン、夢見、そして数名……名前なんだっけ。
そいつらはもう順応したのか、堂々としている。
そしてお調子者の為朝……こいつはもう堂々どころか調子こきまくってるな。
他の生徒も、順応している奴もいれば、顔色の悪い連中も多い。
そりゃそうだ……いきなり『異世界』に来て、スキルとかいう妙な力で、平和にしてくれー……なんて、気味が悪すぎる。
ラノベとかアニメとかでも召喚はあるだろうが、ああいうのに順応してその世界のルールに適応できるなんて、異常者だけだ。
スマホも通じない世界で、現代人が生活するのはキツイ。
「グラスをどうぞ」
「え、ああ……はい」
思考していたら、王様の挨拶が終わっていた。
給仕のお姉さんが俺にグラスを手渡す。あ、思わず目が合ってしまった。
◇◇◇◇◇◇
〇有馬 慧
〇スキル『模倣』 レベル2
・現在『給仕人』 レベル6
〇パッシブスキル
・食物の知識 ・華麗な給仕
〇使用可能スキル
・なし
◇◇◇◇◇◇
「え」
「む、どうしたのだ慧くん」
「あ、いや……なんかレベル上がった」
「はい?」
スキルのレベルが上がった。
いきなりでびっくりした……まさか、コピーするとレベル上がるのか? というか、それしかない。
今日コピーしたのは、為朝の『相撲取り』と、『聖女』と『給仕人』……だよな。まあレベル1から2になるくらいだったら、これくらいでできるみたいだ。
「それでは、乾杯!!」
あ、また思考していたら乾杯始まった。
すると、クラスメイトたちは食事のあるテーブルへ……なるほど、バイキング形式か。
さっそく、貴族っぽい連中がクラスメイトたちに集まって話を聞いている。
「ぬう……やはり、いけめんレオン氏に多くの女性が集まっておる」
「ほんとだ」
「ところで慧くん。レベルが上がったとは?」
「いや、レベルが上がったんだよ。レベル2になった」
「なんと!! ふむ、やはり慧くんは主人公体質なのか……ふむふむ、ざまあさせ、某も一緒に国から出て冒険者になるのもありか……」
「ブツブツ言ってるけど、俺冒険者とかならないぞ。あれただの日雇いバイトみたいなもんだろ。しかも命懸けの」
「み、身も蓋もないことを!!」
そもそも冒険者なんて職業あるのかな。
と───俺たちの元にも、貴族令嬢っぽいのが近づいて来た。
「あの、お話よろしいでしょうか?」
「何なりと、マドモアゼル」
「まあ、お上手」
「為朝……お前ってやつは」
「さ、あちらにワインがあります。星空を眺めながら、話をしましょう」
為朝は俺を無視し、令嬢と一緒に行ってしまった。
さて、一人になってしまった……お。
「はぁぁ……」
「山田先生」
「おお……有馬か」
サラリーマンハゲこと山田先生だ。ワイングラス片手にため息を吐いている。
「子供たちは順応早いなぁ……しかも、当たり前にワインだしな。未成年って概念がないのか?」
「異世界じゃ子供で飲んでるところありますしね」
「そうか……はあ、帰りたい」
「……先生、ホームシックですか?」
「ああ。ビールが飲みたいし、妻との結婚記念日も近いし、高校野球見たいし、熱い風呂に入りたい」
「大人ですねえ」
「……今は生徒たちも興奮が勝っているが、しばらくすれば間違いなく帰りたくなるだろうな。スマホが使えないだけで不便すぎる」
俺はポケットからスマホを出す……まあ、使えない。
山田先生はワインを飲む。
「有馬。お前は平気なのか? その、この世界」
「まあ……異世界っていうのは知ってますけど、召喚されたらたまったもんじゃないっすね。正直、帰りたいです」
「そうだよな……」
「ぶっちゃけると、俺らを召喚したこの国が『悪』で、この国が『悪』だと思ってる『何か』が『正義』の可能性もありますよ。こういうパーティー開いて、俺らの警戒心解いて、ぶっそうなことさせる可能性だってありますし……まあ、ラノベ知識ですけど」
「正義、悪か……」
「先生は『賢者』でしたっけ」
「ああ。明日以降、スキルの使い方、この国の情勢などを授業すると言っていた。まさか、この年で授業とはなあ」
「先生、いくつでしたっけ」
「……三十九だ。おい、どこを見てる」
やべ、禿げ上がった頭ジロジロ見てたのバレた。
ってか三十九歳……苦労してるんだなあ。
「ふう……ありがとうな有馬。お前と話して、少しは気が紛れた」
「いえ。俺もリラックスできました」
「はは……生徒の誰も私に話しかけないが、お前は普通に話してくれる。ありがたいよ」
「……いえ」
「そういえば、スキルだったか? お前は確か……」
「『模倣』です。コピー……さっきレベル2になりました」
「ほお、すごいな」
先生、あまりわかっていないようだ。
試しに先生のスキルをコピーする……うん、まだレベル2のままだ。
「せっかくだし、この会場にいる人たちのスキル、コピーしてみようかな」
◇◇◇◇◇◇
パーティーが終わり、部屋に戻り……俺は冷や汗を流していた。
「ま、マジか……」
冷や汗の理由……それは、今の俺の状態のせいだ。
◇◇◇◇◇◇
〇有馬 慧
〇スキル『模倣』 レベル10
・現在『勇者』 レベル1
〇パッシブスキル
・勇者の闘気 ・勇者の守護
〇使用可能スキル
・神器解放
〇スキルストック
・勇者・聖女・賢者・相撲取り
◇◇◇◇◇◇
会場にいる人たちをコピーしまくったら、レベル10になっていた。
しかも、新しい能力『スキルストック』まで手に入れた。
これ、コピーしたスキルを保存できる。俺の意志で簡単にスキルを切り替えられる。
「け、けっこう強いよな……この国の情勢も知らないのに、レベル10だぞ」
なんか、嫌な予感してきた……どうしよう。
本来はドレスとか礼服だが、俺たちはそんなもんない。ふつーに制服だ。
パーティー会場に案内されるとドアが開き、会場内にいた人たちが拍手で出迎える。
「ようこそ!!」「勇者さま~!!」「あれが伝説の……」
「世界の平和を!!」「ありがとうございます!!」
大歓迎ムードだ。
クラスメイトたちも困惑半分、浮かれ半分ってところだ。
「うっほぉぉ!! 注目、注目されてるよ慧くん!!」
為朝……こいつは完全に浮かれてるな。
「俺が見るに、お前はクラスのお調子者枠で、ざまあ対象にはならないが主人公の仲間にもならないモブキャラってところだな」
「き、気にしてることを!! だからこうして異世界でキャラづくりを始めたのにっ!!」
会場内に入ると、王様と、その隣にいるお姫様三人……あれ、なんかお姫様増えたな。がいる。
王様が立ち上がると、両手を広げた。
「勇者諸君!! この度、召喚に応じてくれて感謝する!!」
あー……長くなりそうだ。
俺は聞いてるフリをしつつ、クラスメイトたちを観察した。
まずカースト上位連中。黒鉄レオン、夢見、そして数名……名前なんだっけ。
そいつらはもう順応したのか、堂々としている。
そしてお調子者の為朝……こいつはもう堂々どころか調子こきまくってるな。
他の生徒も、順応している奴もいれば、顔色の悪い連中も多い。
そりゃそうだ……いきなり『異世界』に来て、スキルとかいう妙な力で、平和にしてくれー……なんて、気味が悪すぎる。
ラノベとかアニメとかでも召喚はあるだろうが、ああいうのに順応してその世界のルールに適応できるなんて、異常者だけだ。
スマホも通じない世界で、現代人が生活するのはキツイ。
「グラスをどうぞ」
「え、ああ……はい」
思考していたら、王様の挨拶が終わっていた。
給仕のお姉さんが俺にグラスを手渡す。あ、思わず目が合ってしまった。
◇◇◇◇◇◇
〇有馬 慧
〇スキル『模倣』 レベル2
・現在『給仕人』 レベル6
〇パッシブスキル
・食物の知識 ・華麗な給仕
〇使用可能スキル
・なし
◇◇◇◇◇◇
「え」
「む、どうしたのだ慧くん」
「あ、いや……なんかレベル上がった」
「はい?」
スキルのレベルが上がった。
いきなりでびっくりした……まさか、コピーするとレベル上がるのか? というか、それしかない。
今日コピーしたのは、為朝の『相撲取り』と、『聖女』と『給仕人』……だよな。まあレベル1から2になるくらいだったら、これくらいでできるみたいだ。
「それでは、乾杯!!」
あ、また思考していたら乾杯始まった。
すると、クラスメイトたちは食事のあるテーブルへ……なるほど、バイキング形式か。
さっそく、貴族っぽい連中がクラスメイトたちに集まって話を聞いている。
「ぬう……やはり、いけめんレオン氏に多くの女性が集まっておる」
「ほんとだ」
「ところで慧くん。レベルが上がったとは?」
「いや、レベルが上がったんだよ。レベル2になった」
「なんと!! ふむ、やはり慧くんは主人公体質なのか……ふむふむ、ざまあさせ、某も一緒に国から出て冒険者になるのもありか……」
「ブツブツ言ってるけど、俺冒険者とかならないぞ。あれただの日雇いバイトみたいなもんだろ。しかも命懸けの」
「み、身も蓋もないことを!!」
そもそも冒険者なんて職業あるのかな。
と───俺たちの元にも、貴族令嬢っぽいのが近づいて来た。
「あの、お話よろしいでしょうか?」
「何なりと、マドモアゼル」
「まあ、お上手」
「為朝……お前ってやつは」
「さ、あちらにワインがあります。星空を眺めながら、話をしましょう」
為朝は俺を無視し、令嬢と一緒に行ってしまった。
さて、一人になってしまった……お。
「はぁぁ……」
「山田先生」
「おお……有馬か」
サラリーマンハゲこと山田先生だ。ワイングラス片手にため息を吐いている。
「子供たちは順応早いなぁ……しかも、当たり前にワインだしな。未成年って概念がないのか?」
「異世界じゃ子供で飲んでるところありますしね」
「そうか……はあ、帰りたい」
「……先生、ホームシックですか?」
「ああ。ビールが飲みたいし、妻との結婚記念日も近いし、高校野球見たいし、熱い風呂に入りたい」
「大人ですねえ」
「……今は生徒たちも興奮が勝っているが、しばらくすれば間違いなく帰りたくなるだろうな。スマホが使えないだけで不便すぎる」
俺はポケットからスマホを出す……まあ、使えない。
山田先生はワインを飲む。
「有馬。お前は平気なのか? その、この世界」
「まあ……異世界っていうのは知ってますけど、召喚されたらたまったもんじゃないっすね。正直、帰りたいです」
「そうだよな……」
「ぶっちゃけると、俺らを召喚したこの国が『悪』で、この国が『悪』だと思ってる『何か』が『正義』の可能性もありますよ。こういうパーティー開いて、俺らの警戒心解いて、ぶっそうなことさせる可能性だってありますし……まあ、ラノベ知識ですけど」
「正義、悪か……」
「先生は『賢者』でしたっけ」
「ああ。明日以降、スキルの使い方、この国の情勢などを授業すると言っていた。まさか、この年で授業とはなあ」
「先生、いくつでしたっけ」
「……三十九だ。おい、どこを見てる」
やべ、禿げ上がった頭ジロジロ見てたのバレた。
ってか三十九歳……苦労してるんだなあ。
「ふう……ありがとうな有馬。お前と話して、少しは気が紛れた」
「いえ。俺もリラックスできました」
「はは……生徒の誰も私に話しかけないが、お前は普通に話してくれる。ありがたいよ」
「……いえ」
「そういえば、スキルだったか? お前は確か……」
「『模倣』です。コピー……さっきレベル2になりました」
「ほお、すごいな」
先生、あまりわかっていないようだ。
試しに先生のスキルをコピーする……うん、まだレベル2のままだ。
「せっかくだし、この会場にいる人たちのスキル、コピーしてみようかな」
◇◇◇◇◇◇
パーティーが終わり、部屋に戻り……俺は冷や汗を流していた。
「ま、マジか……」
冷や汗の理由……それは、今の俺の状態のせいだ。
◇◇◇◇◇◇
〇有馬 慧
〇スキル『模倣』 レベル10
・現在『勇者』 レベル1
〇パッシブスキル
・勇者の闘気 ・勇者の守護
〇使用可能スキル
・神器解放
〇スキルストック
・勇者・聖女・賢者・相撲取り
◇◇◇◇◇◇
会場にいる人たちをコピーしまくったら、レベル10になっていた。
しかも、新しい能力『スキルストック』まで手に入れた。
これ、コピーしたスキルを保存できる。俺の意志で簡単にスキルを切り替えられる。
「け、けっこう強いよな……この国の情勢も知らないのに、レベル10だぞ」
なんか、嫌な予感してきた……どうしよう。
26
お気に入りに追加
1,523
あなたにおすすめの小説
ダンジョン・ホテルへようこそ! ダンジョンマスターとリゾート経営に乗り出します!
彩世幻夜
ファンタジー
異世界のダンジョンに転移してしまった、ホテル清掃員として働く24歳、♀。
ダンジョンマスターの食事係兼ダンジョンの改革責任者として奮闘します!
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
見よう見まねで生産チート
立風人(りふと)
ファンタジー
(※サムネの武器が登場します)
ある日、死神のミスにより死んでしまった青年。
神からのお詫びと救済を兼ねて剣と魔法の世界へ行けることに。
もの作りが好きな彼は生産チートをもらい異世界へ
楽しくも忙しく過ごす冒険者 兼 職人 兼 〇〇な主人公とその愉快な仲間たちのお話。
※基本的に主人公視点で進んでいきます。
※趣味作品ですので不定期投稿となります。
コメント、評価、誤字報告の方をよろしくお願いします。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
科学チートで江戸大改革! 俺は田沼意次のブレーンで現代と江戸を行ったり来たり
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第3回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
天明六年(1786年)五月一五日――
失脚の瀬戸際にあった田沼意次が祈祷を行った。
その願いが「大元帥明王」に届く。
結果、21世紀の現代に住む俺は江戸時代に召喚された。
俺は、江戸時代と現代を自由に行き来できるスキルをもらった。
その力で田沼意次の政治を助けるのが俺の役目となった。
しかも、それで得た報酬は俺のモノだ。
21世紀の科学で俺は江戸時代を変える。
いや近代の歴史を変えるのである。
2017/9/19
プロ編集者の評価を自分なりに消化して、主人公の説得力強化を狙いました。
時代選定が「地味」は、これからの展開でカバーするとしてですね。
冒頭で主人公が選ばれるのが唐突なので、その辺りつながるような話を0話プロローグで追加しました。
失敗の場合、消して元に戻します。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる