214 / 227
聖剣が最強の世界で②/互角
しおりを挟む
ロセは再びグレコドローマと対峙、手には大槌を持ち、ニコニコ笑う。
グレコドローマは首を傾げた。
「ふむ、なぜ笑う?」
「いえ、なんだか不思議でして。一人じゃないと、こうも力が溢れるんだなぁ~と」
「んー、意味不明だなあ。こうして集結しようと、戦うのは自分、己の力で戦うものだろう?」
「そうですね。でも、傍に仲間がいるだけで出せる力もあるんですよ? ほぉら」
すると、グレコドローマの背後、チェンソーエッジを手にしたスヴァルトが、凶悪な笑みを浮かべながら剣を振り下ろしてきた。
少し目を見開くグレコドローマ。だが、チェンソーエッジの一撃を腕で受ける。
ギャリギャリギャリ!! と、チェンソーが高速回転。強靭な皮膚を持つグレコドローマだが、その回転する刃に初めて皮膚が傷ついた。
そして、ロセが急接近、大槌が『ハンマーガントレット』に変わる。
右腕に巨大な『ハンマー』をくっつけ、全力でグレコドローマの顔面を殴りつけた。
「『ドワーフ・ハンマーブレイク』!!」
「ぬぐっ!?」
ドゴン!! と、グレコドローマの顔面にハンマーが叩き付けられ、鼻血が出た。
グレコドローマは青筋を浮かべるが……すでにロセはヴェンデッタに向かっていた。
「おのれ、小癪……!!」
「『シャイニング・エッジ』!!」
「ぬがぁ!?」
ロセばかり見ていたせいか、すぐ真横にいたサリオスに気付くのが遅れ、双剣による斬撃をモロに受けた。
サリオスは言う。
「これはチーム戦!! 一対一じゃない、七対七ってことを忘れるな!!」
「小僧……舐めるなぁ!!」
いつもニコニコしているグレコドローマだが、この不意打ちのような、『卑怯』な戦法にイライラし、大槌を振り回そうとする……が。
「ちょっと、危ないですわ!!」
「貴様、周りを見ろ!!」
「ええい、やかましい!! ワシより弱い雑魚がイキるなぁ!!」
アミュ、サスケが傍にいたが完全に無視。そのまま槌を振り回す。
チームワークも何もない。
その様子を見て、ライハが軽く舌打ち……そして、アオイの抜刀術を鞘で受けた。
「チーム戦慣れしていないとは、七魔剣士……ただの個人の集まりのようだ。フン、失望だな」
「言いますねぇ……ですが、お忘れですか? 私たち、そしてあなたたちの差」
「…………」
アオイは離れ納刀、全身を帯電させライハに突っ込む。
同じく、ライハも全身を帯電……構えからの斬撃を繰り出した。
「久世式帯刀剣技、『閃雷華』!!」
「道明寺流剣技、『雷雲崩』」
雷の華が咲き、雷雲を拭き散らす斬撃が衝突……互角。
アオイは目を見開く。
「その技……道明寺流だと」
「あはは。バレましたね……お初にお目にかかります、道明寺雷葉と申します。久世葵殿」
「暗部の、道明寺……魔族に寝返った国賊か!!」
「ええ。ふふ、まあ……そんなこと、もうどうでもいい。その雷聖剣、どうですか? かつて道明寺家のものであったゆえに、懐かしさを感じます」
「黙れ……!! 道明寺の殲滅は久世家の悲願!! ここで貴様を討つ!!」
「おやおや。そんなに熱くなっていいのですか?」
「ッ!!」
しまった……と、アオイはハッとした。
一対一では不利。七対七で混戦に持ち込むことが勝機に繋がると、打ち合わせすることなく七聖剣士は理解していた。が……ライハにかかりきりになったことで、戦術が崩れそうになった。
アオイは舌打ちし離脱しようとするが、ライハが許さない。
「久世式帯刀剣技、『花散』!!」
「なっ……!?」
自分と同じ剣技。アオイは辛うじて受け止める。
「何を驚きます。久世家に帯刀剣技を伝えたのは道明寺家……あなたの技なら、私も使えるのですよ」
受け止めた……が、アオイの左腕から血が噴き出した。
一撃だけ、躱し切れなかった。
「う、っぐ……」
「皆さん!! 慌てず、冷静に対処を!! さあさぁ、終わらせましょうか!!」
ライハが叫ぶと、七魔剣士たちの目に光が灯る。
「……ヤバイ!!」
エレノアが悟る。
このままでは負ける。混戦だからこそ、チーム戦だからこそ、勝機はあった。
一対一に慣れきった七魔剣士たち。チーム戦なんて想定していないがゆえに、チーム戦に持ち込むことで優勢を保っていたが……冷静になられたら、一対一で対処されたら、エレノアたちは負ける。
そう、思った時だった。
「どこを見ている?」
「ッ!!」
アオイに注視しすぎたエレノアは、グレコドローマが拳を振り上げていることに気付かなかった。
瞬間的に剣を持ち上げるが……剣の腹で受けた拳は、衝撃を完全に殺せず、エレノアを吹き飛ばす。
壁に激突したエレノアは、盛大に吐血した。
「っが、っは!?」
「エレノア!!」
ユノが叫ぶ。でも、ユノの背後にヴェンデッタが。
チームの統率が取れ始めてきた。
このままではまずい……エレノアは叫んだ。
「根性ォォォォォォッ!! 『鎧身』!!」
鎧を纏い、全火力を持って噴射、ユノに接近していたヴェンデッタに、強烈なドロップキック。
「っっ、っづ!!」
「オラララララララララァァァァァァ!!」
爆炎がヴェンデッタを包み込むが、割り込んだアミュの氷で相殺……だが、完全には相殺できず、二人は地面を転がった。
同時に、エレノアの鎧が解除される。
「エレノア!!」
「ユノ、無事? アオイ……」
「……すまぬ。不覚を取った」
アオイは、制服を破り左腕に巻いていた。サラシに包まれた胸が見えているが、気にしていない。
仕切り直しとばかりに、七聖剣士たちは集結、並ぶが……ララベルが膝を付いた。
「おい、ララベル」
「ごめ……なんか、力、入らなくて」
左腕を失い、失血も多いララベルは、この中で一番の重傷だった。
誤魔化しつつ、混戦を利用して立ち回りをしていたが、限界はすでに超えていた。
同じく、ユノ、ロセ、サリオス、アオイ……スヴァルトも、疲労の色が濃い。
だが、七魔剣士たちは、負傷こそしていたが、まだ気力と体力共に十分だった。
「……少し翻弄されたが、やはり限界か」
アークレイは冷静に言う。
そして、七魔剣士の一歩前に出て、魔剣を突きつけた。
「もう、誤魔化しは終わりだ。さて……貴様ら全員の首を……」
と、そこまで言った時だった。
◇◇◇◇◇◇
「…………」
◇◇◇◇◇◇
『忘却王城彼方永久』のテラス、柵の上に……黒い何かがいた。
「───っ!!」
視線を向ける。
アークレイが急に真横を向いたので、全員が向いた。
そこにいたのは、黒いコート、黒い弓、仮面を被った人間だった。
「………………」
八咫烏。
聖剣が最強の世界で、聖剣士を援護する漆黒の弓士が現れた。
グレコドローマは首を傾げた。
「ふむ、なぜ笑う?」
「いえ、なんだか不思議でして。一人じゃないと、こうも力が溢れるんだなぁ~と」
「んー、意味不明だなあ。こうして集結しようと、戦うのは自分、己の力で戦うものだろう?」
「そうですね。でも、傍に仲間がいるだけで出せる力もあるんですよ? ほぉら」
すると、グレコドローマの背後、チェンソーエッジを手にしたスヴァルトが、凶悪な笑みを浮かべながら剣を振り下ろしてきた。
少し目を見開くグレコドローマ。だが、チェンソーエッジの一撃を腕で受ける。
ギャリギャリギャリ!! と、チェンソーが高速回転。強靭な皮膚を持つグレコドローマだが、その回転する刃に初めて皮膚が傷ついた。
そして、ロセが急接近、大槌が『ハンマーガントレット』に変わる。
右腕に巨大な『ハンマー』をくっつけ、全力でグレコドローマの顔面を殴りつけた。
「『ドワーフ・ハンマーブレイク』!!」
「ぬぐっ!?」
ドゴン!! と、グレコドローマの顔面にハンマーが叩き付けられ、鼻血が出た。
グレコドローマは青筋を浮かべるが……すでにロセはヴェンデッタに向かっていた。
「おのれ、小癪……!!」
「『シャイニング・エッジ』!!」
「ぬがぁ!?」
ロセばかり見ていたせいか、すぐ真横にいたサリオスに気付くのが遅れ、双剣による斬撃をモロに受けた。
サリオスは言う。
「これはチーム戦!! 一対一じゃない、七対七ってことを忘れるな!!」
「小僧……舐めるなぁ!!」
いつもニコニコしているグレコドローマだが、この不意打ちのような、『卑怯』な戦法にイライラし、大槌を振り回そうとする……が。
「ちょっと、危ないですわ!!」
「貴様、周りを見ろ!!」
「ええい、やかましい!! ワシより弱い雑魚がイキるなぁ!!」
アミュ、サスケが傍にいたが完全に無視。そのまま槌を振り回す。
チームワークも何もない。
その様子を見て、ライハが軽く舌打ち……そして、アオイの抜刀術を鞘で受けた。
「チーム戦慣れしていないとは、七魔剣士……ただの個人の集まりのようだ。フン、失望だな」
「言いますねぇ……ですが、お忘れですか? 私たち、そしてあなたたちの差」
「…………」
アオイは離れ納刀、全身を帯電させライハに突っ込む。
同じく、ライハも全身を帯電……構えからの斬撃を繰り出した。
「久世式帯刀剣技、『閃雷華』!!」
「道明寺流剣技、『雷雲崩』」
雷の華が咲き、雷雲を拭き散らす斬撃が衝突……互角。
アオイは目を見開く。
「その技……道明寺流だと」
「あはは。バレましたね……お初にお目にかかります、道明寺雷葉と申します。久世葵殿」
「暗部の、道明寺……魔族に寝返った国賊か!!」
「ええ。ふふ、まあ……そんなこと、もうどうでもいい。その雷聖剣、どうですか? かつて道明寺家のものであったゆえに、懐かしさを感じます」
「黙れ……!! 道明寺の殲滅は久世家の悲願!! ここで貴様を討つ!!」
「おやおや。そんなに熱くなっていいのですか?」
「ッ!!」
しまった……と、アオイはハッとした。
一対一では不利。七対七で混戦に持ち込むことが勝機に繋がると、打ち合わせすることなく七聖剣士は理解していた。が……ライハにかかりきりになったことで、戦術が崩れそうになった。
アオイは舌打ちし離脱しようとするが、ライハが許さない。
「久世式帯刀剣技、『花散』!!」
「なっ……!?」
自分と同じ剣技。アオイは辛うじて受け止める。
「何を驚きます。久世家に帯刀剣技を伝えたのは道明寺家……あなたの技なら、私も使えるのですよ」
受け止めた……が、アオイの左腕から血が噴き出した。
一撃だけ、躱し切れなかった。
「う、っぐ……」
「皆さん!! 慌てず、冷静に対処を!! さあさぁ、終わらせましょうか!!」
ライハが叫ぶと、七魔剣士たちの目に光が灯る。
「……ヤバイ!!」
エレノアが悟る。
このままでは負ける。混戦だからこそ、チーム戦だからこそ、勝機はあった。
一対一に慣れきった七魔剣士たち。チーム戦なんて想定していないがゆえに、チーム戦に持ち込むことで優勢を保っていたが……冷静になられたら、一対一で対処されたら、エレノアたちは負ける。
そう、思った時だった。
「どこを見ている?」
「ッ!!」
アオイに注視しすぎたエレノアは、グレコドローマが拳を振り上げていることに気付かなかった。
瞬間的に剣を持ち上げるが……剣の腹で受けた拳は、衝撃を完全に殺せず、エレノアを吹き飛ばす。
壁に激突したエレノアは、盛大に吐血した。
「っが、っは!?」
「エレノア!!」
ユノが叫ぶ。でも、ユノの背後にヴェンデッタが。
チームの統率が取れ始めてきた。
このままではまずい……エレノアは叫んだ。
「根性ォォォォォォッ!! 『鎧身』!!」
鎧を纏い、全火力を持って噴射、ユノに接近していたヴェンデッタに、強烈なドロップキック。
「っっ、っづ!!」
「オラララララララララァァァァァァ!!」
爆炎がヴェンデッタを包み込むが、割り込んだアミュの氷で相殺……だが、完全には相殺できず、二人は地面を転がった。
同時に、エレノアの鎧が解除される。
「エレノア!!」
「ユノ、無事? アオイ……」
「……すまぬ。不覚を取った」
アオイは、制服を破り左腕に巻いていた。サラシに包まれた胸が見えているが、気にしていない。
仕切り直しとばかりに、七聖剣士たちは集結、並ぶが……ララベルが膝を付いた。
「おい、ララベル」
「ごめ……なんか、力、入らなくて」
左腕を失い、失血も多いララベルは、この中で一番の重傷だった。
誤魔化しつつ、混戦を利用して立ち回りをしていたが、限界はすでに超えていた。
同じく、ユノ、ロセ、サリオス、アオイ……スヴァルトも、疲労の色が濃い。
だが、七魔剣士たちは、負傷こそしていたが、まだ気力と体力共に十分だった。
「……少し翻弄されたが、やはり限界か」
アークレイは冷静に言う。
そして、七魔剣士の一歩前に出て、魔剣を突きつけた。
「もう、誤魔化しは終わりだ。さて……貴様ら全員の首を……」
と、そこまで言った時だった。
◇◇◇◇◇◇
「…………」
◇◇◇◇◇◇
『忘却王城彼方永久』のテラス、柵の上に……黒い何かがいた。
「───っ!!」
視線を向ける。
アークレイが急に真横を向いたので、全員が向いた。
そこにいたのは、黒いコート、黒い弓、仮面を被った人間だった。
「………………」
八咫烏。
聖剣が最強の世界で、聖剣士を援護する漆黒の弓士が現れた。
11
お気に入りに追加
382
あなたにおすすめの小説
Look like? オークそっくりだと言われる少女は女神の生まれ変わりだった
優陽 yûhi
ファンタジー
頭脳明晰、剣を持てば、学園はじまって以来の天才。
しかし魔法が使えずオークそっくりと言われる容姿で、周りから疎まれ、居ない者扱いされている少女エルフィナ。
しかしその容姿は悪神の呪いで、本当は醜いどころか王国中探しても、肩を並べる者がいない位、美しい少女だった。
魔法が使えないはずのエルフィナが妹の危機に無意識で放つ規格外の魔法。
エルフィナの前世は女神だった。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる