88 / 132
4つの組織
しおりを挟む
女神聖教本部。
女神ピピーナの聖像を中心に、四人の男女が座っていた。
聖像はゆっくりと回転し、その聖像を囲むように円形のテーブルが設置されている。
机、椅子共に、女神ピピーナに相応しい造り。素材から装飾までが完璧だ。
そこに座るのは、若い女性、老いた男性、美女、少年だ。
最初に発言したのは、若い女性。女神聖教神官長ピアソラ。
「えー、では! 女神聖教へ合流してくれた『三組織』の皆さんの歓迎会を行います!」
ピアソラはパチパチ手を叩く。
同じように手を叩いたのは、十六歳ほどの少年だけだった。
老いた男性はピクリとも動かず、美女は煙管を取り出して煙草を吸う。
ピアソラは、むすーっとしながら言う。
「もう、みんなノリ悪いなぁ。それに比べてアザゼルくんは優しいねぇ!」
「いやぁ、やっぱり仲良くなりたいですから」
あははと、無垢な笑みを浮かべて頬を掻く少年。
S級危険組織『暴王』のトップ。名前は組織と同じアザゼル。
サラサラのストレートヘア。人畜無害そうな、どこにでもいそうな少年だ。
そして、しわくちゃの顔、太い眉、長い白髭の老人……S級危険組織『プルミエール騎士団』の総団長、バロッコが言う。
「御託はええ。それより、これからの目的を話してもらおうかの」
「……そうやねぇ」
煙管を吸い、白い煙を吐く美女。
ヤマト国の女性が着る『着物』を着崩し、肩や胸元が剥き出しになっている。髪は丁寧にまとめられ、金色の簪が何本も刺さっていた。
S級危険組織『夜祭遊女』のトップ、時枝雛菊ことヒナギク・トキエダは言う。
「ピアソラはん。あんた……うちらに新世界見せる言うたの、忘れてへんやろな?」
「もちろん。女神ピピーナ様をこっちの世界に呼んだら、あなたたちの望む世界を創ってあげる」
「あはは、ぼくらの望む世界かぁ……ほんとに、そんなことできるのかな」
「できるよ! もう、疑うなんて酷いなぁ。わたしたち女神聖教の神官を見たでしょ? みんな、奇跡の力を得た新しい人間なんだから!」
そう、このS級危険組織を率いるトップは見た。
ピアソラ、タケル、リリィ、ラピュセル、ロロファルド、エレナの六人の力を。
たった六人で、世界を滅ぼしかねない存在。
従うのではなく、同士。
女神ピピーナの復活。それの手伝いをすることで、望むものを与えられる。
「ふふ。いっぱい信者が増えてわたしは嬉しいよ~♪」
ピアソラは、この三人にほんの少しだけ《洗脳》を使った。
洗脳といっても、心を完全に操るのではない。ほんの少しだけ女神聖教に《好意》を持たせる……それだけで、三つの組織は簡単に味方をしてくれた。
三組織もまた、悩んでいたのだ。
女神聖教につくか、敵対するか。なら……その天秤を、少しだけ揺らす。
それだけで、女神聖教はあっさり強大な下部組織を手に入れた。
ピアソラは言う。
「女神聖教の目的はいくつかあるけど、最優先は二つ! 一つは信者を集めること。もう一つは……裏切り者を始末すること」
「裏切り者?」
「うん。あのね、女神ピピーナ様に力を与えられたくせに、わたしたちに敵対する子がいるのよ。最初は説得して改心させようと思ったんだけど~……どうも無理っぽくてねぇ。うちの神官、一人殺されてもう一人も負けちゃった」
「ふむ……難儀じゃのぉ」
「うんうん。いろいろ手段考えてるんだけどねぇ……」
ピアソラはため息を吐く。
すると、神殿の扉が開き、エレナとリリィが入ってきた。
「ピアソラ、いい?」
「エレナ、会議中~……どうしたの?」
「ええ。次の手を考えたから話をしておこうと思って。新しいスキルを与えた聖使徒と、使徒を何人か借りていいかしら?」
「いいよー「待った」
と、ここでアザゼルが挙手。
ニコニコしながら、ピアソラに言った。
「戦力だけど、うちから何人か出すよ。それと、騎士団と遊女からも何人か出せないかな?」
「え、アザゼルくん、なんで?」
「学園を襲撃するんでしょ? 二度の襲撃で警備も厳しいはず。信者より、戦闘に特化した兵隊を出した方がいい。それに……女神聖教に、S級危険組織が付いたってことも広められる。ふふ、どうかな?」
「採用!! エレナ、リリィ、それでいい?」
「面白そうね……ふふ、いいわよ」
「わたしはどっちでもいい」
こうして、アザゼルの案が採用された。
世界最悪のS級危険組織が四組、結託した瞬間だった。
◇◇◇◇◇◇
ガラティン王国。
エルクたちの学生寮リビングで、エマは一人で作業をしていた。
就寝時間が近く、寮生は全員部屋へ戻った。
そんな中、エマだけリビングで縫物をしていたのである。
そこに、水を飲みに来たエルクが階段から降りてきた。
「あれ、エマ?」
「あ、エルクさん」
「何してるんだ?───……あ」
エマが繕っていたのは、エルクの戦闘服だった。
「えへへ……その、ほつれを直していました」
「悪い。ってか、ほつれくらいいつでもいいのに。明日、発表会だろ?」
「その、緊張して寝れなくて……」
よく見ると、籠手も磨いてあり、ブレードは分解掃除をしたのか油や工具が置いてある。驚いたことに砥石まで……エマが研いだのだろうか。
ちなみに、エマはとても器用で、分解清掃のやり方をニッケスから一度聞いただけでものにした。
籠手を嵌めて手を反らすと、ブレードが飛び出した。
「いい感じだ……ありがとな、エマ」
「いえ。と……エルクさん、これ」
「え?」
エマは、小さな黒いポーチをエルクへ渡す。
ポーチには、カラスの刺繍がされていた。
「その、あまり上手じゃないですけど……」
「おお……ありがとなエマ! 嬉しいよ」
「は、はい。えへへ」
エマは嬉しそうに笑う。
戦闘服の修理が終わり、眼帯マスクの汚れも綺麗に落としエルクへ渡す。
「エルクさん、ありがとうございます」
「いや、お礼を言うのは俺の方で」
「違います。その……この学園に入学できたこと、わたしの夢を応援してくれることです」
「……エマ」
「わたし、キネーシス公爵家のメイドを辞めて、家に戻って……お見合い結婚して、子供を産んで、子育てして、おばあちゃんになって……そんな人生を送るものだと思っていました。でも、エルクさんが目覚めて、わたしのためにいろいろしてくれて……この学園に通えて、お友達もできて、自分の夢に向かって頑張れる……全部、エルクさんのおかげです」
「あのさ、何度も言うけど……救われたのは、俺なんだ。エマのおかげで、俺はここに生きていられる」
「そんな……」
「お前の夢は絶対に叶う。俺、応援するよ」
「……はい」
「さ、明日はいよいよ発表会だ。そろそろ寝ようぜ」
エマを見送り、エルクも自室へ戻る。
戦闘服を壁にかけ、エルクは窓を開けた。
夜の冷たい風が部屋に入り込み、エルクは身震いする。
「女神聖教……」
二回の襲撃。
一回目は個人戦、二回目はダンジョン化。蟲毒の巣を合わせれば合計三回の襲撃だ。
明日、何か仕掛けてくる可能性は高い。神官にはロロとエレナ、学園に通っていた二人は、イベントのことを熟知しているはず。
エルクは頬をパシッと叩く。
「来るなら来い。今度は絶対に逃がさないからな」
エルクはそう呟き、改めて気合を入れた。
女神ピピーナの聖像を中心に、四人の男女が座っていた。
聖像はゆっくりと回転し、その聖像を囲むように円形のテーブルが設置されている。
机、椅子共に、女神ピピーナに相応しい造り。素材から装飾までが完璧だ。
そこに座るのは、若い女性、老いた男性、美女、少年だ。
最初に発言したのは、若い女性。女神聖教神官長ピアソラ。
「えー、では! 女神聖教へ合流してくれた『三組織』の皆さんの歓迎会を行います!」
ピアソラはパチパチ手を叩く。
同じように手を叩いたのは、十六歳ほどの少年だけだった。
老いた男性はピクリとも動かず、美女は煙管を取り出して煙草を吸う。
ピアソラは、むすーっとしながら言う。
「もう、みんなノリ悪いなぁ。それに比べてアザゼルくんは優しいねぇ!」
「いやぁ、やっぱり仲良くなりたいですから」
あははと、無垢な笑みを浮かべて頬を掻く少年。
S級危険組織『暴王』のトップ。名前は組織と同じアザゼル。
サラサラのストレートヘア。人畜無害そうな、どこにでもいそうな少年だ。
そして、しわくちゃの顔、太い眉、長い白髭の老人……S級危険組織『プルミエール騎士団』の総団長、バロッコが言う。
「御託はええ。それより、これからの目的を話してもらおうかの」
「……そうやねぇ」
煙管を吸い、白い煙を吐く美女。
ヤマト国の女性が着る『着物』を着崩し、肩や胸元が剥き出しになっている。髪は丁寧にまとめられ、金色の簪が何本も刺さっていた。
S級危険組織『夜祭遊女』のトップ、時枝雛菊ことヒナギク・トキエダは言う。
「ピアソラはん。あんた……うちらに新世界見せる言うたの、忘れてへんやろな?」
「もちろん。女神ピピーナ様をこっちの世界に呼んだら、あなたたちの望む世界を創ってあげる」
「あはは、ぼくらの望む世界かぁ……ほんとに、そんなことできるのかな」
「できるよ! もう、疑うなんて酷いなぁ。わたしたち女神聖教の神官を見たでしょ? みんな、奇跡の力を得た新しい人間なんだから!」
そう、このS級危険組織を率いるトップは見た。
ピアソラ、タケル、リリィ、ラピュセル、ロロファルド、エレナの六人の力を。
たった六人で、世界を滅ぼしかねない存在。
従うのではなく、同士。
女神ピピーナの復活。それの手伝いをすることで、望むものを与えられる。
「ふふ。いっぱい信者が増えてわたしは嬉しいよ~♪」
ピアソラは、この三人にほんの少しだけ《洗脳》を使った。
洗脳といっても、心を完全に操るのではない。ほんの少しだけ女神聖教に《好意》を持たせる……それだけで、三つの組織は簡単に味方をしてくれた。
三組織もまた、悩んでいたのだ。
女神聖教につくか、敵対するか。なら……その天秤を、少しだけ揺らす。
それだけで、女神聖教はあっさり強大な下部組織を手に入れた。
ピアソラは言う。
「女神聖教の目的はいくつかあるけど、最優先は二つ! 一つは信者を集めること。もう一つは……裏切り者を始末すること」
「裏切り者?」
「うん。あのね、女神ピピーナ様に力を与えられたくせに、わたしたちに敵対する子がいるのよ。最初は説得して改心させようと思ったんだけど~……どうも無理っぽくてねぇ。うちの神官、一人殺されてもう一人も負けちゃった」
「ふむ……難儀じゃのぉ」
「うんうん。いろいろ手段考えてるんだけどねぇ……」
ピアソラはため息を吐く。
すると、神殿の扉が開き、エレナとリリィが入ってきた。
「ピアソラ、いい?」
「エレナ、会議中~……どうしたの?」
「ええ。次の手を考えたから話をしておこうと思って。新しいスキルを与えた聖使徒と、使徒を何人か借りていいかしら?」
「いいよー「待った」
と、ここでアザゼルが挙手。
ニコニコしながら、ピアソラに言った。
「戦力だけど、うちから何人か出すよ。それと、騎士団と遊女からも何人か出せないかな?」
「え、アザゼルくん、なんで?」
「学園を襲撃するんでしょ? 二度の襲撃で警備も厳しいはず。信者より、戦闘に特化した兵隊を出した方がいい。それに……女神聖教に、S級危険組織が付いたってことも広められる。ふふ、どうかな?」
「採用!! エレナ、リリィ、それでいい?」
「面白そうね……ふふ、いいわよ」
「わたしはどっちでもいい」
こうして、アザゼルの案が採用された。
世界最悪のS級危険組織が四組、結託した瞬間だった。
◇◇◇◇◇◇
ガラティン王国。
エルクたちの学生寮リビングで、エマは一人で作業をしていた。
就寝時間が近く、寮生は全員部屋へ戻った。
そんな中、エマだけリビングで縫物をしていたのである。
そこに、水を飲みに来たエルクが階段から降りてきた。
「あれ、エマ?」
「あ、エルクさん」
「何してるんだ?───……あ」
エマが繕っていたのは、エルクの戦闘服だった。
「えへへ……その、ほつれを直していました」
「悪い。ってか、ほつれくらいいつでもいいのに。明日、発表会だろ?」
「その、緊張して寝れなくて……」
よく見ると、籠手も磨いてあり、ブレードは分解掃除をしたのか油や工具が置いてある。驚いたことに砥石まで……エマが研いだのだろうか。
ちなみに、エマはとても器用で、分解清掃のやり方をニッケスから一度聞いただけでものにした。
籠手を嵌めて手を反らすと、ブレードが飛び出した。
「いい感じだ……ありがとな、エマ」
「いえ。と……エルクさん、これ」
「え?」
エマは、小さな黒いポーチをエルクへ渡す。
ポーチには、カラスの刺繍がされていた。
「その、あまり上手じゃないですけど……」
「おお……ありがとなエマ! 嬉しいよ」
「は、はい。えへへ」
エマは嬉しそうに笑う。
戦闘服の修理が終わり、眼帯マスクの汚れも綺麗に落としエルクへ渡す。
「エルクさん、ありがとうございます」
「いや、お礼を言うのは俺の方で」
「違います。その……この学園に入学できたこと、わたしの夢を応援してくれることです」
「……エマ」
「わたし、キネーシス公爵家のメイドを辞めて、家に戻って……お見合い結婚して、子供を産んで、子育てして、おばあちゃんになって……そんな人生を送るものだと思っていました。でも、エルクさんが目覚めて、わたしのためにいろいろしてくれて……この学園に通えて、お友達もできて、自分の夢に向かって頑張れる……全部、エルクさんのおかげです」
「あのさ、何度も言うけど……救われたのは、俺なんだ。エマのおかげで、俺はここに生きていられる」
「そんな……」
「お前の夢は絶対に叶う。俺、応援するよ」
「……はい」
「さ、明日はいよいよ発表会だ。そろそろ寝ようぜ」
エマを見送り、エルクも自室へ戻る。
戦闘服を壁にかけ、エルクは窓を開けた。
夜の冷たい風が部屋に入り込み、エルクは身震いする。
「女神聖教……」
二回の襲撃。
一回目は個人戦、二回目はダンジョン化。蟲毒の巣を合わせれば合計三回の襲撃だ。
明日、何か仕掛けてくる可能性は高い。神官にはロロとエレナ、学園に通っていた二人は、イベントのことを熟知しているはず。
エルクは頬をパシッと叩く。
「来るなら来い。今度は絶対に逃がさないからな」
エルクはそう呟き、改めて気合を入れた。
10
お気に入りに追加
268
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる