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女神聖教七天使徒『愛教徒』ラピュセル・ドレッドノート⑧/呪いのように刻まれたルール
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「エルクは、間違いなく最強だよ? でも……強すぎるねぇ」
「……んなアホな」
『生と死のはざま』で、エルクはピピーナの『指導』を受けていた。
今日も、十回以上殺された。死にはしないが、ピピーナの念動力で心臓や内臓を根こそぎ握りつぶされた。痛みはないが、間違いなく死んでいた。
エルクは大の字で倒れたままだ。
ピピーナは、エルクの傍にしゃがみ、エルクの鼻をツンツンする。
「あのね? エルクはどうあがいても、わたしには絶対、ぜ~~~ったい勝てないの。だってわたし、1パーセント以下の力しか……ん~、難しいなぁ。1パーセントの半分の半分の半分の~~~~~~~とにかくめちゃくちゃ弱い力で、エルクをけちょんけちょんにしてるの」
「……はは、俺めちゃくちゃ弱いじゃん」
「違うの。わたしに、『とにかくめちゃくちゃ弱い力』を出させている時点で、エルクは強いのよ」
意味が分からない。
ピピーナに、かすり傷一つ付けられない念動力が、強い?
エルクは起き上がる。
「よく分からんけど……ピピーナがそう言うなら信じるよ」
「うんうん。でもねエルク……強すぎる力は、エルクを退屈にしちゃうよ? だから、戦闘ではなるべく手加減すること。いいね」
「え~~~……? 意味わかんないけど」
「ふふ、いいからいいから。エルク、わたしが命名した七つの技、そのうちの三つは、命の危機に陥った場合のみ使うこと」
「命の危機……」
「うんうん。さ、手加減の訓練するよ~」
「お、おお」
このやり取りが、エルクの力を制限する『呪い』になった。
◇◇◇◇◇
エルクは両手に念を纏わせ、キングとクイーンに向けて放つ。
様子見の一撃───……キング、クイーンは念動弾を無視し、エルクに向かって来る。
キングは大剣を片手に走り、クイーンは浮遊していた。
ラピュセルは、動かない。
エルクは「ふん」と鼻を鳴らし、念動力で拘束したままのミゲルに言う。
「口閉じてろよ」
「え」
ミゲルを念動力で覆い尽くし、ブンブン振り回す。
そして、キングに向けて砲弾のようにミゲルを発射した。
「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
キングはミゲルを迷わず両断───……だが、エルクの念動力で覆われたミゲルを切断できない。それどころか、大剣が弾かれた。
すると、クイーンの両手に氷と炎が集まり、エルクとミゲルに向けて放たれる。
エルクは、大聖堂の舞台を念動力で浮かし炎と氷を防御。
ミゲルを舞台にぶつけて粉々に砕き、砕けた舞台を操ってキングに浴びせた。
『───!!』
全ての瓦礫を浴びたキングの動きが止まり、さらに倒れる。
するとクイーンの背中に二本の腕が生え、今度は雷と風が放たれた。
エルクは右手の短弓を展開し、矢をセットして放つ。
雷は鉄の矢に引き寄せられる……避雷針だ。
風の塊は、ミゲルをぶつけて相殺した。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
ミゲルを無視し、エルクはクイーンに向けてミゲルを発射。
ミゲルと衝突したクイーンは吹き飛び、壁に激突。
『念動舞踊』で一気に加速し接近したエルクは、両手のブレードを同時に展開し、クイーンの顔面に刃を突き立てた。
『が、ガガガ』
「ぶっ壊れろ!!」
そして、右の拳で亀裂の入った顔面を砕く。
すると……クイーンの全身に亀裂が入り、粉々に砕け散った。
「ちょ、後ろぉぉぉぉっ!!」
「!!」
エルクは横っ飛び。すると、キングが大剣を振り下ろした。
エルクは、大聖堂に並ぶ長椅子をいくつも浮かべ、キングに発射。木の椅子など意に介していないが、エルクは椅子に身を隠して接近し、キングの右手に蹴りを入れた。
『!!』
「これ、借りる」
狙いは───キングの持つ大剣。
念動力で浮かぶ大剣を思い切り飛ばすと、キングの身体を貫通した。
そして、キングの身体に亀裂が入り───粉々に砕け散った。
エルクは短弓を展開、矢を素早くセットしラピュセルに向ける。
「で?───次はお前か?」
「ふふ……やはり、強い。ところで、我がしもべ……エルクに手を貸すとは、どういうことで?」
「えっ」
「あ、さっきはありがとな。お前が声をかけてくれたから、避けれたわ」
「……あ」
ミゲルはようやく気付いた。エルクの手助けをしてしまったことに。
ラピュセルは、慈愛に満ちた笑みを浮かべる。
「これは、粛清が必要ですね」
「ち、違うんです!! あの、ああ言わないとオレも危なかったわけで」
「では───さようなら」
「ひっ」
ラピュセルが消えた。
一瞬で、ピアノの傍にいたラピュセルが消えた。
ギョッとするエルク……そして、気付いた。
ラピュセルは、エルクのすぐ傍にいた。
念動力で拘束しているミゲルの胸に、手を添えている。
「『波紋掌』───ッカァ!!」
「ぶっぅ!?」
ボン!! と、ミゲルの身体が『爆発』した。
エルクの念動力を突き破った掌底。
ラピュセルの掌底が、エルクの念動力を突き破り、ミゲルの心臓を破壊した。
唖然とするエルク。
ラピュセルは、流麗で素早い動きで構えを取る。
「な……」
「驚きました? 実は私……『闘拳王』のスキルを持っていますの」
スキル、『闘拳王』
格闘系スキルの最上級。マスタースキル。
歴史を紐解いても、このスキルを持つ者はほんのひと握り。
己の四肢を武器とする、あらゆる格闘術をマスターした者。
ラピュセルは、構えを取った。
「さぁ、やりましょうか」
「……面白い!!」
エルクも構えを取り、念動力で全身を覆う。
そして、念動力で自らを操作する『念動舞踊』を使い、ラピュセルを倒すべく真正面から挑んだ。
エルクに課せられた《呪い》……それは、常に手加減して戦うこと。
ラピュセルを倒すのは簡単なのだ。ただ、念動力で心臓を握りつぶせばいい。
でも……それでは、あまりにも簡単すぎる。エルクの人生がつまらない。だからピピーナは、強すぎるエルクに呪いのような枷を嵌めた。
エルクの強化された拳が、紙一重で躱される。
そして、ラピュセルの拳がエルクの腹に突き刺さった。
「ぐ、ぶっ……!?」
「硬い。ですが、効く……あなたも無敵ではないようで」
間違っている。
世界中のスキルを同時にエルクへぶつけても、エルクは容易く防御する。
でも、呪いにより手加減した防御は、ラピュセルの拳を僅かに通した。
エルクは腹を押さえ、舌打ちする。
「痛いけど耐えられる!! まだまだ、これからが本番だ!!」
「いいでしょう……裏切り者の八人目。『死烏』……私が、引導を渡しましょう」
エルクとラピュセルの戦いが、ついに始まった。
「……んなアホな」
『生と死のはざま』で、エルクはピピーナの『指導』を受けていた。
今日も、十回以上殺された。死にはしないが、ピピーナの念動力で心臓や内臓を根こそぎ握りつぶされた。痛みはないが、間違いなく死んでいた。
エルクは大の字で倒れたままだ。
ピピーナは、エルクの傍にしゃがみ、エルクの鼻をツンツンする。
「あのね? エルクはどうあがいても、わたしには絶対、ぜ~~~ったい勝てないの。だってわたし、1パーセント以下の力しか……ん~、難しいなぁ。1パーセントの半分の半分の半分の~~~~~~~とにかくめちゃくちゃ弱い力で、エルクをけちょんけちょんにしてるの」
「……はは、俺めちゃくちゃ弱いじゃん」
「違うの。わたしに、『とにかくめちゃくちゃ弱い力』を出させている時点で、エルクは強いのよ」
意味が分からない。
ピピーナに、かすり傷一つ付けられない念動力が、強い?
エルクは起き上がる。
「よく分からんけど……ピピーナがそう言うなら信じるよ」
「うんうん。でもねエルク……強すぎる力は、エルクを退屈にしちゃうよ? だから、戦闘ではなるべく手加減すること。いいね」
「え~~~……? 意味わかんないけど」
「ふふ、いいからいいから。エルク、わたしが命名した七つの技、そのうちの三つは、命の危機に陥った場合のみ使うこと」
「命の危機……」
「うんうん。さ、手加減の訓練するよ~」
「お、おお」
このやり取りが、エルクの力を制限する『呪い』になった。
◇◇◇◇◇
エルクは両手に念を纏わせ、キングとクイーンに向けて放つ。
様子見の一撃───……キング、クイーンは念動弾を無視し、エルクに向かって来る。
キングは大剣を片手に走り、クイーンは浮遊していた。
ラピュセルは、動かない。
エルクは「ふん」と鼻を鳴らし、念動力で拘束したままのミゲルに言う。
「口閉じてろよ」
「え」
ミゲルを念動力で覆い尽くし、ブンブン振り回す。
そして、キングに向けて砲弾のようにミゲルを発射した。
「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
キングはミゲルを迷わず両断───……だが、エルクの念動力で覆われたミゲルを切断できない。それどころか、大剣が弾かれた。
すると、クイーンの両手に氷と炎が集まり、エルクとミゲルに向けて放たれる。
エルクは、大聖堂の舞台を念動力で浮かし炎と氷を防御。
ミゲルを舞台にぶつけて粉々に砕き、砕けた舞台を操ってキングに浴びせた。
『───!!』
全ての瓦礫を浴びたキングの動きが止まり、さらに倒れる。
するとクイーンの背中に二本の腕が生え、今度は雷と風が放たれた。
エルクは右手の短弓を展開し、矢をセットして放つ。
雷は鉄の矢に引き寄せられる……避雷針だ。
風の塊は、ミゲルをぶつけて相殺した。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
ミゲルを無視し、エルクはクイーンに向けてミゲルを発射。
ミゲルと衝突したクイーンは吹き飛び、壁に激突。
『念動舞踊』で一気に加速し接近したエルクは、両手のブレードを同時に展開し、クイーンの顔面に刃を突き立てた。
『が、ガガガ』
「ぶっ壊れろ!!」
そして、右の拳で亀裂の入った顔面を砕く。
すると……クイーンの全身に亀裂が入り、粉々に砕け散った。
「ちょ、後ろぉぉぉぉっ!!」
「!!」
エルクは横っ飛び。すると、キングが大剣を振り下ろした。
エルクは、大聖堂に並ぶ長椅子をいくつも浮かべ、キングに発射。木の椅子など意に介していないが、エルクは椅子に身を隠して接近し、キングの右手に蹴りを入れた。
『!!』
「これ、借りる」
狙いは───キングの持つ大剣。
念動力で浮かぶ大剣を思い切り飛ばすと、キングの身体を貫通した。
そして、キングの身体に亀裂が入り───粉々に砕け散った。
エルクは短弓を展開、矢を素早くセットしラピュセルに向ける。
「で?───次はお前か?」
「ふふ……やはり、強い。ところで、我がしもべ……エルクに手を貸すとは、どういうことで?」
「えっ」
「あ、さっきはありがとな。お前が声をかけてくれたから、避けれたわ」
「……あ」
ミゲルはようやく気付いた。エルクの手助けをしてしまったことに。
ラピュセルは、慈愛に満ちた笑みを浮かべる。
「これは、粛清が必要ですね」
「ち、違うんです!! あの、ああ言わないとオレも危なかったわけで」
「では───さようなら」
「ひっ」
ラピュセルが消えた。
一瞬で、ピアノの傍にいたラピュセルが消えた。
ギョッとするエルク……そして、気付いた。
ラピュセルは、エルクのすぐ傍にいた。
念動力で拘束しているミゲルの胸に、手を添えている。
「『波紋掌』───ッカァ!!」
「ぶっぅ!?」
ボン!! と、ミゲルの身体が『爆発』した。
エルクの念動力を突き破った掌底。
ラピュセルの掌底が、エルクの念動力を突き破り、ミゲルの心臓を破壊した。
唖然とするエルク。
ラピュセルは、流麗で素早い動きで構えを取る。
「な……」
「驚きました? 実は私……『闘拳王』のスキルを持っていますの」
スキル、『闘拳王』
格闘系スキルの最上級。マスタースキル。
歴史を紐解いても、このスキルを持つ者はほんのひと握り。
己の四肢を武器とする、あらゆる格闘術をマスターした者。
ラピュセルは、構えを取った。
「さぁ、やりましょうか」
「……面白い!!」
エルクも構えを取り、念動力で全身を覆う。
そして、念動力で自らを操作する『念動舞踊』を使い、ラピュセルを倒すべく真正面から挑んだ。
エルクに課せられた《呪い》……それは、常に手加減して戦うこと。
ラピュセルを倒すのは簡単なのだ。ただ、念動力で心臓を握りつぶせばいい。
でも……それでは、あまりにも簡単すぎる。エルクの人生がつまらない。だからピピーナは、強すぎるエルクに呪いのような枷を嵌めた。
エルクの強化された拳が、紙一重で躱される。
そして、ラピュセルの拳がエルクの腹に突き刺さった。
「ぐ、ぶっ……!?」
「硬い。ですが、効く……あなたも無敵ではないようで」
間違っている。
世界中のスキルを同時にエルクへぶつけても、エルクは容易く防御する。
でも、呪いにより手加減した防御は、ラピュセルの拳を僅かに通した。
エルクは腹を押さえ、舌打ちする。
「痛いけど耐えられる!! まだまだ、これからが本番だ!!」
「いいでしょう……裏切り者の八人目。『死烏』……私が、引導を渡しましょう」
エルクとラピュセルの戦いが、ついに始まった。
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