上 下
8 / 20
一章

08 暗示。

しおりを挟む



「逃げろ!」

 オーガの青年は私に声を飛ばしては、ヘッドドラゴンと向き合う。
 全然歯が立たないようだし、青年は疲弊しているように見えた。
 勝敗がつくのも、時間の問題だろう。
 こんな大きな魔物が街に来られても困るし。
 私は腰を上げて、ヘッドドラゴンの頭の上に飛び降りた。

「なっ! 何をしている!? 逃げろ!!」
「……」

 青年を一瞥しただけで、私はにやりと笑って手を振り上げる。

「影遊び」

 鋭利に尖らせた影を、ギョロッとした左の目玉に突き刺してやった。
 ヘッドドラゴンは地響きのような悲鳴を上げては、大きすぎる頭を振るう。
 そこから飛び降りるように宙で一回転した私は、青年のハイネックを掴み、後ろの方へと投げ飛ばした。その拍子に大剣を拝借。
 イサークさんだったら「握りが甘すぎる」と怒られているぞ。
 ヘッドドラゴンの右目が、私を睨み付ける。
 不敵に笑う私が、はっきりと映っていた。
 その左目も潰してあげよう。
 ちょっと重く感じる大剣を構えて、私は目を狙って突く。
 けれど、見た目に反して素早いヘッドドラゴンは、頭をずらして避けた。
 スローモーションでそれを見た私を、ヘッドドラゴンは食べようとしたが、生憎スピードなら私の方が優っている。
 スローモーションで見える時は、超人的なスピードを発揮できる時。
 イサークさんのしごきを受けながら、学んだ一つだ。でもイサークさんには敵わない。解せぬ。
 大剣を両手で横にスイングして、大きな舌に突き刺す。
 皮膚は硬くても、舌は柔らかい。簡単に刺さった。
 血が吹き出して、ヘッドドラゴンは頭を振って暴れる。
 血がついた手をペロリと舐めた。
 うん、悪くない味だ。これなら孤児院の子ども達も、食べられるだろう。当分の食糧も持つ。

「影遊び」

 右手を掲げて、唱えるように技名を口にする。
 影がヘッドドラゴンの下から、突き上げて貫通した。
 私が強くなるほど強力になるとイサークさんに聞いたけれど、やっと実感が出来た気がする。大剣が貫けなかった皮膚を貫けたのだから。

「おーい! アッズーロ! 大物をゲットしたぞー!」

 私は嬉々として離れている場所にいるであろうアッズーロを呼んだ。
 そこでオーガの青年に目が留まる。私に投げ飛ばされた場所に座り込んで、ポッカンとしていた。私と動かなくなったドラゴンヘッドを交互に見て、やがてへにゃりと肩を落とす。

「一日がかりで戦っていたのに……子どもが容易く倒した……」

 ポツリと呟きを聞き取った。落ち込んだ様子。

「えっと……」

 一日もこのヘッドドラゴンと戦っていたらしい。
 それを横取りされた。しかもこんな子どもにだ。
 プライドでも傷付いたのだろうか。
 私は頭を掻いてから、手を差し出す。

「ヘッドドラゴンも疲弊してたんですよ、きっと」
「……」
「とりあえず、私達の孤児院に来ませんか? 手当てをしましょうよ。一緒にこれ運んでもらえると助かります」
「……」

 にぃっと笑って見せる。
 オーガの青年は、ただ放心したように私を見ていた。こんなにも長い間、目を見られているのは、いつぶりだろうか。
 暗示にかからないように、誰もが目を背けるのに。
 まぁ孤児院の子ども達はチラチラ見てくれるようになってけど。

「怪我、大丈夫ですか?」
「あ、ああ、大丈夫だ……」

 右肩を押さえるけれど、黒いマントで出血量はわからない。
 でも出血していることに違いないので、止血をしようとマントを掴む。

(吸血鬼の血は他者の怪我を治(にゃお)すことも出来る)

 また思念伝達してきたチェシャが教えてくれる。
 それは知らなかった。教えてくれたことに感謝したいけれども。
 なんで見ず知らずの人に血をやらなくちゃいけないんだ。

「マント破ってください」
「ああ」
「これは酷い。早く孤児院に行きましょう」

 マントを脱いで破ってもらっている間に傷を確認したが、がぶりと一つ噛まれたみたいで、二の腕に穴が空いている。そこから真っ赤な血が出ているから、傷を塞ぐように破いたマントの端をきつく結んだ。
 オーガの青年は、痛みで顔を歪ませた。

「私はヴェルミです」
「……オレは、ヴィオ。冒険者だ」
「冒険者!」

 冒険者だったのか。それはやっぱり悪いことをしただろうか。
 迂闊に子どもが首を突っ込むべきではなかったかな。

「わーい、現役の冒険者に会うのは初めてです。話、色々聞いてもいいですか?」

 猫被りをして言うと、バタンとヴィオと名乗る青年は倒れた。
 私の猫被りに、卒倒したわけではない。
 出血多量で倒れたのだろう。一日中戦っていた疲れもきたのだろうけれど。

「アッズーロ?」

 吸血鬼の目で遥か先まで探したが、アッズーロの藍色の毛並みは発見出来ない。引き返してしまったのだろうか。

「はぁー……仕方ないなぁ」

 大剣をヘッドドラゴンの口から引っこ抜いて、掌を切りつけて血を出す。
 どろりと出る血を、ヴィオさんの穴が空いた傷につける。
 気を失ってしまったヴィオさんは、反応をしない。

(怪我は治(にゃお)すけど、血は戻らにゃい)

 そりゃそうだろう。でも傷は塞がった。これで出血はもうしない。
 この大きな獲物と倒れた大人をどうしようか。
 影を伸ばしても、運べるかどうかは別の話だ。
 そんな器用に包めるだろうか。捕まえるや刺すことにしか使っていない。

「……あ、いんちょー」

 アッズーロがフランケン院長を連れてきたのが、吸血鬼の目で見えた。
 フランケン院長に事情を話して、ヴィオさんを担いでもらう。もう片方の手でフランケン院長は、ヘッドドラゴンを引きずった。
 わーい、いんちょーの怪力ー。

「アッズーロ。どうだ、大物だ」
「……ヴェルミ、すごい」

 ない胸を張って見せたが、嫌味には受け取らなかったアッズーロは感心したように頷く。
 そもそもこいつにアッズーロに、嫌味が通じるか疑わしい。

「なんで引き返したんだ? アッズーロ」
「オレには手におえないと思った」
「正しい判断だ。ヘッドドラゴンに遭遇したら、迷わず逃げなさい」

 いつもならここで大きすぎる手が置かれるところだろうけれど、フランケン院長の両手は塞がっている。
 何故か目を輝かせたアッズーロは、私に頭を寄越した。
 しょうがないから、代わりに頭を撫でてやる。
 孤児院に帰れば、見たこともない大物に子ども達ははしゃいで集まってきた。その声で気が付いたのか、ヴィオさんが顔を上げる。

「ヴィオさん、大丈夫ですかー?」
「あ、ああ……」
「気付きましたか」
「!」

 地を這うような低い声を発するフランケン院長の顔を目にして、ヴィオさんは身体をびくりと震わせた。
 見逃さなかったぞ。
 初見で驚かない人はいないだろう。
 いやチェシャは例外か。でも内心では怖いとは思うだろう。
 思ったもん。

「冒険者さんだとヴェルミから聞きました。怪我はヴェルミの吸血鬼の血で治しましたが、血が足りないようなのでこのまま運ばせてもらいますね」
「あ、お構いなく」
「いえ、遠慮なさらず」

 柔和な表情をしているつもりであろうフランケン院長の声は優しいけれど、表情筋は変わっていない。残念。彫りの深すぎる怖い顔である。
 ヴィオさんが心なしか青ざめているが、血が足りないせいではないだろう。
 ヴィオさんはずっと使われていない客室のベッドに降ろされた。
 私が見ているように言われたのだけれど、私はヘッドドラゴンの解体が見たくて、窓から覗き込む。
 解体用の白衣を着て、フランケン院長が斧を振り下ろして、首を落としていた。
 白衣、似合うなぁ。

「ここは……どこなんだ?」
「街の名前? ロッサだよ。ロッサ街のフランケンシュタイン孤児院。元は博士の家だったけれど亡くなってから、孤児院にしたんだって」
「……そうか」

 そう聞いている。
 横たわっていたヴィオさんが起き上がった。

「横になっていた方がいいと思いますよ?」
「いや、怪我は治ったから……」

 でも気を失うほどだから、横になっていた方がいいだろう。
 そう思うのに、ヴィオさんは俯いて反省をしているようだった。
 好きにさせてやろうと判断して、私はフランケン院長の解体を眺める。
 甘い血の匂いが、ここまで漂う。

「……君は、ヴェルミといったか?」
「あ、はい」

 血の匂いに酔うようにうっとりしていたら、呼ばれた。
 我に返って、向き合う。

「助けてくれて……ありがとう」
「はぁ、どういたしまして」

 ペコッと頭を下げる。
 あまり嬉しそうではない人にお礼を言われてもな。

「あのまま戦っていたら、食われていたのはオレだろう」
「……」

 そうですね、とは言わない方がいいだろう。
 命の恩人と言っても、過言ではないが。

「……オレは……冒険者、失格だ……」

 子どもに救われただけで、そこまで言う?
 おい、そんなに落ち込むなよ。

「冒険者に詳しくないですが、そんなに落ち込むことですか?」
「……オーガだ。強くなくては意味がない。ただでさえこの貧弱な身体でオーガの中でも弱者呼ばわりされていた……オレは弱すぎる」

 深刻に深くなった眉間のシワを見て、私は納得する。
 元々劣等感を持っていた。
 私はそんな彼の自信を、完膚なきまでにへし折ってしまったようだ。

「んー……。私が吸血鬼の子どもだからじゃないでしょうか?」
「吸血鬼?」

 ヴィオさんの目の前を右往左往して観察しても、弱いという印象は抱かない。でもオーガの中では貧弱と言われてしまう身体付きらしい。
 ヴィオさんは顔を上げると、また私の目を見た。

「……吸血鬼でも、子どもじゃないか……」

 吸血鬼の超人的な能力を知っている風。
 子どもは子ども。子どもに救われた事実が、突き刺さっているようだ。

「んーもう、じれったいなぁ」
「!」

 面倒になった私は、目を見ていることをいいことに、暗示を使うことにした。ヴィオさんの膝に手をついて、目を合わせる。

「私に救われたことは感謝する。でも自信は失わない」
「……自信は、失わない……」

 効いたようで、ヴィオさんは口にした。 
 久しぶりに使ったこの能力。

「あなたは弱くない」
「オレは……弱くない……」

 そこで部屋にフランケン院長が入ってきたので、誤魔化すためにヴィオさんの脚の間に座って甘えているふりをした。

「血を飲むといい、ヴェルミ。ヴィオさん、横になっていなくていいのですか?」
「大丈夫だって。わーい」

 血をヴィオさんに与えたからだろう。ちょっと早い夕食だ。
 コップに入った血を、ごくりごくりと飲み干す。

「今日は外で食べよう」
「わーい」

 私は食べないけど。
 外で食べるということは、ドラゴンヘッドの丸焼きだ。
 キャンプファイアー状態になるだろう。

「例のタレを作ってくれるか?」
「はーい」

 入れ違いになるニーヴェア率いる男子軍とバトンタッチをする。
 あとはニーヴェア達が見張ってくれるだろう。安静にするところを。
 例のタレとは、私が果物で作ったタレのことだ。
 それを漬け込む方がいいのだけれど、つけて食べるもよし。
 今回あった果物はみかんとりんごだった。それを潰して、お子様の舌にぴったりの甘いタレの出来上がり。
 私が前庭に持っていけば、皆が大喜びした。
 こんがり焼けたヘッドドラゴンの肉を切り取ってくれるフランケン院長が配る中、私も受け取ってヴィオさんがいる部屋の窓まで行く。

「ヴィオさん、これどうぞ」
「ありがとう……」

 もう落ち込んだ様子がないヴィオさんは立ち上がって、窓から受け取る。

「ん! ……美味い」
「おいしいよねー!」
「これヴェルミが作ったの!」
「そうか……すごいな」

 リルとリロも駆け寄って、ヴィオさんに笑いかけた。
 大人の口にも合ったのなら、よかった。

「ほかにもねーポテトチップスっていうイモのおかしも作ってくれるんだよ」
「おしおとイモだけなのに、パリパリしておいしいの!」
「「ねー!」」

 じゃがいもをスライスして揚げて塩をかけただけのポテトチップスも、好評だった。なんだか食べたくなったから、作っただけのこと。たまに食べたくなるよね。ポテチ。
 でも一枚食べただけで、私はそれ以上口に出来なかった。
 満腹感を覚えていたからだ。不便なような便利のような身体。

「おにいさん、冒険者なの?」
「冒険者さん?」
「ああ、冒険者だ」

 双子ちゃんは顔を合わせて、きゃっきゃした。

「ヘッドドラゴンをたおしたヴェルミは」
「女冒険者になれるー?」
「おい、二人とも、別に私は冒険者になりたいわけじゃ」
「なっ!?」

 間違いを正そうとしたけれど、窓の向こうでヴィオさんが驚愕している。
 さっきよりも真っ青だ。

「ヴェルミは……女の子なのか?」
「え、そこ?」

 そこ気付かなったのか。
 短い髪は束ねているし、ズボン姿だけれど、わかれよ。

(いや初見でわかったらすごいよ。オレも男の子かと思ってたもん。風呂場でわかった)

 チェシャは、頭の中で笑い声を響かせた。


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~

深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。 ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。 それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?! (追記.2018.06.24) 物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。 もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。 (追記2018.07.02) お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。 どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。 (追記2018.07.24) お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。 今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。 ちなみに不審者は通り越しました。 (追記2018.07.26) 完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。 お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

オタクおばさん転生する

ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。 天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。 投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)

家族内ランクE~とある乙女ゲー悪役令嬢、市民堕ちで逃亡します~

りう
ファンタジー
「国王から、正式に婚約を破棄する旨の連絡を受けた。 ユーフェミア、お前には二つの選択肢がある。 我が領地の中で、人の通わぬ屋敷にて静かに余生を送るか、我が一族と縁を切り、平民の身に堕ちるか。 ――どちらにしろ、恥を晒して生き続けることには変わりないが」 乙女ゲーの悪役令嬢に転生したユーフェミア。 「はい、では平民になります」 虐待に気づかない最低ランクに格付けの家族から、逃げ出します。

冷宮の人形姫

りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。 幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。 ※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。 ※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので) そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。

チートな幼女に転生しました。【本編完結済み】

Nau
恋愛
道路に飛び出した子供を庇って死んだ北野優子。 でもその庇った子が結構すごい女神が転生した姿だった?! 感謝を込めて別世界で転生することに! めちゃくちゃ感謝されて…出来上がった新しい私もしかして規格外? しかも学園に通うことになって行ってみたら、女嫌いの公爵家嫡男に気に入られて?! どうなる?私の人生! ※R15は保険です。 ※しれっと改正することがあります。

獣人のよろずやさん

京衛武百十
ファンタジー
外宇宙惑星探査チーム<コーネリアス>の隊員六十名は、探査のために訪れたN8455星団において、空間や電磁波や重力までもが異常な宙域に突入してしまい探査船が故障、ある惑星に不時着してしまう。 その惑星は非常に地球に似た、即移住可能な素晴らしい惑星だったが、探査船は航行不能。通信もできないという状態で、サバイバル生活を余儀なくされてしまった。 幸い、探査船の生命維持機能は無事だったために隊員達はそれほど苦労なく生き延びることができていた。 <あれ>が現れるまでは。 それに成す術なく隊員達は呑み込まれていく。 しかし――――― 外宇宙惑星探査チーム<コーネリアス>の隊員だった相堂幸正、久利生遥偉、ビアンカ・ラッセの三人は、なぜか意識を取り戻すこととなった。 しかも、透明な体を持って。 さらに三人がいたのは、<獣人>とも呼ぶべき、人間に近いシルエットを持ちながら獣の姿と能力を持つ種族が跋扈する世界なのであった。     筆者注。 こちらに搭乗する<ビアンカ・ラッセ>は、「未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)」に登場する<ビアンカ>よりもずっと<軍人としての姿>が表に出ている、オリジナルの彼女に近いタイプです。一方、あちらは、輪をかけて特殊な状況のため、<軍人としてのビアンカ・ラッセ>の部分が剥がれ落ちてしまった、<素のビアンカ・ラッセ>が表に出ています。 どちらも<ビアンカ・ラッセ>でありつつ、大きくルート分岐したことで、ほとんど別人のように変化してしまっているのです。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...