上 下
3 / 49
読み始めてもらうためには

それで読みたい気持ちが、アップするか

しおりを挟む
他の方の作品を読んでいて、気になったのが「××でも掲載しております」的な文。
分かります。
書き手としては、とてもよく分かります。
目に止まる機会を増やしたい気持ちは、よく分かります。
外部サイトを登録するよりは、新作としてNEWつけて、がんがん更新して最新更新に載せて、って気持ちはよく分かります。
その方が、過去に書いた分なのに、今も書いている気分になれますしね。

では、読者様目線で考えると、どうでしょう?
真っ先に思うのが、「あっちじゃ書籍化されなかったんだ」ではないでしょうか。
もちろん、書籍化だけが評価ではないですし、無料サイトで人気があっても(以下略)。
とにかく、「他サイトでも掲載しているなら是非読みたい」となるよりは、「じゃあいっか」になる率が高いように思います。

更には、別サイトでの読まれた数値や、某コンテストの一次予選通過作品的な文。
こちらでも、大量にお気に入り、ポイントが入っていても、書籍化は無理だろうな、って作品に思い当たりませんか。
読まれた数値イコール書籍化可能の数値ではない、というコトです。
コンテストに関しては、そういう作品を持っていない私には、語る資格はないのですが、まあそういうコトです。

私は、まず読まないです。
だって、既に読まれなかった、読まれたけれどソレなり、という実績を教えてくれてるんですから。
いやいや、そうじゃないのであれば、どうして、こちらに出張ってきたんです?

自分の書いた物語は、カワイイです。
でも、読まれなかったのは、事実です。
サイトを代えて、小手先に書き直すより、どこが読まれなかった原因か分析して、他の読まれている物語と比較して、自分の武器を見つけて、砥いで、次の物語を書いた方がいいと考えます。

【稀有な例で自分を慰めても書籍化は難しいままですよ】

かといって、書きかけの物語が、ずらっと並んでいたら、これも読まないです。
だって、どんなにいい物語でも、完結する保障がないんですから。
気に入った物語が未完で放置されるほど、読者様を裏切る行為はありません。

つまり、すでに書き手のブランドとして、完結させることができない、と信用されないレベルなのです。
信用できない書き手の物語を書籍化するでしょうか?

まずは、書き終えましょう。
そして、評価されなければ、諦めましょう。
読まれないから評価が低いのではなく、評価が低かったから読まれないのです。
その評価をイジるより、新たに書いた方が、可能性が高いと思いませんか。

要約すると「それで読みたい気持ちが、アップするか」でした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢と金の髪の王子様

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
公爵令嬢アレクサンドラは、ある日婚約者の第二王子・ダニエルに婚約を破棄されてしまう。ダニエルの隣には可愛らしい別の令嬢がいた。アレクサンドラはダニエルとの幼い頃の思い出と絆が忘れられず、一人屋敷で沈む日々を送っていたのだが……。小説家になろうにも掲載しています。 六月五日より続編を不定期更新していきます('ω')ノ

「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」とやりがい搾取されたのでやめることにします。

木山楽斗
恋愛
平民であるフェルーナは、類稀なる魔法使いとしての才を持っており、聖女に就任することになった。 しかしそんな彼女に待っていたのは、冷遇の日々だった。平民が聖女になることを許せない者達によって、彼女は虐げられていたのだ。 さらにフェルーナには、本来聖女が受け取るはずの報酬がほとんど与えられていなかった。 聖女としての忙しさと責任に見合わないような給与には、流石のフェルーナも抗議せざるを得なかった。 しかし抗議に対しては、「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」といった心無い言葉が返ってくるだけだった。 それを受けて、フェルーナは聖女をやめることにした。元々歓迎されていなかった彼女を止める者はおらず、それは受け入れられたのだった。 だがその後、王国は大きく傾くことになった。 フェルーナが優秀な聖女であったため、その代わりが務まる者はいなかったのだ。 さらにはフェルーナへの仕打ちも流出して、結果として多くの国民から反感を招く状況になっていた。 これを重く見た王族達は、フェルーナに再び聖女に就任するように頼み込んだ。 しかしフェルーナは、それを受け入れなかった。これまでひどい仕打ちをしてきた者達を助ける気には、ならなかったのである。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

フェンリルに育てられた転生幼女。その幼女はフェンリル譲りの魔力と力を片手に、『創作魔法』で料理をして異世界を満喫する。

荒井竜馬
ファンタジー
 赤ちゃんの頃にフェンリルに拾われたアン。ある日、彼女は冒険者のエルドと出会って自分が人間であることを知る。  アンは自分のことを本気でフェンリルだと思い込んでいたらしく、自分がフェンリルではなかったことに強い衝撃を受けて前世の記憶を思い出した。そして、自分が異世界からの転生者であることに気づく。  その記憶を思い出したと同時に、昔はなかったはずの転生特典のようなスキルを手に入れたアンは人間として生きていくために、エルドと共に人里に降りることを決める。  そして、そこには育ての父であるフェンリルのシキも同伴することになり、アンは育ての父であるフェンリルのシキと従魔契約をすることになる。  街に下りたアンは、そこで異世界の食事がシンプル過ぎることに着眼して、『創作魔法』を使って故郷の調味料を使った料理を作ることに。  しかし、その調味料は魔法を使って作ったこともあり、アンの作った調味料を使った料理は特別な効果をもたらす料理になってしまう。  魔法の調味料を使った料理で一儲け、温かい特別な料理で人助け。  フェンリルに育てられた転生幼女が、気ままに異世界を満喫するそんなお話。  ※ツギクルなどにも掲載しております。

どうしてか、知っていて?

碧水 遥
恋愛
どうして高位貴族令嬢だけが婚約者となるのか……知っていて?

【完結】婚約破棄なんて、絶対にさせないんだからね!

かのん
恋愛
「もう無理だ。婚約破棄したい。」そう口に漏らすのはこの国の第二王子。 彼の婚約者は決して性格が悪いわけでも、決して見た目が悪いわけでもない。ただただ、彼への愛情が重すぎるのであった。  婚約破棄したい王子と破棄なんて絶対にさせない悪役令嬢の物語。

今さら、私に構わないでください

ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。 彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。 愛し合う二人の前では私は悪役。 幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。 しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……? タイトル変更しました。

【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない

早稲 アカ
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかんでこうとする物語です。

処理中です...