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書籍化されるためには
迷ったらアルファポリスに投稿してみる
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今回は、小説を書いているけど、まだ一作も投稿・公開・完結していない、という方への応援です。
オレが悩んでるのは、そんなレベルじゃねえんだよ、という方にとっては駄文です。
「小説を書くのが好き」と、言葉にする人は、少ないでしょう。
なぜなら、これを人に語った場合、「どんなの書いてるの?」「どのくらい書いたの?」的なことを聞かれるからです。
そして止めは、「今度、読ませてね」となる訳です。
それへのアナタの返答は、「書き終わったらね」か、書きかけを見せるしか選択肢はなく結果、「書き終わった?」と聞かれることに怯える日々を送るはめになるのです。
まあ、ナニが言いたいか、というと。
小説や漫画、ゲームなどで刺激を受けて、世界設定をつくったり、キャラを想像したりするのは、「小説を書くのが好き」とは言えない、ということです。
もっと、はっきり言えば「途中で挫折するのは止めて、短くてもいいから完結させよう」です。
壮大なストーリを頭の中で考え、書き出したら、千字程度で書けなくなった、なんて経験のある方は、多いのではないでしょうか。
そして、その書き出しの部分を、何度も何度も何度も直しては、進まない。
文字数は増えたけど、ストーリーは進まない、とか。
キャラを描写するために、瞳の色とか癖とか一人称とかキャラの呼び方とか、設定を細かくしていったはいいけど、書こうとしたら、誰がどの設定か確認しながらでない、とわからないとか。
途中で時間が空いてしまったために、書き始めと矛盾だらけで結局、書き直しになったりとか。
そして、ある日思うのです。
「自分は、小説書くのに、向いてないな」と。
いつもなら「さよなら、他の趣味に目覚めることを祈ってます」と言うのですが、今回は「まだ一作も投稿・公開・完結していない、という方への応援」ですので、「じゃあ、どうすればいいのさ」を書いていきましょう。
結論から言えば、題名の通りに「アルファポリスに投稿してみる」です。
これは、自戒を込めて言うのですが、「誰も読まない小説ほど、書いていて空しいものはないので完結しない」です。
勘違いしてほしくないのは、投稿して読者ポイントがつかなくて空しい「ではなくて」、ノートの角に書いて「公開せず、自分以外に誰も読めない小説」のことです。
小説は、他人に読んでもらってこそ、なのです。
とはいえ、実際に投稿する、となると悩むこともあるでしょう。
どうしても、あわよくば「書籍化」なんて、脳裏にチラつきます。
他人の評価も気になるでしょう。
完結まで、書き続けることができるのか、不安もあるでしょう。
でもそれ、アナタが「小説を書きたい」想いと、どっちが大きいですか?
「書いてるだけで満足だし」と思ったアナタ、じゃあなんで、こんな駄文を読んでいるのですか?
書けてもいないし、満足もしてないからじゃないですか?
さて、「じゃあ、どうすればいいのさ」の具体的な提案です。
勘違いしているかもしれませんが、何文字書いたか知りませんが、途中で挫折している小説を投稿するのでは、ありません。
投稿したところで、続きは書けません。
コミケに当選して、印刷所の締め切りがあったって、書けないものは書けないのです。
新たに、四千文字のショートショートを投稿しましょう。
(ちなみに今回のコレは約二千三百文字です)
起承転結、各話を千文字づつです。
各話の題名なんて、まんま起、承、転、結でいいです。
そんなのに悩むくらいなら、本文に、ストーリーに悩みましょう。
一話、千文字が難しいなら、三百文字づつ、三話にわけて連載してもいいのです。
わけた分の題名なんて起01で十分です、本文に悩(略
逆に、千文字に収まらなかったら、それでもいいのです。
キャラをどうする?
物語が思いつかない?
ひとつもネタのストックもなくて、「小説を書くのが好き」なんですか?
とりあえず一話、投稿しましょう。
ものすごーく言葉が悪いですが、新作ブースト(新作は注目が集まる)以外、続きを連載しても、ほとんど誰も読まないでしょう。
でも、誰かが読んでいるのです、三百文字づつでも、二週に一回連載でもいいので、完結させましょう。
他人の評価、気にする必要ありません。
コメントなんて、「作品情報」で「感想の受付無し」にしてしまえばいいんです。
それでも、アナタは、自分の小説を完結させたのです。
そして、それをアナタではない誰かが、読んでいるのです。
アナタ以外、誰も読めない一万文字の書きかけより、よほど価値がある四千文字、と思いませんか?
次は、もっと長く書けばいい。
次は、もっと工夫して書けばいい、のです。
(その際は、ぜひこのコラムをご参考になさってください)
そう、「次」です。
一作品、書き上げたアナタには、「次」が書けるのです。
書き直しては、途中で挫折し投げ出していたところから一段、上へ昇ったのです。
後に、読み返して黒歴史に感じたら、削除してしまえばいいだけのことです。
でも、それって、成長の証ですよ。
正直、「誰も読まないショートショートを投稿したくらいで」と思っているのではないですか?
では、こちらも正直に言いましょう。
「ショートショートを完結させたこともないくせに、ナニを語るの?」です。
どうしても、超大作に挑みたいのはわかります。
でも、学校の体育も息絶え絶えなのに、憧れてもトライアスロンは無理なのですよ。
初めてフルマラソンに参加したら、招待選手ぶっちぎって優勝した、みたいな方は、そもそも体育でも優秀でしょうし、こんな駄文(略
長編の投稿へ向けて、順調に書けているのならば、問題はありません。
しかし、自分以外誰も読めない小説は、書いていて不安も積もります。
そして、途中で挫折してしまえば自信を失い、出口のない負の連鎖です。
別の作品に取り掛かろう、とすれば罪悪感が、それも書き進まなくなったら、前の書きかけの方が、よく思えたり、結局どれも完結しません。
しかも、未完成の作品は、この続きを書けば素晴らしい出来になるんだ、と自分を騙せるので、自分の実力を自覚できないままです。
さて、たかがショートショート程度で、と思うのは、ご自由です。
でも、もし百メートル走ったのを見たこともない、買物の途中で息切れしているアナタのご家族が、「ホノルルマラソンに挑戦する!」と言ったら、近所での散歩からを勧めませんか?
要約すると「迷ったらアルファポリスに投稿してみる」でした。
オレが悩んでるのは、そんなレベルじゃねえんだよ、という方にとっては駄文です。
「小説を書くのが好き」と、言葉にする人は、少ないでしょう。
なぜなら、これを人に語った場合、「どんなの書いてるの?」「どのくらい書いたの?」的なことを聞かれるからです。
そして止めは、「今度、読ませてね」となる訳です。
それへのアナタの返答は、「書き終わったらね」か、書きかけを見せるしか選択肢はなく結果、「書き終わった?」と聞かれることに怯える日々を送るはめになるのです。
まあ、ナニが言いたいか、というと。
小説や漫画、ゲームなどで刺激を受けて、世界設定をつくったり、キャラを想像したりするのは、「小説を書くのが好き」とは言えない、ということです。
もっと、はっきり言えば「途中で挫折するのは止めて、短くてもいいから完結させよう」です。
壮大なストーリを頭の中で考え、書き出したら、千字程度で書けなくなった、なんて経験のある方は、多いのではないでしょうか。
そして、その書き出しの部分を、何度も何度も何度も直しては、進まない。
文字数は増えたけど、ストーリーは進まない、とか。
キャラを描写するために、瞳の色とか癖とか一人称とかキャラの呼び方とか、設定を細かくしていったはいいけど、書こうとしたら、誰がどの設定か確認しながらでない、とわからないとか。
途中で時間が空いてしまったために、書き始めと矛盾だらけで結局、書き直しになったりとか。
そして、ある日思うのです。
「自分は、小説書くのに、向いてないな」と。
いつもなら「さよなら、他の趣味に目覚めることを祈ってます」と言うのですが、今回は「まだ一作も投稿・公開・完結していない、という方への応援」ですので、「じゃあ、どうすればいいのさ」を書いていきましょう。
結論から言えば、題名の通りに「アルファポリスに投稿してみる」です。
これは、自戒を込めて言うのですが、「誰も読まない小説ほど、書いていて空しいものはないので完結しない」です。
勘違いしてほしくないのは、投稿して読者ポイントがつかなくて空しい「ではなくて」、ノートの角に書いて「公開せず、自分以外に誰も読めない小説」のことです。
小説は、他人に読んでもらってこそ、なのです。
とはいえ、実際に投稿する、となると悩むこともあるでしょう。
どうしても、あわよくば「書籍化」なんて、脳裏にチラつきます。
他人の評価も気になるでしょう。
完結まで、書き続けることができるのか、不安もあるでしょう。
でもそれ、アナタが「小説を書きたい」想いと、どっちが大きいですか?
「書いてるだけで満足だし」と思ったアナタ、じゃあなんで、こんな駄文を読んでいるのですか?
書けてもいないし、満足もしてないからじゃないですか?
さて、「じゃあ、どうすればいいのさ」の具体的な提案です。
勘違いしているかもしれませんが、何文字書いたか知りませんが、途中で挫折している小説を投稿するのでは、ありません。
投稿したところで、続きは書けません。
コミケに当選して、印刷所の締め切りがあったって、書けないものは書けないのです。
新たに、四千文字のショートショートを投稿しましょう。
(ちなみに今回のコレは約二千三百文字です)
起承転結、各話を千文字づつです。
各話の題名なんて、まんま起、承、転、結でいいです。
そんなのに悩むくらいなら、本文に、ストーリーに悩みましょう。
一話、千文字が難しいなら、三百文字づつ、三話にわけて連載してもいいのです。
わけた分の題名なんて起01で十分です、本文に悩(略
逆に、千文字に収まらなかったら、それでもいいのです。
キャラをどうする?
物語が思いつかない?
ひとつもネタのストックもなくて、「小説を書くのが好き」なんですか?
とりあえず一話、投稿しましょう。
ものすごーく言葉が悪いですが、新作ブースト(新作は注目が集まる)以外、続きを連載しても、ほとんど誰も読まないでしょう。
でも、誰かが読んでいるのです、三百文字づつでも、二週に一回連載でもいいので、完結させましょう。
他人の評価、気にする必要ありません。
コメントなんて、「作品情報」で「感想の受付無し」にしてしまえばいいんです。
それでも、アナタは、自分の小説を完結させたのです。
そして、それをアナタではない誰かが、読んでいるのです。
アナタ以外、誰も読めない一万文字の書きかけより、よほど価値がある四千文字、と思いませんか?
次は、もっと長く書けばいい。
次は、もっと工夫して書けばいい、のです。
(その際は、ぜひこのコラムをご参考になさってください)
そう、「次」です。
一作品、書き上げたアナタには、「次」が書けるのです。
書き直しては、途中で挫折し投げ出していたところから一段、上へ昇ったのです。
後に、読み返して黒歴史に感じたら、削除してしまえばいいだけのことです。
でも、それって、成長の証ですよ。
正直、「誰も読まないショートショートを投稿したくらいで」と思っているのではないですか?
では、こちらも正直に言いましょう。
「ショートショートを完結させたこともないくせに、ナニを語るの?」です。
どうしても、超大作に挑みたいのはわかります。
でも、学校の体育も息絶え絶えなのに、憧れてもトライアスロンは無理なのですよ。
初めてフルマラソンに参加したら、招待選手ぶっちぎって優勝した、みたいな方は、そもそも体育でも優秀でしょうし、こんな駄文(略
長編の投稿へ向けて、順調に書けているのならば、問題はありません。
しかし、自分以外誰も読めない小説は、書いていて不安も積もります。
そして、途中で挫折してしまえば自信を失い、出口のない負の連鎖です。
別の作品に取り掛かろう、とすれば罪悪感が、それも書き進まなくなったら、前の書きかけの方が、よく思えたり、結局どれも完結しません。
しかも、未完成の作品は、この続きを書けば素晴らしい出来になるんだ、と自分を騙せるので、自分の実力を自覚できないままです。
さて、たかがショートショート程度で、と思うのは、ご自由です。
でも、もし百メートル走ったのを見たこともない、買物の途中で息切れしているアナタのご家族が、「ホノルルマラソンに挑戦する!」と言ったら、近所での散歩からを勧めませんか?
要約すると「迷ったらアルファポリスに投稿してみる」でした。
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