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読み始めてもらうためには
題名にはナニを書けばよく、書いたらいけないのか
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※第10回ドリーム小説大賞の最終選考に残り、奨励賞をもらったはいいが、題名に「【番外編不定期更新】」とかつけていた反省文ではございません。
題名をどのようにつけているだろうか。
思いつきで?
流行の感じで?
次に、聞きたいのだが、(販売されている書籍を含めて、本を読む方と仮定して)読もうをする作品を、どのように選んでいるだろうか。
題名で、ではないだろうか。
つまり、それだけ、読み始めてもらうには、題名のつけ方が重要となる。
今、「××は俺は××な××だったが××で××」などの題名なら、分かりやすいし、選びやすい、とか思い浮かんだのではないだろうか。
せっかく、アルファポリスでは、様々なジャンルの小説大賞を行なっているのだ。
興味はないかもしれないが、受賞作の題名だけでも見てみよう。
さて、どうだっただろうか。
ジャンルによって、かなり雰囲気が異なっていたのではないだろうか。
それは何故か。
読者ターゲットが異なるからだ。
某文学賞に某お笑い芸人の書いた某火花が受賞したのは、ニュースでの話題になったから、知っている方も多いだろう。
あれが「若いお笑い芸人が売れるのを夢みて火花を散らしたが(以下略)」な題名だったら、受賞できただろうか。
俗に感動作と言われる、例えばテレビドラマ某北の国からが、「寒空の下農業始めたけど貧乏で子育て大変な俺」だったら、泣けるだろうか。
ジャンル、読者ターゲットによる、題名の使い分けは大事なのだ。
とはいえ、ファンタジーなどのジャンルでは、内容を暴露した題名が全盛期なのも事実だ。
その題名の中で、どうやって、読む読まないを区別しているだろうか。
失敗例として、題名で内容が分かって、もう読まなくてもいい、がある。
これには、内容が想像できすぎて、読んでも新たな感動がない。
どこかで見た内容なので、劣化版でしかない。
内容がニッチすぎて、読む興味が沸かない、などに分類できる。
例えば思いつきだが「国を追われた勇者だけど男の娘メイドがついてきた」。
ある事情から国を追われた俺に、只独りついてきてくれたメイド。
しかしそのメイドには秘密があった。
二人が織り成すイチャラブほのぼのダンジョン攻略。
題名とアラスジで、内容は予測できる。
その予測をどう覆すかが、作者の手腕であり、読者の期待なのだけど、この駄文を読んでいるからには、そんな文章力が(以下略)。
落ちぶれた勇者とその相棒、という話は様々ある。
ダンジョン攻略も様々ある。
イチャラブもほのぼのも(以下略)。
メイドに秘密がある、って題名でバレ(以下略)。
よくある内容なので、それらに負けない劣化版で終わらないためには、作者の手腕が(以下略)。
「男の娘メイド」に、読者は食いつく、と思うからこそ、題名に入れてみたのだが、どこまでニーズがあるかだ。
そして、ニーズがあるなら、メガネ属性とかボクっ子とか、ツンデレとか、どうニーズに対応できているか。
好きだからこそ、「これじゃない」感を感じてしまう読者も多いのだ。
しかも、「二人で」と書いてしまっているので、様々なバリエーション男の娘を増やすこともできない。
逆に、まったく内容が想像できなくても、読む気には、なりにくい。
例えば上記と同じ内容で「男の娘メイド・えくすぷろーじょん!!!!」だったら、何か伝わるだろうか。
では、題名をどうすればいいのか。
その前に、誤解してほしくないのは、題名をコネくり回せば、物語がマシになる訳ではなく、単なる題名詐欺になるだけなので、読んでもらえない事実は覆らない。
それなりの物語を読み始めてもらうための、工夫でしかないのだ。
さて、題名をどうすればいいのか。
事実のみを書き出して、読者の想像力を刺激しよう。
例えば拙作だが「中身は男子高校生が全寮制女子魔法学園初等部に入学した」。
読者は、「全寮制」「魔法学園」で、学園モノでああり、魔法がある世界観。
「中身は男子高校生」「女子」「初等部」で、男子目線の女子生徒の物語。
更には、「高校生」が「初等部」なことで、知識チートなど、を想像してくれる。
ついでに、アラスジには、「前世(?)の記憶が蘇った六歳幼女が、二十一世紀初頭の科学知識(高校レベル)を魔法に応用し、産業革命直前のプロイセン王国で、この時代にはない『フレンチ・トースト』を流行らせたり」などと書いている。
安易な、現代料理を知らない現地人にひけらかすヤツか嗤ってやろう、と思って覗けば、骨太に時代考証をして、どうしてまだ発明されていなかったのかが、分かるような仕掛けもある。
と、いうように題名から、読者の思い描く、ダメな箇所をアラスジや用語説明などで、潰していく必要もある。
そもそも、この駄文を読もう、と思ったのは、「アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?」という題名に想像力を刺激されてではなかっただろうか。
これにも、語順や想像をかきたてるパワーワードが詰め込まれているが、割愛する。
題名に、いろいろ書きたいだろうが、ネタバレしてしまっては、それだけで終わる。
モロより、チラリの方が(以下略)。
要約する、と「題名にはナニを書けばよく、書いたらいけないのか」でした。
題名をどのようにつけているだろうか。
思いつきで?
流行の感じで?
次に、聞きたいのだが、(販売されている書籍を含めて、本を読む方と仮定して)読もうをする作品を、どのように選んでいるだろうか。
題名で、ではないだろうか。
つまり、それだけ、読み始めてもらうには、題名のつけ方が重要となる。
今、「××は俺は××な××だったが××で××」などの題名なら、分かりやすいし、選びやすい、とか思い浮かんだのではないだろうか。
せっかく、アルファポリスでは、様々なジャンルの小説大賞を行なっているのだ。
興味はないかもしれないが、受賞作の題名だけでも見てみよう。
さて、どうだっただろうか。
ジャンルによって、かなり雰囲気が異なっていたのではないだろうか。
それは何故か。
読者ターゲットが異なるからだ。
某文学賞に某お笑い芸人の書いた某火花が受賞したのは、ニュースでの話題になったから、知っている方も多いだろう。
あれが「若いお笑い芸人が売れるのを夢みて火花を散らしたが(以下略)」な題名だったら、受賞できただろうか。
俗に感動作と言われる、例えばテレビドラマ某北の国からが、「寒空の下農業始めたけど貧乏で子育て大変な俺」だったら、泣けるだろうか。
ジャンル、読者ターゲットによる、題名の使い分けは大事なのだ。
とはいえ、ファンタジーなどのジャンルでは、内容を暴露した題名が全盛期なのも事実だ。
その題名の中で、どうやって、読む読まないを区別しているだろうか。
失敗例として、題名で内容が分かって、もう読まなくてもいい、がある。
これには、内容が想像できすぎて、読んでも新たな感動がない。
どこかで見た内容なので、劣化版でしかない。
内容がニッチすぎて、読む興味が沸かない、などに分類できる。
例えば思いつきだが「国を追われた勇者だけど男の娘メイドがついてきた」。
ある事情から国を追われた俺に、只独りついてきてくれたメイド。
しかしそのメイドには秘密があった。
二人が織り成すイチャラブほのぼのダンジョン攻略。
題名とアラスジで、内容は予測できる。
その予測をどう覆すかが、作者の手腕であり、読者の期待なのだけど、この駄文を読んでいるからには、そんな文章力が(以下略)。
落ちぶれた勇者とその相棒、という話は様々ある。
ダンジョン攻略も様々ある。
イチャラブもほのぼのも(以下略)。
メイドに秘密がある、って題名でバレ(以下略)。
よくある内容なので、それらに負けない劣化版で終わらないためには、作者の手腕が(以下略)。
「男の娘メイド」に、読者は食いつく、と思うからこそ、題名に入れてみたのだが、どこまでニーズがあるかだ。
そして、ニーズがあるなら、メガネ属性とかボクっ子とか、ツンデレとか、どうニーズに対応できているか。
好きだからこそ、「これじゃない」感を感じてしまう読者も多いのだ。
しかも、「二人で」と書いてしまっているので、様々なバリエーション男の娘を増やすこともできない。
逆に、まったく内容が想像できなくても、読む気には、なりにくい。
例えば上記と同じ内容で「男の娘メイド・えくすぷろーじょん!!!!」だったら、何か伝わるだろうか。
では、題名をどうすればいいのか。
その前に、誤解してほしくないのは、題名をコネくり回せば、物語がマシになる訳ではなく、単なる題名詐欺になるだけなので、読んでもらえない事実は覆らない。
それなりの物語を読み始めてもらうための、工夫でしかないのだ。
さて、題名をどうすればいいのか。
事実のみを書き出して、読者の想像力を刺激しよう。
例えば拙作だが「中身は男子高校生が全寮制女子魔法学園初等部に入学した」。
読者は、「全寮制」「魔法学園」で、学園モノでああり、魔法がある世界観。
「中身は男子高校生」「女子」「初等部」で、男子目線の女子生徒の物語。
更には、「高校生」が「初等部」なことで、知識チートなど、を想像してくれる。
ついでに、アラスジには、「前世(?)の記憶が蘇った六歳幼女が、二十一世紀初頭の科学知識(高校レベル)を魔法に応用し、産業革命直前のプロイセン王国で、この時代にはない『フレンチ・トースト』を流行らせたり」などと書いている。
安易な、現代料理を知らない現地人にひけらかすヤツか嗤ってやろう、と思って覗けば、骨太に時代考証をして、どうしてまだ発明されていなかったのかが、分かるような仕掛けもある。
と、いうように題名から、読者の思い描く、ダメな箇所をアラスジや用語説明などで、潰していく必要もある。
そもそも、この駄文を読もう、と思ったのは、「アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?」という題名に想像力を刺激されてではなかっただろうか。
これにも、語順や想像をかきたてるパワーワードが詰め込まれているが、割愛する。
題名に、いろいろ書きたいだろうが、ネタバレしてしまっては、それだけで終わる。
モロより、チラリの方が(以下略)。
要約する、と「題名にはナニを書けばよく、書いたらいけないのか」でした。
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