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1806年/秋
≪戦争≫
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≪燃えろ≫
敵兵が、装甲馬車に近づき、逆に遮蔽にするのを見計らって、内部に仕込んだ爆薬にキャストして火を点けた。
ドゴっ、と腹に響く音を立てて爆発し、炎を上げる。
側面に仕込んだ防弾用の鉄板が、燃やしただけでは燃え残り、兵器情報がバレるのを防ぐため直前に、軽量用の穴の間に切れ目を入れておいた。
それで、細かい破片となって、敵兵を切り裂くと共に、装甲板の隠滅にもなる。
しかし、稼げた時間は僅かで、すぐに銃弾が飛んでくる。
「ガトリング壱隊、掃射!」
ハンナの声が響き、銃声が続く。
「弐隊掃射、参隊掃射」
かなりの数の敵兵が倒れているが、それでも勢いは止まらない。
俺は、引きずってきていた樽のフタを開け、蹴り転がした。
中から、拳大の木製の球が、ぶち撒かれる。
「アリス、ビット!」
俺の叫びに、アリスがキャスト。
ビットと名づけた授業でも使った球が、魔法で渦を巻いて宙を舞い、敵の銃弾を防ぐ盾となる。
だが、これだけの数の球を長時間維持するだけのリソースは、彼女にはない。
「先生!」
ローザ先生とナンシー先生がキャスト。
ある程度、敵弾を防いだ球の中心に仕込んだ火薬が爆発、更にその外側の層の脂が飛び散り、木片ごと燃え上がって、炎の壁をつくる。
「ハンナ!」
俺の声に応えて、
「ガトリング、一斉掃射!」
なんとか装填が間に合ったガトリングが、炎の向こう側に、敵を留めた。
ナンシー先生の命令が響く。
「退却だ!殿下をお守りしろ!」
開戦早々の負け戦だった。
プロイセン王国は、フランスに対して、宣戦布告していた。
まあ、「我が国のご近所に駐屯させている軍を引き上げてね」という消極的な内容だったが、それでも宣戦布告は宣戦布告だ。
しかし、嫌がらせを受けたとはいえ、こちらから宣告したくせに、その後の動きは鈍かった。
プロイセン軍の総司令官は国王陛下だったが、それはお飾りであって実務は、元帥であるブラウンシュヴァイク=リューネブルク公が執るはずだった。
ところが、戦争前だというのに戦後の利権がらみで、いろいろと横槍が入る。
さらには、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公の指揮権は「実質的」なものであって、正式に国王陛下から譲渡されていないため、混乱を招いた。
総司令なのだから、経験がなかろうが国王陛下に話を通せ、というのだ。
戦争に負けたら、戦後の利権どころか、己の首が物理的に飛ぶのだが、お貴族様というのは、そういう不幸は我が身には降りかからない、と本気で信じられる人種なのだ。
その上、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公ご本人が、先代国王に「最高の軍師」とブランデンブルク門で讃えられたというのに、老いたからか、その指示は優柔不断で混乱に拍車をかけた。
ローザ先生に聞いたところ以前、彼が発したブラウンシュヴァイク宣言が、パリ市民を激昂させ、フランス王制の息の根を止めた、とも言われているらしい。
それで、ナポレオンが台頭してきたのだから、この事態の遠因ともいえる人物だ。
なのに、元帥で「実質的」司令官なのに、過去の遺物っぽいとか、確かに国の危機なのだろう。
そして、その司令官は、ようやく集めた十五万の兵を、中央、左翼、右翼、予備の四つに分け、進軍を開始した。
後に知ることになるが、フランス軍は総数十八万。
我が軍は、数で負けているのにも関わらず、兵を小分けにして逐次投入する、という愚を犯していた。
俺たちは、ザールフェルトでの戦いで、多数の犠牲を出しながらも、辛うじてルイ殿下を連れ、脱出した。
そもそも無理な作戦だったのだ。
フランス軍一万三千をルイ師団八千人、しかも地理的には敵側が丘の上で有利にも拘わらす、迎え撃て、というのだから。
しかも、ここを抜かれたら、プロイセン左翼軍が側面を突かれるから死守、という王子様指揮官がいる部隊への命令とも思えなかった。
馬鹿マジメ王子様は、大真面目な顔で、命令書を読み、「重大な任務を承った」、と感激したものだった。
数に劣る我が師団は、各個撃破されぬよう、密集陣形をとったが、丘からの砲撃で、分断を余儀なくされた。
ようやく、プロイセン左翼軍から、ルドルシュタットへの撤退許可がでたが、一部の兵が、脱走を始め前線維持が難しくなり、更に撤退の伝令が伝わらないことに業を煮やした王子自らが馬を駆り、撤退を叫びながら敵兵への突撃を繰り返した。
驚いたのは、俺らだ。
身の回りのお世話、という名目の護衛での短い間の生活で、頭のいい馬鹿だとは思っていたが、いきなり「我に続け!」とか叫んで、司令官が馬の腹を蹴って、飛び出したのだから。
俺らだって、ガトリングを振り回してこそいないが、劣勢を覆すべく、様々に動いていた。
敵右翼の伏兵を発見し、数の有利から敵陣が伸び始めた部分を狙っての分断、各個撃破に移ろうとした矢先だった。
しかも、馬鹿王子は、防護服を嫌がって、着ていない。
ハンナ率いる少数の傭兵が、なんとか王子を追い、敵分断作戦のために散ったヤパンの使徒とハンナ配下の傭兵隊を集めている間に、馬鹿が撃たれた。
落馬して、敵兵に囲まれ、迫られた降伏を、馬鹿丸出しで断っているところを、辛うじて救出。
寝るときには掛布団にもなる、絹の組紐で編んだ防護布で、馬鹿をグルグル巻きにして搬出。
荷物として運送してきたハンナ隊と装甲馬車で合流した。
「僕を誰だと、」
「馬鹿王子は黙ってろ!」
裏では散々、馬鹿馬鹿言っていたが、ご本人に面と向かっては初めてだったし、王子様に対して不敬だが、非常時だ許されるだろう。
指揮官を失ったルイ師団の前線は崩壊している。
「ごめん、エイミー間に合わなかった」
「気にするな、ハンナ。馬鹿が生きていれば、こっちのもんだ」
幸い、と言ってはなんだが、馬鹿王子の暴走のせいで、作戦で散っていたヤパンの使徒を集合させていた。
戦力は、ここにある。
「奥の手を全部使ってでも、逃げるぞ」
俺らは、高野豆腐でつくった謎肉入りの瓶麺をずるずる、と食べていた。
虎の子の装甲馬車やビットを消耗し、なんとか追跡を躱した。
ただし、ルイ師団とは、逸れた。
とはいえ、師団は、損耗率三割以上に見えた。
事実上の壊滅だ。
しかも、ルイ殿下が撃たれて落馬したのは目撃されているので、下手すれば戦死と伝わるだろう。
王子様の死、という士気低下を防ぐためにも、なんとか早目に、友軍と合流しなければならない。
先行で、伝令を出せればいいのだが、もし捕まれば、逆に王子様が狙われる。
敵兵は多い。
王子様連れで囲まれた時のことを考えれば、単騎突破できるような戦力を伝令に出すのは躊躇われた。
「終わったわよ、えーと、消毒?」
馬鹿王子は肩を撃たれていたが、弾は抜けていた。
そこで、マーサー先生が、傷口を消毒していたのだ。
消毒、という概念がまだないので当然、消毒薬もないので、これ用に蒸留したお酒でだ。
消毒の初体験は、かなり痛かったのだろう、途中から悲鳴が聞こえなくなったのは、気絶したのか、口を塞がれたのか。
馬鹿王子が、貫通穴をビチョビチョにされればいいんだ。
別に、恨みはない。
お茶を頼まれて持っていったら、興が乗ったとかピアノを弾き続け、待っている間立ち尽くしていたとか。
冷えたので淹れなおしたら、またピアノに熱中していたとか。
挙句、自分で頼んだお茶を無視して、美辞麗句まみれな「腹が減った」的なことを言いテーブルに移動して、ワインぐびぐび飲んでたとか。
感染症で死なれては、困るだけだ。
「消毒包帯?とかは足りそう。今晩、熱は出るだろうけど」
十分な処置ではないのかもしれないが、できる治療はやった。
「お疲れ様」
「ちょっとしたら戻るけどね」
彼女は、先生方が囲んでいる穴を掘った中での焚火の方へ向かった。
おい、その手の消毒用酒の瓶は、何のためだ?
敵兵が、装甲馬車に近づき、逆に遮蔽にするのを見計らって、内部に仕込んだ爆薬にキャストして火を点けた。
ドゴっ、と腹に響く音を立てて爆発し、炎を上げる。
側面に仕込んだ防弾用の鉄板が、燃やしただけでは燃え残り、兵器情報がバレるのを防ぐため直前に、軽量用の穴の間に切れ目を入れておいた。
それで、細かい破片となって、敵兵を切り裂くと共に、装甲板の隠滅にもなる。
しかし、稼げた時間は僅かで、すぐに銃弾が飛んでくる。
「ガトリング壱隊、掃射!」
ハンナの声が響き、銃声が続く。
「弐隊掃射、参隊掃射」
かなりの数の敵兵が倒れているが、それでも勢いは止まらない。
俺は、引きずってきていた樽のフタを開け、蹴り転がした。
中から、拳大の木製の球が、ぶち撒かれる。
「アリス、ビット!」
俺の叫びに、アリスがキャスト。
ビットと名づけた授業でも使った球が、魔法で渦を巻いて宙を舞い、敵の銃弾を防ぐ盾となる。
だが、これだけの数の球を長時間維持するだけのリソースは、彼女にはない。
「先生!」
ローザ先生とナンシー先生がキャスト。
ある程度、敵弾を防いだ球の中心に仕込んだ火薬が爆発、更にその外側の層の脂が飛び散り、木片ごと燃え上がって、炎の壁をつくる。
「ハンナ!」
俺の声に応えて、
「ガトリング、一斉掃射!」
なんとか装填が間に合ったガトリングが、炎の向こう側に、敵を留めた。
ナンシー先生の命令が響く。
「退却だ!殿下をお守りしろ!」
開戦早々の負け戦だった。
プロイセン王国は、フランスに対して、宣戦布告していた。
まあ、「我が国のご近所に駐屯させている軍を引き上げてね」という消極的な内容だったが、それでも宣戦布告は宣戦布告だ。
しかし、嫌がらせを受けたとはいえ、こちらから宣告したくせに、その後の動きは鈍かった。
プロイセン軍の総司令官は国王陛下だったが、それはお飾りであって実務は、元帥であるブラウンシュヴァイク=リューネブルク公が執るはずだった。
ところが、戦争前だというのに戦後の利権がらみで、いろいろと横槍が入る。
さらには、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公の指揮権は「実質的」なものであって、正式に国王陛下から譲渡されていないため、混乱を招いた。
総司令なのだから、経験がなかろうが国王陛下に話を通せ、というのだ。
戦争に負けたら、戦後の利権どころか、己の首が物理的に飛ぶのだが、お貴族様というのは、そういう不幸は我が身には降りかからない、と本気で信じられる人種なのだ。
その上、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公ご本人が、先代国王に「最高の軍師」とブランデンブルク門で讃えられたというのに、老いたからか、その指示は優柔不断で混乱に拍車をかけた。
ローザ先生に聞いたところ以前、彼が発したブラウンシュヴァイク宣言が、パリ市民を激昂させ、フランス王制の息の根を止めた、とも言われているらしい。
それで、ナポレオンが台頭してきたのだから、この事態の遠因ともいえる人物だ。
なのに、元帥で「実質的」司令官なのに、過去の遺物っぽいとか、確かに国の危機なのだろう。
そして、その司令官は、ようやく集めた十五万の兵を、中央、左翼、右翼、予備の四つに分け、進軍を開始した。
後に知ることになるが、フランス軍は総数十八万。
我が軍は、数で負けているのにも関わらず、兵を小分けにして逐次投入する、という愚を犯していた。
俺たちは、ザールフェルトでの戦いで、多数の犠牲を出しながらも、辛うじてルイ殿下を連れ、脱出した。
そもそも無理な作戦だったのだ。
フランス軍一万三千をルイ師団八千人、しかも地理的には敵側が丘の上で有利にも拘わらす、迎え撃て、というのだから。
しかも、ここを抜かれたら、プロイセン左翼軍が側面を突かれるから死守、という王子様指揮官がいる部隊への命令とも思えなかった。
馬鹿マジメ王子様は、大真面目な顔で、命令書を読み、「重大な任務を承った」、と感激したものだった。
数に劣る我が師団は、各個撃破されぬよう、密集陣形をとったが、丘からの砲撃で、分断を余儀なくされた。
ようやく、プロイセン左翼軍から、ルドルシュタットへの撤退許可がでたが、一部の兵が、脱走を始め前線維持が難しくなり、更に撤退の伝令が伝わらないことに業を煮やした王子自らが馬を駆り、撤退を叫びながら敵兵への突撃を繰り返した。
驚いたのは、俺らだ。
身の回りのお世話、という名目の護衛での短い間の生活で、頭のいい馬鹿だとは思っていたが、いきなり「我に続け!」とか叫んで、司令官が馬の腹を蹴って、飛び出したのだから。
俺らだって、ガトリングを振り回してこそいないが、劣勢を覆すべく、様々に動いていた。
敵右翼の伏兵を発見し、数の有利から敵陣が伸び始めた部分を狙っての分断、各個撃破に移ろうとした矢先だった。
しかも、馬鹿王子は、防護服を嫌がって、着ていない。
ハンナ率いる少数の傭兵が、なんとか王子を追い、敵分断作戦のために散ったヤパンの使徒とハンナ配下の傭兵隊を集めている間に、馬鹿が撃たれた。
落馬して、敵兵に囲まれ、迫られた降伏を、馬鹿丸出しで断っているところを、辛うじて救出。
寝るときには掛布団にもなる、絹の組紐で編んだ防護布で、馬鹿をグルグル巻きにして搬出。
荷物として運送してきたハンナ隊と装甲馬車で合流した。
「僕を誰だと、」
「馬鹿王子は黙ってろ!」
裏では散々、馬鹿馬鹿言っていたが、ご本人に面と向かっては初めてだったし、王子様に対して不敬だが、非常時だ許されるだろう。
指揮官を失ったルイ師団の前線は崩壊している。
「ごめん、エイミー間に合わなかった」
「気にするな、ハンナ。馬鹿が生きていれば、こっちのもんだ」
幸い、と言ってはなんだが、馬鹿王子の暴走のせいで、作戦で散っていたヤパンの使徒を集合させていた。
戦力は、ここにある。
「奥の手を全部使ってでも、逃げるぞ」
俺らは、高野豆腐でつくった謎肉入りの瓶麺をずるずる、と食べていた。
虎の子の装甲馬車やビットを消耗し、なんとか追跡を躱した。
ただし、ルイ師団とは、逸れた。
とはいえ、師団は、損耗率三割以上に見えた。
事実上の壊滅だ。
しかも、ルイ殿下が撃たれて落馬したのは目撃されているので、下手すれば戦死と伝わるだろう。
王子様の死、という士気低下を防ぐためにも、なんとか早目に、友軍と合流しなければならない。
先行で、伝令を出せればいいのだが、もし捕まれば、逆に王子様が狙われる。
敵兵は多い。
王子様連れで囲まれた時のことを考えれば、単騎突破できるような戦力を伝令に出すのは躊躇われた。
「終わったわよ、えーと、消毒?」
馬鹿王子は肩を撃たれていたが、弾は抜けていた。
そこで、マーサー先生が、傷口を消毒していたのだ。
消毒、という概念がまだないので当然、消毒薬もないので、これ用に蒸留したお酒でだ。
消毒の初体験は、かなり痛かったのだろう、途中から悲鳴が聞こえなくなったのは、気絶したのか、口を塞がれたのか。
馬鹿王子が、貫通穴をビチョビチョにされればいいんだ。
別に、恨みはない。
お茶を頼まれて持っていったら、興が乗ったとかピアノを弾き続け、待っている間立ち尽くしていたとか。
冷えたので淹れなおしたら、またピアノに熱中していたとか。
挙句、自分で頼んだお茶を無視して、美辞麗句まみれな「腹が減った」的なことを言いテーブルに移動して、ワインぐびぐび飲んでたとか。
感染症で死なれては、困るだけだ。
「消毒包帯?とかは足りそう。今晩、熱は出るだろうけど」
十分な処置ではないのかもしれないが、できる治療はやった。
「お疲れ様」
「ちょっとしたら戻るけどね」
彼女は、先生方が囲んでいる穴を掘った中での焚火の方へ向かった。
おい、その手の消毒用酒の瓶は、何のためだ?
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