［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

１０章 ・・・

第85話 仕事・・・ （2）

週明け、僕は早出で仕事を・・・。
朝の６時から仕事をしていた。

過去の営業のトラブル業務処理依頼書をまとめる。
あと、新規獲得数字のまとめ資料も・・・。

いつでも出せるようにして・・・。

先週休んだ影響は大きい。
仕事が溜まっている。

大変だけど、仕方ないよね。

９時頃になると、会社内に人が増えてきた。

「大丈夫？」
「迷惑かけてごめんね」

そんなやり取りも増えてくる。

僕の所属する管理部の高柳部長が出てきた。
そして、すぐに応接室に呼ばれた。

「体調は大丈夫か？」
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」

「なんか、川瀬部長が急ぎの仕事って言ってきていたが、断っておいた。
　休んでいたので、いろいろ忙しいと思う。
　何か私が必要な事があったら言ってくれ」

今回、起きた事を話した。

スマホの着信履歴。
そして、自宅にまで来た事。
非常に迷惑だった事。

「ごめんな。まさか、こんな事になっているとは・・・。
　きちんと対応するから、私預かりにしてもらえるか？」
「すみません。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」

高柳部長は、僕の事を考えてくれている。
この感じなら、退職しなくても良いかも・・・。

僕は消極的退職派から会社残留の気持ちが強くなっていくのを感じていた。