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10章 ・・・
第44話 陽華の送迎
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「陽華ちゃん。いつもありがとう」
「どういたしまして」
「送り迎えなんて、大変じゃない?」
「別に大変じゃないよ。
運転好きだしね。
この車も私の好みだし・・・」
陽華は、以前に購入した水平対向エンジンの音が大好きだ。
「それなら良いんだけど・・・」
「ひかりちゃん。気にしなくていいよ。
私の仕事なんだから・・・」
「そうかもしれないけど、気は使うよ。
あたし一人の為に送り迎えなんて・・・」
「一応、社長令嬢なんだし・・・。
使用人である私が送るぐらい・・・」
「社長令嬢なんて、やめてよ。
そんな風に思った事なんてないんだから・・・」
「けど、事実は事実よ」
前に、お父さんの部屋から出てくる所を見たんだよね。
絶対に・・・と思うけど・・・。
「お母さんたちの友達なんだし・・・。それに・・・」
「それに?」
もしかして、ひかりちゃんに見られた?
「な、何でもない。いつもあたしが、陽華ちゃんに感謝しているって事だけだよ」
「そうなのね。今日こそは、信繁くん、勝てると良いね」
「本当にそう。
あの防御率で、なんで勝てないの?って感じだもんね。
点を取られなければ良いって考え方もあるんだけど・・・。
それにしても援護がなさすぎる。
おかげで毎回慰めないといけないし・・・」
「お疲れ様。
けど、二人とも若いし・・・。
それはそれで・・・」
「もう、揶揄わないでよ」
「はいはい。ごめんね」
「どういたしまして」
「送り迎えなんて、大変じゃない?」
「別に大変じゃないよ。
運転好きだしね。
この車も私の好みだし・・・」
陽華は、以前に購入した水平対向エンジンの音が大好きだ。
「それなら良いんだけど・・・」
「ひかりちゃん。気にしなくていいよ。
私の仕事なんだから・・・」
「そうかもしれないけど、気は使うよ。
あたし一人の為に送り迎えなんて・・・」
「一応、社長令嬢なんだし・・・。
使用人である私が送るぐらい・・・」
「社長令嬢なんて、やめてよ。
そんな風に思った事なんてないんだから・・・」
「けど、事実は事実よ」
前に、お父さんの部屋から出てくる所を見たんだよね。
絶対に・・・と思うけど・・・。
「お母さんたちの友達なんだし・・・。それに・・・」
「それに?」
もしかして、ひかりちゃんに見られた?
「な、何でもない。いつもあたしが、陽華ちゃんに感謝しているって事だけだよ」
「そうなのね。今日こそは、信繁くん、勝てると良いね」
「本当にそう。
あの防御率で、なんで勝てないの?って感じだもんね。
点を取られなければ良いって考え方もあるんだけど・・・。
それにしても援護がなさすぎる。
おかげで毎回慰めないといけないし・・・」
「お疲れ様。
けど、二人とも若いし・・・。
それはそれで・・・」
「もう、揶揄わないでよ」
「はいはい。ごめんね」
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