［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

１０章 ・・・

第12話 信繁の進路 （6）

信繁くんと球団は条件が合わなかった。
その為、入団拒否を決めた。
それをSNSにアップした翌日、事件が・・・。

信繁くんの担当スカウトが自殺したらしい。

何度も、信繁くんに会わせて欲しいと言っていたけど、それを拒否していた。
こちらの条件は伝えているのだから・・・。

まさか、自殺するとは・・・。

悪く言えば身勝手だ。
そのスカウトは自分の意思で命を絶ったのだから、良いかもしれない。
信繁くんに影響がないと良いけど・・・。
そんな時に信繁くんの練習場が放火に・・・。

「信繁くん。大丈夫か？」
「うん・・・」

かなり落ち込んでいる。

「気にしなくて良いよ。
　お前は、何も悪い事をしていないのだから・・・。
　何かして欲しい事があったら言うんだよ」
「ありがとう」

最悪の状態だ。
受け答えはしているけど、かなり精神的に落ち込んでいる。

・・・

そんな時、スポーツ科学部のある大学教授から連絡が・・・。

「信繁くんは大丈夫ですか？」
「かなり落ち込んでいます。
　正直、どのように接すれば良いのか・・・」

「もしよろしければ、こちらの大学まで来て下さい。
　できる限りのサポートをしますよ」
「ありがとうございます。
　少し、時間が経過したら、話してみます」

・・・

めぐみに大学からの連絡を伝える・・・。

「信繁くんを大学に連れて行こうと思うけど・・・」
「良いんじゃない。助かるよね」