［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

９章 新たな生活（うまくいかない陽華）

第28話 店舗計画

「星華、バイトの状況ってどう？」
「今は、十分に足りているよ。
　私もあんまり入っていない感じだし・・・。
　みんな、たくさん入りたいみたい・・・」

「そうか・・・。
　陽華さんが、バイトに入りたいって」
「そうなんだ。
　どうしたんだろう？
　この状況下だと、少し苦しいのかなぁ？」

「そうかもね。
　どのくらい入りたいかだけど、たくさん入りたいなら、店舗を増やす事も考えないとね。少しタイムラグはできるけど・・・」
「いいの？陽華の為に・・・」

「うん。それは、全然・・・。
　今の弁当屋のビジネスは、順調だからね。
　特に、めぐみが子育て中だから、自宅前の店舗をなくして、別の場所に作るもの悪くないと思うし・・・。
　大学みたいな場所が良いと思うけど・・・」
「たしかに、住宅地に近く大学に近い店舗は売上伸びているよね」

「明日の夜、我が家に遊びに来るから、聞いてみて」
「了解。けど、なんで信繁に連絡したのかなぁ？」

「星華には言いにくかったんじゃない？
　お金を出しているのは僕って知っているから・・・」
「そうなのかなぁ・・・」

「陽華さんの息子って何歳だっけ？」
「たしか、３歳かなぁ」

「それだと、働くには少し早いよね」
「うん・・・。保育園には入りにくいね・・・。
　何かあったかもね。
　できる限り、助けてあげたいけど・・・」

「そうだね。大学の時にお世話になったから、良いと思うよ」
「ありがとう」