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6章 めぐみのいる新生活(めぐみとの再会)
第4話 星華との話し合い
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家に帰る。
田中親子をリビングに案内する。
そして、信繁と星華、ひかりと一緒に寝室へ・・・。
「星華、ごめん。
一つお願いしたいんだけど・・・」
「はい」
星華の小さな声。
「田中めぐみを助けてあげたいんだけど・・・。
住む所を貸して、援助してあげたいんだけど・・・」
「どういうこと?
私と別れるって話じゃないよね」
「なんで別れるの?
僕は嫌だよ
星華と別れるなんて・・・」
「良かった」
星華の安堵の声。
「ごめん。続けるね。
ニャーマンショックでめぐみのお母さんが自殺したみたいなんだ。
そして、家出状態らしくて・・・。
たぶん、風俗で働くみたいだから・・・。
助けてあげたくて・・・」
「どこに住むの?
3階の一室?」
「隣の店舗兼住宅を考えているんだけど・・・」
「ごめん。
それは何?
全然、解らない」
一緒にベランダに行く。
「この家」
指を指す。
「それも信繁の家なの?」
「うん。
言わなかった?」
「聞いてないよ!」
「去年の4月に買ったの」
「思い返せば、『掃除してくる』って言って
たまにフラッといなくなったのは、そこに行っていたの?」
「たぶん、そうだよ。
絶対に浮気もしないし、家計にも負担はかけない。
だから、許して欲しい」
「ひとつ、聞いても良い?」
「うん。
それをして、信繁にメリットある?」
「たぶん、ない」
「なのに、なんでそこまでするの?」
「昔、助けられたの。
親が死んだときに・・・。
裏切られた過去もあるんだけど、自分の無理ない範囲なら
助けてあげたいと思って・・・。
浮気されたのは、僕にも責任があるとは思うし・・・。
絶対に浮気しないから・・・。
お願い」
・・・
「いいよ。
思い通りにして」
「ありがとう。ごめんね」
田中親子をリビングに案内する。
そして、信繁と星華、ひかりと一緒に寝室へ・・・。
「星華、ごめん。
一つお願いしたいんだけど・・・」
「はい」
星華の小さな声。
「田中めぐみを助けてあげたいんだけど・・・。
住む所を貸して、援助してあげたいんだけど・・・」
「どういうこと?
私と別れるって話じゃないよね」
「なんで別れるの?
僕は嫌だよ
星華と別れるなんて・・・」
「良かった」
星華の安堵の声。
「ごめん。続けるね。
ニャーマンショックでめぐみのお母さんが自殺したみたいなんだ。
そして、家出状態らしくて・・・。
たぶん、風俗で働くみたいだから・・・。
助けてあげたくて・・・」
「どこに住むの?
3階の一室?」
「隣の店舗兼住宅を考えているんだけど・・・」
「ごめん。
それは何?
全然、解らない」
一緒にベランダに行く。
「この家」
指を指す。
「それも信繁の家なの?」
「うん。
言わなかった?」
「聞いてないよ!」
「去年の4月に買ったの」
「思い返せば、『掃除してくる』って言って
たまにフラッといなくなったのは、そこに行っていたの?」
「たぶん、そうだよ。
絶対に浮気もしないし、家計にも負担はかけない。
だから、許して欲しい」
「ひとつ、聞いても良い?」
「うん。
それをして、信繁にメリットある?」
「たぶん、ない」
「なのに、なんでそこまでするの?」
「昔、助けられたの。
親が死んだときに・・・。
裏切られた過去もあるんだけど、自分の無理ない範囲なら
助けてあげたいと思って・・・。
浮気されたのは、僕にも責任があるとは思うし・・・。
絶対に浮気しないから・・・。
お願い」
・・・
「いいよ。
思い通りにして」
「ありがとう。ごめんね」
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