［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

５．５章 田中家の両親

第1話 娘の妊娠①

最近、娘のめぐみがおかしい気がする。
少し、顔が丸くなったような・・・。

妻に確認する。
妻も・・・。

明日は、ちょうどバレンタイン。
娘が彼氏と会う予定だと・・・。

妻に妊娠検査薬の購入を頼む。

今日は、バレンタイン。
妻に娘の彼氏を家に招待するように依頼。

「こんばんは。
　めぐみの母だけど
　信繁くん、今日、少し話があるから、家に来てもらえない？」
「何時に伺えば良いですか？」
「できる限り早くね」
電話を切る。

俺は娘と話をする
「めぐみ。何か話す事はないか？」
「ないよ」
「よく、考えなさい」
・・・
「意味わかんないよ。
　言いたい事があるならきちんと言って」
・・・

信繁君は、それから、急いで来てくれたようだ。

リビングに通す。

「お母さん。
　何かあったの？
　お父さん、何も言わないし・・・」

「信繁くん、座りなさい」
信繁くんとめぐみは顔を見ている。
何があったの？って顔だ。

「何で子供を作ったんだ！どう責任をとるつもりだ！」
「えっ。どういう事？」
信繁君は娘を見ている。
なんだ、娘に責任を押し付ける気か？

「めぐみ、妊娠検査薬使ってみなさい」
「はい」
娘は妻と一緒にトイレに行った。

「信繁くん、高校生だから、やりたい気持ちはわからなくない。
　けど、子供を作ったらだめだろう」

「えっ・・・」
なんだ、この態度。
気にくわない。

俺はマシンガンのように怒り続ける。
机をバンバンと叩いて。

信繁君は全然話さない。
５分位して娘と妻が戻って来た。

「お父さん、妊娠してました」
妻からの残念な報告・・・。

「やっぱり・・・」
怒りがMAXまで上がる。

信繁の方に近づき、上から怒鳴った。
「信繁くん、高校生だから、やりたい気持ちはわからなくない。
　けど、子供を作ったらだめだろう。
　どう、責任をとるつもりだ！」