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3章 新たな出会い
第9話 Uターン
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別れたあと、ドライブをしていた。
特にどこに行きたいわけでもない。
久しぶりに昨日は一人じゃなかった。
一人じゃない時間。
星山さんには、やすらぎがあった。
なんか、一人って嫌だなぁ。
昨日は、ちょっとびっくりしたけど、一人じゃなかった。
前みたいに誰かと一緒にいたい。
星山さん。
うまくいかないと良いのになぁ。
悪の自分がいる。
星山さんにとって、絶対うまくいく方が良いのに。
ダメダメ。
そんな感情。
なんか、気分がのらない。
ドライブをしていても・・・。
家に帰るかと思った時、LINEの音が・・・。
すぐに停車して確認すると、星山さんだった。
LAINE By星華
今から家に行って良い?
LAINE By信繁
いいよ。迎えに行く。
僕はすぐに迎えに行った。
なんか、すごく嬉しかった。
星山さんは荷物をたくさん持っている。
トランクに入れて車に乗り込んだ。
「ごめんなさい。
親とは駄目だった。
真田君に甘えたい」
「僕には悪い事じゃないよ。
僕の悪の心が星山さんがうまくいかない事を願っていた。
星山さんの事を考えるなら、絶対にうまくいく方がいいのに。
こちらこそ、ごめんね。
じゃぁ、買い物でも行こう」
「いいの?」
「僕の為に星山さんが一緒にいるんだから大丈夫だよ」
「ありがとう。いつも優しいね」
ノンキホーテに向かった。
そこで生活必需品を買って家に帰った。
あと、星山さんの通学用の自転車も買った。
「こんなに買ってもらったら返せない」
「気にしなくていいよ。
僕が必要な物を買っているだけ。
これは、必要経費だから・・・。
それより、冴えない僕なんかと一緒にいても本当に良いの?」
「冴えないなんて・・・。
そんな事ないよ。
すごく魅力的だと思う。
もっと真田君の事教えて」
星山さんの顔は真剣だった。
すごく嬉しかった。
その後、いろいろ話した。
親が事故で死んだ事。
幼馴染と彼カノの関係になって半同棲していた事。
浮気され、子供ができて別れた事。
唯一の親族の祖母が亡くなって天涯孤独な事。
星山さんは泣いていた。
「ごめんね。変な事聞いて」
「大丈夫だよ」
二人とも眼が赤い。
特にどこに行きたいわけでもない。
久しぶりに昨日は一人じゃなかった。
一人じゃない時間。
星山さんには、やすらぎがあった。
なんか、一人って嫌だなぁ。
昨日は、ちょっとびっくりしたけど、一人じゃなかった。
前みたいに誰かと一緒にいたい。
星山さん。
うまくいかないと良いのになぁ。
悪の自分がいる。
星山さんにとって、絶対うまくいく方が良いのに。
ダメダメ。
そんな感情。
なんか、気分がのらない。
ドライブをしていても・・・。
家に帰るかと思った時、LINEの音が・・・。
すぐに停車して確認すると、星山さんだった。
LAINE By星華
今から家に行って良い?
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いいよ。迎えに行く。
僕はすぐに迎えに行った。
なんか、すごく嬉しかった。
星山さんは荷物をたくさん持っている。
トランクに入れて車に乗り込んだ。
「ごめんなさい。
親とは駄目だった。
真田君に甘えたい」
「僕には悪い事じゃないよ。
僕の悪の心が星山さんがうまくいかない事を願っていた。
星山さんの事を考えるなら、絶対にうまくいく方がいいのに。
こちらこそ、ごめんね。
じゃぁ、買い物でも行こう」
「いいの?」
「僕の為に星山さんが一緒にいるんだから大丈夫だよ」
「ありがとう。いつも優しいね」
ノンキホーテに向かった。
そこで生活必需品を買って家に帰った。
あと、星山さんの通学用の自転車も買った。
「こんなに買ってもらったら返せない」
「気にしなくていいよ。
僕が必要な物を買っているだけ。
これは、必要経費だから・・・。
それより、冴えない僕なんかと一緒にいても本当に良いの?」
「冴えないなんて・・・。
そんな事ないよ。
すごく魅力的だと思う。
もっと真田君の事教えて」
星山さんの顔は真剣だった。
すごく嬉しかった。
その後、いろいろ話した。
親が事故で死んだ事。
幼馴染と彼カノの関係になって半同棲していた事。
浮気され、子供ができて別れた事。
唯一の親族の祖母が亡くなって天涯孤独な事。
星山さんは泣いていた。
「ごめんね。変な事聞いて」
「大丈夫だよ」
二人とも眼が赤い。
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