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第5章 ・・・

第119話 就職活動(2)

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信長。頑張って就職活動をしている。
けど、なかなか、内定をもらえていない。

どんどん。表情が悪くなっている。

結婚する事になってしまったこの状況。
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

信長のお父さんの主張が正しかったのではないか。
そんな気もしてくる。

どうすれば良いんだろう。

桜美は、お母さんに相談してみる。

「お母さん。信長の就職活動がうまくいっていない感じで辛いんだけど・・・」
「そうね。けど、こればかりは、信長くんが頑張るしかないからね」

「そうなんだけど・・・。
 何が悪いんだろう?」
「信長くんが悪いっていうより、大不況だからね。
 今は・・・。
 知り合いも営業しか募集していないって話はよく聞くわ」

「信長もそう言っていた。
 だから、適性が高いとは思えない営業もエントリーしているって・・・」
「そうね。信長くんは、営業向きという感じではないからね。
 就職活動が難しいのは、そういう外部的要因だとは思うけど・・・」

「どうしたら、良いんだろう」
「私も、コネがある訳ではないからね。
 信長くんに頑張ってもらうしか・・・。
 桜美、うまくいかなくても絶対に責めてはだめよ」

「そんなの解っているし・・・。
 けど、何かサポートできればと思うんだけどね」
「そうね。もどかしいかもしれないけど、焦りは禁物だと思うわ」

桜美はもどかしい気持ちのままだった。
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