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第3章 復讐直後

第35話 放課後・・・ (3)

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「そうなんだ。その環境でなかったら・・・」
「ごめんね。変な事を言って・・・」

「けど、信長もそんな感じなんだ」
「一応、僕も男だからね」

桜美が少し涙目で・・・。

「別れる?」
「なんで?」

「私・・・」
「絶対にしないといけない訳でもないし・・・」

「我慢してない?」
「大丈夫だよ」

「良かったー。いきなり振られなくて・・・」
「僕が桜美を振るなんて・・・。
 逆はあるかもしれないけど・・・」

「そんな事はないと思うけど・・・」
「まぁ、二人とも、そう思っているのなら、良いと思うし・・・。
 もうそろそろ、遅くなってきたから、帰ろうか」

二人は、桜美の家に向かって歩き出した。

桜美の家の近くで・・・。

プッ、プッ。
車のクラクションの音。

なんで、危なくないのに・・・。

「お父さん・・・」
「えっ。お父さんなの?」

「桜美、ただいま」
「お帰りなさい。その子は?」

「彼氏の武田信長くんです」
「初めまして。武田信長です」

「こちらこそ、初めまして。浅井官兵衛だ。
 娘を送ってくれてありがとう」
「どういたしまして」

「二人とも仲良くね」
「はい。ありがとうございます」

官兵衛は、家に入っていった。

「あー緊張した」
「そうだね。すごく緊張していたね」

「そりゃーそうだよ。
 だって桜美のお父さんだよ。
 敵って思われているかもしれないし・・・」
「そんな事ないと思うけど・・・」

その後、信長は帰宅の路についた。
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