[完結:1話 1分読書]幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

無責任

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第9章

第6話 出発

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「まっ、魔王が・・・
 エレシュキガルは大丈夫なの?戦になるかもしれないけど・・・」
「大丈夫じゃ。
 わらわとは、派閥が違う。
 わらわを襲ってくる可能性もあるから、わらわと一緒に戦ってくれ」

「了解。
 できる限り、一緒に戦おう」
「ありがとう。
 さすがは、わらわのユキムラじゃ」

「あのー。私のユキムラなんだけど・・・」
「細かい事を言うな」

・・・


すぐにユキムラたちは村を出る事に。


この状況、ロザリーは村に残した方が良いのでは・・・。

「ロザリー。
 外に行くのは危険すぎる。
 留守番を頼めないか?」
「いや!」

「そんな事言わないで・・・」
「置いて行ったら一人でも追いかける」

「ソフィア。説得してもらえないだろうか?」
「私も一緒の方が良いと思います」

「なぜ・・・?」
「ロザリーは、今まで我慢してきました。
 そして、一生懸命努力して強くなりました。
 土の精霊グノームを使う事ができますから、十分戦力になると考えています。
 まだ、力不足の部分はありますが、一人前の年齢にもなっています。
 そのロザリーを置いて行くのは、過保護過ぎかと・・・」

「ロザリーは、獣人の世界では、一人前の年齢なの?」
「はい。今年で一人前の年齢になります」

「そうか・・・。
 ロザリー、ちゃんとソフィアの言う事を聞ける?」
「うん」

「それなら、連れて行こう」
「ありがとう」

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