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第8章 恋人・・・
第10話 今後について 前編
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お弁当を買って帰った。
そして三人でお弁当を食べながら言った。
「エレシュキガル、今後はどうする?」
「ユキムラと一緒にいるつもりだけど・・・」
「別に一緒に来るのは構わない。
けど、約束は守ってもらうよ」
「なに?約束って?」
「今日したような事はダメだ」
「なんで?
人間の若い男なら好きな事じゃないのか?」
「好きな人もいる。
けど、僕には心に決めた人がいたんだ」
「そんな人がいたのね。
今はいないの?」
「ちょっと、離れ離れで・・・」
「わらわは、その間だけでも良いんだけど・・・」
「それが嫌なんだ」
「そうか・・・。
わかった。
覚醒は諦める」
「覚醒?」
「そうじゃ。
覚醒するには、自分が良いと思った男の精液が必要なんじゃ」
「もしかして、その為に・・・」
「そうじゃ。
わらわは、そなたの事が気に入っておる」
「そうなんだ・・・。
けど、僕は人間だよ。
魔族って滅ぼす対象じゃないの?」
「そういう考え方の魔族もいる。
けど、わらわは違う。
穏健派じゃ。
穏健派はいろんな種族が仲良くする事を目標としておる。
覚醒して穏健派の勢力を強くしたい。
その為に協力できないか?」
「でも・・・」
「離れ離れの女は何をしているんじゃ。
ユキムラと別々にいて・・・」
「・・・」
「その娘はなんでユキムラと一緒にいないんじゃ?」
「聖女で・・・。勇者と一緒にいるから・・・」
「なんでそなたは、そこにいないんじゃ?」
「逃げたから・・・」
「逃げた?どういう事じゃ?」
ユキムラは過去の事を話した。
そして三人でお弁当を食べながら言った。
「エレシュキガル、今後はどうする?」
「ユキムラと一緒にいるつもりだけど・・・」
「別に一緒に来るのは構わない。
けど、約束は守ってもらうよ」
「なに?約束って?」
「今日したような事はダメだ」
「なんで?
人間の若い男なら好きな事じゃないのか?」
「好きな人もいる。
けど、僕には心に決めた人がいたんだ」
「そんな人がいたのね。
今はいないの?」
「ちょっと、離れ離れで・・・」
「わらわは、その間だけでも良いんだけど・・・」
「それが嫌なんだ」
「そうか・・・。
わかった。
覚醒は諦める」
「覚醒?」
「そうじゃ。
覚醒するには、自分が良いと思った男の精液が必要なんじゃ」
「もしかして、その為に・・・」
「そうじゃ。
わらわは、そなたの事が気に入っておる」
「そうなんだ・・・。
けど、僕は人間だよ。
魔族って滅ぼす対象じゃないの?」
「そういう考え方の魔族もいる。
けど、わらわは違う。
穏健派じゃ。
穏健派はいろんな種族が仲良くする事を目標としておる。
覚醒して穏健派の勢力を強くしたい。
その為に協力できないか?」
「でも・・・」
「離れ離れの女は何をしているんじゃ。
ユキムラと別々にいて・・・」
「・・・」
「その娘はなんでユキムラと一緒にいないんじゃ?」
「聖女で・・・。勇者と一緒にいるから・・・」
「なんでそなたは、そこにいないんじゃ?」
「逃げたから・・・」
「逃げた?どういう事じゃ?」
ユキムラは過去の事を話した。
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