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第29話 シャルロットの疑問

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シャルロットは、不思議に思っていた。
娘とつきあっている。

なのに、なぜ・・・?

あのテストは、合格すれば、あきらにとってはメリットが高い。
テストに合格すれば、装備品の充実ができる。
無償で・・・。

あきらは、攻撃力と防御力が弱いだけ・・・。
これが装備によって解決できれば・・・。
全てを戦闘技術によってカバーしている。
あの戦闘技術さえあれば・・・。

1か月の間、缶詰になる。
様々なテストの為。

精神の限界・肉体の限界を試される。

私の研究にも寄与する。
だから、異論はない。

けど、娘、エリーゼの気持ちは大丈夫か?
あの娘、あきらにゾッコンだと思っていたけど・・・。

モヤモヤしながら家に帰る。

一緒に夕食を食べる。
エリーゼは普通そうだ。

おかしい・・・。
予想と違う。

「最近、彼氏とどう?」
「別に・・・。
 変わりないよ」
「楽しい?」
「うん。
 すごいんだよね。
 情報師を見下していた昔の私を怒りたいぐらいに・・・」
「そう。
 それは、良かったね」
「彼との戦闘はどう?」
「すごいよ。
 彼がいると、効率的に戦闘ができる。
 誤解はしてほしくないんだけど、すべてを管理してくれている。
 だから、私はお膳立てされたものを倒す事に集中できる。
 全部倒しているよ」
「全部?」
「うん。
 全部。
 一緒にパーティを組んでから、あきらが倒していないと思うよ」

夕食が終わって別れた。

相変わらず、凄い技術を・・・。
前よりすごいんじゃないか?

けど、この状況であのテストを受けるのはなぜ?
モヤモヤが残っていた。
 
--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--
※ 変更なし

あきら
冒険者ランキング:101位(超一流の手前)
Lv32 冒険者としては一流と言われるレベル
冒険者として何か秘密があるみたい・・・。

HP  1700(普通)
MP   600(普通)
攻撃力  120(弱い)
防御力  120(弱い)
攻撃魔力 550(普通)
癒し魔力 550(普通)
スピード 600(普通)

スキル:
 情報収集(神級)
 武器改造(上級)
 防具改造(上級)
 薬剤調合(上級)

装備:
 ショートボウ(特製各種状態付与有)
 短剣(特製各種状態付与有)
 皮の兜(認識妨害付与)
 皮の鎧(認識妨害付与)
 皮の靴(スピードUP付与)
 鋼鉄の右小手(光魔法付与)
 鋼鉄の左小手(闇魔法付与)


エリーゼ
冒険者ランキング:1,561位(二流の上位)
Lv20 冒険者としては一流に入ったところ

HP  2500(やや強い)
MP   580(やや強い)
攻撃力  760(やや強い)
防御力  660(やや強い)
攻撃魔力 340(やや弱い)
癒し魔力 340(やや弱い)
スピード 810(速い)

スキル:
 ソード乱舞(上級)
 ソード通貫(中級)

装備:
 魔法刀(スピードUP付与)
 魔法小太刀(スピードUP付与)
 鉄のサークレット
 鉄の鎖帷子
 鉄の小手(左右同じ)

シャルロット
 エリーゼの母
 冒険者ギルドの幹部。
 あきらに何かを頼んでいるみたいだが・・・
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