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第28話 すれ違い

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戦闘が終わった時、あきらは違和感を感じていた。
昔、よくあった・・・。
あの嫌な感覚・・・。

「エリーゼ。
 少し聞いても良い?」
「うん」
なんだろう?
ちょっと元気がない声・・・。

「何か、僕に不満ある?」
「全然ないよ。
 どうして?」
な、何かあったの?
私、何かしちゃった?

「エリーゼの戦闘がおかしい。
 なんか、焦っている感じで・・・。
 レベルアップも順調だと思うのに・・・」
「なんにも・・・」
私、ダメだなぁ。
戦闘に影響しちゃって。
早くレベルアップして、婚約者に

「ならいいよ」
あきらはあきらめた。
別れを感じて・・・。

このパターンは、いつもの別れのパターンだ。
パーティ解消の・・・。

少し、距離をとろう。
そうじゃないと、耐えられないかも・・・。
エリーゼの事を好きになってしまった現在では・・・。

・・・
戦闘が終わって帰る。
二人の足取りは、少し重かった。
・・・

あきらは一人でギルドに来ていた。
そして、ギルド幹部の元へ・・・。

「シャルロットさん。
 ご無沙汰しております」
「どうしたの?
 あきらくん」

「たぶん、シャルロットさんの娘さんですよね。
 エリーゼは・・・」
「知っていたの?」

「いや。
 けど、エリーゼとの雑談でピンときて・・・」
シャルロットは驚いている。
いつものあきらではない。
なんか、すごく暗い・・・。

「そうですか。
 それで、どうされましたか?」
「いや。
 その確認だけ・・・」
「エリーゼとうまくいってないのですか?」
「まぁ・・・。
 そんな気がして・・・」

「テストの件、受けようと思います」
「本当に良いのですか?」
「はい。
 1か月ぐらいですよね」
「そうですけど・・・。
 誰とも会えなくなりますよ」
どうせ、もうすぐ、別れだ。
なら、これにうちこんだ方が良いんだ・・・。

--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--
※ 2人のレベルアップのレベルアップ前の情報削除
  シャルロットを追加

あきら
冒険者ランキング:101位(超一流の手前)
Lv32 冒険者としては一流と言われるレベル
冒険者として何か秘密があるみたい・・・。

HP  1700(普通)
MP   600(普通)
攻撃力  120(弱い)
防御力  120(弱い)
攻撃魔力 550(普通)
癒し魔力 550(普通)
スピード 600(普通)

スキル:
 情報収集(神級)
 武器改造(上級)
 防具改造(上級)
 薬剤調合(上級)

装備:
 ショートボウ(特製各種状態付与有)
 短剣(特製各種状態付与有)
 皮の兜(認識妨害付与)
 皮の鎧(認識妨害付与)
 皮の靴(スピードUP付与)
 鋼鉄の右小手(光魔法付与)
 鋼鉄の左小手(闇魔法付与)


エリーゼ
冒険者ランキング:1,561位(二流の上位)
Lv20 冒険者としては一流に入ったところ

HP  2500(やや強い)
MP   580(やや強い)
攻撃力  760(やや強い)
防御力  660(やや強い)
攻撃魔力 340(やや弱い)
癒し魔力 340(やや弱い)
スピード 810(速い)

スキル:
 ソード乱舞(上級)
 ソード通貫(中級)

装備:
 魔法刀(スピードUP付与)
 魔法小太刀(スピードUP付与)
 鉄のサークレット
 鉄の鎖帷子
 鉄の小手(左右同じ)

シャルロット
 エリーゼの母
 冒険者ギルドの幹部。
 あきらに何かを頼んでいるみたいだが・・・
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