［1分読書］対女性のみ最高の支援師が最強冒険者パーティを追放され、奴隷ハーレムを作って成り代わる

５章 新事業

第120話 隣街への応援（8）

ダイアナをベットに寝かせた。
怪我は完治している。
けど、目を覚まさない。

『僕はどうしたら良いのか・・・』
僕は、ダイアナの枕元で泣いていた。

クレアとアンネローゼも隣にいる。

コンコン。ノックされている。
僕は無視していた。

「どうしますか？」
「任せる」

クレアが扉を開けると、ギルドマスターだった。

「ダイアナさんはいかがでしょうか？」
「まだ、目を覚まさなくて・・・」

「カンスケさんを呼んでもらえますか？」
「今、誰とも会わないと思います」

・・・

あきらめて、ギルドマスターは帰っていった。

「ギルドマスターでした。
　勝手ですが、会えない旨を伝えました。
「ありがとう」

「カンスケ、少し休んだら」
「いや。大丈夫だよ。
　それより、二人は休んでいて良いよ」

二人は首を振る。
ダイアナの事が心配なのは３人とも同じだ。
ダメだなぁ。
僕がこんな感じでは・・・。
僕の瞳から、水滴がダイアナの手の上に落ちた。

「ダイアナ、大丈夫？」
「ダイアナ、大丈夫ですか？」

二人の声。
顔を見るとダイアナの瞳が開いている

「カンスケ、どうしたのですか？」
「ダイアナ」

僕はダイアナを抱きしめた。

「痛いよ。こんなに良い部屋に・・・。
　どうしたのですか？」
「ダイアナの意識がなかったから・・・。
　本当に良かった。意識が戻って・・・」

「心配をおかけして申し訳ございません。
　もう、大丈夫ですから・・・」

４人で抱き合いながら、喜びを分かち合った。