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43.吸涙鬼のごはんになりました。
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「……うっ…涙っ…………おかえりぃぃっ…」
「はいはい、分かったよっ……ただいま。
そろそろ泣き止まないと~目が腫れちゃうでしょ?」
もう腫れてもなんでもいい。
涙が戻ってきてくれただけで、それだけでいいと心の底から思った。
「…………んっ……ちゅっ…じゅるっ…」
「ふぁっ……んっ…る…ぃ?
ここっ……学…校なんだ…けどっ」
「んー?……んっちゅっ…ふふっ、
そんなの僕知らなぁ~い。」
「えぇっ!?………ちょ…ふざけん…なぁっ…」
「……それにっ…水葵もここっ………そろそろ
限界でしょ?」
「ひぁっ……お前っ…上からっ…ぐりぐりすんなぁっ……ばかっ」
「……えぇっ?…ダメなのぉ?そっかぁ…
じゃあ、このまま帰ろっか」
俺はこいつが悪魔だと思う。
「ぉ……俺の事…こんなに待たせといてっ…
まだそんなこと言うのかよっ。ばか涙!」
「んっ…可愛いお誘いだねっ
でもさぁ、ここじゃ最後まで出来ないよ?」
「…………ねぇっ…いいからぁっ…はやくっ
るっ…い…」
「………はぁ…分かった、じゃあ、今は抜くだけねっ?」
こいつの、こう言う余裕のあるところが嫌いでしょうがなかったはずなのに、
今はそれさえ愛おしいと思ってしまうんだからすごいな、愛の力ってやつは。
「水葵……?あんまり声出したらダメだよ?隣の部屋に聞こえちゃうからねっ」
「…………わっ、わかった…からっ
はやくっ…………シテ?」
「ふふっ、煽るのが上手だねぇ
水葵。入れるよ?」
熱い、熱いものが、下から込み上げてきて
声を我慢しようと思っていたことすら
ぼやっとした頭の中では忘れてしまう。
「…………ふ……あぁっっ…んっ…はぁっ…
あっ…水葵っ…」
「……っ、涙?んっ…はぁっ…声出さないっでって……あっ……言った…でしょ?」
「……はぁっ……あっ…無理っだっ…てぇ」
「そっか……はぁっ……じゃあ、口でっ…ふさいであけるっ」
涙の舌が口の中に入ってきて、歯の裏側をなぞり、上顎を舐められる。
すると、俺の腰付近がピクピクと痙攣し、息が荒くなる。
「…………んんっ!?……はぁっ…んっ、
くるっ……しい……あぁっ……」
「ほらっ…っ……鼻で息するんだよっ……ん」
「ふ……んっ……ふーっ……ふっ……んっ」
顔にかかる息が、自分の息が熱い。
「……ふふっ、なんか変態くさいなぁっ」
「……んっ!……っざけんな…っあぁんっ!?」
「ほらっ…色っぽいっ…声が出たっ」
「……そっ…れは……んっ…お前がいきなり奥をっ……んっ」
「はいはいっ……んっ…もう話してる余裕なんてっ…ないよ?」
今まで俺のイイところを探っていたかのように、そこだけ念入りに擦りつけ始める。
「あぁっ…んっ……そこっ…ばっかっやめ」
「……っん……はぁっ……僕っ、知ってるんだよ?っ……水葵のやめろはっもっとシテだって事っ……んっちゅっ」
「……ちっ……がぁっ…んっ…もうっでちゃっ……うからっ…」
「……んっ…僕もっ…あぁっ…一緒にっイこう……水葵っ……んんっあ」
「……で?色々と、聞きたいことがあるんだけど?」
「……えぇっと?水葵?僕達…感動の再開を果たしたはずじゃ…なかったかな?」
「そうだけど…あれはあれっ、これはこれだ!!ざっけんな!」
「ひぃっ…なっ何に対して怒ってるの?」
「……わかるだろ…お前がっ、お前が俺に言わなかったことだ。」
「あぁ…それは。だって、言ったら水葵、
ぜったい飲んでくれなかったでしょ?」
「当たり前だっ!ばかっ…どれだけ…俺がっ」
「はいはい、涙腺おかしくなってるよ?
それより僕は、前の僕を見られちゃって少しショックだなぁ。」
いきなり、涙の顔が暗くなったのがわかった。
「………?なんでだ?」
「……だって、君のこと餌としか思ってないとか…子供っぽい所とか…色々と見せちゃったからさ。」
「ははっ、確かに子供っぽかったかもな。
今のお前に比べるとっ」
「ほらっ……」
「でも、あれもお前だった。
前のお前とも会えて俺は幸せ者だよ。」
「……っ…水葵。
あ、でも一瞬、今の僕の事忘れようとしたでしょ?ひっ、どいなぁ~」
「あれはっ……っ……
でも忘れようとしても出来なかったんだ。
いつもいつも、気づくとお前の事考えてて、隣にいるのに…違う、そうじゃないって…ずっと心が叫んでた。でも、前のお前が居なかったら、今のお前はここにいないからな。
まぁ、だから?…………っ
今とか前とか関係なく、俺がまとめて、愛してやるよ。」
「……水葵っ!!」
布団の上で足をばたつかせながら抱きつく様は子供みたいだ。
「おわぁっ!?…ちょっ、急に抱きつくなよ!」
でもこの熱っぽい瞳は、
子供じゃできない顔だけどな。
「水葵…っ…………僕のごはんになってよ。」
「………いいよっ…でも、完食するまで俺を離したら許さないからなっ?」
「……ふふっ、りょ~かいっ……
水葵…好きだよ。」
「……俺も好きだよ。涙っ…………ちゅっ」
ー end. ー
「はいはい、分かったよっ……ただいま。
そろそろ泣き止まないと~目が腫れちゃうでしょ?」
もう腫れてもなんでもいい。
涙が戻ってきてくれただけで、それだけでいいと心の底から思った。
「…………んっ……ちゅっ…じゅるっ…」
「ふぁっ……んっ…る…ぃ?
ここっ……学…校なんだ…けどっ」
「んー?……んっちゅっ…ふふっ、
そんなの僕知らなぁ~い。」
「えぇっ!?………ちょ…ふざけん…なぁっ…」
「……それにっ…水葵もここっ………そろそろ
限界でしょ?」
「ひぁっ……お前っ…上からっ…ぐりぐりすんなぁっ……ばかっ」
「……えぇっ?…ダメなのぉ?そっかぁ…
じゃあ、このまま帰ろっか」
俺はこいつが悪魔だと思う。
「ぉ……俺の事…こんなに待たせといてっ…
まだそんなこと言うのかよっ。ばか涙!」
「んっ…可愛いお誘いだねっ
でもさぁ、ここじゃ最後まで出来ないよ?」
「…………ねぇっ…いいからぁっ…はやくっ
るっ…い…」
「………はぁ…分かった、じゃあ、今は抜くだけねっ?」
こいつの、こう言う余裕のあるところが嫌いでしょうがなかったはずなのに、
今はそれさえ愛おしいと思ってしまうんだからすごいな、愛の力ってやつは。
「水葵……?あんまり声出したらダメだよ?隣の部屋に聞こえちゃうからねっ」
「…………わっ、わかった…からっ
はやくっ…………シテ?」
「ふふっ、煽るのが上手だねぇ
水葵。入れるよ?」
熱い、熱いものが、下から込み上げてきて
声を我慢しようと思っていたことすら
ぼやっとした頭の中では忘れてしまう。
「…………ふ……あぁっっ…んっ…はぁっ…
あっ…水葵っ…」
「……っ、涙?んっ…はぁっ…声出さないっでって……あっ……言った…でしょ?」
「……はぁっ……あっ…無理っだっ…てぇ」
「そっか……はぁっ……じゃあ、口でっ…ふさいであけるっ」
涙の舌が口の中に入ってきて、歯の裏側をなぞり、上顎を舐められる。
すると、俺の腰付近がピクピクと痙攣し、息が荒くなる。
「…………んんっ!?……はぁっ…んっ、
くるっ……しい……あぁっ……」
「ほらっ…っ……鼻で息するんだよっ……ん」
「ふ……んっ……ふーっ……ふっ……んっ」
顔にかかる息が、自分の息が熱い。
「……ふふっ、なんか変態くさいなぁっ」
「……んっ!……っざけんな…っあぁんっ!?」
「ほらっ…色っぽいっ…声が出たっ」
「……そっ…れは……んっ…お前がいきなり奥をっ……んっ」
「はいはいっ……んっ…もう話してる余裕なんてっ…ないよ?」
今まで俺のイイところを探っていたかのように、そこだけ念入りに擦りつけ始める。
「あぁっ…んっ……そこっ…ばっかっやめ」
「……っん……はぁっ……僕っ、知ってるんだよ?っ……水葵のやめろはっもっとシテだって事っ……んっちゅっ」
「……ちっ……がぁっ…んっ…もうっでちゃっ……うからっ…」
「……んっ…僕もっ…あぁっ…一緒にっイこう……水葵っ……んんっあ」
「……で?色々と、聞きたいことがあるんだけど?」
「……えぇっと?水葵?僕達…感動の再開を果たしたはずじゃ…なかったかな?」
「そうだけど…あれはあれっ、これはこれだ!!ざっけんな!」
「ひぃっ…なっ何に対して怒ってるの?」
「……わかるだろ…お前がっ、お前が俺に言わなかったことだ。」
「あぁ…それは。だって、言ったら水葵、
ぜったい飲んでくれなかったでしょ?」
「当たり前だっ!ばかっ…どれだけ…俺がっ」
「はいはい、涙腺おかしくなってるよ?
それより僕は、前の僕を見られちゃって少しショックだなぁ。」
いきなり、涙の顔が暗くなったのがわかった。
「………?なんでだ?」
「……だって、君のこと餌としか思ってないとか…子供っぽい所とか…色々と見せちゃったからさ。」
「ははっ、確かに子供っぽかったかもな。
今のお前に比べるとっ」
「ほらっ……」
「でも、あれもお前だった。
前のお前とも会えて俺は幸せ者だよ。」
「……っ…水葵。
あ、でも一瞬、今の僕の事忘れようとしたでしょ?ひっ、どいなぁ~」
「あれはっ……っ……
でも忘れようとしても出来なかったんだ。
いつもいつも、気づくとお前の事考えてて、隣にいるのに…違う、そうじゃないって…ずっと心が叫んでた。でも、前のお前が居なかったら、今のお前はここにいないからな。
まぁ、だから?…………っ
今とか前とか関係なく、俺がまとめて、愛してやるよ。」
「……水葵っ!!」
布団の上で足をばたつかせながら抱きつく様は子供みたいだ。
「おわぁっ!?…ちょっ、急に抱きつくなよ!」
でもこの熱っぽい瞳は、
子供じゃできない顔だけどな。
「水葵…っ…………僕のごはんになってよ。」
「………いいよっ…でも、完食するまで俺を離したら許さないからなっ?」
「……ふふっ、りょ~かいっ……
水葵…好きだよ。」
「……俺も好きだよ。涙っ…………ちゅっ」
ー end. ー
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感想ありがとうございます☺️✨
ボロ泣き嬉しいですw
まだまだ未熟ではありますが、
あたたかい目で応援していただけると
ありがたいです。