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第四章 王都からの洗礼
武術大会の噂
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「あ、グレックさん。これなんですけど……」
飲み物や食べ物が運ばれてくるまでの間に。
ミリアはそう言って、焦げ茶色のバッグの中をごそごそと探ると、中から一つの小瓶を取り出しグレックの前に差し出した。
それを徐に手に取ると、グレックは感心したようにこう言う。
「イチゴジャムか。ミリアが作ったのか? すごいじゃないか」
そう素直に感心するグレックに、ミリアは少し恥ずかしそうにこう言った。
「はい。一応、私の手作りです。お口に合うかどうか分かりませんけど、良かったら食べ下さい」
そう言って、もぞもぞとグレックの反応を伺うミリア。
そんなミリアに、グレックは安心させるような笑顔を向けると、優しい口調でこう言った。
「美味そうなジャムだな。ありがとうな、ミリア。遠慮なく頂くよ」
グレックはそう言ってジャムを片手で力強く握ると、嬉しそうにそれをズボンのポケットにしまい込んだ。
と、そんなグレックに、アキは思い付いたように尋ねてこう言う。
「そう言えば、色んな広場の至る所に[武術大会]の張り紙が出てるけど、グレックは、やっぱり出たりするの?」
([武術大会]? なんか、グレックさんがすごく喜びそうな……)
そんなことを考えながら、グレックの反応を見守るミリア。
グレックはというと、運ばれて来た麦酒をエマから受け取ると、それを美味そうに呷ってからこう言った。
「ああ。もちろん、出てみようと思ってる」
そう不敵に笑うグレックに。
エマはふと首を傾げると、ひとつの疑問を口にしてこう言った。
「それって、何のために開かれている大会なの? 何か景品が貰えるとか? もし、そんなことの為なら、ちょっとリスクが大き過ぎやしないかしら」
その疑問に、グレックは深く頷いて見せるものの、直ぐにニヤリと笑ってこう言った。
「いや。エマ、それは無い。大会自体は、騎士として王国に仕える者を選抜するためのものらしいからな。優勝すれば、騎士としての将来が約束されている。あとは、剣士なら剣、斧士なら斧、銃士なら銃が国から支給されて、あと、賞金が幾らか貰えたはずだ。リスクはあっても懸けてみる価値はある」
そう言って、麦酒を一気に呷るグレックを斜め前に。
エマは、ワインを軽く一口飲み下すと、考え深げにこう言った。
「ふーん、なるほどね。……ってことは、晴れて騎士になったら、この国を猛獣から守るっていう仕事に就くことになる訳だ。でもさ、グレック。その大会って、何人ぐらい参加するの? 優勝するって言っても、それってもの凄く難しいことなんじゃない?」
そう現実的な意見を口にするエマに。
グレックは深く頷くと、苦笑気味にこう言った。
「まぁ、俺だってそう簡単になれるとは思ってないさ。ただ、なれるまでチャレンジはするつもりだ」
そう決意も固く卓上に拳を作るグレックに。
少しほろ酔いのミリアは、瞳をキラキラさせながらこう言った。
「グレックさん、頑張ってください! 私、応援しています!」
「ありがとな、ミリア」
まるで本物の兄妹のように微笑み合う二人を前に。
エマは穏やかな笑みを口元に浮かべると、徐にワインを一口口に含んだ。
と、そんな和やかな雰囲気の中。
ワインを飲み下したエマは、ふと気づいたようにこう言った。
「そう言えば、グレック。その大会って、いつから始まるの?」
その問いに、アキが答えてこう言った。
「確か、一週間後の朝十時からだったよ。グレックが出るなら、今年は盛り上がりそうだねぇー!」
そう言って、愉快そうにワインを呷るアキの言葉を受け、グレックは三人を見回すと、少し控えめな口調でこう言った。
「ああ、そんな訳で。良ければ応援をよろしく頼むよ」
そんなグレックに、ミリアは両手を合わせると青い瞳を宝石のように輝かせてこう言った。
「もちろんです! お弁当作って持っていきますね!」
「あたしも、何か作って持っていくわ。楽しみにしてて」
エマも、そう言って頬に掛かる髪を耳に掛けると、ワインを片手に笑顔で片目を瞑る。
そんな二人に負けじと、アキもグレックの背中を叩いてこう言った。
「頑張れよ、グレック! 俺も、応援行くからさー!」
そんな調子のいいアキに、エマはため息をひとつ吐くとこう言った。
「そう言ってあんたは、みんなのお弁当が目当てなんでしょうが」
「そんなことないってば!」
そう言って、必死に全否定するアキを可笑しそうに見遣ると。
グレックは困ったように頭をかきつつ、笑いながらこう言った。
「ははは、これじゃ簡単には負けられないな」
「負ける気はないんでしょ?」
そう言って、挑戦的にワインを傾けるエマに。
グレックはにやりと笑ってこう言った。
「もちろん」
「さっすが、グレック。試合、すっごく楽しみにしてる!」
そう言って、横からグレックに抱き着くアキ。
そんなアキを困ったように見遣るグレックを見つめながら。
ミリアは、ふとある事に思い至り、思わずグレックに尋ねてこう言った。
「でも、グレックさん。もし騎士になったら猛獣と戦うんですよね。あの……怖くは、ないんですか」
森で会った、あの大きくて強そうな恐ろしい生き物――猛獣。
あんな恐ろしい生き物と、わざわざ戦おうだなんて。
ミリアには、全くを以て理解不能であった。
と、そんなミリアの問いに。
グレックはというと、一瞬、不敵な笑みを浮かべるものの、直ぐに真面目な顔でこう言った。
「怖くないといえば嘘になるが、今は怖いというより、自分が何処まで通用するのか、何処まで強くなれるのかを試したい気持ちの方が強いかな」
その答えに、ミリアは一応の納得を示すとこう言った。
「そういうもの、なんですね」
「さぁ、どうだろうな。皆が皆、俺と同じ考えという訳でもないだろうし。まあ、俺の場合……ただ、怖いもの知らずってだけかもしれないけどな」
そう言って笑うと、グレックはつまみのチーズを手で摘まむとそれを口に頬り込んだ。
「はぁー、グレックが騎士かぁー」
アキが、ワインを飲みながらそう感慨深そうに言うと、グレックが苦笑気味にこう答える。
「まだなってない」
「グレックさんならありそうな気がします、優勝」
そういって、運ばれて来たサラダを取り分けるミリアに、エマも頷きながらこう答える。
「私も、なんか……ストレートで勝ち上っていってしまいそうな気がするわ」
そう言って、サラミを摘まむエマに。
少し酔い始めているアキが、机をドンと一回叩くと、にかぁーと笑ってこう言った。
「それじゃあー、グレックの勝利を願ってー、ぱぁーっといこうか! ってことで、白ワインもう一本追加で!」
そうウェイターに注文するアキに、グレックは両腕を組みながらため息交じりにこう忠告する。
「おいおい、飲み過ぎじゃないのか? まったく……」
こうして。
散々飲んだり食べたりした一行は、グレック以外、ほぼ全員が二日酔いに悩まされるのであった。
飲み物や食べ物が運ばれてくるまでの間に。
ミリアはそう言って、焦げ茶色のバッグの中をごそごそと探ると、中から一つの小瓶を取り出しグレックの前に差し出した。
それを徐に手に取ると、グレックは感心したようにこう言う。
「イチゴジャムか。ミリアが作ったのか? すごいじゃないか」
そう素直に感心するグレックに、ミリアは少し恥ずかしそうにこう言った。
「はい。一応、私の手作りです。お口に合うかどうか分かりませんけど、良かったら食べ下さい」
そう言って、もぞもぞとグレックの反応を伺うミリア。
そんなミリアに、グレックは安心させるような笑顔を向けると、優しい口調でこう言った。
「美味そうなジャムだな。ありがとうな、ミリア。遠慮なく頂くよ」
グレックはそう言ってジャムを片手で力強く握ると、嬉しそうにそれをズボンのポケットにしまい込んだ。
と、そんなグレックに、アキは思い付いたように尋ねてこう言う。
「そう言えば、色んな広場の至る所に[武術大会]の張り紙が出てるけど、グレックは、やっぱり出たりするの?」
([武術大会]? なんか、グレックさんがすごく喜びそうな……)
そんなことを考えながら、グレックの反応を見守るミリア。
グレックはというと、運ばれて来た麦酒をエマから受け取ると、それを美味そうに呷ってからこう言った。
「ああ。もちろん、出てみようと思ってる」
そう不敵に笑うグレックに。
エマはふと首を傾げると、ひとつの疑問を口にしてこう言った。
「それって、何のために開かれている大会なの? 何か景品が貰えるとか? もし、そんなことの為なら、ちょっとリスクが大き過ぎやしないかしら」
その疑問に、グレックは深く頷いて見せるものの、直ぐにニヤリと笑ってこう言った。
「いや。エマ、それは無い。大会自体は、騎士として王国に仕える者を選抜するためのものらしいからな。優勝すれば、騎士としての将来が約束されている。あとは、剣士なら剣、斧士なら斧、銃士なら銃が国から支給されて、あと、賞金が幾らか貰えたはずだ。リスクはあっても懸けてみる価値はある」
そう言って、麦酒を一気に呷るグレックを斜め前に。
エマは、ワインを軽く一口飲み下すと、考え深げにこう言った。
「ふーん、なるほどね。……ってことは、晴れて騎士になったら、この国を猛獣から守るっていう仕事に就くことになる訳だ。でもさ、グレック。その大会って、何人ぐらい参加するの? 優勝するって言っても、それってもの凄く難しいことなんじゃない?」
そう現実的な意見を口にするエマに。
グレックは深く頷くと、苦笑気味にこう言った。
「まぁ、俺だってそう簡単になれるとは思ってないさ。ただ、なれるまでチャレンジはするつもりだ」
そう決意も固く卓上に拳を作るグレックに。
少しほろ酔いのミリアは、瞳をキラキラさせながらこう言った。
「グレックさん、頑張ってください! 私、応援しています!」
「ありがとな、ミリア」
まるで本物の兄妹のように微笑み合う二人を前に。
エマは穏やかな笑みを口元に浮かべると、徐にワインを一口口に含んだ。
と、そんな和やかな雰囲気の中。
ワインを飲み下したエマは、ふと気づいたようにこう言った。
「そう言えば、グレック。その大会って、いつから始まるの?」
その問いに、アキが答えてこう言った。
「確か、一週間後の朝十時からだったよ。グレックが出るなら、今年は盛り上がりそうだねぇー!」
そう言って、愉快そうにワインを呷るアキの言葉を受け、グレックは三人を見回すと、少し控えめな口調でこう言った。
「ああ、そんな訳で。良ければ応援をよろしく頼むよ」
そんなグレックに、ミリアは両手を合わせると青い瞳を宝石のように輝かせてこう言った。
「もちろんです! お弁当作って持っていきますね!」
「あたしも、何か作って持っていくわ。楽しみにしてて」
エマも、そう言って頬に掛かる髪を耳に掛けると、ワインを片手に笑顔で片目を瞑る。
そんな二人に負けじと、アキもグレックの背中を叩いてこう言った。
「頑張れよ、グレック! 俺も、応援行くからさー!」
そんな調子のいいアキに、エマはため息をひとつ吐くとこう言った。
「そう言ってあんたは、みんなのお弁当が目当てなんでしょうが」
「そんなことないってば!」
そう言って、必死に全否定するアキを可笑しそうに見遣ると。
グレックは困ったように頭をかきつつ、笑いながらこう言った。
「ははは、これじゃ簡単には負けられないな」
「負ける気はないんでしょ?」
そう言って、挑戦的にワインを傾けるエマに。
グレックはにやりと笑ってこう言った。
「もちろん」
「さっすが、グレック。試合、すっごく楽しみにしてる!」
そう言って、横からグレックに抱き着くアキ。
そんなアキを困ったように見遣るグレックを見つめながら。
ミリアは、ふとある事に思い至り、思わずグレックに尋ねてこう言った。
「でも、グレックさん。もし騎士になったら猛獣と戦うんですよね。あの……怖くは、ないんですか」
森で会った、あの大きくて強そうな恐ろしい生き物――猛獣。
あんな恐ろしい生き物と、わざわざ戦おうだなんて。
ミリアには、全くを以て理解不能であった。
と、そんなミリアの問いに。
グレックはというと、一瞬、不敵な笑みを浮かべるものの、直ぐに真面目な顔でこう言った。
「怖くないといえば嘘になるが、今は怖いというより、自分が何処まで通用するのか、何処まで強くなれるのかを試したい気持ちの方が強いかな」
その答えに、ミリアは一応の納得を示すとこう言った。
「そういうもの、なんですね」
「さぁ、どうだろうな。皆が皆、俺と同じ考えという訳でもないだろうし。まあ、俺の場合……ただ、怖いもの知らずってだけかもしれないけどな」
そう言って笑うと、グレックはつまみのチーズを手で摘まむとそれを口に頬り込んだ。
「はぁー、グレックが騎士かぁー」
アキが、ワインを飲みながらそう感慨深そうに言うと、グレックが苦笑気味にこう答える。
「まだなってない」
「グレックさんならありそうな気がします、優勝」
そういって、運ばれて来たサラダを取り分けるミリアに、エマも頷きながらこう答える。
「私も、なんか……ストレートで勝ち上っていってしまいそうな気がするわ」
そう言って、サラミを摘まむエマに。
少し酔い始めているアキが、机をドンと一回叩くと、にかぁーと笑ってこう言った。
「それじゃあー、グレックの勝利を願ってー、ぱぁーっといこうか! ってことで、白ワインもう一本追加で!」
そうウェイターに注文するアキに、グレックは両腕を組みながらため息交じりにこう忠告する。
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