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深山へ、そして…
秘湯、龍王の湯
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ワイナール皇国暦286年9の月
ロウがマナスヴィンの泉をバシャバシャと泳いだり潜ったりしている
「む~?やっぱ今の身体じゃ泉質や効果がわかんないなぁ
かと言って常人がピルキだけだから説明してもわかんないだろうしな
別に、これを龍王の湯とか神泉の湯とかやって前世みたいに温泉好きを呼び込んで儲かろうとかは思ってないけど、なんか勿体ないな?
魔世の胎内で冒険者用の風呂にでもするかな?疲労回復や傷病に効果があるとは思うし…」
『主人様が望むならそうしましょうか?岩風呂のような浴槽なら容易く出来ますよ?』
「あゝいやいや…あまりに魔世におんぶに抱っこも申し訳ないから、風呂はまだいいよ?
気を使わせちゃってゴメンね?
それに、宿が出来たら魔風浄室もあるから風呂問題は先送りしてても大丈夫だと思うしね?」
『はい。ですが、あの泉の水は我に取り込もうかとは思っていましたよ?』
「ん?魔世には何か使い道があるの?」
『はい。我に入って直ぐの平原に泉を創ろうかと思っています』
「何か理由があるんだね?」
『ええ、もちろんです主人様。現在は魔獣を創らずに取り込むばかりで増やしているのですが、我に来る冒険者が増え続けているので弱い魔獣が減っていくのが早いのです
強い魔獣や冒険者達が食料にしているのは仕方がないと納得も出来るのですが、仕留め損ねられた魔獣などは怪我したままでもいずれは衰弱して死んでしまいます。それを極力減らしたいと思ってましたから何らかの方策を以前から考えていました』
「うん。なるほどね?前世の野生動物が怪我した時に本能的に秘湯なんかで湯治みたいに治癒させてた感じにするんだね?」
『はい。仰る通りです。此の世のヒト種には理解が出来ないでしょうが、魔獣も野生の生き物ですから本能的に湯湯治はするのではないかと予想しました』
「うんうん、そりゃいい方法かもね?
野生の生き物であれば龍王の龍威混じりの湯なんて本能で気付く可能性も高いだろうしね
しかし、効率よく魔獣を増やすような方法ってないもんかなぁ
前にコマちゃんですら難しいって言ってたから俺なんかじゃハードルが高過ぎる難問になるんだろうけど…生態系か…本当に神の所業になっちゃうよなぁ…
うん!でも、まずは平原に泉を設置してからの経過観察をしてみないと分からないよね?
それで魔世の考えが良いほうに転ぶなら、それをベースに先を考えてみようか?」
『はい。』
「やぁスコットさん、突然の面会に応じてくださってありがとうございます」
「いえいえ、どうされましたか?ポロさん
私に要件とか珍しいのではないですか?」
「あゝ、別に急用とかではなかったのですがね?
スコットさんならば承知していると思いますが、そろそろ宿屋の内装造りになるじゃないですか?それに合わせてロウ様が創られた魔風浄室の設置と部屋をどこにするか。の事を話し合わなければならないかと思いまして今日はお邪魔したんですよ」
「あゝ確かに…それは打ち合わせしておかなければならないことですね?私としたことが失念していました」
「それで、私は商家のモノなんで設置場所とかは分からないんですが設置以降の事を考えていまして」
「ふむ?設置以降を?」
「ええ、そうなんです。ロウ様が魔風浄室を初めて披露した時に宣伝も。と言っておられたものですからね?」
「あゝなるほど?そういういきさつもあったのですね?」
「ええ、そうなんですよ。ならばロウ様傘下の我らパウルの者はロウ様の希望に添う様に動くのが勤めですからね?」
「では、その宣伝を考えてこられたのですか?」
「ええ、はい。」
「どのような事なのでしょうか?難しい事ですか?」
「いえ、さほどは難しくはありません。では、あまり刻はかけませんが説明してもいいですかね?」
「ええ、構いませんよ?私も本日は残り業務がありませんからね?」
では。とポロがスコットの前のソファに座りテーブルにいろいろと書いてある紙を広げると説明を始めた
「ふむ……?では、これはリズさんたちとも話し合って冒険者組合とも協力した方が良いのではないですか?」
「ええ、それは私も思っていました。冒険者に周知させるには組合の協力が不可欠ですからね?
後は宿近隣の民にはスコットさんたちの行政関係者ですか」
「ええ、コウトー住人には私たちが適しているでしょう
他には、開業前に使わせてみて反応を試すと言う事ですが料金はどうするのですか?
無料なのですか?」
「はい。そこが、かなり頭を悩ませているんです
スコットさんは御邸に設置してあるロウ様が最初に創られた魔風浄室を使われた事は?」
「いえ、まだ私は使った事がありません
ですが、ロマン様やロシナンテ様からは物凄いものだとの話は伺いました」
「あゝ、では、お早目に使用されて下さい。私たちの悩みが即座に納得出来るかと思います
あれは確かにお金に換算出来るものではないと思えますよ」
「なるほど…では、早速今晩にでも使わせてもらうとしましょうか……」
“コンコン、コンコン”
その日の夜更けにポロの執務部屋がノックされた
「はい?開いていますよ」
そして扉を開けてスコットが顔を見せる
「良かった、まだ起きていましたねポロさん
こんな夜更けに申し訳ないです」
「あゝスコットさん、どうされましたか?」
「はい。早速魔風浄室を使わせて頂いたので報告と感想とを、と思いまして」
「あゝ使われたんですね?気持ち良かったでしょう?」
「ええ、話には聞いていましたが、あれほどとは思いませんでした
開業して後の宿泊客には無料というのは理解出来ますが、体験してもらう為のヒト達に無料なのは難しいですね?
あれは試しとはいえ無料は勿体ないでしょう
しかし料金をもらうにしても算定が難しいとポロさんが言っていたのも理解出来ます」
「そうなのですよ、あの気持ち良さを換算出来る金額とかは難し過ぎますよ…」
「ええ、ええ、気持ちは理解出来ます
私も使わせてもらってからずっと考えていますが、考えが纏まりませんからね
しかし、あの魔風浄室は私たちのやり方が少し間違ってしまうと魔風浄室目当ての客だけになってしまう可能性がありますね」
「はい。それはウチの頭取も懸念していましたよ」
「なるほど?ハンプティ殿も…」
「ええ、その懸念を聞いたロウ様が宣伝になるんじゃないかと仰られまして…
まぁ、その宣伝が宿屋の宣伝を指しているのか魔風浄室の宣伝を指しているのかは分かりませんが…」
「ほうほう、なるほど…ふむ?まずはロベルト様にも話しを通しておかなければならないかもしれませんね?
宿屋建設に関しては私に任されてはいますが、やはり辺境伯管理な新しく巨大な宿屋の事ですから金銭の事柄に関しては後々の為にも辺境伯としての決裁が必要でしょう」
「あ、それは必ず必要な事ですね?そちらは全てスコットさんにお任せしても?」
「ええ、お任せください。今はロシナンテ様とキホーテ様はアヌビスで留守ですがロベルト様への報告だけでも問題はないでしょう」
「ではロベルト様へは宜しくお願いします
後は金額か……」
「価格設定ですねぇ……
ポロさん?」
「はい?」
「最初はかなりの低料金で設定して、使用者に適切なというか払いたい料金を聞いてみるのは如何ですか?」
「あ、それは考えてはみて商会でも話し合いもしてみましたんですがね?」
「ダメでしたか?」
「ええ、はい。聞いた客が金満家だったりした場合が天井知らずの金額になってしまうんじゃないかとの懸念が…
言ってしまえば、やはりただの風呂なので馬鹿みたいに高いのは違うだろうと…」
「ふむふむ…そうですね?創られたロウ様には申し訳ないですが、たかだか身体を綺麗にする風呂ですからね?
あまりに高額な使用料金は違うでしょうね」
「はい。ですから私は最初は銅貨5枚ほどが適切な価格ではないかと思っています」
「なるほど、安過ぎずに、かと言って高過ぎずな価格ではありますね?」
「はい。そして、これは私の夢物語的な話なんですが
魔風浄室が知れ渡れば街の彼方此方に魔風浄室を一機だけ設置して辻風呂みたいにやっていけないか?とも思っていますよ」
「ほう?それは良いかもしれませんね?さしずめ公衆魔風浄室でしょうか、街行く人が気軽に使えるのですね?」
「はい。普段は水浴びや砂浴び、泥浴びで済ませているヒトや亜人種も多いでしょうからね?後は旅人や行商人なんかもコウトーに行けば気軽に身綺麗になれるとなれば…」
「う~ん、なるほど…コウトーの評判も高くなりますか
私はその考えに賛成しますよ」
「ありがとうございます。ですがまだ、先の先の話ではありますけどね?」
ロウがマナスヴィンの泉をバシャバシャと泳いだり潜ったりしている
「む~?やっぱ今の身体じゃ泉質や効果がわかんないなぁ
かと言って常人がピルキだけだから説明してもわかんないだろうしな
別に、これを龍王の湯とか神泉の湯とかやって前世みたいに温泉好きを呼び込んで儲かろうとかは思ってないけど、なんか勿体ないな?
魔世の胎内で冒険者用の風呂にでもするかな?疲労回復や傷病に効果があるとは思うし…」
『主人様が望むならそうしましょうか?岩風呂のような浴槽なら容易く出来ますよ?』
「あゝいやいや…あまりに魔世におんぶに抱っこも申し訳ないから、風呂はまだいいよ?
気を使わせちゃってゴメンね?
それに、宿が出来たら魔風浄室もあるから風呂問題は先送りしてても大丈夫だと思うしね?」
『はい。ですが、あの泉の水は我に取り込もうかとは思っていましたよ?』
「ん?魔世には何か使い道があるの?」
『はい。我に入って直ぐの平原に泉を創ろうかと思っています』
「何か理由があるんだね?」
『ええ、もちろんです主人様。現在は魔獣を創らずに取り込むばかりで増やしているのですが、我に来る冒険者が増え続けているので弱い魔獣が減っていくのが早いのです
強い魔獣や冒険者達が食料にしているのは仕方がないと納得も出来るのですが、仕留め損ねられた魔獣などは怪我したままでもいずれは衰弱して死んでしまいます。それを極力減らしたいと思ってましたから何らかの方策を以前から考えていました』
「うん。なるほどね?前世の野生動物が怪我した時に本能的に秘湯なんかで湯治みたいに治癒させてた感じにするんだね?」
『はい。仰る通りです。此の世のヒト種には理解が出来ないでしょうが、魔獣も野生の生き物ですから本能的に湯湯治はするのではないかと予想しました』
「うんうん、そりゃいい方法かもね?
野生の生き物であれば龍王の龍威混じりの湯なんて本能で気付く可能性も高いだろうしね
しかし、効率よく魔獣を増やすような方法ってないもんかなぁ
前にコマちゃんですら難しいって言ってたから俺なんかじゃハードルが高過ぎる難問になるんだろうけど…生態系か…本当に神の所業になっちゃうよなぁ…
うん!でも、まずは平原に泉を設置してからの経過観察をしてみないと分からないよね?
それで魔世の考えが良いほうに転ぶなら、それをベースに先を考えてみようか?」
『はい。』
「やぁスコットさん、突然の面会に応じてくださってありがとうございます」
「いえいえ、どうされましたか?ポロさん
私に要件とか珍しいのではないですか?」
「あゝ、別に急用とかではなかったのですがね?
スコットさんならば承知していると思いますが、そろそろ宿屋の内装造りになるじゃないですか?それに合わせてロウ様が創られた魔風浄室の設置と部屋をどこにするか。の事を話し合わなければならないかと思いまして今日はお邪魔したんですよ」
「あゝ確かに…それは打ち合わせしておかなければならないことですね?私としたことが失念していました」
「それで、私は商家のモノなんで設置場所とかは分からないんですが設置以降の事を考えていまして」
「ふむ?設置以降を?」
「ええ、そうなんです。ロウ様が魔風浄室を初めて披露した時に宣伝も。と言っておられたものですからね?」
「あゝなるほど?そういういきさつもあったのですね?」
「ええ、そうなんですよ。ならばロウ様傘下の我らパウルの者はロウ様の希望に添う様に動くのが勤めですからね?」
「では、その宣伝を考えてこられたのですか?」
「ええ、はい。」
「どのような事なのでしょうか?難しい事ですか?」
「いえ、さほどは難しくはありません。では、あまり刻はかけませんが説明してもいいですかね?」
「ええ、構いませんよ?私も本日は残り業務がありませんからね?」
では。とポロがスコットの前のソファに座りテーブルにいろいろと書いてある紙を広げると説明を始めた
「ふむ……?では、これはリズさんたちとも話し合って冒険者組合とも協力した方が良いのではないですか?」
「ええ、それは私も思っていました。冒険者に周知させるには組合の協力が不可欠ですからね?
後は宿近隣の民にはスコットさんたちの行政関係者ですか」
「ええ、コウトー住人には私たちが適しているでしょう
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無料なのですか?」
「はい。そこが、かなり頭を悩ませているんです
スコットさんは御邸に設置してあるロウ様が最初に創られた魔風浄室を使われた事は?」
「いえ、まだ私は使った事がありません
ですが、ロマン様やロシナンテ様からは物凄いものだとの話は伺いました」
「あゝ、では、お早目に使用されて下さい。私たちの悩みが即座に納得出来るかと思います
あれは確かにお金に換算出来るものではないと思えますよ」
「なるほど…では、早速今晩にでも使わせてもらうとしましょうか……」
“コンコン、コンコン”
その日の夜更けにポロの執務部屋がノックされた
「はい?開いていますよ」
そして扉を開けてスコットが顔を見せる
「良かった、まだ起きていましたねポロさん
こんな夜更けに申し訳ないです」
「あゝスコットさん、どうされましたか?」
「はい。早速魔風浄室を使わせて頂いたので報告と感想とを、と思いまして」
「あゝ使われたんですね?気持ち良かったでしょう?」
「ええ、話には聞いていましたが、あれほどとは思いませんでした
開業して後の宿泊客には無料というのは理解出来ますが、体験してもらう為のヒト達に無料なのは難しいですね?
あれは試しとはいえ無料は勿体ないでしょう
しかし料金をもらうにしても算定が難しいとポロさんが言っていたのも理解出来ます」
「そうなのですよ、あの気持ち良さを換算出来る金額とかは難し過ぎますよ…」
「ええ、ええ、気持ちは理解出来ます
私も使わせてもらってからずっと考えていますが、考えが纏まりませんからね
しかし、あの魔風浄室は私たちのやり方が少し間違ってしまうと魔風浄室目当ての客だけになってしまう可能性がありますね」
「はい。それはウチの頭取も懸念していましたよ」
「なるほど?ハンプティ殿も…」
「ええ、その懸念を聞いたロウ様が宣伝になるんじゃないかと仰られまして…
まぁ、その宣伝が宿屋の宣伝を指しているのか魔風浄室の宣伝を指しているのかは分かりませんが…」
「ほうほう、なるほど…ふむ?まずはロベルト様にも話しを通しておかなければならないかもしれませんね?
宿屋建設に関しては私に任されてはいますが、やはり辺境伯管理な新しく巨大な宿屋の事ですから金銭の事柄に関しては後々の為にも辺境伯としての決裁が必要でしょう」
「あ、それは必ず必要な事ですね?そちらは全てスコットさんにお任せしても?」
「ええ、お任せください。今はロシナンテ様とキホーテ様はアヌビスで留守ですがロベルト様への報告だけでも問題はないでしょう」
「ではロベルト様へは宜しくお願いします
後は金額か……」
「価格設定ですねぇ……
ポロさん?」
「はい?」
「最初はかなりの低料金で設定して、使用者に適切なというか払いたい料金を聞いてみるのは如何ですか?」
「あ、それは考えてはみて商会でも話し合いもしてみましたんですがね?」
「ダメでしたか?」
「ええ、はい。聞いた客が金満家だったりした場合が天井知らずの金額になってしまうんじゃないかとの懸念が…
言ってしまえば、やはりただの風呂なので馬鹿みたいに高いのは違うだろうと…」
「ふむふむ…そうですね?創られたロウ様には申し訳ないですが、たかだか身体を綺麗にする風呂ですからね?
あまりに高額な使用料金は違うでしょうね」
「はい。ですから私は最初は銅貨5枚ほどが適切な価格ではないかと思っています」
「なるほど、安過ぎずに、かと言って高過ぎずな価格ではありますね?」
「はい。そして、これは私の夢物語的な話なんですが
魔風浄室が知れ渡れば街の彼方此方に魔風浄室を一機だけ設置して辻風呂みたいにやっていけないか?とも思っていますよ」
「ほう?それは良いかもしれませんね?さしずめ公衆魔風浄室でしょうか、街行く人が気軽に使えるのですね?」
「はい。普段は水浴びや砂浴び、泥浴びで済ませているヒトや亜人種も多いでしょうからね?後は旅人や行商人なんかもコウトーに行けば気軽に身綺麗になれるとなれば…」
「う~ん、なるほど…コウトーの評判も高くなりますか
私はその考えに賛成しますよ」
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