ゆとりある生活を異世界で

コロ

文字の大きさ
上 下
92 / 184
人外との日常

西へ翔んだ日。そして、ただいま

しおりを挟む

ワイナール皇国暦286年、6の月



辺境伯家の裏手、屋敷や倉庫に囲まれ、外からの視線が通らない場所にて
「じゃあ、行ってきますね
コマちゃん、ワラシ、タクシャカ、いいかい?
魔世、ポロッと落ちないでね」

「ワン!」「うん!」「うむ!」『はい』

「連れてけなくてゴメンね?ヴァイパー
鬱憤は魔世の胎内なかで大暴れして晴らしててよ」

「ブルルルル…」

寂しげなヴァイパーがロウに頬ずりしてくるのを撫でると
「あははは、すぐに帰ってくるよ」
そして、龍体にて10mほど頭上に浮かぶアナヴァタプタを見上げる
「アナヴァタプター、乗るよー!」

「うむ!」

アナヴァタプタからの返事が返ってくるなりコマちゃん、タクシャカ、そしてロウがワラシの手を持ち跳び上がり
アナヴァタプタの背に乗った

「いってきます!
ハリーとウィリーは休養日だと思ってノンビリ過ごしなよ!
魔世の胎内なかでの特訓でもいいよ?
死なないでね!」
ロウが下に向かい言うなり、アナヴァタプタが上昇し
あっというまに遥か西へ見えなくなった

残された人々は“やれやれ”とゾロゾロ屋敷内へ戻っていく
顔を引き攣らせ固まるハリーとウィリーを放置して…







「行ってしもうたの?」
「行ってしまいましたわね?」
「行きましたね」
「行ってしまわれましたね」
ロシナンテ、キホーテ、ロベルト、キャリーが屋敷内に戻りながら話す

「ロベルト様?本家の彼等はそのままに?」

「ん?うん、少し経てば現実に戻ってくるだろうから放っとこう
彼等は本家でのロウ君しか知らなかっただろうからね?
ちょっと同情してしまうよ。ククッ…」

「楽しんでおられますな?」

「まぁね?少し思うところがあってね?
なぜ最近の私たちは毎日の様に驚いてばかりいるんだろうとね?
少し前までは退屈ながらも平穏無事な生活をしていたのにだよ?
スコットもそうは思わないかい?」

「フフッ…勿論、私も思っております」

「クックックックッ…確かにのう、儂も以前は少々鬱屈しておったわ」

「私はキャロルやロワールが居ましたから楽しかったわよ?」

「私は平穏無事な生活こそが貴族の暮らしと思っておりました…」

「フフッ…キャリーの実家の本家筋は穏やかだからね。
いや、大らかと言うべきかな?」

「はい、北方の民は始祖バスター様からの穏やかな気風ですから」

「と、まぁ感じ方は様々だが本家の者にも同じように感じてもらうのは楽しみって事だね」










[ほんの数時間前]

“コンコン”
「ロウよ、良いかね?」

「はい、どうぞ?」

「うむ」「入りますよ」

「早馬の理由は解ったのですか?」

「うむ、判明した…いや、まだ詳しくは分からんのだよ
だが、とりあえず儂等は急々に皇都へ赴く事になった」

「御祖父様と御祖母様が皇都へ?なぜ?」

「ふう…なんでもアイリスが…」
「あなた!それはロウに言う必要は無いでしょう!」
「いやキホーテよ、ロウは知っておくべきだと思うぞ
詳しい原因は判明しておらんが、ロウに繋がる気がしておる」
「そんなはずはありません!
つい最近、それも遠く離れた皇都での事ですよ⁉︎
いくらロウでも何の関係も無いでしょう?
いえ、ありません!」
「……」

「御祖母様?そこまで言って、何も教えてくれないのは凄く気持ち悪いですよ?
アイリスがどうかしたんですか?
何も教えてくれなかったら、自分で確かめる為に勝手に皇都まで行く事も出来ますけど…」

“ほら見なさい!余計な事を言って!”
キホーテがロシナンテを睨む眼は、そう言っていた
「…む…あー、しかし…結局は後で知ることになり恨まれるぞ?」
「うっ…それは…そうなんでしょうけど…」
ロシナンテとキホーテは基本が爺バカ&婆バカなので無駄な抵抗であったりもする

「では話すぞ?良いな?」
「あなた!待って!
ロウ?1つ言っておきますよ」

「はい」

「話を聞いても以前みたいな怒り方をしてはダメよ?
ああいうのは波紋…いえ、影響が大きいのよ?抑えなさい?」

「はい。ですが、僕が怒りそうな内容なんですか?」

「それは判らないわ?本当に私達にも詳しい情報は解っていませんから…
では、あなた?話してくださいな」
「うむ…メイド長のアイリスがな?瀕死の重傷を負ったとの事だ」

ロウが眉をひそめる

「だが副騎士団長の2人は直接アイリスを見ていないから状態を説明する事は出来ないとな
しかし、アイリスの事にしろ諸々と処理が重なって手が足りないから儂らに一時帰還をしてくれとロマンが…言っ……」

ロウから微かに魔力が洩れ出しはじめる

「ロウ!いけません!」
「ロウ!話しは終わっておらん!」
キホーテが風を纏いはじめると、ロシナンテも半腰になり構える

『主人様、アナヴァタプタとタクシャカが来たがっておりますが如何されますか?』

「ロウ!どうした!」
“バーン!”と扉を開けワラシが飛び込んでくる
ワラシは魔世を創った時に、再びロウの魔力を充填された影響か
ロウの微かな魔力変動にも反応するようになっていた

「ふう…大丈夫です……」
ロウが顔を洗うかの様にゴシゴシし、パンパンと叩く
「魔世、龍王達は僕の魔力を感じ取ったんだろう?来させていいよ」

『はい』

「ワラシ、何でも無いよ大丈夫
御祖父様?続きを」

「うむ、まぁアイリスの事以外はロベルトにも話してあるらしいのだがな?
南街区への街関2ヶ所と北街区への2ヶ所には兵を張り付け最警戒しているとな
皇居への街路にもだそうだ」
「だから、ロマンは私達に一時的な帰還を求めてきたのよ
コロージュン家最大戦力で事態への対応をするつもりなのでしょうね
まぁ、あの子は幼い頃からアイリスが大好きでしたから、という理由もあるのでしょうが…」

「へえ~、そうだったんだ…父上が…」

「ロウよ?何かあったか?」
「我らの階層までマヨの動揺が伝わってきたぞ?」
アナヴァタプタとタクシャカが鏡を抜けてきた

「あ?そうなん?魔世にまで動揺させたか…
まったく…俺も学習能力がねぇな…」

「「「「ロウ⁉︎」」」」
『主人様、申し訳ありません…』
「ロウ⁉︎まだ抑えれませんか⁉︎」
「目が座ってるおるぞ⁉︎」
「ロウよ、何やら荒ぶっておるな?」
「珍しいな?して、何処へ攻めるのだ?」

「え⁉︎タクシャカなに言ってんだ⁉︎」

「ん?当たらずも遠からずであろう?」

“……コンニャロ…腐っても龍王か…”

「ロウ⁉︎我は腐ってはおらぬぞ⁉︎」

「そして、無駄に耳がいいっつーね…」

【ププッ、まぁ抑えられる様になったんじゃない?少し前の君とは段違いだよ】

「うるせーし…ふう…アナヴァタプタ、タクシャカ、ちょっと俺は皇都に行ってくる」

「ロウ⁉︎なりませんよ!」
「誰もロウに来いとは言っていないのだぞ⁉︎」

ロウがロシナンテとキホーテに平手を向け
「御祖父様、御祖母様、普通に考えても僕がヴァイパーで行く方が速いし
アイリスの事にしても対応が早く出来ると思いますが、どうですか?」

「う…む……」
「理解は出来ますが…」

「それに御祖父様と御祖母様が行ったら、そのまま戦争になりませんか?」

「それは……」
「しかし、ロウよ?
コロージュン公爵家の威を示す、というのもあるのだ…」

「それは解りますよ?
でもまだ、アイリスが瀕死とだけ
南街区、北街区、皇居への警戒をしてるだけ
って事は、まだ父上は犯人を絞り込めてない
父上に犯人が解っていないのだから、辺境にいる僕達は尚更解らない
その状態で威を示す?
大ボラ吹きもかくありきか、ですね?
仮に、皇家と2公爵家の全部が敵だとしたら威を示せますか?
それとも、コロージュン公爵家は武威を示す為に華々しく戦い
及ばなければ潔く全員が討ち死にしますか?
父上は当然でしょうが、ロドニー、カミーユ、ロジャー、マリー達も?
まったくもってバカらしい!
僕は弟妹達は全力で護りますよ
あの子たちはコロージュン家を盛り立てていかなければならない
こんな事で死なすぐらいなら、僕とワラシとヴァイパーと魔世が全力で此の世を滅ぼしてみせます!」

「うん!」『お任せください』

「それに武威なんて示す必要性が解りません
犯人だけを見付けて叩き潰せばいいのです
コロージュン家の武威なんて魔世の胎内なかにでも捨てればいい
そんなものは、くだらない見栄ですよ
御祖父様と御祖母様は魔世の胎内で鬱憤ばらしでもしててください」

「「…………」」

「次代コロージュン当主予定の僕が行きます」

「「……」」

「ロウよ?皇都まではどれほど掛かるのか?」
「ふむ、それなりに刻がいるのか?」

「ん?そうだね…早馬で、馬の事を考えないで10日…う~ん?15日?ぐらいだろうから
ヴァイパーだったら5日から6日ぐらいで走破してくれるんじゃないかな?」

「ほう?」
「ならば、空を征く我は1日か2日で済むな?」

「は?」

「何をマヌケな顔をしておる?」
「今、我等が棲まう国で1番の大きな街なのであろう?」
「そんな場所を見る機会があるのに留守番しろとでも言うのか?」
「アナヴァタプタよ、ロウは我等を愉しませてくれると約束しおったからな?たがわぬだろうよ」
「クックックックッ…まったくだな?愉しませてくれよ?ロウ」
【私もトマト探しに行くよ】

「くそっ…なんてお人好しな龍王と、すっトボけた神様だよ…」










“ビシッ!”
「なんと⁉︎御神鏡にヒビが⁉︎」

「神主殿!何事でしょうか⁉︎」

「分からぬ…分からぬが、朝の祝詞も今からという時に御神鏡が割れるなど陛下に御報告するしかあるまい
禰宜の他、神職の者達は本殿より離れ警戒せよ
私は陛下の元へ参る」

「「「「「ははっ!」」」」」









“コンコン”
「お休み中に申し訳ありません、よろしいでしょうか?」

「どうしたの?マルモリア?早いじゃない、入ってきて良いわよ」
ベッドから半身を起こして寝乱れた寝間着を整える

「朝早くから申し訳有りませんカーダシアン様」

「良いのよ?何かあったのでしょう?
マルモリアが、無駄に私の安息を邪魔しないことぐらい分かっているわ」

「畏れ入ります。
カーダシアン様、飼っている獣人から緊急の報告がありました」

「ん~?生臭からの報告?」
カーダシアンが顔を歪ませるも、マルモリアは気にした風もない

「はい、数人の草食系獣人の様子がおかしいので肉食系獣人が尋ねると
皇都へ?何か計り知れないモノが向かって来ていると」

「肉食の生臭は何も感じないの?」

「はい。草食系だけのようです」

「ん~、早朝からオングルーに化りたくは無いけど仕方ないわね…
その為に生臭どもを飼っているのだし…
もう、いい加減に始祖の縛りは無くしたいものだわ
始祖自身が後継に人間を選んでいるのに、生臭を大事にしなさいとか…困ったものね」

「まだまだ獣人排除は難しそうですけれど?」

「そうなのよね、叛乱なんてされちゃ困るしね
さ、お湯でも浴びて匂いを消したら着替えるわよ
マルモリア、手伝ってちょうだい」

「はい」









「アイリスメイド長?どうされました?
そんなに落ち着かなげに動かれては身体に障りますよ?」

「あぁ…あーぁー」
アイリスが必死に何かを伝えようとする

「申し訳ありません…解りません…」








「アナヴァタプタ、もっと高く高度を上げてみて?
気配は気付かせた上で、視認出来ないようにしよう」

「うむ!何か狙いがあるのだな?」

「うん、いろいろと邪魔が入るのは面倒だから
解る者達だけでも混乱させとこうと思ってさ」

「なるほどな?では雲の上に出るとしよう」

「よろしくね」

「ロウよ?」

「なに?タクシャカ」

「今回は我のお披露目はあるのか?」

「は?お披露目って…
あゝ⁉︎そんなジト目しないでよ!
分かったから!出番を作るよ!
ただし、先ずは皇都まできた用事を済ませたい
それで良いよね?」

「勿論だ」
「クククククク…」
「嗤うなアナヴァタプタ!」

【そうだよタクシャカ?私のトマトが先だからね】

「「「は?」」」
「?トマトってなにー?」

「コマちゃん?まさかとは思うが、本気で言ってないよな?」

【…………】

「うわ、マジだよ、ヤベー、神様ヤベー」








「貴女達、何か感じませんか?」
部屋の中からハンスが問い掛ける

「「いえ、何も…」」

「そうですか…気のせい……いや、確かに何かが来ている…心を鷲掴みされるかの様な気配
ロシナンテ様やキホーテ様ではない…
それに速過ぎる、凄く強大なナニか…
ふう…謹慎中の身には何も出来ませんか…」









「この気配…また、あの時の様になるのか?
しかし、神鏡には変わった気配な無いな…どうしたものか…」

祭殿入り口から声がする
「陛下、祭祀は御済みでしょうか?」

「如何した、ボリウム掌典長」

「はっ!エゴール神主が至急奏上したき事があると参っております」

「ふむ、やはり来たか」

「?陛下は何か御存知あそばされますか?」

「うむ、心当たりがあるから朝の祭祀を取り止めておる
エゴールを通す前にアシュラム侍従長を呼べ
そして、両名揃って通せ」

「ははっ!」







「??」
ロマンが頻りに首を傾げる

「あなた?如何なさいました?」
「朝食時に考え事ですか?」
「あまり考え事ばかりなされると美味しく戴けないのではありませんか?」

「あ、いや、考え事では無いから心配要らない
と言うより、君たちは何も感じないのかい?」

「「「?」」」
「「「何をですか?」」」

「そうか、まぁいい…」

「「「「父様!」」」」

「うん?どうしたね?」

「僕は感じます!」
「私も感じます!」
「僕も!」
「わたしも!」

「お⁉︎子供達には分かるんだね?」

「「「「はい!」」」」
「何かが来ました!」
「さっきから近づいてます!」
「凄く大きいです!」
「うえに!」

“ズドドオオオォォォォォン!”
マリーが言った瞬間、音が響き少し揺れた

「なんだ⁉︎」
「「「なに?」」」
「「「「来た⁉︎」」」」

皆んなが慌てて食堂から外に走る
そして、中庭を見ると何かが靄っている

「何かが落ちてきたのか!」
ロマンが叫ぶと

「あれ?この声は父上?」

「へ?」 
ロマンが目を凝らすと、靄の向こうに大小の人影が見える
そして、次第に靄が晴れてくると
大きな人影が2つ、小さな人影が2つ、更に小さな影が1つ見えてきた

「お久しぶりです父上、御元気そうで良かった」

「「ロウ⁉︎」」
「「ロウ様⁉︎」」
「「「「ロウ兄様⁉︎」」」」


「ただいま」








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)

ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。 流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定! 剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。 せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!? オマケに最後の最後にまたもや神様がミス! 世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に なっちゃって!? 規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。 ……路上生活、そろそろやめたいと思います。 異世界転生わくわくしてたけど ちょっとだけ神様恨みそう。 脱路上生活!がしたかっただけなのに なんで無双してるんだ私???

【二章完結】ヒロインなんかじゃいられない!!男爵令嬢アンジェリカの婿取り事情

ayame
ファンタジー
気がつけば乙女ゲームとやらに転生していた前世アラサーの私。しかもポジションはピンクの髪のおバカなヒロイン。……あの、乙女ゲームが好きだったのは私じゃなく、妹なんですけど。ゴリ押ししてくる妹から話半分に聞いていただけで私は門外漢なんだってば! え?王子?攻略対象?? 困ります、だって私、貧乏男爵家を継がなきゃならない立場ですから。嫁になんか行ってられません、欲しいのは従順な婿様です! それにしてもこの領地、特産品が何もないな。ここはひとつ、NGO職員として途上国支援をしてきた前世の知識を生かして、王国一の繁栄を築いてやろうじゃないの! 男爵家に引き取られたヒロインポジの元アラサー女が、恋より領地経営に情熱を注ぐお話。(…恋もたぶんある、かな?) ※現在10歳※攻略対象は中盤まで出番なし※領地経営メイン※コメ返は気まぐれになりますがそれでもよろしければぜひ。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

【短編完結】地味眼鏡令嬢はとっても普通にざまぁする。

鏑木 うりこ
恋愛
 クリスティア・ノッカー!お前のようなブスは侯爵家に相応しくない!お前との婚約は破棄させてもらう!  茶色の長い髪をお下げに編んだ私、クリスティアは瓶底メガネをクイっと上げて了承致しました。  ええ、良いですよ。ただ、私の物は私の物。そこら辺はきちんとさせていただきますね?    (´・ω・`)普通……。 でも書いたから見てくれたらとても嬉しいです。次はもっと特徴だしたの書きたいです。

コスモス・リバイブ・オンライン

hirahara
SF
 ロボットを操縦し、世界を旅しよう! そんなキャッチフレーズで半年前に発売したフルダイブ型VRMMO【コスモス・リバイブ・オンライン】 主人公、柊木燕は念願だったVRマシーンを手に入れて始める。 あと作中の技術は空想なので矛盾していてもこの世界ではそうなんだと納得してください。 twitchにて作業配信をしています。サボり監視員を募集中 ディスコードサーバー作りました。近況ボードに招待コード貼っておきます

浮気をした婚約者をスパッと諦めた結果

下菊みこと
恋愛
微ざまぁ有り。 小説家になろう様でも投稿しています。

群青雨色紫伝 ー東雲理音の異世界日記ー

MIRICO
ファンタジー
東雲理音は天文部の活動で、とある山奥へと旅行に行った。 見たことのない星空の中、予定のない流星を目にしていると、理音はめまいに倒れてしまう。 気付いた時、目の前にいたのは、織姫と彦星のようなコスプレをした男女二人。 おかしいと思いつつも外に出た理音が見たのは、空に浮かぶ二つの月だった。 言葉の通じない人々や、美麗な男フォーエンを前にして、理音はそこが別の世界だと気付く。 帰り道もわからないまま、広々とした庭が面した建物に閉じ込められながらも、悪くもない待遇に理音は安心するが、それが何のために行われているのかわからなかった。 言葉は理解できないけれど、意思の疎通を図れるフォーエンに教えられながらも、理音は少しずつ自分の状況を受け入れていく。 皇帝であるフォーエンの隣に座して、理音はいつしかフォーエンの役に立てればと思い始めていた。 どこにいても、フォーエンのために何をすべきか考えながら、理音は動き出す。 小説家になろう様に掲載済みです。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。 --------- 掲載は不定期になります。 追記 「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。 お知らせ カクヨム様でも掲載中です。

処理中です...