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人外との日常
ユッカイ〜ツ〜カ〜イ〜
しおりを挟むワイナール皇国暦286年、4の月
「ふふふ…そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ、トゥリーサさん?でしたか?」
「は…ひゃい!」
「一般の街人が屋敷へ入れる事は稀ですが、完全に民から閉ざしている城ではないのですから」
「ひ…うへい!」
緊張感が解れずに、両手を前にギュッと握り締めたトゥリーサが青い顔をして前屈みがちに“トトトトト…”と歩く様を見て
執事が“ヤレヤレ…”と頭を振る
暫く邸内を歩き応接室に通されたトゥリーサが、室内を見て愕然とした
「さぁ、そちらで履物を脱いで
好きな場所に座ってお待ちくださいね
私は旦那様…辺境伯を呼んでまいります」
応接室の入り口で履物を脱いだトゥリーサが“あう…アウ…あう…”とギクシャクしながら
フカフカの絨毯を爪先立ちでアメコミキャラの様に歩き…
器用に片足を上げたまま立ち止まり真剣に悩みだす
その様子を横目に見ながら“あゝ、どこに座るか悩んでいるのか”独り言ちながら主人を呼びに行く
「ロベルト様、冒険者組合から職員のトゥリーサという方が面談を求めて来ております」
「おや?そうか?何かあったのかな?」
「先ほど、スーさん、ライザーさんの両名がバタバタと装備品と馬を取りにきたので、その事が関係しているのかもしれません
ですから、勝手ながら床座応接室へお通ししてあります」
「うむ、良い判断だ。リズ達が報告に来れない事態が発生したのかもしれないね?すぐに会おう」
「クッ……クックックックックッ……」
「ん?どうしたスコット?」
「あ、いえ、申し訳ございません
思い出し笑いをしてしまいました
床座応接室へ通したのは早計だったかと思いまして」
「あゝ、そうか、慣れてないと慌てるからね」
「はい、少し申し訳なく思う様な仕草だったもので」
「それは…ククッ…可哀想だね?急ごうか」
ロベルトが応接室へ入ると、部屋の隅にチョコンと正座するトゥリーサがいた
「やあ、待たせてすまないね?」
慌ててトゥリーサが立ち上がりペコリとお辞儀をし
「き、急におじゃ、お邪魔してして申し訳なく、ありません!」
「あぁ、あぁ、そんなに畏まらなくても構わない
立ったついでに、こちらの座卓の近くまで来なさい
そんなに離れた処に居てはお茶も飲めないじゃないか
さぁ、そこの円座に座りなさい
誰か、彼女にお茶と菓子を出しなさい」
「「「はい!」」」
「ウヒィ!」
「ブハッ!緊張しているね?
まぁ簡単に楽にしなさいと言うのも気の毒だな
菓子を食べながらでも良いから、ゆっくりと話してくれれば良い
リズ達の事を報告に来てくれたんだろう?
こちらには報告が上がってないから助かるよ」
「あ、は、はひっ!」
トゥリーサが菓子入れに“ザクッ”と手を突っ込み、ポン菓子を手に取り一粒一粒口に入れた
「あ…サクサク…あま~い♪美味し~♪」
トゥリーサがニマニマしだす
「ふふふ、ポン菓子は気に入ったかな?帰りに持たせようか?
さて、ぼちぼちで良いから話してくれるかね」
「あ、は、はひ!」
ビシッと正座で背筋を伸ばす
「コ、コウトーから2日ぐらいの距離を魔獣討伐に向かっていた冒険者6人が、北西小街道で竜人に襲撃されたみたいです」
「ほう?竜人に?そんな街近くに竜人とは珍しいね?
冒険者の被害は?」
「は、はい、食われそうになったようですが、全員無事に帰還しました!」
「食われ?え?あれ?竜人って人を食う種族だったかな?スコット?」
「は、私は、ついぞ聞き及びません
しかし、他種と交わる事を嫌う種族であれば我々が知らない習性があっても宜なるかな、と…」
「うん…そうか…いや、そうだね、竜人に関しては情報が少ないから仕方がない
では、トゥリーサさん?冒険者は無事との事だが竜人から逃げ切ったと解釈しても良いのかな?
そして、その情報を元にリズ達冒険者組合長代行の面々が竜人討伐に向かった?」
「あ、はい、大まかにはその通りです
少し細かく補足すると、冒険者と竜人の間に小さな子供が立ちはだかったみたいで
その子が連れていた、同じく子供と魔獣が冒険者をコウトーまで連れて逃げ帰ってきたとの事です
その話を冒険者から聞いた組合長代行達は急いで現場へ向かいました」
「ほっほう……子供が………」
「旦那様それ………」
そこまで言ったスコットを、ロベルトが無言で手を振って制す
「トゥリーサさん、その子供の事は何か聞いたかね?」
ロベルトがニコニコ顔ながらも醸す雰囲気が変わる
「はひっ!ぼ、冒険者の中にその子を知ってる人がいて、組合長代行達の御主人だと言ってました!」
「ふむ?その冒険者とは?何者なのかな?」
「は、はい!ジャイという名の犬の獣人中堅冒険者です!
以前、冒険者殺しがあった時に独りで犯人探しをしていて会ったみたいで…」
「ん?犬の獣人冒険者…?単独で犯人探しをしていた?
あゝ、カルロが言っていた者か、生き延びていたのか
ふむ、その時といい、今回といい、その冒険者は持っているな?運が良い
運が良い者は冒険者として大成するだろう」
「え?そうなのですか?
リズさんには思いっきり蹴っ飛ばされてましたよ?」
「「はあ?」」
「リズが蹴っ飛ばした⁉︎」
「あの、お淑やかなリズさんが…」
【さ、私は邪魔にならない所に下がって観戦しているよ】
コマちゃんがトットコ、ロウから離れる
「チクショ!丸投げしやがった…
まぁコマちゃんがやったら、ある意味ネグレクトだよな…
ふ~~、なんか最初の気勢は削がれちゃったけどなぁ~
まぁいっか!」
くるりんと龍王を振り返る
「い"い"っっ⁉︎」
ロウの眼の先には龍王…アナヴァタプタとタクシャカが龍体のまま伏せていた
「な⁉︎え⁉︎ど⁉︎えええ⁉︎」
「小さき者よ、いやロウと言ったか、我等龍王はロウに降参する」
「同じく降参しよう」
「えええぇぇぇ…どういう心境の変化なんだろ?
いや、そりゃ確かに俺も最初ほどには気持ちは入ってないんだけど一戦も交えずってのはどうなん?
龍体のままからすれば俺は砂つぶみたいなもんだろうに?」
「これは異な事を言う」
「うむ、その砂つぶより小さな創世の神はどうなるのだ?」
「まぁ…それは……そうなんだろうけどさ…」
ロウが今度はコマちゃんを振り返り“おい!どうすんだよ!”と目で訴える
【任せる!】
と、コマちゃんがプイッとそっぽ向く
「うわぁ…なんてこった…振り上げた拳を下ろすのが、どんだけ難しいのか分かってない……
それに元々が敵対してた訳じゃないからなぁ…」
しばしロウが逡巡する、その顔はこれ以上ないぐらいにモニョる
“スウゥゥ~~ハアァァァ~~”
1度深く深呼吸して狼狽えた気持ちを落ち着ける
「えっと、いくつか聞いていいかな?」
「「なんなりと」」
「その…龍の巣からここまで来る間に人を喰ってきたんだよね?
無差別に喰ってきたの?」
「喰ったのは我等に無礼な振る舞いをした輩だけだ」
「うむ、その輩の近くで巻き込まれたのはいたがな」
「ふ~ん?一応は基準があって喰ってんのか
まぁ、無礼な振る舞いされて腹立って喰ったんならしょうがないか…
いやいや、しょうがないか?
あ、でも世間知らずが、こっぴどい目に遭うのは摂理でもあるしな
まぁゲンコじゃなくてガブリとやられるとは思ってもみなかったんだろうが…
ん?んん?って事は…まさか……あの犬獣人……先に、やらかしてんじゃないだろうな?
え?じゃあ俺から進んで敵対行動を取った⁉︎」
ロウが愕然とする
「あー、あの、聞いて良いかな?
さっき俺が、ここに来る前に冒険者達が龍王達に何かした?」
「うむ?弁当にはするつもりではあったぞ?」
「うむ、無礼な振る舞いをすればな?そして、獣の顔をした輩が剣に手をかけたのでな、吼えてやったわ」
「あーあーやっぱり…情景が浮かんだ……
人を喰うのは理解出来ないけど、龍王からすれば道理か…
これじゃあ俺が、子供の喧嘩に横入りするタチの悪い大人みたいじゃないか…
確かに冒険者を喰ってもらっちゃ困るんだけど…
むー、コレは俺が話を聞かずにいたのが悪いのか?
いや、話を聞いても冒険者を喰うって事を許容はしちゃダメか?
あーー!あの犬獣人はなんなんだよ!
全っ然!前回から懲りてねー!」
ロウが頭を抱える
「………あー、申し訳ない龍王…
なんで俺が謝らなきゃならないのか、イマイチ納得いかないが邪魔して悪かった」
ペコリとロウが頭を下げる
「?何を言っておるのだ?」
「何故、お主が頭を下げる?」
「いや、たまたま出会しただけなのに問答無用で殺すつもりだったからね
そんな筋違いをしようとしたら謝るべきだから」
「ますます解せぬ、強き者が好きに振る舞うのは当然であろう?」
「うむ、弱き者が悪かろう」
「いや、それは道理なんだけどね?
でも、俺からしたらそうじゃないんだ
真っ当に生きているつもりは更々ないけど、俺の心の中の筋は通していきたい
龍王達が無礼な輩しか喰わないっていう、決め事みたいなものさ」
「ほう?その決め事が為に、他の者に代わり頭を下げるのか?」
「ふむ、面白き事だな。己が決めた決め事で、お主より弱き者の為に頭を下げるとは
我等には想像だに出来ぬ事だ」
「はあ…いや、まぁ、俺も釈然とはしないんだけどさ
前世でバイトのヘマの尻拭いしたり、バイト庇って客を凹ましたりしてたからかなぁ…
だから、まぁ、あの犬獣人君も、何故か無駄に《自分は出来る》って妙な自信持った困ったちゃん新人バイトみたいなもんかなぁって…」
「お主は何やら難しい事を言うのだな?」
「うむ、全く理解出来ぬ」
「あゝ、確かに難しいと思うから真剣に聞かないでいいよ
それに違う世界の話だからね?
理解出来るのはコマちゃんと五英雄ぐらいさ」
「ほお?では、お主は以前来た召喚者達と同郷なのか?」
「お主も召喚されて此の世に来たのか?」
「うん、同郷ではあるんだけど、俺は転生だよ
まぁ、転生して6年でコマちゃんに殺されて、新しく生まれ変わったんだけどね
うわ…言葉にすると中々ヒドイ目に遭ってるな…」
【人聞きが悪い事を言わないでよ
人から産まれたんだもの、タダの生身で私の神威に耐えられる筈がないじゃない
私は最初からそうするつもりだったんだよ?
せっかく転生してもらったのに簡単に死んだら面白くないじゃないか】
「おいおい、その《面白くない》ってのは気分が悪いの事だよな?
まさか…娯楽的なもんなんじゃないよな?」
【………………】
コマちゃんの目が泳ぐ
【とにかく!と・に・か・く!創ったばかりの頃でさえ龍と肉弾戦でもイケるって言ったの覚えてる?
今は、それよりも凄くパワーアップしてるんだから良いじゃない!
あまり気にするとハゲるよ!】
「ハゲる言うな!!
ん~コホン………
龍王にもう1つ聞いていい?」
「なんであろうか?」
「なんでも聞いてくれ」
「これからどうするの?龍の巣に帰る?」
「何を言っておるのだ?帰る訳が無かろう」
「うむ、何故我等が山を降りてきたと思っておるのか」
「え?タダの散歩的な感じじゃないの?」
「タダの散歩で態々飛べぬ人形になってまで来る訳も無し」
「うむ、少し前に、この先の街で龍王ですら動揺する圧力を感じたのでな
直に何者だったのか見に行くところなのだ」
「え?街で圧力?まさかソレって…
あー、あの感覚ってどうだったっけ?
こうだったかな?」
ロウが、某クリクリ坊主が殺されて超野菜人になるアニメの1場面を思い出して真似ると
“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…”
魔力が天を衝く勢いで噴き上がる
ちなみに髪色は変わらない
空気がビリビリと振動し、龍王達に経験した事がない圧力がのしかかった
「グ…ググ…グウウゥゥゥゥ…」
「お…お主で……あ…あった…か…」
「どうだった?これが原因だったと思う、気にさせてゴメンね?」
ロウが魔力を霧散させた
「ぷふぅ、いやはや大したモノだ」
「うむ、確かにコレならば我等を滅するも容易かろう」
「原因が分かったなら、もういいよね?山に帰る?」
「帰らぬな」
「うむ、帰らぬ」
「え⁉︎なんで⁉︎」
「この様に面白き者に会って、帰る訳が無かろうよ」
「うむ、創世の神が面白いと言っておられた事に理解が及んだわ」
「じゃあどうするつもりなの⁉︎⁉︎」
「「無論、お主についていく」」
ロウがorzになった
「どうしたのだ?」
「何か不満なのか?」
「いや…いや…その姿で人の街に行くのは無理だから…」
「「当然ではないか?」」
龍王達が“ギュルギュル”っと人形に変貌を遂げる
「これで良かろう」
「うむ、飛べぬがさしたる不満も無い」
「いや…いや…ええ……住処とか…どう…」
「「宜しく頼む!」」
「え……龍王が居候………え?福祉?生活保護?俺って民生?
いや、ちょっと待って⁉︎
街には色んな人達が沢山住んでるんだ、中にはさっきの犬獣人みたいな勇敢と無謀を履き違えてる人も凄く多いんだ
そんなのを片っ端から喰われちゃ、俺が本気で討伐しなくちゃならなくなるんだよ⁉︎」
「問題は無い、我等も末永く面白き事を見ていたいのでな」
「うむ、我等、気が長いとは言えぬかもしれぬが耐える事は知っておる
遥か昔は龍王同士での諍いや闘争もあったのでな」
「視毒は⁉︎抑えられるの⁉︎」
「問題無い、我自ら封ずるは容易き事よ」
「我も咆哮を抑えよう、世を凍らす事がないようにな
他には何か無いのか?
お主…いや、これからはロウと呼ぼう
ロウが言う事に従うぞ?我、アナヴァタプタの名に誓ってな」
「おお!では、我、タクシャカも名に誓おう
無様な真似は晒さぬし、ロウに恥を掻かせぬよう気を付けておこう」
「従うのに態度が尊大なのは、流石は龍王って事か………
いや…感心してる場合じゃない
どうにも、最近は現実逃避癖が付いてるみたいだ…
あ、他の龍王は?どうすんのさ?アナヴァタプタとタクシャカを探しにきて大騒ぎになったりしないの?」
「我等は他の龍王に、あまり興味が無いから大丈夫であろう」
「うむ、万年の間、顔を突き合わせ、喧嘩をし、飽いたのでな
今更探しにくる程の関係ではないな」
「倦怠期突入夫婦かよ…」
「む!しかし先程、ロウが魔力を放出したな」
「お?確かに、やはり来るかもしれぬか」
「は?マジ?え?ええ?あー⁉︎自分で面倒ごとの種を蒔いちまったー!どうしてこうなった…」
「ロウよ、気にするな」
「うむ、早速面白いではないか」
「面白いで済む問題じゃねーーーーー!」
「わふ♪」(愉快な子分が増えたね♪)
「頭が痛い………」
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