18 / 28
アルの過去
しおりを挟む
それから森を1日歩き続けて、やっと街に着いた。入口の門に近づくと、門番のような人が居て街にはいる人のチェックをしていた。
「2人とも冒険者か?」
「はい、これお願いします」
僕はアリスさんに事前に作ってもらっていた仮の冒険者カードを見せて街に入る。
Sランク冒険者のアルのカードは色が金色で特別仕様だから門番さんがびっくりしていたのが少し面白かった。
「まずはどこに行くの?」
「宿探しだな。まぁ、俺の知り合いがやっている宿が空いてたら、そこに泊まろうと思ってる」
「知り合いの人?」
「俺が昔よく泊まっていた宿で、安くて綺麗ないい宿なんだ」
「へー、空いてるといいね!」
「ああ、宿を決めてまだ時間があったらここら辺の店でも回るか」
「じゃあ早く行こう!」
アルに案内されて着いたのは小さな宿。恐らく二階建てで、外観は古そうだけれど綺麗なところだった。
「いらっしゃいませ」
扉を開けたら正面に受付があり、若い女の人が1人いた。
「2人部屋1つ、空いてるか?」
「ええ、空いていますよ」
「そこを3日借りたいんだが、いいか?」
「えーと…はい、大丈夫です」
ちょうどアルが部屋を借りた時、上からふくよかな女性が降りてきて、僕たちに挨拶をする。
「お客さん、いらっしゃい!……あれ?アルじゃないか」
「久しぶりだな」
彼女がアルの知り合いのようだ。
「え?ヒルダさん、お知り合いですか?」
「アルは昔からよく来てくれている冒険者でね…あれ、あんた今日は一人じゃないのかい?」
「ああ、紹介する。番のソラだ」
「初めまして!」
「番!びっくりだ。あたしはこの宿をやってるヒルダだ」
「ヒルダさん、よろしくお願いします」
「可愛いねぇ!アルが番を作るなんて…」
「ソラは運命なんだ」
「運命!?ソラくんは人間じゃないのかい?」
「えと、人間です…」
「アル、大切にしなよ。いつ捨てられるか分からないからね!」
「冗談はやめてくれ。そんなこと言われなくても分かってる」
ヒルダさんはなんだか豪快な人で、なんだかアルのお母さんみたいだ。ニコラスさんがアルの第2のお父さんで、ヒルダさんがアルの第2のお母さんみたいな感じ?
そうだ、アルの家族のことまだ聞いていなかった。今日の夜聞いてみようかな。でも…アルにばっかり聞いて僕の話をしないのもどうなんだろう…
「ソラ?部屋に行くぞ」
「え?あっ、うん!」
考え込んでいたら、いつの間にか話が終わっていてアルは部屋に向かっていた。
階段を登ってすぐの部屋。中は外観と同じく、古く見えるけれど、ちゃんと綺麗にされている。
「よし、店でも見て回ってくるか」
「うんっ!早く行こう!」
アルの手を引っ張って、ヒルダさんと受付のお姉さんに挨拶をして外に出る。
「何が見たい?」
「んー…食べ物見に行ってみよう!」
「あっちのほうだな、この街なら珍しい物も売ってるかもな」
わくわくしながら、ラスロの街と少し似たような、お店が並ぶ通りにやってきた。
「いらっしゃい!ん?あんた達、観光で来たのか?」
「はい、この街の食べ物が見たくて」
「珍しいなぁ、観光客は多いがだいたいはあっちの通りにある飲食店なんかに行くんだがなぁ」
「へぇー、あっちの方も後で行ってみますね。ありがとうございます!」
親切なおじさんが売っていたのは、ラスロでは見ることの出来なかった海産物。やはり鱗や貝の色がとんでもないが、どれも新鮮なようだ。
やっぱり魔法があっても新鮮な状態で海のものを遠くまで運ぶのは難しいみたい。
「何か欲しいものはあったか?」
「え、欲しいものって?」
「食べたいなら買ってやるから」
「でも…」
「俺たちは番なんだから遠慮することは無い。むしろどんどん言ってくれ」
「アルが稼いだお金だし…」
「関係ない。ほら。」
「なら…あの魚、食べてみたいかな」
「他には?」
「うーん、じゃあ…」
そんなこんなで結局気になった物を全部買ってもらった。途中から、もう要らないから!って言ったんだけど、俺が食べるから良いって言って色々選ばせてくれた。
それからお店を軽く見て回って、気になった所は股明日ってことになった。ヒルダさんの宿に帰ってきて、宿の1階にある小さな食堂のようなところで夜ご飯をいただく。
「うわぁ…これ美味しい…!」
「そうかい?嬉しいねぇ」
僕がご飯を褒めるとヒルダさんが喜んでくれた。ヒルダさんがご飯も作っているらしい。
この街の海産物を使った料理で、ふわふわの白身魚と魚介のスープが最高だった。
アルと部屋に戻ってきて寝る準備をする。
そうだ、あの事聞こうかな…
「アル、アルのご両親って…どんな人?」
なんだか変な聞き方になってしまった。
「俺の親か…2人とももう死んでるんだ。俺が成人する前に、母さんは病気、父さんは運命の番を失ったことで自殺した」
アルのご両親も運命の番だったんだ。悲しいことを聞いてしまった。あまり言いたくなかっただろう。
「…ごめんね」
「いや、いいんだ。ずっと冒険者として1人で忙しくしていたら寂しいなんて思う暇もなかったからな。それに今はソラがいる」
「そっか。あの…僕の話も、聞いてくれる?」
アルにばっかり聞いていちゃいけない。僕は今アルの優しさに甘えているだけだ。ちゃんと言わなくちゃ。
「もちろん」
「あの…僕ね、信じて貰えないかもだけど…ここじゃない世界から来たんだ…」
「ここじゃない世界?」
「うーんと……地球って言って、魔法が使えなくて魔物もいないそんな感じの…世界…かな?説明が難しいな…」
「異世界から人が来るという話は聞いたことがある。でもそれはおとぎ話のようなもので…本当にあるとは思って無かったな…」
「信じてくれるの?」
「ああ、ソラは嘘はつかないだろ?」
「うん…良かった」
「なにがだ?」
「もっと、信じて貰えなくて変なやつだと思われると思ってたから」
「いや、それより…ソラは帰りたいとか、思ってるのか?」
「今のところは無いかな…あまり…楽しくなかったんだ。あっちの世界が。いつかは寂しいって感じるだろうけどね」
「そうか」
「ふふっ、スッキリした!もう寝ようか、おやすみ」
「おやすみ」
そう言って僕のおでこにアルがキスをして、抱きしめられて寝た。ずっと言えてなくてモヤモヤしていたから、スッキリした僕は気持ちよく寝ることが出来た。
「2人とも冒険者か?」
「はい、これお願いします」
僕はアリスさんに事前に作ってもらっていた仮の冒険者カードを見せて街に入る。
Sランク冒険者のアルのカードは色が金色で特別仕様だから門番さんがびっくりしていたのが少し面白かった。
「まずはどこに行くの?」
「宿探しだな。まぁ、俺の知り合いがやっている宿が空いてたら、そこに泊まろうと思ってる」
「知り合いの人?」
「俺が昔よく泊まっていた宿で、安くて綺麗ないい宿なんだ」
「へー、空いてるといいね!」
「ああ、宿を決めてまだ時間があったらここら辺の店でも回るか」
「じゃあ早く行こう!」
アルに案内されて着いたのは小さな宿。恐らく二階建てで、外観は古そうだけれど綺麗なところだった。
「いらっしゃいませ」
扉を開けたら正面に受付があり、若い女の人が1人いた。
「2人部屋1つ、空いてるか?」
「ええ、空いていますよ」
「そこを3日借りたいんだが、いいか?」
「えーと…はい、大丈夫です」
ちょうどアルが部屋を借りた時、上からふくよかな女性が降りてきて、僕たちに挨拶をする。
「お客さん、いらっしゃい!……あれ?アルじゃないか」
「久しぶりだな」
彼女がアルの知り合いのようだ。
「え?ヒルダさん、お知り合いですか?」
「アルは昔からよく来てくれている冒険者でね…あれ、あんた今日は一人じゃないのかい?」
「ああ、紹介する。番のソラだ」
「初めまして!」
「番!びっくりだ。あたしはこの宿をやってるヒルダだ」
「ヒルダさん、よろしくお願いします」
「可愛いねぇ!アルが番を作るなんて…」
「ソラは運命なんだ」
「運命!?ソラくんは人間じゃないのかい?」
「えと、人間です…」
「アル、大切にしなよ。いつ捨てられるか分からないからね!」
「冗談はやめてくれ。そんなこと言われなくても分かってる」
ヒルダさんはなんだか豪快な人で、なんだかアルのお母さんみたいだ。ニコラスさんがアルの第2のお父さんで、ヒルダさんがアルの第2のお母さんみたいな感じ?
そうだ、アルの家族のことまだ聞いていなかった。今日の夜聞いてみようかな。でも…アルにばっかり聞いて僕の話をしないのもどうなんだろう…
「ソラ?部屋に行くぞ」
「え?あっ、うん!」
考え込んでいたら、いつの間にか話が終わっていてアルは部屋に向かっていた。
階段を登ってすぐの部屋。中は外観と同じく、古く見えるけれど、ちゃんと綺麗にされている。
「よし、店でも見て回ってくるか」
「うんっ!早く行こう!」
アルの手を引っ張って、ヒルダさんと受付のお姉さんに挨拶をして外に出る。
「何が見たい?」
「んー…食べ物見に行ってみよう!」
「あっちのほうだな、この街なら珍しい物も売ってるかもな」
わくわくしながら、ラスロの街と少し似たような、お店が並ぶ通りにやってきた。
「いらっしゃい!ん?あんた達、観光で来たのか?」
「はい、この街の食べ物が見たくて」
「珍しいなぁ、観光客は多いがだいたいはあっちの通りにある飲食店なんかに行くんだがなぁ」
「へぇー、あっちの方も後で行ってみますね。ありがとうございます!」
親切なおじさんが売っていたのは、ラスロでは見ることの出来なかった海産物。やはり鱗や貝の色がとんでもないが、どれも新鮮なようだ。
やっぱり魔法があっても新鮮な状態で海のものを遠くまで運ぶのは難しいみたい。
「何か欲しいものはあったか?」
「え、欲しいものって?」
「食べたいなら買ってやるから」
「でも…」
「俺たちは番なんだから遠慮することは無い。むしろどんどん言ってくれ」
「アルが稼いだお金だし…」
「関係ない。ほら。」
「なら…あの魚、食べてみたいかな」
「他には?」
「うーん、じゃあ…」
そんなこんなで結局気になった物を全部買ってもらった。途中から、もう要らないから!って言ったんだけど、俺が食べるから良いって言って色々選ばせてくれた。
それからお店を軽く見て回って、気になった所は股明日ってことになった。ヒルダさんの宿に帰ってきて、宿の1階にある小さな食堂のようなところで夜ご飯をいただく。
「うわぁ…これ美味しい…!」
「そうかい?嬉しいねぇ」
僕がご飯を褒めるとヒルダさんが喜んでくれた。ヒルダさんがご飯も作っているらしい。
この街の海産物を使った料理で、ふわふわの白身魚と魚介のスープが最高だった。
アルと部屋に戻ってきて寝る準備をする。
そうだ、あの事聞こうかな…
「アル、アルのご両親って…どんな人?」
なんだか変な聞き方になってしまった。
「俺の親か…2人とももう死んでるんだ。俺が成人する前に、母さんは病気、父さんは運命の番を失ったことで自殺した」
アルのご両親も運命の番だったんだ。悲しいことを聞いてしまった。あまり言いたくなかっただろう。
「…ごめんね」
「いや、いいんだ。ずっと冒険者として1人で忙しくしていたら寂しいなんて思う暇もなかったからな。それに今はソラがいる」
「そっか。あの…僕の話も、聞いてくれる?」
アルにばっかり聞いていちゃいけない。僕は今アルの優しさに甘えているだけだ。ちゃんと言わなくちゃ。
「もちろん」
「あの…僕ね、信じて貰えないかもだけど…ここじゃない世界から来たんだ…」
「ここじゃない世界?」
「うーんと……地球って言って、魔法が使えなくて魔物もいないそんな感じの…世界…かな?説明が難しいな…」
「異世界から人が来るという話は聞いたことがある。でもそれはおとぎ話のようなもので…本当にあるとは思って無かったな…」
「信じてくれるの?」
「ああ、ソラは嘘はつかないだろ?」
「うん…良かった」
「なにがだ?」
「もっと、信じて貰えなくて変なやつだと思われると思ってたから」
「いや、それより…ソラは帰りたいとか、思ってるのか?」
「今のところは無いかな…あまり…楽しくなかったんだ。あっちの世界が。いつかは寂しいって感じるだろうけどね」
「そうか」
「ふふっ、スッキリした!もう寝ようか、おやすみ」
「おやすみ」
そう言って僕のおでこにアルがキスをして、抱きしめられて寝た。ずっと言えてなくてモヤモヤしていたから、スッキリした僕は気持ちよく寝ることが出来た。
20
お気に入りに追加
1,322
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。
拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ
親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。
え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか
※独自の世界線
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
病弱な悪役令息兄様のバッドエンドは僕が全力で回避します!
松原硝子
BL
三枝貴人は総合病院で働くゲーム大好きの医者。
ある日貴人は乙女ゲームの制作会社で働いている同居中の妹から依頼されて開発中のBLゲーム『シークレット・ラバー』をプレイする。
ゲームは「レイ・ヴァイオレット」という公爵令息をさまざまなキャラクターが攻略するというもので、攻略対象が1人だけという斬新なゲームだった。
プレイヤーは複数のキャラクターから気に入った主人公を選んでプレイし、レイを攻略する。
一緒に渡された設定資料には、主人公のライバル役として登場し、最後には断罪されるレイの婚約者「アシュリー・クロフォード」についての裏設定も書かれていた。
ゲームでは主人公をいじめ倒すアシュリー。だが実は体が弱く、さらに顔と手足を除く体のあちこちに謎の湿疹ができており、常に体調が悪かった。
両親やごく親しい周囲の人間以外には病弱であることを隠していたため、レイの目にはいつも不機嫌でわがままな婚約者としてしか映っていなかったのだ。
設定資料を読んだ三枝は「アシュリーが可哀想すぎる!」とアシュリー推しになる。
「もしも俺がアシュリーの兄弟や親友だったらこんな結末にさせないのに!」
そんな中、通勤途中の事故で死んだ三枝は名前しか出てこないアシュリーの義弟、「ルイス・クロフォードに転生する。前世の記憶を取り戻したルイスは推しであり兄のアシュリーを幸せにする為、全力でバッドエンド回避計画を実行するのだが――!?
俺の伴侶はどこにいる〜ゼロから始める領地改革 家臣なしとか意味分からん〜
琴音
BL
俺はなんでも適当にこなせる器用貧乏なために、逆に何にも打ち込めず二十歳になった。成人後五年、その間に番も見つけられずとうとう父上静かにぶちギレ。ならばと城にいても楽しくないし?番はほっとくと適当にの未来しかない。そんな時に勝手に見合いをぶち込まれ、逃げた。が、間抜けな俺は騎獣から落ちたようで自分から城に帰還状態。
ならば兄弟は優秀、俺次男!未開の地と化した領地を復活させてみようじゃないか!やる気になったはいいが………
ゆるゆる〜の未来の大陸南の猫族の小国のお話です。全く別の話でエリオスが領地開発に奮闘します。世界も先に進み状況の変化も。番も探しつつ……
世界はドナシアン王国建国より百年以上過ぎ、大陸はイアサント王国がまったりと支配する世界になっている。どの国もこの大陸の気質に合った獣人らしい生き方が出来る優しい世界で北から南の行き来も楽に出来る。農民すら才覚さえあれば商人にもなれるのだ。
気候は温暖で最南以外は砂漠もなく、過ごしやすく農家には適している。そして、この百年で獣人でも魅力を持つようになる。エリオス世代は魔力があるのが当たり前に過ごしている。
そんな世界に住むエリオスはどうやって領地を自分好みに開拓出来るのか。
※この物語だけで楽しめるようになっています。よろしくお願いします。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる