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ここからが、私の普通の生活に…なるよね?

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ふ~。転移に成功して動物(?)達を撫で回し、ボロボロの服を着た同い歳位の少女ティナに見つかり……

もう!!普通に過ごしたいだけなのに~

「女神様」

「なぁに?」

「女神様は、これからどうするのですか?」

「そうね~、私はここら辺でのんびりスローライフでも送って行こうかなー。私が居るだけで世の中の自然が整っちゃうし。」

「そ、そうですか。」 

「ティナは、この近くの村の子かしら?」

「はい、村長の娘です。」

「そう……もし、貴方達がほんとに困ってしまった時、私に助けを求めなさい。人間のことは人間で解決しなきゃいけないけど、それ以外なら場合に寄っては助けるよ。」

「ほ、本当ですか?!」

「私に二言は、無いよ。」

「あ、ありがとうございます!」

「じゃあ、私は、ここら辺で過ごしてるから何かあったら言ってね?人間のこと以外で。」

「はいっ!!」


 うん、いい返事。

私は、ティナと別れてどこら辺に拠点を作ろうか迷う。

うーん、津波とか、土砂崩れとかも気にしなきゃ……ちょっと待てよ?

私今自然の女神よね?
 
 津波とか、土砂崩れとかって自然のことだよね?

 住む場所もこの世界のほとんどは自然の物からだよね?

火とか水とかも自然の物だよね?

……いける!のんびりまったり普通のスローライフいけるぞ!

 私は、とりあえず浜辺に行ってみる。

理由?
 そんなの海と山の間が一番住みやすいから、その間を見つけるには浜辺の方が奥にたいてい森とか山とかあるイメージだからよ。

無かったら作ればいいんだし……

 この時私は、気づかなかった。この考え自体が普通じゃないことを……

 数分歩いたらもう浜辺。

▽スキル『歩疲無効』を手に入れた。

 あれ?簡単過ぎない?スキル取れるの。

……まぁいいか。
 砂浜を見ると ひらがなの『つ』に似てる感じで先っちょの方は崖になっている。後ろは山。うん、いい所じゃない。

ザザァ……チャプチャプ、ザザァ……チャプチャプ

うん、水キレイじゃない……音いい感じなのに~

私は、絶対この水も使うだろうからキレイにしておきたい。

何処か座りたいな……と思ったけどこの水を吸い込んでるからか、浜も汚い。

うーん、どうしようかな……とりあえず私が今座る所と少し書ける様なスペースをキレイにしたい。

 私は、どうやって能力を使うのか分からない……

 適当に思いつくだけやってみるか~

1.能力名を叫ぶ

「称号『自然の女神』!!」

……ザザァ……チャプチャプ

▽……何も起きない……

「恥ずかしっ!めっちゃ恥ずかしい。///」

2.触れて想像してお願いしてみる

 私は、服が地面に付かないようにしゃがみ、右手で砂に触れて、想像する。

私の周りの半径1m程の距離をキレイな、異物がない砂になるイメージ。

「お願い、キレイになって」

目を開けると、思った通りに私の周りを半径1m程の距離を丸く囲ってある。

 サラサラしててキレイ。

やった!成功!!

▽スキル『浄化』を手に入れた。

おお~スキルは、こうやって増えていくんだ。

私は、次に木の細い枝と、ちょっと座れるくらいの石が欲しくなった。

「長めの木の枝と座れるくらいの石が欲しいなー」

目を開けるとある。

おっけーおっけー。

▽スキル『土魔法』を手に入れた

 私は、石に座って枝を握り、家の見取り図と海のキレイにどうやるかを考えようと思ってる。

 うーん、海は、一気にやると色々とやばいだろうから、区切りをつけた方がいいよね?

どれくらいいるかな~。泳げる位は欲しいし、

深さ2m位かな?
という事は……ここら辺まであったら良いよね?

私は、砂にここら周辺を簡単に書き、海の所に適当に線を囲む。

隙間がないように、汚い水が入って来ないように。

カリカリカリ

うん、いい感じ♪次は砂浜。

 どれくらいあったら良いかなー?
縦50m横50mの正四角形な感じかな~。

 50mって学校で測る50m走の長さだから、思いっ切り走ったら10秒もしない。

 ここからここら辺まで~

カリカリカリ

おお~いい感じに土地ができてる。

その真ん中にお家欲しいよね~。……スマホで豪邸ググルか~

「OKGoogl○とても住みやすい、豪邸のデザインを教えて。」

「はい、こちらになります。」

 そう言って出てきたのは、洋風から、和風まで。いっぱいある。

ここは、ミックスで行こうかなー。

ここは、こうして、ここは、こうで、……

カリカリカリカリカリカリ

数分後

「で、出来たー!!」 

 洋風感を取り入れた和風のお家!

 門扉は、和風で広い砂と緑の庭があってる。
 
 石畳の道を通って、洋風なドアを引き、広い玄関で靴を脱いで、スリッパを履いて、フローリングの廊下に畳ののんびり出来る客間(お昼寝や、のんびりまったりする部屋)とリビング(洋風)があってキッチンと繋がっている。

トイレ(水洗式)とお風呂があり、物置と、空き部屋が2つ。(洋風)階段もあって1階は、ここまで。

二階は、私の部屋とトイレとバルコニーとクローゼット、物置部屋がある。

▽スキル『絵術士』を手に入れた。

 いい感じ!これはのんびり暮らせる。

後はこれを建てるだけ……

  私は、建てたい場所に手をかざして、頭の中でイメージする。

「お願い、私のお家を建てて!」

▽スキル『家建築』『家具作り』『水魔法』
『火魔法』『光魔法』を手に入れた。

称号『思いのまま』を手に入れた。

 ……目を開けるとイメージ通りのお家が建っていた。

「ふぉぉーー!!」

 出来るんだ!やばいやばい嬉しい!早速中に入ってみよう。

門を潜ると、思った通りに庭が広がっていた。

ウンウン。この世界の物は、魔法以外全部自然の物から出来てるし、魔法の中の炎とか、水とかも自然だから、私は、この世界でなんでも出来るんだ!


 さてさて、私のお家が出来たので~、お腹すいたので~お料理~

私は、スリッパを履いてキッチンのあるリビングに向かう。

ウンウン、家具も全部揃ってる。

 私は、スマホを使って皆がお金の事で教えてくれた時に使ったお金で食材を買う。

だってめんどくさかったんだモーン。

豚バラ肉、お米、卵、白菜を買うすると私の前に何処からか急に出てきた。

では、お料理開始~

 サクサク、コトコト カチャカチャ  いただきマース モグモグ

うん、ウマウマ  モグモグ ごちそうさまでしたー

 ▽スキル『料理』を手に入れた。

 いやー女神の力いいね♡

転移したその日に家建てちゃって、ご飯も食べれる。よきよき

のーんびりと、庭を眺めてると、スマホが鳴る。


ぶぶ、ぶぶ、ぶぶ、ぶぶ
    ぶぶ、ぶぶ、ぶぶ、ぶぶ

画面を見ると、お兄ちゃんっと書いてある。


「もしもし、お兄ちゃん?」

「あ、繋がったね。」

「うん、繋がるんだね。」

「上手く転移出来た?」

「場所は、とってもいいのだけれども……」

「だけれども?」

「お兄ちゃん、私が転移する前皆に伝えたでしょ?お陰で転移する瞬間を人間に見られちゃったよ。」

「あ~、いやしょうが無いよ。大事な大事な妹を殺される訳にはいかないもん。」

「む~」

「もう、新しく家建てちゃった見たいだね?」

「うん、快適な家作ったよ。」

「そっか~じゃあ4人でそっち行ってもいい?」

「良いよ!逆に来て!家族と友達と一緒に住めるってステキ!」

「分かった。もう少ししたらそっち行くよ。」

「分かった、またね!」

ふわ~これから私のスローライフ……上手く行くといいなー

    
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