どうしてこうなった？！～自称普通のJCが巻き起こす異世界スローライフ～

初めまして、新たなお兄ちゃん、お姉ちゃん。

 ドアをくぐり抜けると、真っ黒な世界に反して真っ白な世界があった。

「サタナエル～!!アカサ～!!」

 ディナが大声てで叫んでる。

すると水色と黒の綺麗な蝶が何処からか来て、人の姿に変わっていく。

「やぁお二人さん。なんだか面白いことになったそいだね。」

「ん。可愛い子、連れてきた。」

「本当だ！」

 私の事気づいたみたい。

「は、初めまして！有咲です。」

「そうなのよ～私の友達可愛いでしょ？」

「おいおい。私達の、だろ？」

「そうだったわ～」

 あ、これ話進まないやつだ。

「へ～友達ねぇ。初めまして、サタナエルだ。ラヤマと言う世界を管理しているよ。よろしく。」

あっ、この人普通の人だ～。良かった。

「ん。私、アカサ。サタナエル、の、妹。」

 へ～妹なんだー

 言われてみれば確かに2人は、どことなく似ている。
サタナエルは、水色の胸下までのストレートな髪にタレ目の銀色の目。見かけ20ちょっとぐらい。めっちゃイケメン。

アカサは、ツヤのある黒色髪をボブにしている。同じくストレートでタレ目の銀色だ。見かけ私のちょっと上ぐらい。可愛いくて、守ってあげたくなるような子だ。

「さて、有咲ちゃんだっけ？」

「はい、有咲です。」

「有咲ちゃんは、ラヤマに転移して頂くんだけど、1人で親族も居ない。その世界とは、かけ離れた顔立ち。荷物もその世界からしたら怪しいスマホと服。

何かと直さなきゃ行けない点がありすぎるんだよね～だからここで何かと1つづつ直していこうか？」

「はい！」

 それもそうだった。右も左も分からない私にスマホだけじや、すぐ殺されるかも。

 この人達が常識のある人達で良かったよー

「まず、親族ね。親族は、ラヤマの世界だと相性のいい人たちが居なかったから、転移って言う形なんだけど、もしよろしければ、アカサの妹になってくれないか？」

「良いの？サタナエル。嬉しい、けど、良いの？」

「だってアカサ。妹欲しいって世界神様にねだってたろ？有咲ちゃんだったらいい子だし、精神年齢が近いし、良いと思うんだ。」

「有咲、私の、妹、なる？」

「…はい」

ぬぉ～つい『はい』って言っちゃった～。だってアカサさん可愛かったんだもん。仕方ないよー！

 私が返事するとアカサさんは、パァァと笑顔になった。

うん、可愛い。

「じ、じゃあ、お姉ちゃん、って、呼んで？」

「え？お姉ちゃん？///」

「ん、嬉しい。」

「じゃあ、俺のことはお兄ちゃんかな？」

「お、お兄ちゃん？///」

 ちょっと恥ずかしな。前の世界でも、一人っ子だったから。

私もちょっとした夢が叶った。

「ちょっとちょっと～」

「さっきから聞いていれば、俺らの友達になんて事してんだ！？」

 あ、忘れてた…はぁ大丈夫かな？