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第15章 ゾフィアとヴィクトリア。
第8時 やはり最後はきよしイジリで、おやすみなさい。
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ニコニコしながら部屋を出る美女2人だった。
「大きい物だけ先に片づけるね。」
ルオが立ち上がり、移動トレー2脚を運んで来て片付けを始めた。
立ち上がる小林とジュリア。
リリアナも立ち上がり、ルオと一緒に片付けを始める。立ち上がろうとする布村やジェシカを、手の平で押さえて、任せてとジェスチャーするリリアナとジュリア。
「ありがとう。」
「ありがとう。で、ルーはどうするの?」
ジェシカが妹のルーシーに聞いた。
「お姉ちゃん。私、もう一緒にここで寝る。いいよね愛ちゃん。ソファーでもどこでもいいわよ。愛ちゃん?一緒にお泊りしていい?」
「はい、ベット空いてますから。ルーシーさん。一緒に泊まりましょうよ。お話しましょう。」
「ほんと!ありがとう、パパ達にメールするわ。ちょっと、待ってね。」
ここで泊まりますと、父親にメールするルーシー。
そんなルーシーをニコニコと見つめる布村たちとジェシカ。
マメなルオが小林と片付けを続けながら、全員にカクテルを作ってリリアナと一緒に配った。
スッとリリアナが2人分のカクテルを持って、ジェシカの横に座った。
リリアナを見てニッコリするジェシカ。カクテルを一口飲んだ。
「先程のお話の続きなんだけどぉ。実はね、愛ちゃんのインタビューのおかげでヨーロッパに大きな変化があったのよ。まぁヨーロッパから始まった大きな変化ね。愛ちゃん、何も隠さず答えたよね。そのおかげで、簡単に言うと世界が動いたの。名目中立国のスペインやイタリア、南米のブラジルやチリ、アルゼンチンの若い人たちが立ち上がりアクシスから離れて、西側同盟に今、手続き中よ。ドイツは、どっぷりチャイニーズ利権に漬かって残留見たい。残念だけどね。でも、凄い事よ。ホント。」
「へ~なんか良く解らないけど、愛子が世界を動かしたんだ。へぇ~」
「凄い、凄い。愛っ。でも日本ではそんなニュース見たことない。」
感心する寺田麗子と鈴木絵里。
「そんな当たり前の重大ニュースも流れない日本だから、当たり前の国に戻す働きかけが、今、水面下で起きてるんだけどね。日米同時にね!かなり時間が掛かるみたいだけど。ま、それはさておき。」
「でも、ジェシカさん。そんなに大それた事、私、答えてないと思いますけど。なんか、病室に外人のスタッフがギュウギュウと、カメラマンとかスタッフさんとか一杯来てさ、」
( コトッ。 )
コップを置いて、後ろの壁に寄りかかるきよし。
そして、思い出す様に話し始める。
「はははっ。そんな事あったなぁ。はは。」
きよしが足を伸ばして腕を組んだ。
そして笑顔のまま目を閉じて話した。
「もう、愛ちゃん……。」
「はい!」
きりっときよしを正座をして見る布村。
「ジェシーも。」
「ハイ!」
同じくキリッとしてきよしを見るジェシカ。
「はははっ。2人とも、もう、よそうよ。ジェシー。愛ちゃん。ボかぁ……僕は、兵士なんだ。正しいとか正しくないとか……ボかぁ死ぬまで戦うだけ。動けなくなるまで戦うだけ。ただぁそれだけ。だからボかぁ……。」
きよしを見つめるジェシカ小隊。
片付けの途中で一瞬止まりきよしを見る小林とルオだったが、フフンと鼻で笑って、また片付けを始めた。
同じように腕を組み目を閉じる3人の金髪の女性兵士。
優しい笑顔でコップを見つめる布村。
「だから僕は……か。」
復唱するジェシカ。
ゆっくり優しく目を開いてきよしを見つめた
ニッコリ頬杖をついて、テーブル上の水滴を指先でいじるルーシー。
「動けなくなるまで戦う……か。」
ニッコリする4人の少女。
小林とルオが片付けを終わり、座椅子に座りひと口、ジュースを飲んだ。
そして、小林が口を開いた。
「まぁ、シーが言いたいのは、あくまで自分は兵士。兵士だって事。だから政治や国のシガラミなんか関係ないって。そう言っているのさ。目の前の敵を殲滅するだけ。もしくは、シーはアタッカーだから、自分自身がデコイ、囮になって、敵を集めて一気に殲滅するだけ。特にアタッカーガンナーだからその思いが強烈なんだよな。なぁシー。ふふふ。」
目をつむり、壁に背中を付けて座っているきよしを見ながら、腕を組んで頷く小林。
そしてルオ。
「僕とリリアナはスナイパーガンナー。コマンダーの未央とジュリアが即興で立てた作戦指示に従うだけ。アタッカーガンナーが目一杯働ける、いわゆる戦いのステージを作るだけだわさ。アタッカーのバトルフィールド作り!ねぇ、ジェシカ姉さん。だわさ。」
小林とルオを感心してみる5人の少女。
リリアナがルオの頬にキスをする。
お返しのキスをするルオ。
小林が少女たちに聞いた。
「愛ちゃんたち、思い出させて悪いけど、なんか、シーが戦いの最中、兵士の心得みたいなのを言わなかったかい?」
人差し指で、アゴの下に差して、佐藤結衣が思い出して言った。
「たしかぁ、隊長があの時、私達がコクピットの中で文句やら大騒ぎした時かな、そんな私達を静める為に、たしかパンダ隊長が。僕は軍人だから……もし、上官から命令がない場合、」
続けて小林が、ルオが、そしてジェシカ、ジュリア、リリアナが腕組をしながら声を合わせて言う。
「もし、軍事作戦行動下、および戦闘状況下において、所属自軍より孤立、連絡不能時は独自の判断において直ちに脅威を排除せよ。排除範囲の限定は無い。機械化歩兵被服ならび人型重機動兵器部隊要綱項第13項 歩兵要綱第8号」
フフッと笑う小林小隊の2人とジェシカ小隊の3人。
ポカーンと兵士達を見る佐藤結衣、中村・スーザン・幸子、寺田麗子、鈴木絵里の4人。
きよしをジッと見つめる布村愛子。
少しの静寂。
何気に愛子がジェシカを見た。
そのジェシカを見てはっとする愛子。そのジェシカが潤んだ目できよしを見ている。成熟した女の目だ。
( ハッ! )
と、続けて驚く4人の少女。
全く別人の様に変化した妖艶な姿のジェシカ。
そのジェシカがお淑やかに立ち上がる。
大人の色気にビビる少女たち。
畳の上、音も立てずにきよしへ近寄る。目をつむるきよしの脇に優しく佇んだ。口を開けて2人を見る5人の少女。
ジェシカは裾をサッと直してしゃがんだ。
両手を広げて唇をへの字にするジュリア。リリアナもそんな雰囲気に誘われて、ルオの首にまとわり、ルオの頬にキスをして寄りかかる。
ジェシカがきよしの頭や顔を優しくなでた。
そのまま動かないきよし。
これから始まるであろう愛の奏をドキドキして見る5人の少女。
現実を突きつけられる瞬間が来るのだ。
涙目になる布村。
両手で顔を防ぐ佐藤結衣。
お互いの肩を掴んだまま止まる中村・スージー・幸子と寺田麗子。
顔を横に背ける鈴木絵里。
下唇をかんで、横を向くルーシー。
そんな彼女らを尻目に、愛おしく顔をきよしの頬に寄せるジェシカ。
しかし、一瞬。
( えっ?はあい? )
怪訝な顔して止まるジェシカ。
スースーと、息を立てて寝ているきよしだった。
振り向く少女たちとルーシー・スミス。
(( くぬぬっ……!寝てるんかいー! ))
きよしの首がガクンッと落ちた。
(( あー!はははっ! ))
もう!と、言って下を向いたきよしに軽くキスをして、笑いながらきよしに「ドンッ」と寄りかかるジェシカ。
ボケっとして目を覚ますきよし。
きよしはジェシカを見て照れ笑いをした。
一瞬で深寝して、訳が分からないきよしだった。
ジェシカも胸を押さえて笑った。
「あはははっ!さすがきよしだわさー!間を外す天才っだわさぁ!あはははっ!」
「あはははっ!きよしのぉ~きよしたる所以だなぁ、おい!ハハハハー!」
手を叩いて喜ぶ小林とルオ。
「もぅパンダ隊長~。キャハハハー!もう最高~!」
2次会の終わりも近づき、笑いで閉め始めるメンバーだった。
◇ ◇
第3部作が終わりました。
最後までお読みくださってありがとうございます😊
次、第4部作
「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ~マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 JUMP! JUMP! JUMP! 跳べ!跳べ!跳べ! No1.
に続きます。
とうとうAXISの威力偵察の前衛部隊が、北海道苫小牧市に上陸してくるのです。
お楽しみに~!
「大きい物だけ先に片づけるね。」
ルオが立ち上がり、移動トレー2脚を運んで来て片付けを始めた。
立ち上がる小林とジュリア。
リリアナも立ち上がり、ルオと一緒に片付けを始める。立ち上がろうとする布村やジェシカを、手の平で押さえて、任せてとジェスチャーするリリアナとジュリア。
「ありがとう。」
「ありがとう。で、ルーはどうするの?」
ジェシカが妹のルーシーに聞いた。
「お姉ちゃん。私、もう一緒にここで寝る。いいよね愛ちゃん。ソファーでもどこでもいいわよ。愛ちゃん?一緒にお泊りしていい?」
「はい、ベット空いてますから。ルーシーさん。一緒に泊まりましょうよ。お話しましょう。」
「ほんと!ありがとう、パパ達にメールするわ。ちょっと、待ってね。」
ここで泊まりますと、父親にメールするルーシー。
そんなルーシーをニコニコと見つめる布村たちとジェシカ。
マメなルオが小林と片付けを続けながら、全員にカクテルを作ってリリアナと一緒に配った。
スッとリリアナが2人分のカクテルを持って、ジェシカの横に座った。
リリアナを見てニッコリするジェシカ。カクテルを一口飲んだ。
「先程のお話の続きなんだけどぉ。実はね、愛ちゃんのインタビューのおかげでヨーロッパに大きな変化があったのよ。まぁヨーロッパから始まった大きな変化ね。愛ちゃん、何も隠さず答えたよね。そのおかげで、簡単に言うと世界が動いたの。名目中立国のスペインやイタリア、南米のブラジルやチリ、アルゼンチンの若い人たちが立ち上がりアクシスから離れて、西側同盟に今、手続き中よ。ドイツは、どっぷりチャイニーズ利権に漬かって残留見たい。残念だけどね。でも、凄い事よ。ホント。」
「へ~なんか良く解らないけど、愛子が世界を動かしたんだ。へぇ~」
「凄い、凄い。愛っ。でも日本ではそんなニュース見たことない。」
感心する寺田麗子と鈴木絵里。
「そんな当たり前の重大ニュースも流れない日本だから、当たり前の国に戻す働きかけが、今、水面下で起きてるんだけどね。日米同時にね!かなり時間が掛かるみたいだけど。ま、それはさておき。」
「でも、ジェシカさん。そんなに大それた事、私、答えてないと思いますけど。なんか、病室に外人のスタッフがギュウギュウと、カメラマンとかスタッフさんとか一杯来てさ、」
( コトッ。 )
コップを置いて、後ろの壁に寄りかかるきよし。
そして、思い出す様に話し始める。
「はははっ。そんな事あったなぁ。はは。」
きよしが足を伸ばして腕を組んだ。
そして笑顔のまま目を閉じて話した。
「もう、愛ちゃん……。」
「はい!」
きりっときよしを正座をして見る布村。
「ジェシーも。」
「ハイ!」
同じくキリッとしてきよしを見るジェシカ。
「はははっ。2人とも、もう、よそうよ。ジェシー。愛ちゃん。ボかぁ……僕は、兵士なんだ。正しいとか正しくないとか……ボかぁ死ぬまで戦うだけ。動けなくなるまで戦うだけ。ただぁそれだけ。だからボかぁ……。」
きよしを見つめるジェシカ小隊。
片付けの途中で一瞬止まりきよしを見る小林とルオだったが、フフンと鼻で笑って、また片付けを始めた。
同じように腕を組み目を閉じる3人の金髪の女性兵士。
優しい笑顔でコップを見つめる布村。
「だから僕は……か。」
復唱するジェシカ。
ゆっくり優しく目を開いてきよしを見つめた
ニッコリ頬杖をついて、テーブル上の水滴を指先でいじるルーシー。
「動けなくなるまで戦う……か。」
ニッコリする4人の少女。
小林とルオが片付けを終わり、座椅子に座りひと口、ジュースを飲んだ。
そして、小林が口を開いた。
「まぁ、シーが言いたいのは、あくまで自分は兵士。兵士だって事。だから政治や国のシガラミなんか関係ないって。そう言っているのさ。目の前の敵を殲滅するだけ。もしくは、シーはアタッカーだから、自分自身がデコイ、囮になって、敵を集めて一気に殲滅するだけ。特にアタッカーガンナーだからその思いが強烈なんだよな。なぁシー。ふふふ。」
目をつむり、壁に背中を付けて座っているきよしを見ながら、腕を組んで頷く小林。
そしてルオ。
「僕とリリアナはスナイパーガンナー。コマンダーの未央とジュリアが即興で立てた作戦指示に従うだけ。アタッカーガンナーが目一杯働ける、いわゆる戦いのステージを作るだけだわさ。アタッカーのバトルフィールド作り!ねぇ、ジェシカ姉さん。だわさ。」
小林とルオを感心してみる5人の少女。
リリアナがルオの頬にキスをする。
お返しのキスをするルオ。
小林が少女たちに聞いた。
「愛ちゃんたち、思い出させて悪いけど、なんか、シーが戦いの最中、兵士の心得みたいなのを言わなかったかい?」
人差し指で、アゴの下に差して、佐藤結衣が思い出して言った。
「たしかぁ、隊長があの時、私達がコクピットの中で文句やら大騒ぎした時かな、そんな私達を静める為に、たしかパンダ隊長が。僕は軍人だから……もし、上官から命令がない場合、」
続けて小林が、ルオが、そしてジェシカ、ジュリア、リリアナが腕組をしながら声を合わせて言う。
「もし、軍事作戦行動下、および戦闘状況下において、所属自軍より孤立、連絡不能時は独自の判断において直ちに脅威を排除せよ。排除範囲の限定は無い。機械化歩兵被服ならび人型重機動兵器部隊要綱項第13項 歩兵要綱第8号」
フフッと笑う小林小隊の2人とジェシカ小隊の3人。
ポカーンと兵士達を見る佐藤結衣、中村・スーザン・幸子、寺田麗子、鈴木絵里の4人。
きよしをジッと見つめる布村愛子。
少しの静寂。
何気に愛子がジェシカを見た。
そのジェシカを見てはっとする愛子。そのジェシカが潤んだ目できよしを見ている。成熟した女の目だ。
( ハッ! )
と、続けて驚く4人の少女。
全く別人の様に変化した妖艶な姿のジェシカ。
そのジェシカがお淑やかに立ち上がる。
大人の色気にビビる少女たち。
畳の上、音も立てずにきよしへ近寄る。目をつむるきよしの脇に優しく佇んだ。口を開けて2人を見る5人の少女。
ジェシカは裾をサッと直してしゃがんだ。
両手を広げて唇をへの字にするジュリア。リリアナもそんな雰囲気に誘われて、ルオの首にまとわり、ルオの頬にキスをして寄りかかる。
ジェシカがきよしの頭や顔を優しくなでた。
そのまま動かないきよし。
これから始まるであろう愛の奏をドキドキして見る5人の少女。
現実を突きつけられる瞬間が来るのだ。
涙目になる布村。
両手で顔を防ぐ佐藤結衣。
お互いの肩を掴んだまま止まる中村・スージー・幸子と寺田麗子。
顔を横に背ける鈴木絵里。
下唇をかんで、横を向くルーシー。
そんな彼女らを尻目に、愛おしく顔をきよしの頬に寄せるジェシカ。
しかし、一瞬。
( えっ?はあい? )
怪訝な顔して止まるジェシカ。
スースーと、息を立てて寝ているきよしだった。
振り向く少女たちとルーシー・スミス。
(( くぬぬっ……!寝てるんかいー! ))
きよしの首がガクンッと落ちた。
(( あー!はははっ! ))
もう!と、言って下を向いたきよしに軽くキスをして、笑いながらきよしに「ドンッ」と寄りかかるジェシカ。
ボケっとして目を覚ますきよし。
きよしはジェシカを見て照れ笑いをした。
一瞬で深寝して、訳が分からないきよしだった。
ジェシカも胸を押さえて笑った。
「あはははっ!さすがきよしだわさー!間を外す天才っだわさぁ!あはははっ!」
「あはははっ!きよしのぉ~きよしたる所以だなぁ、おい!ハハハハー!」
手を叩いて喜ぶ小林とルオ。
「もぅパンダ隊長~。キャハハハー!もう最高~!」
2次会の終わりも近づき、笑いで閉め始めるメンバーだった。
◇ ◇
第3部作が終わりました。
最後までお読みくださってありがとうございます😊
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お楽しみに~!
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