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第7章 第3次世界大戦前夜?
第2話 最強の「推しきよし」現る!
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(( うわー! ))
きよしの断末魔のような悲鳴。
昨年の対馬戦役に続く第2弾の悲鳴だった。
夫婦達が振り向くときよしを襲う金髪女性がいた。
ジェシカが必死にその女性の顔を押さえている。
「きゃー!私のお子ちゃまきよしィ~!きゃー、おねーちゃん止めて!きゃー腕どけてー!(英語)」
きよしを発見したジェシカの妹のルーシー・L・D・スミスが、いきなりきよしに抱き着いたのだった。
「ヘイッ!ルーシー!馬鹿な事しないで!ここは日本よ!あなたの言う、お淑やかな国よ!ルー!聞いてる?(英語)」
お淑やか。の言葉に反応した金髪美女。
「OH!(あっ!)」
宴会場の皆がルーシーに注目している。
あっ!と、気が付き真っ赤な顔をしておとなしくなり、正座する妹のルーシー。
きよしもへなへなと座った。
気を取り戻して、両手で強制的にきよしの腕を持ち握手するルーシー。
「初めまして、ルーシー・ルイ・ドレイフェス・ゴールド・スミスです。世界で1番最初のファンで、お子ちゃまきよしの「1番」の最強ファンです。小林小隊のワールドファンクラブの会長です。(英語)」
「えええーっ!」
(( パシンッ!パシンッ! ))
宴会場に響く、手の平で叩く音。
旦那の思いっきり肩を叩き、吉田美紀が手に口を当てて驚いていた。
横で旦那の吉田は、叩かれた肩を手で押さえたまま畳に倒れてもだえている。
吉田美紀もファースト会員だったのだ。
「きよし、ハグしていいですか?これが夢だったの。いきなりだけどぉ。(英語)」
呆れてそのやり取りを見る両家族の親たち。
繁を見て、照れ笑いをしながらしかたないジェスチャーをするジェシカ・ダディ。
「顔に一部モザイク掛けたらアップしていいよね。おねぇちゃん写真!写真!早くおねぇちゃん。(英語)」
「もーこの娘は、ごめんなさい、きよちゃん。写真撮ったらおとなしくしなさいよ!ルー!(英語)」
勝手に実の姉を使うルーシーに怒るジェシカ。
ジェシカは仕方なくハグしたシーンを何枚か写真をスマハンドで撮った。
「ハイ、撮ったわよ。みんな止まってるじゃない!早く席に行きなさい。(英語)」
「フン!……ありがとう、きよし。チュ。(英語)」
抱き着いたまま、勝手にきよしのほっぺにキスをした。
( あっ! )
赤くなるきよし。
(( あっ!人前でチューした! ))
(( コラッ! ))
その瞬間、かなりの殺意をもちながら見る女たち。
嫉妬と怒りと、そして殺意の巨大なオーラが立ち上る大宴会場。
いや、オーラではない。
5人の少女、吉田美紀から殺意の陽炎が頭からゆらゆらと登ったのだ。
「あっ!ルーッ!お前はっ!(英語)」
きよしがジェシカの腕を持ち、横に座らせた。
ルーシー・スミスは勝ち誇ってそっぽ向いて、畳の上を歩いて行き、寺田ファミリー横の座椅子に座った。
再び呆れるジェシカダディと一緒に苦笑いして、あきれる繁と京子。2人は、とりあえずジェシカパパとレイチェルママを、座椅子に座るよう腕を伸ばして案内をした。
佐藤誠と握手をして、横で座る妻の佐藤結菜(ゆうな)に軽くハグをしてから、結衣の横の座椅子にドスンと座るカーボーイ叔父さん。
妻のレイチェルにカーボーイハットを脱げと催促されて、後ろにハットを置くジェシカダディー。
振り向く時、肩が結衣に、ぶつかり謝るジェシカダディ。
「オー、ソーリー。お嬢さん、ごめんなさいね。おー、めっちゃ綺麗なお嬢ちゃん。」
座椅子から身を乗り出して結衣の父に話かけるダディー。
「へい、誠!誠のお嬢さんかい?(英語)」
佐藤誠はニコニコして、答える。
「マイコー、娘の結衣だ。結衣?」
父親と目の合う結衣。
そこは大企業の社長の娘。
「はい。」
急に淑やかになり、返事をして立ち上がり、両膝に浴衣を織入れて女将の様に座り直し、三つ指をついてジェシカダディーに挨拶をした。
恐らくそんなお淑やかな結衣の姿は初めて見るのだろうか、仲間の少女たちも身を乗り出して驚いて佐藤結衣を見た。
まぁ彼女たちもお嬢様なのだが。
「佐藤の娘の結衣です。始めまして。奥様も、お嬢様も始めまして。(英語)」
そしてニコニコして結衣と握手するジェシカダディ、ママと妹のルーシーだった。
結衣がチラッと、きよしを見る。
急な変わりようの自分を見て驚くきよしを見てから、なぜか強気になり、ルーシーを見下して一瞬睨んだ。
先程のルーシーの蛮行が許せなかったのだ。
(まぁ、生きるの死ぬの、対馬の戦場で素っ裸のまま、きよしに抱き着く結衣も同類の「人類」なのだが。)
しかし、受けて立つルーシー。
ホントに一瞬だが、2人の目線で、強烈な火花が散った。
呆れる父の誠と、両手を開いてへの字の唇をするジェシカダディー。
妻のレイチェルが、結衣をまぁ、まぁ座りましょうと手を引いた。
なぜか笑いを我慢して見ている、ヴィクトリアとゾフィアだった。
( ぷぅ、やめてー。腹筋痛い。クク腹筋 )
ルーシーは横に座ると、自分を見ている笑い涙のヴィクトリアとゾフィアに握手した。
そして、再び叫び声。
( OHHH!うそ~!マジ!オーマガッ!オーマイガッシュ(英語) )
いきなりの叫び声。
口を押えて驚くルーシー。
横に座る金髪の2人の素性を知って大驚きのルーシーだった。
コアなミリオタのルーシーは隣の2人は、大変な英雄であることが判ったのだ。
となりの座椅子に座るのが、ポーランド海軍の第3機動部隊、旗艦「エミリア・プラテル」艦長で、艦隊司令のゾフィア・ヴィチック少将。
そして、そのとなりは、第2機動部隊の急襲打撃群HARMOR母艦「ステファン・ヴァシンスキー」艦長で、第2艦隊司令のヴィクトリア・カミンスカ准将と判ったのだった。
2人は昨年の対馬侵攻後、突然ロシア黒海艦隊より攻撃を受けたが、半日も掛からずにカウンター攻撃。
最新鋭のロシア艦隊を一隻残らず撃滅した大功労者で、中央ヨーロッパの英雄だった。
ミリオタのルーシーが知らないわけもなかった。
すぐ行動するルーシーは、いきなり腕を上げてスマハンドで3人で、自撮りを始めた。
「Oh, Noh~。No,LUE~。」
呆れながら妹を見るジェシカだった。
「うふふっ。もう、ったく!ルーったら変わらないわぁ。きよっ、驚かせてごめんね~。きよちゃん。」
きよしの太ももに手を置くジェシカ。
後ろ頭を搔きながら笑うきよし。
「はははっ!なんだかなぁ~。ホテルに着いてから驚きの連続で。はははっ。でもジェシカと一緒だから、楽しいなぁ。うん。楽しい。はははっ。」
そして、場が持たず、ごまかしを兼ねてお茶碗をもって白米とおかずを頬張る「お子ちゃまきよし」だった。
「もう、きよちゃんたらっ。うふふ。」
イチャイチャする2人をみる、繁と京子、マイケルとレイチェルのふた家族だった。
きよしの断末魔のような悲鳴。
昨年の対馬戦役に続く第2弾の悲鳴だった。
夫婦達が振り向くときよしを襲う金髪女性がいた。
ジェシカが必死にその女性の顔を押さえている。
「きゃー!私のお子ちゃまきよしィ~!きゃー、おねーちゃん止めて!きゃー腕どけてー!(英語)」
きよしを発見したジェシカの妹のルーシー・L・D・スミスが、いきなりきよしに抱き着いたのだった。
「ヘイッ!ルーシー!馬鹿な事しないで!ここは日本よ!あなたの言う、お淑やかな国よ!ルー!聞いてる?(英語)」
お淑やか。の言葉に反応した金髪美女。
「OH!(あっ!)」
宴会場の皆がルーシーに注目している。
あっ!と、気が付き真っ赤な顔をしておとなしくなり、正座する妹のルーシー。
きよしもへなへなと座った。
気を取り戻して、両手で強制的にきよしの腕を持ち握手するルーシー。
「初めまして、ルーシー・ルイ・ドレイフェス・ゴールド・スミスです。世界で1番最初のファンで、お子ちゃまきよしの「1番」の最強ファンです。小林小隊のワールドファンクラブの会長です。(英語)」
「えええーっ!」
(( パシンッ!パシンッ! ))
宴会場に響く、手の平で叩く音。
旦那の思いっきり肩を叩き、吉田美紀が手に口を当てて驚いていた。
横で旦那の吉田は、叩かれた肩を手で押さえたまま畳に倒れてもだえている。
吉田美紀もファースト会員だったのだ。
「きよし、ハグしていいですか?これが夢だったの。いきなりだけどぉ。(英語)」
呆れてそのやり取りを見る両家族の親たち。
繁を見て、照れ笑いをしながらしかたないジェスチャーをするジェシカ・ダディ。
「顔に一部モザイク掛けたらアップしていいよね。おねぇちゃん写真!写真!早くおねぇちゃん。(英語)」
「もーこの娘は、ごめんなさい、きよちゃん。写真撮ったらおとなしくしなさいよ!ルー!(英語)」
勝手に実の姉を使うルーシーに怒るジェシカ。
ジェシカは仕方なくハグしたシーンを何枚か写真をスマハンドで撮った。
「ハイ、撮ったわよ。みんな止まってるじゃない!早く席に行きなさい。(英語)」
「フン!……ありがとう、きよし。チュ。(英語)」
抱き着いたまま、勝手にきよしのほっぺにキスをした。
( あっ! )
赤くなるきよし。
(( あっ!人前でチューした! ))
(( コラッ! ))
その瞬間、かなりの殺意をもちながら見る女たち。
嫉妬と怒りと、そして殺意の巨大なオーラが立ち上る大宴会場。
いや、オーラではない。
5人の少女、吉田美紀から殺意の陽炎が頭からゆらゆらと登ったのだ。
「あっ!ルーッ!お前はっ!(英語)」
きよしがジェシカの腕を持ち、横に座らせた。
ルーシー・スミスは勝ち誇ってそっぽ向いて、畳の上を歩いて行き、寺田ファミリー横の座椅子に座った。
再び呆れるジェシカダディと一緒に苦笑いして、あきれる繁と京子。2人は、とりあえずジェシカパパとレイチェルママを、座椅子に座るよう腕を伸ばして案内をした。
佐藤誠と握手をして、横で座る妻の佐藤結菜(ゆうな)に軽くハグをしてから、結衣の横の座椅子にドスンと座るカーボーイ叔父さん。
妻のレイチェルにカーボーイハットを脱げと催促されて、後ろにハットを置くジェシカダディー。
振り向く時、肩が結衣に、ぶつかり謝るジェシカダディ。
「オー、ソーリー。お嬢さん、ごめんなさいね。おー、めっちゃ綺麗なお嬢ちゃん。」
座椅子から身を乗り出して結衣の父に話かけるダディー。
「へい、誠!誠のお嬢さんかい?(英語)」
佐藤誠はニコニコして、答える。
「マイコー、娘の結衣だ。結衣?」
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「はい。」
急に淑やかになり、返事をして立ち上がり、両膝に浴衣を織入れて女将の様に座り直し、三つ指をついてジェシカダディーに挨拶をした。
恐らくそんなお淑やかな結衣の姿は初めて見るのだろうか、仲間の少女たちも身を乗り出して驚いて佐藤結衣を見た。
まぁ彼女たちもお嬢様なのだが。
「佐藤の娘の結衣です。始めまして。奥様も、お嬢様も始めまして。(英語)」
そしてニコニコして結衣と握手するジェシカダディ、ママと妹のルーシーだった。
結衣がチラッと、きよしを見る。
急な変わりようの自分を見て驚くきよしを見てから、なぜか強気になり、ルーシーを見下して一瞬睨んだ。
先程のルーシーの蛮行が許せなかったのだ。
(まぁ、生きるの死ぬの、対馬の戦場で素っ裸のまま、きよしに抱き着く結衣も同類の「人類」なのだが。)
しかし、受けて立つルーシー。
ホントに一瞬だが、2人の目線で、強烈な火花が散った。
呆れる父の誠と、両手を開いてへの字の唇をするジェシカダディー。
妻のレイチェルが、結衣をまぁ、まぁ座りましょうと手を引いた。
なぜか笑いを我慢して見ている、ヴィクトリアとゾフィアだった。
( ぷぅ、やめてー。腹筋痛い。クク腹筋 )
ルーシーは横に座ると、自分を見ている笑い涙のヴィクトリアとゾフィアに握手した。
そして、再び叫び声。
( OHHH!うそ~!マジ!オーマガッ!オーマイガッシュ(英語) )
いきなりの叫び声。
口を押えて驚くルーシー。
横に座る金髪の2人の素性を知って大驚きのルーシーだった。
コアなミリオタのルーシーは隣の2人は、大変な英雄であることが判ったのだ。
となりの座椅子に座るのが、ポーランド海軍の第3機動部隊、旗艦「エミリア・プラテル」艦長で、艦隊司令のゾフィア・ヴィチック少将。
そして、そのとなりは、第2機動部隊の急襲打撃群HARMOR母艦「ステファン・ヴァシンスキー」艦長で、第2艦隊司令のヴィクトリア・カミンスカ准将と判ったのだった。
2人は昨年の対馬侵攻後、突然ロシア黒海艦隊より攻撃を受けたが、半日も掛からずにカウンター攻撃。
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ミリオタのルーシーが知らないわけもなかった。
すぐ行動するルーシーは、いきなり腕を上げてスマハンドで3人で、自撮りを始めた。
「Oh, Noh~。No,LUE~。」
呆れながら妹を見るジェシカだった。
「うふふっ。もう、ったく!ルーったら変わらないわぁ。きよっ、驚かせてごめんね~。きよちゃん。」
きよしの太ももに手を置くジェシカ。
後ろ頭を搔きながら笑うきよし。
「はははっ!なんだかなぁ~。ホテルに着いてから驚きの連続で。はははっ。でもジェシカと一緒だから、楽しいなぁ。うん。楽しい。はははっ。」
そして、場が持たず、ごまかしを兼ねてお茶碗をもって白米とおかずを頬張る「お子ちゃまきよし」だった。
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