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最強「姫乃」
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ママが亡くなって東京に来てから、パパはますます心配性になった。
ママ譲りでどんどん可愛く成長していく姫乃に、これでは危険だと言って習い事を始めさせた。
少林寺拳法。
空手。
柔道。
遊ぶ暇もないくらいに。
別にそのことを恨んでいるわけじゃない。
実際襲われたことも何回かあるし、そのたびに護身術を習っていてよかったと実感している。
元々素質があったらしい姫乃は、いつしか東京では敵う者がいないほど強くなっていた。
不敗神話が広まり、顔も名前も売れてしまった。
まったく知らない人から果たし状を受けたりなどいろいろ大変な思いもしたが、中学の途中までは上手くいってた。
その頃、私はNo.1の地位を不動のものにしていた。
そんなものに興味なんてなかったのに。
でも私の思いとは裏腹に、正攻法では敵わないと知ると卑怯な手を使う奴が出てきたのだ。
弱みにつけ込もうとする輩。
私の弱みは『友達』だった。
ママ譲りでどんどん可愛く成長していく姫乃に、これでは危険だと言って習い事を始めさせた。
少林寺拳法。
空手。
柔道。
遊ぶ暇もないくらいに。
別にそのことを恨んでいるわけじゃない。
実際襲われたことも何回かあるし、そのたびに護身術を習っていてよかったと実感している。
元々素質があったらしい姫乃は、いつしか東京では敵う者がいないほど強くなっていた。
不敗神話が広まり、顔も名前も売れてしまった。
まったく知らない人から果たし状を受けたりなどいろいろ大変な思いもしたが、中学の途中までは上手くいってた。
その頃、私はNo.1の地位を不動のものにしていた。
そんなものに興味なんてなかったのに。
でも私の思いとは裏腹に、正攻法では敵わないと知ると卑怯な手を使う奴が出てきたのだ。
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私の弱みは『友達』だった。
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