佰肆拾字のお話

紀之介

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アンタは好きな筈

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「このレシピ、あり得なくない?」

「いや、アンタは好きな筈」

「でも、このふたつは合わないでしょ??」

「…先週のトマト料理、覚えてる?」

「うん。」

「……あれが、そのレシピで作ったのだから」

「アレって── 大根が入ってたの?」

「うん。あんた、大絶賛してたよね!?」

「・・・」
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