佰肆拾字のお話

紀之介

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871~880

いつまで経っても

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「今── 史上最高の空腹なのかも」

「は?!」

「だって、絵衣の料理が美味しい。」

「…」

「空腹って、最高の調味料だって言うし!」

「……経験を積んで、私の腕が上がったの」

「うそ」

「何でおばちゃんの中の私は、いつまで経っても料理下手な小娘な訳?」

「ごめん、ごめん☆」
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