佰肆拾字のお話

紀之介

文字の大きさ
上 下
868 / 945
861~870

似た様な感じだし

しおりを挟む
「節分の豆は?」

「…買い忘れた」

「じゃあ、何を撒くの!?」

「……これ」

「ハムスターの餌のペレット?」

「ほら。似た様な感じだし!」

「これを…年の数だけ食べるの??」

「その分は、明日買ってくるから」

「─」

「あ。撒くのは、この箱の中にね? その方が後で楽だし」

「──」
しおりを挟む

処理中です...