佰肆拾字のお話

紀之介

文字の大きさ
上 下
806 / 945
801~810

首輪とリード

しおりを挟む
「じゃあ、ひとりで行って来て♪」

「…だったら、何で僕は……首輪とリードを付けさせられた訳?」

「うそ?! 犬みたいに、私に散歩させて欲しかったの?」

「そんな訳ないでしょ!?」

「だよねぇ」

「じゃあ── 首輪とリード、もう外すから」

「それは駄目☆」

「え?!」
しおりを挟む

処理中です...